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すり‐あげ【△磨り上げ】🔗🔉

すり‐あげ【磨り上げ】 やすりで刀身の根本部をすって区(まち)を上げ、茎(なかご)の先端を切って刀剣を短くすること。また、その刀。

すり‐うす【△磨り×臼】🔗🔉

すり‐うす【磨り×臼】 もみがらを取ったり、粉をひいたりするための臼。上下二つの円筒形の臼からなり、上の臼を回転させて穀物をする。唐臼(とううす)

すり‐おろ・す【△磨り下ろす・×摺り下ろす・×擂り下ろす】🔗🔉

すり‐おろ・す【磨り下ろす・×摺り下ろす・×擂り下ろす】 [動サ五(四)]すって細かくする。すって、砕いたりまた粉にしたりする。「墨を―・す」「わさびを―・す」

すり‐ガラス【△磨りガラス】🔗🔉

すり‐ガラス【磨りガラス】 表面を金剛砂などですって細かい凹凸をつけ不透明にしたガラス。つや消しガラス。曇りガラス。

すり‐くだ・く【×擂り砕く・△磨り砕く】🔗🔉

すり‐くだ・く【×擂り砕く・磨り砕く】 [動カ五(四)]すって小さく砕く。すりつぶす。「アワを―・いて小鳥に与える」

すり‐こ【△磨り粉】🔗🔉

すり‐こ【磨り粉】 米をすり砕いて粉にしたもの。湯で溶いて、乳児に乳の代わりとして与えた。「夜ふけて、この子泣きやまねば…―に地黄煎(ぢわうせん)入れて焼(た)きかへし」〈浮・胸算用・三〉

すり‐だし【△磨り出し】🔗🔉

すり‐だし【磨り出し】 すり出すこと。また、そのもの。《すって火を出すところから》マッチ。

すりだし‐まきえ【△磨り出し×蒔絵】‐まきヱ🔗🔉

すりだし‐まきえ【磨り出し×蒔絵】‐まきヱ (と)ぎ出し蒔絵

すり‐だ・す【△磨り出す】🔗🔉

すり‐だ・す【磨り出す】 [動サ五(四)]とぎみがいて光沢や模様を出す。「銅板に絵を―・す」

すり‐つぶ・す【△磨り×潰す・×擂り×潰す】🔗🔉

すり‐つぶ・す【磨り×潰す・×擂り×潰す】 [動サ五(四)]すって細かく砕く。すって原形をなくする。「大豆を―・す」財産をなくす。財産を使い果たす。「道楽して身代を―・す」

すり‐ぬか【△磨り×糠・×摺り×糠】🔗🔉

すり‐ぬか【磨り×糠・×摺り×糠】 もみをするときに出る殻。もみがら。もみぬか。

すりはり‐とうげ【磨針峠】‐たうげ🔗🔉

すりはり‐とうげ【磨針峠】‐たうげ 滋賀県東部、彦根市にある峠。旧中山道の難所。

すり‐ひざ【擦り×膝・△磨り×膝】🔗🔉

すり‐ひざ【擦り×膝・磨り×膝】 ひざがしらで畳などを擦りながら進むこと。膝行(しつこう)

すり‐へら・す【△磨り減らす・△摩り減らす】🔗🔉

すり‐へら・す【磨り減らす・摩り減らす】 [動サ五(四)]こすって減らす。こすって少なくする。「靴底を―・して歩き回る」「―・した墨」激しく使って弱くする。使いすぎてだめにする。「神経を―・す」少しずつ減らす。「身代を―・す」

すり‐へ・る【△磨り減る・△摩り減る】🔗🔉

すり‐へ・る【磨り減る・摩り減る】 [動ラ五(四)]こすれて少なくなる。「靴のかかとが―・る」「―・ったタイヤ」使いすぎて衰える。消耗する。「客の接待で神経が―・る」少しずつなくなる。「財産が―・る」

