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(1)五十音図ハ行第三段の仮名。両唇摩擦音の無声子音と後舌の狭母音とから成る音節。 (2)平仮名「ふ」は「不」の草体。片仮名「フ」は「不」の初二画。 〔(1)「ふ」の頭子音は,奈良時代以前には両唇破裂音であったかといわれる。(2)「ふ」は,平安時代半ば以後,語中語尾では一般にウと発音されるようになった。これらは,歴史的仮名遣いでは「ふ」と書くが,現代仮名遣いではすべて「う」と書く〕

ふ【二】🔗🔉

[1] 【二】 に。ふたつ。数をかぞえる時に用いる。「ひ,―,み」

ふ【生】🔗🔉

【生】 草木が生い茂っている所。「園生(ソノフ)」「芝生(シバフ)」など,名詞の下に付けて複合語として多く用いられる。「かしの―に横臼(ヨクス)をつくり/古事記(中)」「桜麻(サクラアサ)の麻(ヲ)―の下草/万葉 3049」

ふ【斑】🔗🔉

[0] 【斑】 ぶち。まだら。「白地に黒い―のある猫」

ふ【節・編】🔗🔉

【節・編】 垣や薦(コモ)などの編み目・結い目。ふし。「大君のみこの柴垣八―じまり/古事記(下)」

ふ【布】🔗🔉

[1] 【布】 (1)ぬの。 (2)布銭(フセン)。

ふ【府】🔗🔉

[1] 【府】 (1)都・道・県と並ぶ地方公共団体の一。大阪・京都の二府。 →都道府県 →府県制 (2)廃藩置県時に東京・大阪・京都それぞれに付された行政名。 (3)物事の集まり行われる所。「学問の―」 (4)役人が事務を執る所。近衛府・大宰府など。役所。 (5)中国の行政区画の一。唐から清まで置かれ,一般に県より上位にあった。

ふ【歩】🔗🔉

[0] 【歩】 〔「歩兵(フヒヨウ)」の略。雑兵の意〕 将棋の駒の一。前に一つずつしか進めない。成ったものを「と金」という。

ふ【封】🔗🔉

【封】 (1)封戸(フコ)。食封(ジキフ)。「千戸の御―をえさせたまへば/大鏡(道長)」 (2)封印。ふう。「―ヲツクル/日葡」

ふ【訃】🔗🔉

[1] 【訃】 人の死んだ知らせ。訃報。「師の―を聞く」

ふ【負】🔗🔉

[1] 【負】 (1)〔数〕 ある数が零より小さいこと。マイナス。 (2)イオン・帯電体などの電荷がマイナスであること。マイナス。陰。 ⇔正

ふ【婦】🔗🔉

[1] 【婦】 (1)結婚している女性。「純は出でて馬場氏の―となつた/渋江抽斎(鴎外)」 (2)婦人。女性。

ふ【符】🔗🔉

[1] 【符】 (1)律令制で,上級官司が直属官司に発した公文書。また,その形式。太政官符・省符・大宰府符・国符など。 →解(ゲ) (2)護符。また,護摩札(ゴマフダ)。おふだ。まもりふだ。 (3)符節(フセツ)。割符(ワリフ)。「―を合わす」 (4)めぐり合わせ。運。「サテモ我ワ―ノ悪イモノカナ/天草本伊曾保」

ふ【傅】🔗🔉

[1] 【傅】 (1)かしずくこと。お守り役。 (2)皇太子の輔佐・補導をする役。東宮傅(トウグウノフ)。「―には小松内大臣/平家 3」

ふ【腑】🔗🔉

[0] 【腑】 (1)はらわた。臓腑。「胃の―」 (2)転じて,心。心の底。心根。「―抜け」「それほど我(オレ)は―の無い奴か/五重塔(露伴)」

ふ【賦】🔗🔉

[1] 【賦】 (1)「詩経」の六義(リクギ)の一。漢詩の表現・修辞による分類の一つで,比喩によらず,心に感じたことや事物を直叙したもの。 (2)漢文の韻文体の一。「離騒」「楚辞」およびその流れをくむもの。漢代に盛行し,四六駢儷体(シロクベンレイタイ)を生む母体となった。対句を多く含み,句末は韻を踏む。 (3)詩。韻文。「早春の―」

