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しも【下】🔗⭐🔉
しも [2] 【下】
空間的・時間的に連続したものの下の方。末の方。低いところ。
⇔上(カミ)
連続したものの末の方。
(1)川の下流。また,下流の地域。地名にもしばしば見られる。「―つ瀬」「―賀茂」
(2)現在の方に近い時代。「上正暦のころほひより,―文治の今に至るまで/千載(序)」
(3)いくつかに分けたものの最後のもの。(ア)月や年の終わりの部分。「―半期」「―の十日」(イ)書物の終わりの部分。和歌の後半の二句。「―の句」
位置の低い所。
(1)下の方。した。「ただこのつづらをりの―に/源氏(若紫)」
(2)人の体の腰よりも下の方。また,転じて,大小便にかかわるもの。「―半身」「―肥」「―の話」「―の世話をする」
中心となる所から離れた地方。
(1)京から離れた地。京から,より遠い所。「―つけの(下毛野)」「―つふさ(下総)」
(2)近畿地方に対し,中国・四国・九州の西国地方。
(3)京都に対し,大坂をさしていう。
(4)京都で御所に遠くなる方。南の方。
地位・身分の低い人。
(1)臣下。人民。「上の奢り費す所をやめ,民を撫で農を勧めば,―に利あらん事,疑ひあるべからず/徒然 142」
(2)官位・身分の低いもの。「それより―の上達部は/源氏(若菜下)」
(3)召し使い。「―などとりつぎまゐる程/枕草子 104」
(4)宮中などで女官の詰めている所。「一昨日より腹を病みて,いとわりなければ,―に侍りつるを/源氏(空蝉)」
(5)末座。下座。「―に控える」
(6)舞台の下手(シモテ)。
連続したものの末の方。
(1)川の下流。また,下流の地域。地名にもしばしば見られる。「―つ瀬」「―賀茂」
(2)現在の方に近い時代。「上正暦のころほひより,―文治の今に至るまで/千載(序)」
(3)いくつかに分けたものの最後のもの。(ア)月や年の終わりの部分。「―半期」「―の十日」(イ)書物の終わりの部分。和歌の後半の二句。「―の句」
位置の低い所。
(1)下の方。した。「ただこのつづらをりの―に/源氏(若紫)」
(2)人の体の腰よりも下の方。また,転じて,大小便にかかわるもの。「―半身」「―肥」「―の話」「―の世話をする」
中心となる所から離れた地方。
(1)京から離れた地。京から,より遠い所。「―つけの(下毛野)」「―つふさ(下総)」
(2)近畿地方に対し,中国・四国・九州の西国地方。
(3)京都に対し,大坂をさしていう。
(4)京都で御所に遠くなる方。南の方。
地位・身分の低い人。
(1)臣下。人民。「上の奢り費す所をやめ,民を撫で農を勧めば,―に利あらん事,疑ひあるべからず/徒然 142」
(2)官位・身分の低いもの。「それより―の上達部は/源氏(若菜下)」
(3)召し使い。「―などとりつぎまゐる程/枕草子 104」
(4)宮中などで女官の詰めている所。「一昨日より腹を病みて,いとわりなければ,―に侍りつるを/源氏(空蝉)」
(5)末座。下座。「―に控える」
(6)舞台の下手(シモテ)。
しも【霜】🔗⭐🔉
しも [2] 【霜】
(1)空気中の水蒸気が地面もしくは地上の物体の表面に氷の結晶として凝結したもの。[季]冬。「―が降りる(置く・降る)」
(2)白髪を比喩的にいう語。「頭(カシラ)に―をいただく」