す・る【擦る・△摩る・△磨る】🔗🔉

す・る【擦る・摩る・磨る】 [動ラ五(四)]物に、他の物を強く触れ合わせて動かす。こする。「マッチを―・る」物の表面に他の物を押し付けて繰り返し動かす。「やすりで―・って仕上げる」「墨を―・る」賭事(かけごと)などで、金を使ってなくす。費やす。すり減らす。「競馬で財産を―・った」「元も子も―・ってしまう」(「擂る」と書く)すり鉢などに入れて、触れ合わせて細かく砕く。「味噌を―・る」 [可能]すれる[動ラ下二]「すれる」の文語形。

するす【△磨×臼】🔗🔉

するす【×臼】 「すりうす」の音変化。

する‐すみ【×摺墨・△磨墨】🔗🔉

する‐すみ【×摺墨・磨墨】 《墨はすって使うところから》墨。また、墨の色。梶原景季(かじわらかげすえ)が源頼朝から賜った名馬の名。→宇治川の先陣争い

す・れる【擦れる・△摩れる・△磨れる】🔗🔉

す・れる【擦れる・摩れる・磨れる】 [動ラ下一]す・る[ラ下二]物と物とが触れ合って動く。こすれる。「木の葉が―・れる」物と物とが強く触れ合ったり、絶えず接触した状態で動いたりして、痛んだり減ったりする。「靴の底が―・れてきた」「袖口が―・れる」「表紙が―・れて破れる」いろいろの経験をして、純粋な気持ちがなくなる。世間ずれがする。「都会の波にもまれて―・れる」

とぎ‐じる【△磨ぎ汁】🔗🔉

とぎ‐じる【磨ぎ汁】 《「とぎしる」とも》米をといだあとの白く濁った水。とぎみず。

とぎ‐みず【研(ぎ)水・△磨ぎ水】‐みづ🔗🔉

とぎ‐みず【研(ぎ)水・磨ぎ水】‐みづ 物をとぐのに使う水。米をといだ水。しろみず。とぎ汁。

と・ぐ【研ぐ・△磨ぐ】🔗🔉

と・ぐ【研ぐ・磨ぐ】 [動ガ五(四)]刃物を砥石(といし)や皮でこすってよく切れるようにする。「刀を―・ぐ」米などを水の中でこするようにして洗う。「米を―・ぐ」みがいてつやを出したり、汚れを取ったりする。「鏡を―・ぐ」 [可能]とげる

ま‐がい【磨×崖・摩×崖】🔗🔉

ま‐がい【磨×崖・摩×崖】 自然の懸崖(けんがい)または大石の表面を磨いて、文字・画像などを陰刻または浮き彫りにしたもの。

まがい‐ぶつ【磨×崖仏】🔗🔉

まがい‐ぶつ【磨×崖仏】 自然の懸崖または大石に仏像を彫刻したもの。インド・中国に多く、日本では平安時代に製作された大分県臼杵(うすき)・栃木県大谷(おおや)のものが有名。

まかつ‐きゅう【磨×羯宮】🔗🔉

まかつ‐きゅう【磨×羯宮】 黄道十二宮の第一〇宮。山羊(やぎ)座に相当したが、歳差により春分点が移動したため、現在は大部分が射手(いて)座の中にある。太陽は一二月二二日〜一月二一日ごろこの宮にある。

まけん‐し【磨研紙】🔗🔉

まけん‐し【磨研紙】 かみやすり。サンドペーパー。

まこういんきょう【磨光韻鏡】マクワウヰンキヤウ🔗🔉

まこういんきょう【磨光韻鏡】マクワウヰンキヤウ 江戸中期の音韻書。二巻。文雄(もんのう)著。延享元年(一七四四)刊。中国の音韻図「韻鏡」の研究書で、その構成原理を校訂図示し、使用法と音韻一般を解説したもの。

