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あわ【泡・沫】🔗🔉

あわ [2] 【泡・沫】 (1)空気やガスを含んで丸くふくれた液体の玉。水に生じる泡は,しばしばはかないもののたとえとされる。あぶく。気泡。「―が立つ」「―と消える」 (2)口のあたりに噴き出た唾(ツバ)の玉。「口角―を飛ばす」

あわ【粟】🔗🔉

あわ アハ [1] 【粟】 (1)イネ科の一年草。ヒエとともに古くから栽培される。高さ約1メートル。夏から秋に花穂を出し,多数の穎果(エイカ)をつける。五穀の一つで,飯や餅・団子にしたり,酒・飴(アメ)などの原料。また,小鳥の飼料とする。ぞく。[季]秋。 (2)寒さや恐ろしさなどのために毛穴が縮み,皮膚に生じるぶつぶつ。「肌に―を生ずる」 粟(1) [図]

あわ【安房】🔗🔉

あわ アハ 【安房】 旧国名の一。千葉県南部に相当。房州(ボウシユウ)。

あわ【阿波】🔗🔉

あわ アハ 【阿波】 旧国名の一。徳島県全域に相当。阿州(アシユウ)。

アワーhour🔗🔉

アワー [1] hour 時間。時間帯。他の外来語と複合して用いられる。「ゴールデン-―」「ラッシュ-―」

あわ-あめ【粟飴】🔗🔉

あわ-あめ アハ― [2] 【粟飴】 糯米(モチゴメ)と粟のもやしを原料として作った黄色い水飴。

あわ-あわ【淡淡】🔗🔉

あわ-あわ アハアハ [0] 【淡淡】 (副) うすくほのかなさま。

あわあわ-し・い【淡淡しい】🔗🔉

あわあわ-し・い アハアハ― [0][5] 【淡淡しい】 (形)[文]シク あはあは・し (1)淡く,ほのかなさまである。「何となく穏やかな―・い色/武蔵野(独歩)」 (2)浮わついている。軽薄だ。「色めかしきをば,いと―・しとおぼしめいたれば/紫式部日記」

あわい【間】🔗🔉

あわい アハヒ [0] 【間】 (1)物と物のあいだ。また,あいだの距離。ま。「下町の雑沓する巷と巷の―に挟まりながら/秘密(潤一郎)」 (2)時間と時間とのあいだ。時間的隔たり。「帝相崩之下に四十年ばかり―がありて/史記抄 2」 (3)人と人の間柄。相互の関係。「珍しげなき―に世の人も思ひ言ふべき事/源氏(乙女)」 (4)色の取り合わせ。配色。「山吹・紅梅・薄朽葉,―よからず/堤中納言(貝あはせ)」 (5)おり。形勢。「―悪しかりければ引くは常の習なり/平家 11」

あわ・い【淡い】🔗🔉

あわ・い アハイ [2] 【淡い】 (形)[文]ク あは・し (1)色・味・香りなどが薄い。 ⇔濃い 「―・い水色」「―・い甘さ」 (2)形や光などがぼんやりした状態だ。かすかである。ほのかである。「―・い雲」「街灯の―・い光」 (3)関心や執着の度合が薄い。「―・い恋心」「―・い希望」 (4)軽薄だ。軽々しい。「なのめなる事だに,少し―・きかたに寄りぬるは,心とどむる便もなきものを/源氏(澪標)」 [派生] ――さ(名)

あわ-う【粟生】🔗🔉

あわ-う アハフ 【粟生】 ⇒あわふ(粟生)

あわ-うみ【淡海】🔗🔉

あわ-うみ アハ― 【淡海】 淡水の海。みずうみ。おうみ。

あわ-おこし【粟🔗🔉

あわ-おこし アハ― [3][4] 【粟】 糯粟(モチアワ)を蒸して煎(イ)り,水飴(ミズアメ)または蜜(ミツ)で固めた菓子。大阪名物。岩おこし。

あわ-おどり【阿波踊り】🔗🔉

あわ-おどり アハヲドリ 【阿波踊り】 徳島市近辺の盆踊り。数十人が連(レン)を組み,三味線・笛・鉦(カネ)・太鼓の囃子(ハヤシ)に乗って町中を踊り歩く。唄は熊本県の「牛深はいや節」系統のものであったが,大正初期には江戸後期のはやり唄「よしこの節」に替えられた。

