複数辞典一括検索+![]()
![]()
広辞苑の検索結果 (18)
あい‐そめ【逢い初め】アヒ‥🔗⭐🔉
あい‐そめ【逢い初め】アヒ‥
(アイゾメとも)人とはじめて逢うこと。恋人との関係でいうことが多い。日葡辞書「アノヒトニイマアイソメヂャ」
あい‐ちがい【逢い違い】アヒチガヒ🔗⭐🔉
あい‐ちがい【逢い違い】アヒチガヒ
会うために訪れた先で相手が出かけていて会えないこと。行き違い。泉鏡花、婦系図「又―になりませんやうに」
あい‐びき【相引・合引】アヒ‥🔗⭐🔉
あい‐びき【相引・合引】アヒ‥
①敵味方が互いに弓を引くこと。平家物語4「敵射るとも―すな」
②敵味方がともにひき退くこと。謡曲、八島「船は沖へ、陸は陣へ、―に引く潮の」
③(「逢引」「媾曳」と書く)互いに語りあってひそかに事をたくらむこと。特に男女の密会をいう。木下尚江、良人の自白「千鳥ツて待合で密会あいびきだとね」
④「相引の緒」の略。
⑤(歌舞伎で)
㋐鬘かつらの左右につける紐。後頭部で結ぶ。
㋑衣裳・小道具などに仕掛けた糸・細紐の称。
㋒俳優が演技中に腰掛ける方形の箱。
⑥袴の両脇の下部の前後を縫い合わせた所。ここをつまみあげ、股立ちを取る。
⇒あいびき‐の‐お【相引の緒】
あ・う【合う・会う・逢う・遭う・遇う】アフ🔗⭐🔉
あ・う【合う・会う・逢う・遭う・遇う】アフ
〔自五〕
➊《合》二つ以上の事物が寄り集まる。
①一つに集まる。合する。万葉集13「玉こそば緒の絶えぬれば括くくりつつ又も―・ふと言へ」。「二つの川が―・う地点」「目と目が―・う」「両者の呼吸が―・う」
②二つのものの形・性質・内容などが同じになる。合致する。一致する。
▷対象を表す格助詞には「に」「と」が使われる。源氏物語若紫「この夢―・ふまで、また人にまねぶな」。源氏物語行幸「たけだちそぞろかに物し給ふに太さも―・ひて」。「割印が―・う」「足に―・わない靴」「答が―・う」
③二つのものが、互いに相手を悪くすることなく一緒に存在する。似合う。釣り合う。調和する。適合する。
▷対象を表す格助詞には「に」「と」が使われる。土佐日記「人の程に―・はねばとがむるなり」。源氏物語明石「ある限りひきすまし給へるにかのをかべの家も松のひびき波のおとに―・ひて」。日葡辞書「カミソリガワウ」。「服に―・った靴」「現実に―・った企画」「あいつとはうまが―・う」
④差引きで得が出る。計算があう。割にあう。引き合う。「―・わない仕事を引き受ける」
➋《会・逢・遭・遇》二つ以上が寄り集まり、相手を認める。
①《会・逢》互いに顔を見て相手を認識する。顔を合わせる。対面する。会見する。対する。面と向かう。古事記中「嬢子おとめに直ただに―・はむと」。徒然草「かたへの人に―・ひて」。「旅先で友達に―・う」「―・って話をする」
②進んで行ったら向うから来て、互いに顔を見る。偶然出くわす。出会う。行き会う。
▷古くは先方を主語にして「…(の)あふ」の形で使われた。伊勢物語「物心細くすずろなるめを見ることと思ふに修行者―・ひたり」。「悪い時に悪い人と―・う」
③《遭・遇》何かをしている時に、悪い事態が自分の身に起こる。いやな体験をする。遭遇する。拾遺和歌集別「たみのの島のほとりにて雨に―・ひて」。日葡辞書「ナンギニワウ」。「盗難に―・う」
④(ある時に)めぐり合う。生まれ合わせる。万葉集6「天地の栄ゆる時に―・へらく思へば」。日葡辞書「ヨイトキニマイリワウタ」
⑤結婚する。竹取物語「つひに男―・はせざらむやは」
⑥(相手に)立ち向かう。たたかう。万葉集1「香具山と耳梨山と―・ひし時」。平家物語9「強ち一条次郎殿の手で軍いくさをばするか、誰にも―・へかし」
