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ふ(音節)🔗🔉

①両唇を接近させて、その間から発する無声摩擦音〔F〕と母音〔u〕との結合した音節。〔Fu〕 ②平仮名「ふ」は「不」の草体。片仮名「フ」は「不」の最初の2画。

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(中国・九州地方などで)運。「―がいい」

ふ【二】🔗🔉

】 ふたつ。ふう。

ふ【火】🔗🔉

】 (上代東国方言)火。万葉集20「家いわろには葦―焚けども」

ふ【生】🔗🔉

】 (多く複合語として用いる)草木の生い茂っている所。古事記「粟―には臭韮かみらひともと」

ふ【斑】🔗🔉

】 ぶち。まだら。斑点。「虎―」

ふ【節・編】🔗🔉

節・編】 ①薦こも・垣などの編み目、結い目。顕宗紀「臣の子の八―の柴垣」。万葉集14「まをごもの―のま近くて」 ②ふし。万葉集3「七―菅手に取り持ちて」

ふ【不】🔗🔉

】 (慣用音はブ)打消・否定の意。「―道徳」「―細工ぶさいく

ふ【夫】🔗🔉

】 (慣用音はフウ) ①妻の配偶者。おっと。 ②成年に達した男子。一人前のおとこ。 ③賦役ふえきに出る人夫。 ④一般に、労働にたずさわる男。 →ぶ(夫)

ふ【父】🔗🔉

】 ちち。男親。

ふ【付・附】🔗🔉

付・附】 つけ加えること。つけたし。

ふ【布】🔗🔉

】 ①ぬの。おりもの。絹以外の植物性繊維の織物。古代では多く絹は上流の者が用い、庶民は布を用いた。続日本紀9「戸頭の百姓に種子各二斛、―一常、鍬一口を給して」 ②中国、周代の青銅貨幣。→布銭

ふ【巫】🔗🔉

】 みこ。かんなぎ。「―術」

ふ【扶】🔗🔉

】 親王家の職員で、家令の下にいて事務をつかさどる者。

ふ【府】🔗🔉

】 ①事物や人の多く集まる所。みやこ。転じて、物事の中心。「学術の―」 ②江戸時代、幕府のあった江戸の地。「御―内」 ③行政区画の一つ。 ㋐中国で唐から清まで設けられ、一般に県の上に位したもの。 ㋑普通地方公共団体の一つ。現在は京都・大阪の2府。→都道府県。 ④国の行政機関の一つ。実質上は省と同じ。内閣府の類。

ふ【歩】🔗🔉

】 (慣用音)(「歩兵ふひょう」の略。雑兵の意)将棋の駒の一つ。前方に一つずつしか動かせない。成れば金将と同資格になり、「と金」という。兵ひょう→ぶ→ほ(歩)

ふ【封】🔗🔉

】 (呉音) ①封地ほうち。食封じきふ。封戸ふこ。栄華物語浦々別「国々の御―などめし物すれど」 ②しるし。封印。ふう。日葡辞書「フヲツクル、また、ナス」 →ふう→ほう(封)

ふ【訃】🔗🔉

】 人の死を知らせること。死亡の通知。「―に接する」

ふ【負】🔗🔉

】 ①数が0より小さいこと。マイナス。「―の数」 ②電位の低いこと。電荷がマイナスであること。陰。「―の電荷」 ↔正

ふ【婦】🔗🔉

】 ①家内をおさめる女。夫のある女。つま。 ②成人の女性。おんな。 ③一般に、労働にたずさわる女。

ふ【符】🔗🔉

】 ①上級官庁が直属の下級官庁に下した文書。→解→牒ちょう→移。 ②神仏の守護の札。陰陽師・修験者などの加持の札。おふだ。 ③運。めぐり合せ。御伽草子、唐糸草子「唐糸が―のわるさ、君の御果報申すに及ばず」 ④しるしとして定めた形。記号。「疑問―」

ふ【傅】🔗🔉

】 東宮坊の職員の一つ。東宮傅。平家物語3「皇子東宮に立たせ給ふ。―には小松内大臣」

ふ【富】🔗🔉

】 (呉音。慣用音はフウ)物が満ちたりること。豊かにすること。とむこと。とみ。↔貧

ふ【普】🔗🔉

】 普魯西プロシアの略。

ふ【腑】🔗🔉

】 はらわた。「胃の―」 ⇒腑が抜ける ⇒腑に落ちない

ふ【腐】🔗🔉

】 古代中国で、男子去勢の刑。

ふ【賦】🔗🔉

】 ①土地または人口に割りあてたみつぎもの。租税。年貢。 ②㋐漢詩の六義りくぎの一つ。事物をそのまま述べあらわすこと。 ㋑漢文の韻文の一つ。事物を叙述描写し、多くは対句を用い、句末に韻をふむ美文。 ㋒一般に韻をふんだ詩文。

ふ【麩】🔗🔉

】 ①(→)「ふすま(麬・麩)」に同じ。 ②小麦粉から取り出したグルテン(麩素)を主材料とする食品。生麩なまふと焼麩やきふとがある。

ふ【譜】🔗🔉

】 ①物事を系統・順序をたてて記し、または類従したもの。系図。 ②音楽の曲節を符号でしるしたもの。「―が読める」

ふ【乾】🔗🔉

】 〔自上二〕 (上代語。平安時代以後は上一段活用)かわく。干る。 ①水分が蒸発してなくなる。万葉集2「荒たへの衣の袖はふる時もなし」。万葉集5「わが泣く涙いまだひなくに」 ②潮が退いて海底が現れる。万葉集15「潮ひなば」

ふ【経・歴】🔗🔉

経・歴】 〔自下二〕 ⇒へる(下一)

ふ【綜】🔗🔉

】 〔他下二〕 ⇒へる(綜)(下一)

ふ(接尾)🔗🔉

〔接尾〕 動詞の未然形に付いて、その動作が反復・継続する意を表す。奈良時代に多く使われたが、平安時代以降は限られた語に使われ、次第に使われなくなった。四段に活用するものが多い。「散る」に「散らふ」、「嘆く」に「嘆かふ」の類。「流らふ」のような下二段活用の例は少なく、四段活用のものと同じ起源かどうか未詳。四段活用のフの語源はア(合)フと見る説がある。万葉集1「花散らふ秋津の野辺に」。万葉集8「流らへ散るは何の花そも」

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