しも🔗⭐🔉
しも (助動)(しも(しま)・しも(しもう)・しも(しもう)・しも(しもう)・しまえ・しめ(しまえ))
〔中世後期の語〕
四段活用・ナ行変格活用の動詞の未然形に接続する。動作の主体に対して,尊敬の意を表す。お…になる。…なさる。「何せうそ,おれに問は〈しも〉ての用はそ/史記抄 8」「いざ,さらばはやさ〈しめ〉/狂言・麻生」「死な〈しまう〉たと思はぬが臣子の道の心そ/史記抄 12」
〔(1)連用形・終止連体形には「しむ」の形も用いられる。→しむ(助動)。(2)一段活用・二段活用の動詞には「さしも」が用いられる〕
→さしも(助動)
しも🔗⭐🔉
しも (係助)
〔助詞連語「しも」から〕
「まだしも」「今しも」「だれしも」「かならずしも」「これをしも」など,もっぱら慣用的な表現に用いられる。
(1)特にそれだけを取り上げて強調する意を表す。「折―夕日が山の端に入ろうとするころであった」「高校生ならまだ―,大学生がこんなことをするとは」
(2)(「だれしも」の形で)強い肯定の気持ちを表す。「だれ―納得する結論だ」
(3)(「かならずしも」の形で)否定の語と呼応して,部分否定の意を表す。「大きな家に住んでいるが,かならず―生活は楽ではないらしい」
し-も🔗⭐🔉
し-も (連語)
〔副助詞「し」に係助詞「も」の付いたもの〕
体言,活用語の連用形・連体形,副詞・助詞など,種々の語に接続する。
(1)特に取り上げて強調する意を表す。「夜や暗き道やまどへるほととぎすわが宿を―過ぎがてに鳴く/古今(夏)」「春の海に秋の木の葉―散れるやうにぞありける/土左」
(2)(下に打ち消しの語を伴って)部分否定の意を表す。「時に范蠡(ハンレイ)無きに―あらず」「幾世―あらじ我が身をなぞもかくあまの刈る藻に思ひ乱るる/古今(雑下)」
(3)(「時しもあれ」「折しもあれ」などの形で)「(他に)時もあろうに」「折も折」など,強調表現として用いる。「時―あれ秋やは人のわかるべきあるを見るだに恋しきものを/古今(哀傷)」「折―あれいかに契りて雁金の花の盛にかへりそめけむ/後拾遺(春上)」
しも-あな【霜穴】🔗⭐🔉
しも-あな [0] 【霜穴】
寒冷な空気がたまりやすく,霜の降りやすいくぼ地。
しもいちだん-かつよう【下一段活用】🔗⭐🔉
しもいちだん-かつよう ―クワツヨウ [7] 【下一段活用】
動詞の活用形式の一。語尾が五十音図のエ段を不変化部分とし,未然形・連用形以外はそれに「る」「れ」「ろ」(文語では「ろ」の代わりに「よ」)の音が規則的に添加された形に活用するもの。「上げる」「越える」などの類(口語)。文語では「蹴(ケ)る」の一語のみ。
し-もう【四孟】🔗⭐🔉
し-もう ―マウ [0] 【四孟】
孟春・孟夏・孟秋・孟冬の総称。
し-もう【刺毛】🔗⭐🔉
し-もう [0] 【刺毛】
(1)植物の表皮にあるかたい毛。毛の内部に刺激性の液を蓄えている。イラクサのとげなど。
(2)ドクガ科・イラガ科などの幼虫の体表にある腺毛の一種。ヒトの皮膚などに刺さると刺激性の液を浸出する。
しもうさ【下総】🔗⭐🔉
しもうさ シモフサ 【下総】
旧国名の一。千葉県北部と茨城県の南西部にあたる。しもふさ。しもつふさ。
しもうさ-だいち【下総台地】🔗⭐🔉
しもうさ-だいち シモフサ― 【下総台地】