あわ-がゆ【粟粥】🔗🔉

あわ-がゆ アハ― [0][2] 【粟粥】 粟の粥。また,米に粟をまぜた粥。

あわ-ガラス【泡―】🔗🔉

あわ-ガラス [3] 【泡―】 細かい気泡を含んだガラス。ガラス粉末に炭素・炭酸カルシウムなどをまぜて加熱・発泡させてつくる。断熱材・防音材などに利用。

あわ-きり【泡切り】🔗🔉

あわ-きり [0][4] 【泡切り】 茶筌(チヤセン)の穂の芯(シン)。薄茶をたてるとき,ここを用いて泡を消す。

あわ-こ【粟子】🔗🔉

あわ-こ アハ― [2][0] 【粟子】 魚類の卵の非常に小さいもの。タラ・ヒラメの卵など。

あわ-ごけ【泡苔・粟苔】🔗🔉

あわ-ごけ [2][0] アワ― 【泡苔】 ・ アハ― 【粟苔】 アワゴケ科の一年草。日陰の湿った土地に生える。全体が緑色で5センチメートルぐらい。茎は地をはってよく枝を分かち,葉は対生し,小さい。花は腋生(エキセイ)で目立たない。

あわざ【阿波座】🔗🔉

あわざ アハザ 【阿波座】 大阪市西区の地名。近世初期,阿波堀・立売(イタチ)堀などにかこまれた水上交通の要地。西国,特に阿波の商人たちが活躍したのでこの名がある。のち,新町遊郭内の下等な遊女屋の町として知られた。

あわざ-がらす【阿波座烏】🔗🔉

あわざ-がらす アハザ― 【阿波座烏】 近世,阿波座の遊郭をひやかして歩いた客。

あわ-ざけ【粟酒】🔗🔉

あわ-ざけ アハ― [2] 【粟酒】 粟から造った酒。

あわさ・る【合(わ)さる】🔗🔉

あわさ・る アハサル [3] 【合(わ)さる】 (動ラ五[四]) (1)物と物とがぴったりとくっつく。「ふたが―・らない」 (2)いくつかの物が重なる。「二つの音が―・って和音になる」

あわ・し【淡し】🔗🔉

あわ・し アハシ 【淡し】 (形ク) ⇒あわい

あわじ【淡路】🔗🔉

あわじ アハヂ 【淡路】 旧国名の一。兵庫県淡路島全島に相当。淡州(タンシユウ)。

あわじ-しま【淡路島】🔗🔉

あわじ-しま アハヂ― 【淡路島】 兵庫県南部,瀬戸内海最大の島。面積593平方キロメートル。南北に細長い三角状をなし,断層海岸にかこまれた山がちの島。古くより,阿波(アワ)国への路として重視された。大鳴門橋で四国と結ばれる。また,風光明媚(メイビ)をもって知られる。((歌枕))「―かよふ千鳥の鳴く声にいくよねざめぬ須磨の関守/金葉(冬)」

あわじ-にんぎょう【淡路人形】🔗🔉

あわじ-にんぎょう アハヂ―ギヤウ [4] 【淡路人形】 淡路島に伝わる人形芝居。人形浄瑠璃劇成立以前からあり,室町初期,摂津西宮の広田社から淡路に伝来したと伝える。享保・元文(1716-1741)の頃隆盛期を迎え,当時は四十余座を数えた。

