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うら【心】🔗⭐🔉
うら 【心】
〔表に対する裏,外面に現れない内部の意〕
(1)こころ。心のうち。
→うらも無し
(2)形容詞・動詞の上に付いて,複合語をつくり,心の中で,心から,などの意を表す。「―さびし」「―がなし」「―まつ」
こころ【心】🔗⭐🔉
こころ [3][2] 【心】
人間の体の中にあって,広く精神活動をつかさどるもとになると考えられるもの。
(1)人間の精神活動を知・情・意に分けた時,知を除いた情・意をつかさどる能力。喜怒哀楽・快不快・美醜・善悪などを判断し,その人の人格を決定すると考えられるもの。「―の広い人」「―の支えとなる人」「豊かな―」「―なき木石」
(2)気持ち。また,その状態。感情。「重い―」「―が通じる」
(3)思慮分別。判断力。「―ある人」
(4)相手を思いやる気持ち。また,誠意。「母の―のこもった弁当」「規則一点張りで―が感じられない」
(5)本当の気持ち。表面には出さない思い。本心。「―からありがたいと思った」「笑っていても―では泣いていた」
(6)芸術的な興趣を解する感性。「絵―」
(7)人に背こうとする気持ち。二心。「人言(ヒトゴト)を繁みこちたみ逢はざりき―あるごとな思ひ我が背子/万葉 538」
物事の奥底にある事柄。
(1)深く考え,味わって初めて分かる,物の本質。神髄。「茶の―」
(2)事の事情。内情。わけ。「目見合はせ,笑ひなどして―知らぬ人に心得ず思はする事/徒然 78」
(3)言葉・歌・文などの意味・内容。「文字二つ落ちてあやふし,ことの―たがひてもあるかなと見えしは/紫式部日記」
(4)事柄の訳・根拠などの説明。また謎(ナゾ)で,答えの説明。「九月の草花とかけて,隣の踊りととく,―は,菊(聞く)ばかりだ」
(1)心臓。胸。「別れし来れば肝向かふ―を痛み/万葉 135」
(2)(「池の心」の形で)中心。底。「池の―広くしなして/源氏(桐壺)」
(3)書名(別項参照)。



しん【心】🔗⭐🔉
しん [1] 【心】
(1)こころ。精神。「―・技・体」
(2)心のそこ。本心。「―から納得する」「―は素直な子だ」
(3)物の中央。中心。多く「芯」の字が用いられる。(ア)物の中心にある硬い部分。「鉛筆の―」(イ)飯粒などの煮え切らない硬い部分。「ごはんに―がある」(ウ)物の中心部。「体の―まで暖まる」「バットの―で打つ」(エ)衣服の襟・帯などの中に入れて形が崩れないようにするための布。
→芯(シン)
(4)〔仏〕(ア)対象を捉え,思惟するはたらきをもつもの。主観。精神。
⇔色(シキ)
(イ)「心王(シンノウ)」に同じ。
(5)心の臓。心臓。
(6)二十八宿の一。東方の星宿。蠍(サソリ)座のアンタレスほか二星をいう。心宿。なかごぼし。
(7)信仰心。信。「この月頃まうでで過しつらむと,まづ―もおこる/枕草子 120」
(8)〔江戸の幼児語〕
仲間。「ああ,あんな馬鹿は―に入れないよ/滑稽本・浮世風呂 2」
こころ【心】(和英)🔗⭐🔉
こころ【心】
(the) mind;→英和
(the) heart (心情);→英和
spirit (精神);→英和
feeling (感情);→英和
intention (意向);→英和
will (意志).→英和
〜ある(ない) thoughtful (thoughtless);→英和
(in)considerate.→英和
〜から sincerely;→英和
heartily;from (the bottom of) one's heart.〜からの hearty;→英和
cordial;→英和
warm.→英和
〜ならずも against one's will;reluctantly.→英和
〜にいだく cherish;→英和
entertain.→英和
〜に浮かぶ[事が主語]occur to;[人が主語]think of.〜に留める[掛ける]bear[keep]in mind.〜ゆくまで to one's heart's content.〜を引く attract.→英和
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