千葉県中部以北の台地。北は利根川,南は上総台地につながる。台地中央に新東京国際空港がある。
しもう-た【仕舞うた】🔗⭐🔉
しもう-た シマウ― [2] 【仕舞うた】 (感)
〔動詞「仕舞ふ」の連用形に助動詞「た」の付いた「しまひた」のウ音使。多く関西地方で〕
失敗したときなどに発する言葉。しまった。しもた。
しもうた-や【仕舞うた屋】🔗⭐🔉
しもうた-や シマウタ― [0] 【仕舞うた屋】
(1)商家ではない,普通の家。しもたや。
(2)もと商家であって,その商売をやめた家。また,商売はやめて,家賃や金利などの収入で裕福に暮らす町人。「浮世の事は―の金左衛門を誘引て同じこころの瓢金玉/浮世草子・一代男 5」
しも-うど【下人】🔗⭐🔉
しも-うど 【下人】
「しもびと(下人)」の転。
しも-おおい【霜覆い】🔗⭐🔉
しも-おおい ―オホヒ [3] 【霜覆い】
「霜除(ヨ)け」に同じ。
しもおか【下岡】🔗⭐🔉
しもおか シモヲカ 【下岡】
姓氏の一。
しもおか-れんじょう【下岡蓮杖】🔗⭐🔉
しもおか-れんじょう シモヲカレンヂヤウ 【下岡蓮杖】
(1823-1914) 幕末・明治初期の写真家。伊豆下田生まれ。写真術を志し,米人ヒュースケン等に技術を学ぶ。横浜に写真館を開業,多くの写真師を育成した。
しも-おとこ【下男】🔗⭐🔉
しも-おとこ ―ヲトコ 【下男】
召し使いの男。げなん。
しも-おんな【下女】🔗⭐🔉
しも-おんな ―ヲンナ 【下女】
(1)召し使いの女。げじょ。
⇔上女(カミオンナ)
(2)身分の低い女官。下級の女官。「―のきははさばかりうらやましきものはなし/枕草子 47」
しも-がかり【下掛(か)り】🔗⭐🔉
しも-がかり [3] 【下掛(か)り】
(1)しもがかること。特に性を話題にした,みだらな話。「―のネタ」
(2)能楽における金春・金剛・喜多の三流の称。京都に住んだ観世・宝生の二流を上掛(カミガカリ)というのに対して,奈良に住んでいたところからいう。大和掛。
→上掛
しもがかり-ほうしょうりゅう【下掛宝生流】🔗⭐🔉
しもがかり-ほうしょうりゅう ―ホウシヤウリウ 【下掛宝生流】
能楽ワキ方の流派。シテ方宝生流に対しワキ宝生ともいう。江戸時代,ワキ方春藤流より派生してシテ方宝生流の座付きとなった。
しも-がか・る【下掛(か)る】🔗⭐🔉
しも-がか・る [4] 【下掛(か)る】 (動ラ五[四])
〔人間の下半身に関する話をする意〕
下品な話になる。「話が,だいぶ―・ってきた」
しも-がこい【霜囲い】🔗⭐🔉
しも-がこい ―ガコヒ [3] 【霜囲い】
畑の作物や植木が霜の害を受けないように,わらなどでおおうこと。また,その囲い。[季]冬。
しも-がち【下勝ち】🔗⭐🔉
しも-がち 【下勝ち】 (形動ナリ)
下の方が大きいこと。しもぶくれ。「額つきこよなうはれたるに,なほ―なる面(オモ)やうは/源氏(末摘花)」
しもがも-おんせん【下賀茂温泉】🔗⭐🔉
しもがも-おんせん ―ヲンセン 【下賀茂温泉】
静岡県東部,伊豆半島南部,青野川沿いにある食塩泉。花卉(カキ)・メロンを温室で栽培。
しもがも-じんじゃ【下鴨神社】🔗⭐🔉
しもがも-じんじゃ 【下鴨神社】
賀茂御祖(カモミオヤ)神社の通称。京都市左京区下鴨泉川町にある。祭神は玉依姫命(タマヨリビメノミコト)と賀茂建角身命(カモタケツノミノミコト)。
→賀茂神社
しも-がれ【霜枯れ】🔗⭐🔉