あわじ-の-せと【淡路の瀬戸】🔗🔉

あわじ-の-せと アハヂ― 【淡路の瀬戸】 明石海峡の古名。((歌枕))「おほしほや―の吹わけにのぼりくだりのかたほかくらむ/堀河百首」

あわじ-はいてい【淡路廃帝】🔗🔉

あわじ-はいてい アハヂ― 【淡路廃帝】 淳仁天皇の称。藤原仲麻呂の乱後,帝位を奪われ淡路に流されたのでいう。

あわじ-むすび【淡路結び】🔗🔉

あわじ-むすび アハヂ― [4] 【淡路結び】 「鮑結(アワビムス)び」に同じ。

あわじ-やき【淡路焼】🔗🔉

あわじ-やき アハヂ― [0] 【淡路焼】 淡路島の南淡町付近で産する陶器。賀集平(カシユウミンペイ)が文政年間(1818-1830)に創始。黄釉陶(オウユウトウ)が多い。平焼。

あわ-しお【淡塩・沫塩】🔗🔉

あわ-しお アハシホ 【淡塩・沫塩】 精製した塩。 ⇔堅塩(カタシオ) [和名抄]

あわし-がき【淡し柿】🔗🔉

あわし-がき アハシ― 【淡し柿】 渋抜きした柿。さわしがき。あわせがき。

あわしま【淡島】🔗🔉

あわしま アハシマ [2][0] 【淡島】 (1)和歌山市加太の淡島神社の通称。婦人病・安産の祈願が多く,また,針供養・雛(ヒナ)流しの神事で知られる。各地に分社が多い。淡島明神。淡島様。 (2)江戸時代,淡島明神をまつった箱を背負い,その由来を語りながら門付(カドツケ)した願人(ガンニン)坊主。淡島願人。 (3){(2)}を舞踊化したもの。長唄「関東小六後雛形(カントウコロクノチノヒナガタ)」,常磐津(トキワズ)「禿紋日雛形(サトソダチモンビノヒナガタ)」,新内「傾情音羽滝(ケイセイオトワノタキ)」など。 淡島(2) [図]

あわしま【粟島】🔗🔉

あわしま アハシマ 【粟島】 (1)新潟県北部,海府浦(村上市)北西20キロメートルにある日本海の孤島。丘陵性の島。漁業と観光が中心。新潟地震(1964年)で,1〜1.5メートル隆起。 (2)香川県西部,瀬戸内海の塩飽(シワク)諸島最西端の島。風景がよく,瀬戸内海国立公園に属する。浦島太郎伝説の地。

あわしま-の【粟島の】🔗🔉

あわしま-の アハシマ― 【粟島の】 (枕詞) 同音で「逢(ア)はじ」にかかる。「―逢はじと思ふ妹にあれや/万葉 3633」

あわ-じょうるり【阿波浄瑠璃】🔗🔉

あわ-じょうるり アハジヤウルリ [3] 【阿波浄瑠璃】 徳島県下に伝わる人形芝居。義太夫節による三人遣い人形。幕末から明治にかけて栄え,現在も残る。

あわ-じんじゃ【安房神社】🔗🔉

あわ-じんじゃ アハ― 【安房神社】 千葉県館山市大神宮にある神社。主神は天太玉命(アマノフトダマノミコト)。安房国一の宮。

あわ・す【合(わ)す】🔗🔉

あわ・す アハス 【合(わ)す】 ■一■ (動サ五[四]) 〔下二段動詞「合わす」の四段化〕 「合わせる」に同じ。「仏前に手を―・す」 ■二■ (動サ下二) ⇒あわせる

あわ・す【会(わ)す・遭(わ)す】🔗🔉

あわ・す アハス [2] 【会(わ)す・遭(わ)す】 ■一■ (動サ五[四]) 〔「あわす(合)」と同源〕 「会わせる」に同じ。「人と顔を―・さないようにする」 ■二■ (動サ下二) ⇒あわせる

あわ・す【淡す・醂す】🔗🔉

あわ・す アハス [2] 【淡す・醂す】 ■一■ (動サ五[四]) 渋柿の渋を抜く。さわす。 ■二■ (動サ下二) {■一■}に同じ。「さはしし柿の味よりも―・せざるにも味まさりけり/仮名草子・仁勢物語」

