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広辞苑の検索結果 (3)
け‐し【芥子・罌粟】🔗⭐🔉
け‐し【芥子・罌粟】
①ケシ科の越年草。西アジア・東南ヨーロッパ原産。高さ約1メートル。葉は白粉を帯びる。5月頃、白・紅・紅紫・紫などの4弁花を開く。蒴果さくかは球形。未熟の果実の乳液から阿片・モルヒネを製する。このため一般の栽培は禁じられている。栽培の歴史はきわめて古く、中国へは7世紀頃に、日本には室町時代には伝わっていたといわれる。なお、広くはケシ属植物の総称。観賞用に栽培されるオニゲシ・ヒナゲシなどを含む。「罌粟の花」は〈[季]夏〉。〈伊京集〉
②カラシナの種子。護摩に焚いた。源氏物語葵「ただ―の香にしみかへりたる」
③(ケシ・カラシナの種子が小さいことから)微小なことにたとえる。今昔物語集1「菩薩、―ばかりも犯され給ふ事なし」
④(→)芥子玉1の略。
⑤(→)芥子括けしぐくり1の略。
⑥幼児の髪型。芥子坊主。徳和歌後万載集「ことしよりつむりに―を置きそめて千代万代の数とりにせん」
⑦女が日本髪を結う時、まず少しばかりの髪を頂の真中で束ね結ぶもの。
⑧鎧よろいの金具廻かなぐまわりの包み革に打つこまかい留鋲。小桜鋲。
けし‐か【罌粟科】‥クワ🔗⭐🔉
けし‐か【罌粟科】‥クワ
双子葉植物の一科。草本で花は4弁、稀に低木。有毒なものが多い。主に北半球に約40属650種、日本に6属30種がある。ケシ類・クサノオウ・オサバグサのほか高山性のコマクサ、雑草のタケニグサなど。
[漢]罌🔗⭐🔉
罌 字形
〔缶部14画/20画/7002・6622〕
〔音〕オウ〈アウ〉(漢)
[意味]
胴が太く口がつぼんだかめ。ほとぎ。もたい。
▷[
]は異体字。
[難読]
罌粟けし
〔缶部14画/20画/7002・6622〕
〔音〕オウ〈アウ〉(漢)
[意味]
胴が太く口がつぼんだかめ。ほとぎ。もたい。
▷[
]は異体字。
[難読]
罌粟けし
大辞林の検索結果 (2)
け-し【芥子・罌粟】🔗⭐🔉
け-し [0] 【芥子・罌粟】
(1)ケシ科の大形二年草。東ヨーロッパ原産。高さ約1メートル。葉は緑白色で基部は茎を抱く。初夏,茎頂に紅・紅紫・白などの大きな四弁花を単生し,球形の果実を結ぶ。種子は小さく黒または白で多数あり,芥子油をとるほか,パンや和菓子の飾りに用いる。未熟の果実から阿片がとれるので,一般の栽培は禁止されている。
〔「芥子の花」は [季]夏。《己れ毒と知らで咲きけり―の花/虚子》〕
(2)ケシ科ケシ属の草花の総称。ヒナゲシ・オニゲシなど。
(3)カラシナの古名。特に,その種子。食用・薬用とするほか,仏寺で護摩をたくのに用いる。
(4)「芥子玉(ケシダマ)」に同じ。
(5)鎧(ヨロイ)の飾り。こまかい鋲(ビヨウ)を飾りに打ちつけたもの。
(6)「芥子坊主(ケシボウズ){(2)}」に同じ。
(7)(名詞の上に付いて)きわめて小さいの意を添える。「―粒」「―本」
芥子(1)
[図]
[図]
けし-か【芥子科・罌粟科】🔗⭐🔉
けし-か ―クワ [0] 【芥子科・罌粟科】
双子葉植物離弁花類の一科。北半球の温帯に多く,世界に四七属約七〇〇種ある。草本で,しばしば乳汁をもつ。葉は互生。花は両性。果実は
果(サクカ)。コマクサ属・キケマン属は花に距(キヨ)または苞(ホウ)があり角果を結ぶので別科とすることがある。ケシ・ヒナゲシ・タケニグサ・クサノオウ・コマクサ・キケマンなど。
果(サクカ)。コマクサ属・キケマン属は花に距(キヨ)または苞(ホウ)があり角果を結ぶので別科とすることがある。ケシ・ヒナゲシ・タケニグサ・クサノオウ・コマクサ・キケマンなど。
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