しも-がれ [0] 【霜枯れ】
(1)霜のために草木が枯れしぼむこと。冬の草木が枯れて寒々としていること。[季]冬。《―や壁のうしろは越後山/一茶》
(2)「霜枯れ時」の略。
しもがれ-どき【霜枯(れ)時】🔗⭐🔉
しもがれ-どき [0][4] 【霜枯(れ)時】
(1)草木が霜で枯れて寒々とした景色の時期。冬。
(2)商売の景気の悪い時期。
しもがれ-みつき【霜枯(れ)三月】🔗⭐🔉
しもがれ-みつき [5] 【霜枯(れ)三月】
年の暮れの景気の悪い三か月。一〇月・一一月・一二月をいう。
しも-が・れる【霜枯れる】🔗⭐🔉
しも-が・れる [4] 【霜枯れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 しもが・る
草木が霜にあって枯れしおれる。「―・れた冬の野」
しもきた-はんとう【下北半島】🔗⭐🔉
しもきた-はんとう ―ハンタウ 【下北半島】
青森県北東部から北海道に向けて斧(オノ)状に突出する本州最北端の半島。恐山(オソレヤマ)山地が主体部を占める。斗南(トナミ)半島。
しもきたはんとう-こくていこうえん【下北半島国定公園】🔗⭐🔉
しもきたはんとう-こくていこうえん ―ハンタウ―コウ
ン 【下北半島国定公園】
下北半島の北西部,山地と海岸の景勝地からなる国定公園。恐山などの火山,仏ヶ浦一帯の断層海岸などが主要部。
ン 【下北半島国定公園】
下北半島の北西部,山地と海岸の景勝地からなる国定公園。恐山などの火山,仏ヶ浦一帯の断層海岸などが主要部。
しも-ぎょう【下京】🔗⭐🔉
しも-ぎょう ―ギヤウ 【下京】
(1)京都市の区の一。商業地区。
(2)京都の四条通り以南をさしていった称。
しも-く【下句】🔗⭐🔉
しも-く [2] 【下句】
「下の句」に同じ。
し-もく【指目】🔗⭐🔉
し-もく [0] 【指目】 (名)スル
指さして見ること。注目すること。また,それとみなすこと。「世人の―するところとなる」「暗に基督(キリスト)教会を―す/明六雑誌 13」
しも-くすべ【霜燻べ】🔗⭐🔉
しも-くすべ [3] 【霜燻べ】
春先,冷え込む晴れた夜に,霜のために桑などの芽が害を受けないように,もみがら・松葉・古タイヤなどをたいた煙で畑地をおおい,霜の降りるのを防ぐこと。[季]春。
しも-くずれ【霜崩れ】🔗⭐🔉
しも-くずれ ―クヅレ [3] 【霜崩れ】
霜柱が解けてくずれること。
しも-くち【霜朽ち】🔗⭐🔉
しも-くち 【霜朽ち】
しもやけ。「―まじなはんとてさわぐもいとあはれなり/蜻蛉(中)」
しも-ぐち【下口】🔗⭐🔉
しも-ぐち 【下口】
裏口。後ろの入り口。「局の―へんにたたずんで聞けば/平家 10」
しもくぼ-ダム【下久保―】🔗⭐🔉
しもくぼ-ダム 【下久保―】
群馬県と埼玉県の境,利根川水系の神流川にある発電・上水用などの多目的ダム。ダム湖は神流湖。重力式で,堤高129メートル。1968年(昭和43)完成。
しも-ぐもり【霜曇(り)】🔗⭐🔉
しも-ぐもり [3] 【霜曇(り)】
霜が降りるような寒い夜,空が曇ること。「―すとにかあるらむひさかたの夜渡る月の見えなく思へば/万葉 1083」
〔昔,霜が雪や雨などと同じに空から降るものと考えられていたところからの語〕
し-もくれん【紫木蓮】🔗⭐🔉
し-もくれん [2] 【紫木蓮】