あわず【粟津】🔗🔉

あわず アハヅ 【粟津】 ⇒あわづ(粟津)

あわせ【合(わ)せ】🔗🔉

あわせ アハセ [3] 【合(わ)せ】 〔動詞「合わせる」の連用形から〕 (1)あわせること。二つ以上のものを一つにすること。他の語と複合して用いる。「―目」 (2)釣りで,「あたり」があったとき,魚に釣り針がかかるように竿(サオ)を操作すること。 (3)飯にとり合わせるもの。おかず。副食物。 ⇔御物(オモノ) 「御台,―いと清げにて/落窪 1」

あわせ-いと【合(わ)せ糸】🔗🔉

あわせ-いと アハセ― [4] 【合(わ)せ糸】 数本の糸を引きそろえた糸。また,より合わせた糸。

あわせ-うま【併せ馬】🔗🔉

あわせ-うま アハセ― [3] 【併せ馬】 競走馬の調教で,二,三頭が並んで走ること。闘争心と競走意欲を引き出すために行う。

あわせ-かがみ【合(わ)せ鏡】🔗🔉

あわせ-かがみ アハセ― [4] 【合(わ)せ鏡】 後ろ姿を見るために,前に置いた鏡に,後ろからもう一枚の鏡で映した像を映して見ること。また,それに用いる鏡。共鏡。

あわせ-ガラス【合(わ)せ―】🔗🔉

あわせ-ガラス アハセ― [4] 【合(わ)せ―】 安全ガラスの一。二枚のガラスの間に透明な樹脂膜をはさんで接着したもの。丈夫で,割れても破片が飛び散らない。車両・航空機・船舶などの窓ガラスとして使われる。

あわせ-かんな【合(わ)せ鉋】🔗🔉

あわせ-かんな アハセ― [4] 【合(わ)せ鉋】 「二枚鉋(ニマイガンナ)」に同じ。

あわせ-ぐすり【合(わ)せ薬】🔗🔉

あわせ-ぐすり アハセ― 【合(わ)せ薬】 数種の薬を調合して作った薬。[日葡]

あわせ-ぐち-かめかん【合(わ)せ口甕棺】🔗🔉

あわせ-ぐち-かめかん アハセ―カメクワン [6] 【合(わ)せ口甕棺】 弥生時代の棺。ほぼ同大・同形の二つの甕の口を合わせて棺としたもの。一般には北九州の弥生前期後半に出現し,中期に盛行したものをさすが,縄文晩期・古墳時代初頭にも若干存在する。 →甕棺

あわせ-ごう【合(わ)せ香】🔗🔉

あわせ-ごう アハセガウ [3] 【合(わ)せ香】 「合わせ薫(タ)き物」に同じ。

あわせ-ざお【合(わ)せ竿】🔗🔉

あわせ-ざお アハセザヲ [0] 【合(わ)せ竿】 マグロなど大きい魚を釣るとき,一本の釣り糸に数本の竿をつけ,数人がかりで釣り上げる漁法。

あわせ-じょうゆ【合(わ)せ醤油】🔗🔉

あわせ-じょうゆ アハセジヤウ― [4] 【合(わ)せ醤油】 かつお節の出し汁をまぜ合わせた醤油。天ぷらなどのつけ汁に用いる。

あわせ-しん【合(わ)せ真】🔗🔉

あわせ-しん アハセ― [3] 【合(わ)せ真】 若松二本を間をあけないでしん(心・真)として立てる立花(タテハナ)や立華(リツカ)。結婚式の時にのみ立てられる。

