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うら【△心】🔗🔉

うら【心】 《「裏」と同語源で、表に見えないものの意から》こころ。思い。内心。→心(うら)もなし形容詞・動詞に付いて、心の中で、心の底からの意を表し、さらにその意が弱まって、何ということなく、何とはわからず、おのずからそのように感じられるの意を表す。「―悲しい」「―寂しい」「―荒(さ)ぶ」

けけれ【△心】🔗🔉

けけれ【心】 「こころ」の音変化。東国方言。「甲斐が嶺(ね)をさやにも見しが―なく横ほり伏せる小夜(さや)の中山」〈古今・東歌〉

ここり【△心】🔗🔉

ここり【心】 「こころ」の上代東国方言という。「群玉のくるにくぎ鎖(さ)し固めとし妹(いも)が―は動(あよ)くなめかも」〈万・四三九〇〉◆例歌の原文「去去里」の「里」は「ろ」の乙類の仮名にも用いるので、「こころ」の誤読とする説がある。

こころ【心】🔗🔉

こころ【心】 人間の理性・知識・感情・意志などの働きのもとになるもの。また、働きそのものをひっくるめていう。精神。心情。「―の豊かな人」「―に浮かぶ思い」「―と―の触れ合い」「―を痛める」「―の晴れる時もない」偽りや飾りのない本当の気持ち。本心。「―が顔に現れる」「―から感謝する」「―にもないほめ言葉」「口と―の違う人」身についた感じ方や考え方の傾向。性分。性根。「生まれついての―は変わらない」「ねじけた―」「―を入れ替える」物事について考え、判断する働き。考え。思慮。分別。「―を決めたら迷わず進む」「会社再建に―を砕く」他人の状況を察していたわる気持ち。思いやり。情け。人情味。「―のこもった贈り物」「―をこめて編んだセーター」あることをしようとする気持ち。意志。「やるしかないと―を決める」「行こうという―が起こらない」物事に対する関心や興味。「遊びに―を奪われる」自分と異なるものを認め受け入れる余裕。度量。「広い―の持ち主」「―の狭い人」物事の美しさやおもしろさのわかる感覚。風流心。「詩の―にふれる」「美を求める―」覚えていること。記憶。「―に深く刻まれた痛み」「―に残る名演技」気をつけること。注意。留意。「―が行き届く」「隅々にまで―を配る」物事の本質をなす意味。また、芸術上の理念。「演技の―を会得する」「能の―は幽玄にある」なぞ解きなどで、その理由。わけ。「田舎の便りとかけて豆腐ととく。―はまめ(豆)で稼いでいる」全く異なる他の物事に見立てること。つもり。「まだ蓬莱(ほうらい)は飾らねども、まづ正月の―」〈浄・阿波の鳴門〉おもしろくない思い。また、分け隔てする気持ち。「かく親しき御仲らひにて、―あるやうならむも便なくて」〈源・若菜上〉 [下接句]気は心・口は口心は心・犬馬の心・旅は情け人は心・二千里の外(ほか)故人の心・人は見目(みめ)よりただ心

しん【心】🔗🔉

しん【心】 精神。こころ。また、こころの奥底。「―、技、体のそろった力士」「―の強い人」→心(しん)から(多く「芯」と書く)もののなか。中央。中心。内部の奥深いところ。「からだの―まで冷える」中央にあって、重要な役割をになう部分。「鉛筆の―」「蝋燭(ろうそく)の―」「一家の―となって働く」→芯(しん)火が通っていない飯粒や麺の、中央の硬い部分。「―のある御飯」物の形状を保つために、その内部に入れるもの。「襟に―を入れる」が宿るとされたところから》心の臓。心臓。「―不全」二十八宿の一。東方の第五宿。蠍座(さそりざ)のアンタレスほか二星をさす。なかごぼし。心宿。(しん)仲間。友だち。「おいらも―に入れねえな」〈滑・浮世風呂・前〉

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[音]シン [訓]こころ [部首]心 [総画数]4 [コード]区点    3120      JIS   3F34      S‐JIS 9053 [分類]常用漢字 [難読語] →あだ‐ごころ【徒心】あん‐じん【安心】あんじん‐りゅうみょう【安心立命】い‐あんじん【異安心】う‐しん【有心】うつつ‐ごころ【現心】うぶ【初・初心・産・生】うら‐やす【心安】から‐ごころ【漢心・漢意】こころ‐ぎも【心肝・心胆】こころ‐こと【心異・心殊】こころ‐だくみ【心工・心匠】こころ‐だま【心魂】こころ‐つま【心妻・心夫】こころ‐ど【心利】こころ‐なぐさ【心慰】こころのなぞとけたいろいと【心謎解色糸】このかみ‐ごころ【兄心】じん‐しん【深心】しん‐に【心耳】しん‐わ【心窩】たごり‐ひめ【田心姫】つもり【積(も)り】とう‐しみ【灯心】とう‐すみ【灯心】と‐ごころ【利心・鋭心】ところ‐てん【心太・瓊脂】ね‐とうしん【子灯心】ひが‐ごころ【僻心】ひた‐ごころ【直心】ひたぶる‐こころ【頓心】ひとえ‐ごころ【偏心】み‐ご【・稈心】ろく‐じゃくしん【六著心】

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