➌《合》(他の動詞の連用形に付いて)二つ以上のものが同時に、その動作をする。一緒に…する。互いに…する。竹取物語「大納言をそしり―・ひたり」。源氏物語賢木「賭物かけものどもなど二なくていどみ―・へり」。「皆で喜び―・う」「愛し―・う」「競い―・う」
◇ぴったりあう、互いに…する意では「合」、人とあう意では「会」「逢」、偶然にあう場合は「遭」「遇」を使うことが多い。特に「遭」は好ましくないことにあう意で広く使う。
⇒逢うた時に笠を脱げ
⇒合うたり叶うたり
⇒逢うは別れの始め
⇒合うも不思議合わぬも不思議
⇒合わぬ蓋あれば合う蓋あり
あう‐せ【逢瀬】アフ‥🔗⭐🔉
あう‐せ【逢瀬】アフ‥
⇒おうせ
○逢うは別れの始めあうはわかれのはじめ🔗⭐🔉
○逢うは別れの始めあうはわかれのはじめ
[白居易、夢で春に遊ぶの詩に和する詩「合者離之始」]逢えば必ず別れがある。無常のたとえ。仏教でいう、会者定離えしゃじょうり。
⇒あ・う【合う・会う・逢う・遭う・遇う】
アウフタクト【Auftakt ドイツ】
〔音〕
①弱拍。上拍。アップビート。
②特に、旋律や楽句の冒頭で、強拍に先立つ、アクセントのない音符または音符群。
アウフヘーベン【Aufheben ドイツ】
〔哲〕止揚。揚棄ようき。ヘーゲル哲学(弁証法)の用語。
あわ・す【合わす・会わす・逢わす・遭わす】アハス🔗⭐🔉
あわ・す【合わす・会わす・逢わす・遭わす】アハス
[一]〔他五〕
「あわせる」に同じ。
[二]〔他下二〕
⇒あわせる(下一)
あわ・せる【合わせる・会わせる・逢わせる・遭わせる・併せる】アハセル🔗⭐🔉
あわ・せる【合わせる・会わせる・逢わせる・遭わせる・併せる】アハセル
〔他下一〕[文]あは・す(下二)
➊二つ以上のものをひとつにする。
①合うようにする。くっつける。一体にする。一致させる。古今和歌集序「これは君も人も身を―・せたりといふなるべし」。「手を―・せて拝む」「腹を―・せる」「帳尻を―・せる」
②加えあわせる。合計する。竹取物語「望月の明あかさを十―・せたるばかりにて」。「二つの町を―・せて市にする」
③調合する。源氏物語梅枝「薫物たきもの―・せさせ給ふ」。「薬を―・せる」「味噌を―・せる」
④合奏する。源氏物語少女「遊びの方の才は、なほひろく物に―・せ、かれこれに通はし侍るこそかしこけれ」
➋二つのものの間をしっくりさせる。また、そのものをあるものにあてはめる。
①調和させる。適合させる。枕草子8「身の程に―・せて侍るなり」。「収入に―・せて暮らす」
②夢合せをする。夢の吉凶を判断する。宇津保物語俊蔭「夢―・する人にあはさせ侍りしかば、…となむ―・せし」
③砥石にすりあわせて刃をつける。とぐ。日葡辞書「カミソリヲアワスル」
④ひきあわせて検討する。「答えを―・せてみる」
➌直接向きあうようにさせる。
①出あわさせる。経験させる。万葉集19「荒き風波に―・せず平けく率て帰りませ」
②対抗させる。戦わせる。垂仁紀「この人を召して蹶速けはやに―・せむとおもふ」。「―・せる行司は木村庄之助」
③対面させる。面会させる。落窪物語1「我にかれみそかに―・せよ」。「二人をひそかに―・せる」
④夫婦にする。結婚させる。竹取物語「さりとも遂に男―・せざらむやは」
⑤(その方へ)向かわせる。ねらいをつける。万葉集19「鳥踏み立て白塗しらぬりの小鈴もゆらに―・せやりし」
◇➊は広く「合」を使うが「併」も使う。➋は「合」。➌は「合」「会」「逢」を使い、よくないことにあわせる時は「遭」も使う。
⇒合わせる顔がない
○合わせる顔がないあわせるかおがない