まし‐き【磨糸機】🔗🔉

まし‐き【磨糸機】 紡績の工程で、糸を摩擦して太さのむらをなくしたり、毛羽を取ってつやを出したりするのに用いる機械。

ませい‐せっき【磨製石器】‐セキキ🔗🔉

ませい‐せっき【磨製石器】‐セキキ 磨いて仕上げた石器。日本では縄文・弥生時代に一般化し、用途によって打製石器と作り分けている。

ま‐そん【摩損・磨損】🔗🔉

ま‐そん【摩損・磨損】 [名]スル摩擦によって減ること。すりへること。「ゴムのパッキングが―する」

ま‐めつ【摩滅・磨滅】🔗🔉

ま‐めつ【摩滅・磨滅】 [名]スルすりへること。すれてなくなること。「靴底が―する」

ま‐もう【摩耗・磨耗】🔗🔉

ま‐もう【摩耗・磨耗】 [名]スルかたい材質の物が、すりへること。特に、機械の部品や道具にいう。「―した車軸を交換する」

ま‐れい【磨×礪】🔗🔉

ま‐れい【磨×礪】 [名]スル刃物などをとぎみがくこと。転じて、学問や技芸などにはげむこと。

みがき【磨き・△研き】🔗🔉

みがき【磨き・研き】 磨くこと。また、磨いて出した光沢。「床柱はまだまだ―が足りない」「靴―」「歯―」修練してよりすぐれたものにすること。「芸によりいっそうの―を加える」

磨きが掛か・る🔗🔉

磨きが掛か・る 磨いていっそう美しくなる。転じて、鍛錬の結果、よりすぐれたものになる。「投球術に―・る」

磨きを掛・ける🔗🔉

磨きを掛・ける 磨いていっそう美しくなるようにする。転じて、よりすぐれたものになるようにきたえる。「得意の英語に―・ける」

みがき‐あ・げる【磨き上げる】🔗🔉

みがき‐あ・げる【磨き上げる】 [動ガ下一]みがきあ・ぐ[ガ下二]磨いて仕上げをする。完全に磨く。「靴をピカピカに―・げる」鍛練などで、よりすぐれた状態にする。「―・げられた職人の腕」

みがき‐こ【磨き粉】🔗🔉

みがき‐こ【磨き粉】 物を磨くのに用いる粉。

みがき‐ずな【磨き砂】🔗🔉

みがき‐ずな【磨き砂】 金属製の器物を磨くのに用いる凝灰岩質の砂。歯磨き粉としても用いられた。

みがき‐た・てる【磨き立てる】🔗🔉

みがき‐た・てる【磨き立てる】 [動タ下一]みがきた・つ[タ下二]念を入れて磨く。「―・てた床」美しく身なりをよそおう。「―・てて外出する」

みがき‐ぼん【磨き盆】🔗🔉

みがき‐ぼん【磨き盆】 七月七日または一三日のこと。この日に仏具や食器を洗ったり磨いたりして、盂蘭盆(うらぼん)迎えの準備をする。膳洗い。お磨き。

みがき‐まるた【磨き丸太】🔗🔉

みがき‐まるた【磨き丸太】 樹皮をはがしたままの丸太を、表面を滑らかに磨き上げたもの。床柱・丸桁(がぎよう)などに用いる。

みが・く【磨く・△研く・×琢く】🔗🔉

みが・く【磨く・研く・×琢く】 [動カ五(四)]物の表面を研いでなめらかにする。「レンズを―・く」こすって汚れをとったり、つやを出したりする。「歯を―・く」「床を―・く」念入りに手入れをして美しくする。「肌を―・く」努力して学問や芸をますます上達させる。「腕を―・く」栄えを増す。光彩を加える。「対の上の御もてなしに―・かれて」〈源・若菜上〉 [可能]みがける

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[音]バ    マ [訓]みが‐く [部首]石 [総画数]16 [コード]区点    4365      JIS   4B61      S‐JIS 9681 [分類]常用漢字 [難読語] →くま‐がわ【球磨川】こんま【羯磨】しかま【飾磨】しま‐ごん【紫磨金】するす【磨臼】だるま【達磨】はりま【播磨】ま‐がい【磨崖・摩崖】ま‐れい【磨礪】

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