あわせ-ず【合(わ)せ酢】🔗🔉

あわせ-ず アハセ― [3] 【合(わ)せ酢】 酢に他の調味料を加えたもの。二杯酢・三杯酢が代表的。

あわせ-たきもの【合(は)せ薫き物】🔗🔉

あわせ-たきもの アハセ― 【合(は)せ薫き物】 種々の香料を蜜などで練り合わせて作った香。合わせ香。練り香。

あわせ-つぎ【合(わ)せ接ぎ】🔗🔉

あわせ-つぎ アハセ― [0] 【合(わ)せ接ぎ】 接ぎ木の方法の一。台木と接ぎ穂を同角度に削り,その削った両面を密着させて接ぐもの。

あわせ-ど【合(わ)せ砥】🔗🔉

あわせ-ど アハセ― [3] 【合(わ)せ砥】 (1)刀剣・かみそり・鉋(カンナ)などをとぐとき,仕上げに用いる砥石。緻密(チミツ)で硬い粘板岩を用いる。 (2)砥石の表面を平らにしたり,あぶらを取ったりするための粘板岩の小片。

あわせ-ばり【合(わ)せ梁】🔗🔉

あわせ-ばり アハセ― [0] 【合(わ)せ梁】 二材の間に支木(カイギ)をはさみ,ボルトなどで締め合わせた梁。

あわせ-びん【合(は)せ鬢】🔗🔉

あわせ-びん アハセ― 【合(は)せ鬢】 江戸時代の男の髪の結い方の一。左右の鬢を髻(モトドリ)の下で合わせ,太い元結でくくったもの。享保(1716-1736)頃,多く老人の間に流行した。

あわせ-ぶき【合(わ)せ吹き】🔗🔉

あわせ-ぶき アハセ― [0] 【合(わ)せ吹き】 金や銀を含有する銅鉱に鉛を加えて溶かし,金・銀を鉛に吸収させて分離すること。

あわせ-まい【合(わ)せ米】🔗🔉

あわせ-まい アハセ― 【合(わ)せ米】 江戸時代,正租に付加して徴収された一種の付加税。運送中の減量を見込んで余分に量り入れた米。1716年に制度化された。込米(コミマイ)。

あわせ-みそ【合(わ)せ味噌】🔗🔉

あわせ-みそ アハセ― [4] 【合(わ)せ味噌】 二種以上の味噌をまぜた味噌。

あわせ-め【合(わ)せ目】🔗🔉

あわせ-め アハセ― [0] 【合(わ)せ目】 物と物とを合わせたときのつぎめ。

あわせ-もの【合(わ)せ物】🔗🔉

あわせ-もの アハセ― [0] 【合(わ)せ物】 (1)二つ以上の物を合わせた物。 (2)邦楽で,合奏すること。また,そのような曲。 (3)同種の物を持ち寄ってその優劣をきめる遊戯。根合わせ・薫(タ)き物合わせの類。 (4)副食物。あわせ。「朝夕飯(イイ)の―には/読本・八犬伝 9」

あわせ-やき【合(わ)せ焼き】🔗🔉

あわせ-やき アハセ― [0] 【合(わ)せ焼き】 キス・サヨリなどの白身の魚を三枚におろし,肉側に卵白をぬって重ね合わせ,くしに刺して塩焼きにした料理。

あわせ-わざ【合(わ)せ技】🔗🔉

あわせ-わざ アハセ― [0] 【合(わ)せ技】 柔道で技ありを二つ取り,合わせて一本取る勝ち方。

あわせ【袷】🔗🔉

あわせ アハセ [3] 【袷】 〔「あわせ(合)」と同源〕 裏をつけて仕立てた和服。単衣(ヒトエ)・綿入れに対していう。あわせぎぬ。[季]夏。

あわせ-ジバン【袷―】🔗🔉

あわせ-ジバン アハセ― [4] 【袷―】 裏をつけた襦袢(ジバン)。

あわせ-ばおり【袷羽織】🔗🔉

あわせ-ばおり アハセ― [4] 【袷羽織】 裏をつけた羽織。

あわせ-がき【淡せ柿・醂柿・合はせ柿】🔗🔉

あわせ-がき アハセ― 【淡せ柿・醂柿・合はせ柿】 「あわしがき」に同じ。「やい卑怯者返せ返せ返せ―/狂言・合柿」

あわせがき【合柿】🔗🔉

あわせがき アハセ― 【合柿】 狂言。試食させた柿を渋いと言われた柿売りが,渋柿をさも甘そうに食べて見せるがごまかしきれずけんかとなる。柿売(カキウリ)。

あわせ-て【合(わ)せて・併せて】🔗🔉

あわせ-て アハセ― 【合(わ)せて・併せて】 (連語) (1)(副詞的に用いる)いっしょにして。全部で。「―一万円」 (2)(接続詞的に用いる)それとともに。同時に。「平素の疎遠を謝し,―皆様の御健勝を祈り上げます」