申し訳がなくて、その人の前に出られない。面目が立たない。
⇒あわ・せる【合わせる・会わせる・逢わせる・遭わせる・併せる】
お・う【合ふ・会ふ・逢ふ・遭ふ・遇ふ】アフ🔗⭐🔉
お・う【合ふ・会ふ・逢ふ・遭ふ・遇ふ】アフ
〔自四・他下二〕
⇒あう
おうさか【逢坂】アフ‥🔗⭐🔉
おうさか【逢坂】アフ‥
大津市南部にある、東海道の坂。北西に逢坂山がある。(歌枕)
⇒おうさか‐ごえ【逢坂越え】
⇒おうさか‐の‐せき【逢坂関】
おうさか‐ごえ【逢坂越え】アフ‥🔗⭐🔉
おうさか‐ごえ【逢坂越え】アフ‥
伊勢の内宮ないくう・神路山かみじやまから志摩国的矢まとやに出る逢坂山路。
⇒おうさか【逢坂】
おうさか‐の‐せき【逢坂関】アフ‥🔗⭐🔉
おうさか‐の‐せき【逢坂関】アフ‥
逢坂山にあった関所。三関の一つ。795年(延暦14)廃止。今の国道1号線の西、関明神祠しの付近とされる。東関。和歌などでは、しばしば男女の逢う瀬にかけていう。後撰和歌集恋「人知れぬ身は急げども年を経てなど越えがたき―」
⇒おうさか【逢坂】
おう‐せ【逢瀬】アフ‥🔗⭐🔉
おう‐せ【逢瀬】アフ‥
相会う機会。特に、男女がひそかにあうのにいう。「―をたのしむ」「―を重ねる」
○逢うた時に笠を脱げおうたときにかさをぬげ🔗⭐🔉
○逢うた時に笠を脱げおうたときにかさをぬげ
(知った人に会ったら必ず挨拶せよの意から)出あった機会はのがさずに利用せよ。
⇒あ・う【合う・会う・逢う・遭う・遇う】
おうた‐どころ【御歌所】
宮内省の管理に属し、御製・御歌および御歌会に関する事務をつかさどった所。1888年(明治21)創設、1946年廃止。
⇒お‐うた【御歌】
おうま‐が‐とき【逢魔が時】アフ‥🔗⭐🔉
おうま‐が‐とき【逢魔が時】アフ‥
(オオマガトキ(大禍時)の転。禍いの起こる時刻の意)夕方の薄暗い時。たそがれ。おまんがとき。おうまどき。
ぶ‐じゃく【逢着】‥ヂヤク🔗⭐🔉
ぶ‐じゃく【逢着】‥ヂヤク
出会うこと。ほうちゃく。コンテムツスムンヂ「妨げなくデウスに―し奉り」
ほう‐ちゃく【逢着】🔗⭐🔉
ほう‐ちゃく【逢着】
でくわすこと。「難問に―する」
[漢]逢🔗⭐🔉
逢 字形
〔辶(辶)部7画/11画/1609・3029〕
〔音〕ホウ(漢)
〔訓〕あう
[意味]
であう。むかえる。相手に調子を合わせる。「逢着・逢迎」
[難読]
逢瀬おうせ・逢魔が時(おうまがとき=たそがれ)
〔辶(辶)部7画/11画/1609・3029〕
〔音〕ホウ(漢)
〔訓〕あう
[意味]
であう。むかえる。相手に調子を合わせる。「逢着・逢迎」
[難読]
逢瀬おうせ・逢魔が時(おうまがとき=たそがれ)
大辞林の検索結果 (18)
あい-びき【逢い引き・媾曳き】🔗⭐🔉
あい-びき アヒ― [0][4] 【逢い引き・媾曳き】 (名)スル
男女が人目を忍んで会うこと。密会。ランデブー。
あい・みる【逢い見る・相見る】🔗⭐🔉
あい・みる アヒ― [1] 【逢い見る・相見る】 (動マ上一)[文]マ上一
(1)互いに相手を見る。対面する。「二人は―・みて笑ひぬ/義血侠血(鏡花)」
(2)男女が肉体関係を結ぶ。「二人してむすびし紐をひとりして―・みるまでは解かじとぞ思ふ/伊勢 37」
(3)一緒に見る。「去年見てし秋の月夜は照らせども―・みし妹はいや年離(サカ)る/万葉 214」
あ・う【会う・逢う・遭う】🔗⭐🔉
あ・う アフ [1] 【会う・逢う・遭う】
〔「合う」と同源〕
■一■ (動ワ五[ハ四])
(1)ある場所で顔を合わせ,互いに相手を見てそれと認識する。対面する。《会・逢》「彼は先輩に―・うため,自宅を訪問した」「五時半にいつもの喫茶店で―・おう」