モクレンの別名。白花のハクモクレンと区別するための名。[季]春。
しも-けいし【下家司】🔗⭐🔉
しも-けいし 【下家司】
家司の下級(六位以下)の者。
しも-けし【霜消し】🔗⭐🔉
しも-けし [0] 【霜消し】
〔霜夜の寒さを消す意〕
酒を飲むこと。
しも・げる【霜げる】🔗⭐🔉
しも・げる [3] 【霜げる】 (動ガ下一)
(1)野菜・果物などが,寒さのためにいたむ。「いもが―・げる」
(2)落ちぶれてみすぼらしくなる。貧相になる。「談義場は―・げた男世話を焼き/柳多留拾遺」
しも-ご【下五】🔗⭐🔉
しも-ご [3] 【下五】
俳句で,五・七・五の最後の五音。座五(ザゴ)。
しもこうべ【下河辺】🔗⭐🔉
しもこうべ シモカウベ 【下河辺】
姓氏の一。
しもこうべ-ちょうりゅう【下河辺長流】🔗⭐🔉
しもこうべ-ちょうりゅう シモカウベチヤウリウ 【下河辺長流】
〔名は「ながる」とも読み,「長竜」とも書く〕
(1627-1686) 江戸前期の国学者・歌人。大和の人。特に万葉集に通じ,近世国学の先駆となる。契沖と親交があり,その学問に多大の影響を与えた。著「万葉集管見」「晩花集」,編「林葉累塵集」など。
しも-ごえ【下肥】🔗⭐🔉
しも-ごえ [0] 【下肥】
人の糞尿を肥料としたもの。こやし。
しも-ごしょ【下御所】🔗⭐🔉
しも-さき【霜先】🔗⭐🔉
しも-さき [0] 【霜先】
寒くなりかけの霜が降りはじめる頃。一〇月頃をいう。「身代さもなき人,―の金銀あだにつかふ事なかれ/浮世草子・胸算用 3」
しも-さぶらい【下侍】🔗⭐🔉
しも-さぶらい ―サブラヒ 【下侍】
清涼殿の殿上の間の南にある,侍臣たちの詰め所。また,遊宴の場所。畳敷きで,炭櫃(スビツ)の設備があった。「或は殿上の―この掃部寮に仰せて/宴曲集」
→清涼殿
しも-ざま【下様】🔗⭐🔉
しも-ざま [0][2] 【下様】
〔「しもさま」とも〕
(1)下の方。
⇔上様
「軒のつまの草は…―にはびこりて/宇津保(楼上・上)」
(2)身分・教養の低い者。一般庶民。しもじも。「―の人の物語は耳驚く事のみあり/徒然 73」
(3)京都で下京方面。「―に行とまりて家有/宇治拾遺 4」
しも-ざむらい【下侍】🔗⭐🔉
しも-ざむらい ―ザムラヒ 【下侍】
下級の侍。格式の低い武士。
しもざわ【子母沢】🔗⭐🔉
しもざわ シモザハ 【子母沢】
姓氏の一。
しもざわ-かん【子母沢寛】🔗⭐🔉
しもざわ-かん シモザハクワン 【子母沢寛】
(1892-1968) 小説家。北海道生まれ。本名,梅谷松太郎。明大卒。股旅物(マタタビモノ)のほか,幕末・維新物が多い。作「新選組始末記」「国定忠治」「勝海舟」「父子鷹」など。
しも-じも【下下】🔗⭐🔉
しも-じも [2] 【下下】
身分・地位などの低い人々。一般庶民。したじた。
⇔うえうえ
「―の事情に通じている」
しも-じょちゅう【下女中】🔗⭐🔉
しも-じょちゅう ―ヂヨチユウ [3] 【下女中】
台所仕事などをする女中。しもづかえ。
⇔上女中
しも-すがた【下姿】🔗⭐🔉
しも-すがた [3] 【下姿】
(1)宮仕えする者が下にさがっているときの姿。冠・袍(ホウ)などを脱いでくつろいだ直衣(ノウシ)姿。
⇔上姿(ウエスガタ)
(2)公家(クゲ)が武家の裃(カミシモ)を着た姿。
しもすわ【下諏訪】🔗⭐🔉
しもすわ シモスハ 【下諏訪】