あわせ-も・つ【併せ持つ・合(わ)せ持つ】🔗🔉

あわせ-も・つ アハセ― [4] 【併せ持つ・合(わ)せ持つ】 (動タ五[四]) 二つのものを,ともに備えている。「硬軟両面を―・つ」

あわ・せる【合(わ)せる・併せる】🔗🔉

あわ・せる アハセル [3] 【合(わ)せる・併せる】 (動サ下一)[文]サ下二 あは・す □一□ (1)二つの物がすきまなくぴったりと接するようにする。《合》「割れた茶碗の割れ目に接着剤を塗って,ぴったりと―・せる」「手を―・せて拝む」 (2)いくつもの数・量を合算する。足し合わせる。《合・併》「二と三を―・せると五だ」「二人の所持金を―・せても一万円にしかならない」 (3)食品・薬品などについて,数種類のものをまぜる。混合する。調合する。「赤味噌と白味噌を―・せる」「香を―・せる」 (4)抽象的なことについて,二つのものが一致するようにする。「口裏を―・せる」「話を―・せる」 (5)しかるべき規準・標準に一致させる。「時計を正しい時刻に―・せる」「帳尻を―・せる」 (6)正しい規準と一致しているかどうか確かめる。「現金を帳簿の残高と―・せる」 (7)他とリズム・テンポなどが一致するようにして,ある動作をする。「力を―・せて車を押す」「声を―・せて助けを呼ぶ」 (8)二つのものが調和・適合するようにする。「上着に―・せてネクタイを選ぶ」「カメラのピントを人物に―・せる」 (9)異なる種類の楽器をいっしょに鳴らす。合奏する。「琴と笛を―・せる」 (10)(「刀を合わせる」などの形で)双方が刀を持って戦う。「太刀を―・せる」 (11)(「…と顔を合わせる」の形で)偶然に…と会う。「あそこでみんなに顔を―・せるとまずい」 (12)相撲などで,双方を戦わせる。「―・せる行司は式守伊之助」「十両の力士を幕内と―・せる」 (13)見た夢の意味を考えて吉凶を占う。夢解きをする。「さま異なる夢を見給ひて,―・する者召して問はせ給へば/源氏(若紫)」 (14)物合(モノアワセ)・歌合(ウタアワセ)などで,二つのものをくらべて優劣を競わせる。「物語りのいでき始めの親なる竹取の翁に宇津保の俊蔭を―・せて争ふ/源氏(絵合)」 □二□動詞の連用形の下に付いて複合動詞をつくる。《合》 (1)物と物とを一つにする。「二枚の布を縫い―・せる」「原料をまぜ―・せる」 (2)互いにある行為をする。「誘い―・せて花見に行く」「駅で待ち―・せる」 (3)偶然にある同一の状態になる。「事件の現場に居―・せる」「同じ電車に乗り―・せる」 [慣用] 顔を―・口を―・口裏(クチウラ)を―・心を―・力を―・調子を―・帳尻を―・手を―・肌を―・額(ヒタイ)を―・歩調を―・間を―

あわ・せる【会(わ)せる・逢わせる・遭(わ)せる】🔗🔉

あわ・せる アハセル [3] 【会(わ)せる・逢わせる・遭(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 あは・す 〔「合わせる」と同源〕 (1)二人の人が会うようにする。《会・逢》「大臣に―・せてほしい」「離ればなれになっていた親子を―・せる」 (2)好ましくない出来事に遭遇するようにする。《遭》「ひどい目に―・せてやる」 (3)男女を結婚させる。夫婦にする。「かしづき給ふ四の君に―・せ給へり/源氏(桐壺)」

