とほ-あくはつ [1] 【吐哺握髪】 「握髪吐哺(アクハツトホ)」に同じ。

と-ぼう ―バウ [0] 【斗棒】 穀物を量るときに，枡をなぞって中の穀物を平らにする棒。

トボガン [1] toboggan イギリス・アメリカ・カナダで，リュージュのこと。

と-ぼく 【杜牧】 (803-853) 中国，晩唐の詩人。字(アザナ)は牧之。杜甫(トホ)（老杜）と区別するため小杜とも呼ばれる。その詩は平明なので江戸時代以来日本でも愛唱され，特に「江南の春」「山行」は有名。詩文集「樊川文集」

とぼ・く 【恍く・惚く】 （動カ下二） ⇒とぼける（恍・惚）

とぼ-ぐち 【とぼ口】 出入り口。門口。とばくち。「―をまたぐか早えか，大の字に踏んぞべつて/滑稽本・浮世風呂 2」

とぼけ [3] 【恍け・惚け】 とぼけること。 →おとぼけ

とぼけ-がお ―ガホ [0] 【恍け顔】 とぼけた顔つき。とぼけづら。

とぼけ-もの [0] 【恍け者】 （１）とぼけた人。ひょうきんもの。 （２）ぼんやりした人。うっかりもの。 （３）しらばくれる人。

とぼ・ける [3] 【恍ける・惚ける】 （動カ下一）[文]カ下二 とぼ・く （１）知っていながら，知らない，というふりをする。しらばくれる。「―・けたってだめだ。お前がやったんだろう」 （２）間の抜けた言動をする。「―・けたことを言う」「―・けた表情」 （３）頭の働きがにぶくなる。ぼける。「―・ケテ我ガ子ノ顔モ知ラヌ/ヘボン」

とぼし [3][0] 【点火・灯】 灯火。ともし。

とぼし-あぶら [4] 【灯油】 灯火をともすのに用いる油。菜種油など。ともしあぶら。

とぼし・い [3] 【乏しい】 （形）[文]シク とぼ・し 〔「ともしい」の転〕 不足している。足りない。少ない。「若くて経験に―・い」「資金が―・い」「食糧が―・くなる」「知識が―・い」 [派生] ――が・る（動ラ五［四］）――げ（形動）――さ（名）

とぼしき [3] 【乏しき】 〔形容詞「乏し」の連体形から〕 乏しいこと。「―を分かつ」

とぼ・す [2][0] 【点す】 （動サ五［四］） 〔「ともす」の転〕 （１）灯火をつける。点火する。ともす。「行灯ヲ―・ス/ヘボン」 （２）男女が交合する。女を犯す。「くらまぎれ―・して見ればおうば殿/柳多留 49」 [可能] とぼせる

と-ぼそ [0] 【枢】 〔戸臍(トボソ)の意〕 （１）開き戸のある部分の梁(ハリ)と敷居とにあけた小さい穴。扉の，かまちの上下の端の突き出た部分（とまら）を差し入れて，開き戸を回転させるように作った穴。 （２）とびら。戸。「奥山の松の―を稀にあけてまだ見ぬ花の顔を見るかな/源氏（若紫）」

とほ-そくはつ [1] 【吐哺捉髪】 〔史記（魯世家）〕 「握髪吐哺(アクハツトホ)」に同じ。

とぼ-つ・く （動カ四） 思いのままにいかない。まごまごする。「座頭一人とぼと，―・く杖をふり上げ，/浄瑠璃・反魂香」

とぼ-とぼ [1] （副） 元気なく寂しそうに歩むさま。「夕暮れの田舎道をひとり―（と）歩く」

とほほ （感） 途方にくれたり，情けない気持ちになったりしたときに発する語。「―，なさけない」

とぼ・る [2][0] 【点る】 （動ラ五［四］） ろうそくや灯心に火がつく。あかりがつく。ともる。「ちょうちんに火が―・る」「コノ油ワヨク―・ル/ヘボン」

とぼける pretend not to know (知らぬふり);be absent-minded (ぼんやり);be weak-minded (from old age) (もうろく);be silly (こっけい).

とぼしい【乏しい】 scarce;→英和 scanty;→英和 short;→英和 in need;lacking;→英和 little experience(経験に).

とぼとぼ 〜と trudgingly;wearily.〜と歩く trudge[plod]along.