ふ【麩】🔗🔉

[0] 【麩】 (1)小麦粉のタンパク質(グルテン)を練り固めた食品。生麩(ナマフ)と焼き麩がある。 (2)小麦の粗い皮。ふすま。

ふ【賻】🔗🔉

[1] 【賻】 死者をとむらうために贈る金品。賻物。

ふ【譜】🔗🔉

[0] 【譜】 (1)音楽の曲節を符号で表したもの。楽譜。曲譜。「―を読む」 (2)「棋譜(キフ)」の略。 (3)系統だてて書き表したもの。系譜・系図の類。

ふ【干】🔗🔉

【干】 (動ハ上二) 〔上代語〕 「ひる(干)」に同じ。「潮〈ひ〉なばまたも我来む/万葉 3710」 〔中古以降は上一段活用。「干(ホ)す」に対する自動詞〕

ふ【嚔】🔗🔉

【嚔】 (動ハ上二) 〔上代語〕 「ひる(嚔)」に同じ。「眉根掻き鼻〈ひ〉紐解け待てりやも/万葉 2808」 〔中古以降は上一段活用〕

ふ【経】🔗🔉

【経】 (動ハ下二) ⇒へる

ふ【綜】🔗🔉

【綜】 (動ハ下二) ⇒へる

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(助動)(は・ひ・ふ・ふ・へ・へ) 〔上代語〕 反復・継続の助動詞。四段活用動詞の未然形に接続する。 (1)動作が反復して行われる意を表す。しきりに…する。繰り返し…する。「三輪山を然も隠すか雲だにも心あらなも隠さ〈ふ〉べしや/万葉 18」「もみぢ葉の散ら〈ふ〉山辺ゆ漕ぐ舟のにほひにめでて出でて来にけり/万葉 3704」 (2)動作が継続して行われる意を表す。ずっと…している。…し続ける。「百伝ふ角鹿(ツヌガ)の蟹横去ら〈ふ〉いづくにいたる/古事記(中)」「天離(アマザカ)る鄙(ヒナ)に五年住ま〈ひ〉つつ都のてぶり忘らえにけり/万葉 880」 〔(1)「うつろふ(移ろふ)」「すすろふ(啜ろふ)」「ほころふ(誇ろふ)」「まつろふ(奉ろふ)」など,動詞の語尾がオ列音に変わっているものもある。(2)「ながらふ(流らふ)」「つたふ(伝たふ)」「よそふ(寄そふ)」など,下二段活用「流る」「伝(ツ)つ」「寄す」に「ふ」が付く場合がある。ただし,これらの「ふ」は下二段型活用である。「天地の遠き初めよ世の中は常なきものと語り継ぎ流ら〈へ〉来れ/万葉 4160」「流ら〈ふる〉つま吹く風の寒き夜にわが背の君はひとりか寝らむ/万 59」(3)中古以降は,特定の少数の動詞に形式的に付くだけとなり,接尾語化してしまう〕 →ふ(接尾)

ふ【不】🔗🔉

【不】 (接頭) 名詞に付いて,それを打ち消し,否定する意を表す。 (1)「…でない」「…しない」の意を添える。「―経済」「―必要」「―行き届き」 (2)「…が悪い」「…がよくない」の意を添える。「―身持ち」「―出来」「―成績」

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(接尾) 〔活用および接続のしかたは助動詞「ふ」に同じ〕 上代の反復・継続の助動詞「ふ」が,中古以降,特定の少数の動詞に形式的に付くだけとなり,接尾語化したもの。反復・継続などの特徴的な意味も失われている。「語らふ」「住まふ」「呼ばふ」「移ろふ」など。 〔(1)現代語でも,「住まう」「語らう」などの「う」にその痕跡を残している。(2)「ふ」は四段活用の未然形に接続するが,「けがらふ(汚らふ)」のように,下二段活用の動詞「けがる」に付いたものもある。「けがらひたる人とて,たちながらおひ帰しつ/源氏(手習)」〕 →ふ(助動)

ふ【譜】(和英)🔗🔉

ふ【譜】 music;→英和 a score (総譜).→英和

ふ【歩(をつく)】(和英)🔗🔉

ふ【歩(をつく)】 (advance) a pawn (チェスの).→英和

ふ【府】(和英)🔗🔉

ふ【府】 a prefecture (行政区).→英和 〜の prefectural.⇒県.

ふ【負(の)】(和英)🔗🔉

ふ【負(の)】 《数》negative;→英和 minus.→英和

ふ【腑に落ちない】(和英)🔗🔉

ふ【腑に落ちない】 [人が主語]cannot understand.

ふ【麩】(和英)🔗🔉

ふ【麩】 wheat-gluten bread.

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