あわ-そか【淡そか】🔗🔉

あわ-そか アハ― 【淡そか】 (形動ナリ) 考えや行動が軽々しいさま。軽率。「―に申すべきに侍らず/大鏡(昔物語)」

あわた【🔗🔉

あわた アハタ 【】 膝蓋骨(シツガイコツ)の古名。あわたこ。[和名抄]

あわた【粟田】🔗🔉

あわた アハタ 【粟田】 山城国愛宕(オタギ)郡の地名。現在,京都市内。

あわた-ぐち【粟田口】🔗🔉

あわた-ぐち アハタ― 【粟田口】 京都市東山区の地名。東山三条から蹴上(ケアゲ)までの地区。平安京七口の一つで,東海道の京への入り口。粟田口鍛冶・粟田焼などで知られる。

あわた-ごしょ【粟田御所】🔗🔉

あわた-ごしょ アハタ― 【粟田御所】 青蓮(シヨウレン)院の通称。

あわた【粟田】🔗🔉

あわた アハタ 【粟田】 姓氏の一。

あわたぐち【粟田口】🔗🔉

あわたぐち アハタグチ 【粟田口】 姓氏の一。京都粟田口に住んだ刀工および日本画の一派の家名として用いられる。 →国綱(クニツナ) →国永(クニナガ) →国光(クニミツ) →吉光(ヨシミツ)

あわたぐち-くにつな【粟田口国綱】🔗🔉

あわたぐち-くにつな アハタグチ― 【粟田口国綱】 ⇒国綱(クニツナ)

あわたぐち-たかみつ【粟田口隆光】🔗🔉

あわたぐち-たかみつ アハタグチ― 【粟田口隆光】 室町前期の画家。本姓,土佐。民部法眼を称す。京都粟田口に住む。清涼寺本「融通念仏縁起絵巻」の一部を描く。生没年未詳。

あわたぐち-よしみつ【粟田口吉光】🔗🔉

あわたぐち-よしみつ アハタグチ― 【粟田口吉光】 ⇒吉光(ヨシミツ)

あわたぐち【粟田口】🔗🔉

あわたぐち アハタグチ 【粟田口】 狂言の一。三大名物の一。大名の命により,粟田口の太刀を買いに出かけた太郎冠者が,都の悪者にだまされて,さまざまな滑稽を演じる。

あわ【泡】(和英)🔗🔉

あわ【泡】 a bubble;→英和 foam;→英和 froth;→英和 lather.→英和 〜の立つ foamy;→英和 frothy.→英和 〜を吹く foam;→英和 froth;→英和 bubble.〜をくう be flurried.水の〜となる come to nothing.‖泡ガラス foam glass.

あわ【粟】(和英)🔗🔉

あわ【粟】 millet.→英和 ‖粟おこし a millet cake.粟粒 millet seed.

あわい【淡い】(和英)🔗🔉

あわい【淡い】 light;→英和 pale;→英和 faint;→英和 passing;→英和 transitory.→英和

あわせ【袷】(和英)🔗🔉

あわせ【袷】 a lined kimono.

あわせガラス【合わせガラス】(和英)🔗🔉

あわせガラス【合わせガラス】 laminated glass.

あわせて【合わせて】(和英)🔗🔉

あわせて【合わせて】 in all;altogether.→英和

あわせめ【合せ目】(和英)🔗🔉

あわせめ【合せ目】 a joint;→英和 a seam.→英和

あわせる【合わせる】(和英)🔗🔉

あわせる【合わせる】 (1)[合一]put together;unite;→英和 combine.→英和 (2)[一致・適合]set[adjust,adapt].→英和 (3)[加える]add;→英和 sum up.(4)[混合]mix;→英和 compound;→英和 match(配合).→英和 (5)[照合]compare;→英和 check up.手を〜 clasp[join]one's hands.ラジオを〜 tune in. 調子を〜 set in tune. 時計を〜 set one's watch. 声を合わせて in chorus.

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