長野県中部,諏訪郡の町。諏訪湖の北岸にある温泉・精密機械工業の町。近世は中山道と甲州街道が合する宿駅。諏訪大社下社がある。
しもせ-かやく【下瀬火薬】🔗⭐🔉
しもせ-かやく ―クワヤク [4] 【下瀬火薬】
下瀬雅允(マサチカ)が開発したピクリン酸を主成分とする火薬。1893年(明治26)炸薬(サクヤク)として海軍に採用され,日露戦争に用いて威力が大であった。
しも-せき【下席】🔗⭐🔉
しも-せき [0] 【下席】
寄席で,その月の下旬の興行。
しも-そうじ【下掃除】🔗⭐🔉
しも-そうじ ―サウヂ [3] 【下掃除】
便所の掃除。
しもだ【下田】🔗⭐🔉
しもだ 【下田】
静岡県伊豆半島南東部にある市。江戸時代下田奉行が置かれた要港。1853年黒船来航を機に翌年開港。南伊豆の温泉・観光基地で史跡に富む。
しもだ-じょうやく【下田条約】🔗⭐🔉
しもだ-じょうやく ―デウ― 【下田条約】
(1)日米和親条約に付帯して,下田・箱館の開港と使用細則を決めた条約。1854年,ペリーと幕府全権林大学頭らとの間で調印。
(2)1857年,ハリスと下田奉行の間で調印された条約。長崎開港・領事裁判権などを規定。日米和親条約を補うとともに,日米修好通商条約の先駆となった。下田協約。日米約定。
(3)日露和親条約の別名。1854年,ロシア使節プチャーチンとの間で調印。
しもだ-ぶぎょう【下田奉行】🔗⭐🔉
しもだ-ぶぎょう ―ギヤウ [4] 【下田奉行】
江戸幕府の職名。伊豆下田に駐在し,出入りの船舶や貨物の監査などを任務とした。1616年設置され,二度廃止されたが,1854年復活し,幕末外交事務を扱った。
しもだ【下田】🔗⭐🔉
しもだ 【下田】
姓氏の一。
しもだ-うたこ【下田歌子】🔗⭐🔉
しもだ-うたこ 【下田歌子】
(1854-1936) 女子教育者。岐阜県生まれ。前名,鉐(セキ)。華族女学校創立に参画。実践女学校・女子工芸学校を創設。愛国婦人会会長。
しも-だいかん【下代官】🔗⭐🔉
しも-だいかん ―ダイクワン [3] 【下代官】
〔「げだいかん」とも〕
代官の次席。年貢の取り立てなどをつかさどった。
しも-だいどころ【下台所】🔗⭐🔉
しも-だいどころ [3] 【下台所】
貴人の家で,家臣・召し使いなどが料理をしたり食事をしたりする所。
⇔上台所
しもだ-おんせん【下田温泉】🔗⭐🔉
しもだ-おんせん ―ヲンセン 【下田温泉】
熊本県西部,天草諸島の下島西岸にある重曹泉。天草観光の基地。白鷺温泉。
しも-だたみ【霜畳】🔗⭐🔉
しも-だたみ [3] 【霜畳】
畳を敷き詰めたように,地上一面に降りた霜。
しもだて【下館】🔗⭐🔉
しもだて 【下館】
茨城県西部の市。もと石川氏の城下町。化学・食品・電機・繊維などの工業が立地。
しもた-や【仕舞た屋】🔗⭐🔉
しもた-や [0] 【仕舞た屋】
「しもうたや(仕舞屋)」に同じ。
しも-だらい【下盥】🔗⭐🔉
しも-だらい ―ダラヒ 【下盥】
腰部以下につける下着類などを洗濯するたらい。
しもつ【下津】🔗⭐🔉
しもつ 【下津】
和歌山県北西部,海草(カイソウ)郡の町。紀伊水道に面し,下津港は石油の基地。有田ミカンの産地。長保寺は紀伊徳川氏の菩提寺。
しも-づかえ【下仕へ】🔗⭐🔉
しも-づかえ ―ヅカヘ 【下仕へ】
院・宮家・摂家などで雑用をした下級の女官。
しも-つ-かた【下つ方】🔗⭐🔉
しも-つ-かた 【下つ方】