(2)偶然に出会う。出くわす。行きあう。遭遇する。《遭》「同級生と駅でばったり―・う」「いやな奴と―・ってしまった」
(3)(「…にあう」の形で)好ましくない出来事が身に及ぶ。遭遇する。《遭》「盗難に―・う」「交通事故に―・う」「ひどい目に―・う」
(4)その場に来合わせる。そこへやって来る。「宇津の山に至りて,…修行者―・ひたり/伊勢 9」
(5)相手に向かう。(ア)面と向かう。対する。「明らけき鏡に―・へば,過ぎにしも今行く末の事も見えけり/大鏡(後一条)」(イ)敵に立ち向かう。戦う。あらそう。「香具山と耳梨(ミミナシ)山と―・ひし時/万葉 14」
(6)男女が関係を結ぶ。結婚する。「この世の人は男は女に―・ふ事をす,女は男に―・ふことをす/竹取」
[可能] あえる
■二■ (動ハ下二)
(1)重ね合わせる。「鶺鴒(マナバシラ)尾行き―・へ/古事記(下)」
(2)合わせて一つにする。「みづらの中に―・へ巻かまくも/万葉 4377」
逢うた時に笠(カサ)を脱げ🔗⭐🔉
逢うた時に笠(カサ)を脱げ
道で知人に出会ったら,時機を逃さずすぐ笠を脱いで挨拶(アイサツ)せよ。好機は逃さず利用せよ。
逢うは別れの始め🔗⭐🔉
逢うは別れの始め
〔白居易「和夢遊春詩」の句「合者離之始」から〕
逢った人とはいつか必ず別れなければならない。無常のたとえ。会者定離(エシヤジヨウリ)。
あわ・せる【会(わ)せる・逢わせる・遭(わ)せる】🔗⭐🔉
あわ・せる アハセル [3] 【会(わ)せる・逢わせる・遭(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 あは・す
〔「合わせる」と同源〕
(1)二人の人が会うようにする。《会・逢》「大臣に―・せてほしい」「離ればなれになっていた親子を―・せる」
(2)好ましくない出来事に遭遇するようにする。《遭》「ひどい目に―・せてやる」
(3)男女を結婚させる。夫婦にする。「かしづき給ふ四の君に―・せ給へり/源氏(桐壺)」
お・う【会う・逢う】🔗⭐🔉
お・う アフ 【会う・逢う】 (動ワ五[ハ四])
⇒あう(会・逢)
おうさか【逢坂】🔗⭐🔉
おうさか アフサカ 【逢坂】
滋賀県大津市西部の地名。
おうさか-ごえ【逢坂越】🔗⭐🔉
おうさか-ごえ アフサカ― 【逢坂越】
三重県中部,伊勢市と磯部町の境の峠。
おうさか-の-せき【逢坂の関】🔗⭐🔉
おうさか-の-せき アフサカ― 【逢坂の関】
逢坂山にあった関所。646年頃設置。東海道と東山道の合する要地で,平安京防備の三関の一。795年廃止。東関。((歌枕))「―しまさしき物ならばあかず別るる君をとどめよ/古今(離別)」
おうさか-やま【逢坂山】🔗⭐🔉
おうさか-やま アフサカ― 【逢坂山】
滋賀県大津市西部,京都府との境に近い山。畿内の北東を限り,古来要衝の地。((歌枕))
おう-せ【逢瀬】🔗⭐🔉
おう-せ アフ― [1] 【逢瀬】
会う機会。特に,恋愛関係にある男女が人目をしのんで会うこと。「ひとときの―を楽しむ」
おうま-が-とき【逢う魔が時】🔗⭐🔉
おうま-が-とき アフマ― [1][4] 【逢う魔が時】
「大禍時(オオマガトキ)」に同じ。
おうま-どき【逢う魔時】🔗⭐🔉
おうま-どき アフマ― [3] 【逢う魔時】
「大禍時(オオマガトキ)」に同じ。
ほう-ちゃく【逢着】🔗⭐🔉
ほう-ちゃく [0] 【逢着】 (名)スル
出あうこと。でくわすこと。「難関に―する」「屡々此の問題に―した/彷徨(潤一郎)」
あいびき【逢引】(和英)🔗⭐🔉
おうせ【逢瀬】(和英)🔗⭐🔉
広辞苑+大辞林に「逢」で始まるの検索結果。