(1)身分の低い者。しもじも。
(2)下の方。しもざま。「立ちさまよふらむ―思ひやるに/源氏(夕顔)」
⇔上つ方
しもつかれ🔗⭐🔉
しもつかれ [3]
酢憤(スムズカ)りが元になった,栃木県の郷土料理。塩ザケの頭を細かくし水煮したものに,おろし大根・いり大豆・油揚げ・ニンジンを加え,酒粕・醤油・酢などで調味したもの。
→すむずかり
しも-つき【霜月】🔗⭐🔉
しも-つき [2] 【霜月】
陰暦一一月の異名。[季]冬。
しもつき-え【霜月会】🔗⭐🔉
しもつき-え ―
[4] 【霜月会】
延暦寺で,天台大師智
(チギ)の忌日(一一月二四日)を中心として行う法華十講の法会(ホウエ)。山門の大会。天台会。
[4] 【霜月会】
延暦寺で,天台大師智
(チギ)の忌日(一一月二四日)を中心として行う法華十講の法会(ホウエ)。山門の大会。天台会。
しもつき-かぐら【霜月神楽】🔗⭐🔉
しもつき-かぐら [5] 【霜月神楽】
⇒湯立(ユダ)て神楽(カグラ)
しもつき-がゆ【霜月粥】🔗⭐🔉
しもつき-がゆ [4] 【霜月粥】
陰暦一一月二三,二四日の大師講に炊く粥。小豆が入っている。ころもがゆ。
しもつき-そうどう【霜月騒動】🔗⭐🔉
しもつき-そうどう ―サウ― 【霜月騒動】
1285年,鎌倉幕府の重臣安達泰盛一族が滅ぼされた事件。以後,北条氏の専制が強まる。秋田城介の乱。弘安合戦。
しもつき-まつり【霜月祭(り)】🔗⭐🔉
しもつき-まつり [5] 【霜月祭(り)】
陰暦一一月に行われる民間の祭りの総称。収穫祭の性格が強い。一年の最後の祭りで,物忌みを伴うものもある。
しもつけ【下野】🔗⭐🔉
しもつけ 【下野】
〔「しもつけの(下毛野)」の略〕
(1)旧国名の一。栃木県全域にあたる。野州(ヤシユウ)。
(2)バラ科の落葉低木。下野国で最初に発見されたという。山野に自生し,観賞用に植えられる。高さ1メートル内外。葉はほぼ長楕円形で鋸歯がある。六月頃,枝先に散房花序を出し,淡紅色の小花を多数密生する。木下野(キシモツケ)。
〔「繍線菊」とも当てる〕
[季]夏。
下野(2)
[図]
[図]
しもつけ-そう【下野草】🔗⭐🔉
しもつけ-そう ―サウ [0] 【下野草】
バラ科の多年草。山地に自生。高さ約50センチメートル。葉は羽状複葉で,頂の小葉は大きく掌状。夏,枝を分け,しもつけ{(2)}に似た淡紅色の細かい花を密生する。草下野(クサシモツケ)。
しもつけの【下毛野】🔗⭐🔉
しもつけの 【下毛野】
下野(シモツケ)の古名。
しも【下】(和英)🔗⭐🔉
しも【霜】(和英)🔗⭐🔉
しもがれ【霜枯れの】(和英)🔗⭐🔉
しもがれ【霜枯れの】
frostbitten;wintry.→英和
霜枯れ時 the winter season;the lean season (不況).
しもごえ【下肥】(和英)🔗⭐🔉
しもごえ【下肥】
night soil.
しもざ【下座に座る】(和英)🔗⭐🔉
しもざ【下座に座る】
take a lower seat.
しもじも【下々】(和英)🔗⭐🔉
しもじも【下々】
the common people;the masses.
しもたや【しもた屋】(和英)🔗⭐🔉
しもたや【しもた屋】
a dwelling house.
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