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なす【茄子・茄】🔗🔉

なす [1] 【茄子・茄】 (1)ナス科の一年草。熱帯では多年草。インド原産。古くから栽培され,高さは約80センチメートル。葉は卵形。夏から秋にかけ,淡紫色の花を開く。果実は倒卵形・球形・長形などで,果皮の色は普通暗紫色。なすび。[季]夏。 (2)茶入れの一。丸形で下のほうがややふくらんだ形のもの。唐物(カラモノ)に由来し,茶道ではこの手を最上位とする。 茄子(2) [図]

なす【那須】🔗🔉

なす 【那須】 (1)栃木県北東部,那珂川上流一帯の総称。古代に那須国があり,国造(クニノミヤツコ)が置かれていた。 (2)栃木県北東部,那須郡の町。那須岳南東の那須高原を占め,観光・酪農が盛ん。

なす【那須】🔗🔉

なす 【那須】 姓氏の一。

なす-しんご【那須信吾】🔗🔉

なす-しんご 【那須信吾】 (1829-1863) 幕末期の土佐藩士。土佐勤皇党に加盟。同志と吉田東洋を暗殺し長州に脱走。天誅組挙兵に参加して戦死した。

なす-の-よいち【那須与一】🔗🔉

なす-の-よいち 【那須与一】 鎌倉初期の源氏の武将。名は宗高。与一は通称。与市・余市とも。下野(シモツケ)国那須の人。弓の名手。屋島の合戦で平家が舟に掲げた扇の的を一矢で射た話が平家物語にあり,後世,謡曲・浄瑠璃などに脚色された。生没年未詳。

な・す【成す・為す】🔗🔉

な・す [1] 【成す・為す】 (動サ五[四]) (1)あるまとまったものを作り上げる。築き上げる。《成》「一代で財を―・す」 (2)(「…をなす」の形で)そういう形・状態をつくる。《成》「カラスが群れを―・している」「返品が山を―・す」「文章の体を―・していない」 (3)別の物・状態に変える。「荒野を変じて沃野(ヨクヤ)と―・す」 (4)ある行為をする。主に慣用句的なかたい言い回しの中で使われる。《為》「人力の―・し得るところではない」「相手の―・すがままにまかせる」「すること―・すこと」 (5)動詞の連用形の下に付いて,補助動詞のように用いる。特に心がけてある動作をする意を表す。意識して…する。「いと心ことによしありて同じ木草をも植ゑ―・し給へり/源氏(若紫)」「心細く住み―・したる庵あり/徒然 11」 〔「なる」に対する他動詞〕 [慣用] 市を―・色を―・恐れを―・重きを―・名を―

な・す【生す】🔗🔉

な・す [1] 【生す】 (動サ五[四]) 〔「なす(成・為)」と同源〕 子を産む。「子まで―・した仲」「―・さぬ仲」

な・す【済す】🔗🔉

な・す 【済す】 (動サ四) (1)支払うべきものを支払う。「舟賃―・して越し給へ/義経記 7」 (2)借りたものを返す。「先の世に借りたを―・すか今貸すか/滑稽本・膝栗毛(初)」

な・す【寝す】🔗🔉

な・す 【寝す】 (動サ四) 〔動詞「ぬ(寝)」に使役の助動詞「す」の付いたものから〕 寝させる。眠らせる。「まなかひにもとなかかりて安眠(ヤスイ)し―・さぬ/万葉 802」

な・す【寝す】🔗🔉

な・す 【寝す】 (動サ四) 〔動詞「ぬ(寝)」に尊敬の助動詞「す」の付いたものから〕 おやすみになる。「をとめの―・すや板戸を押そぶらひ/古事記(上)」

なす🔗🔉

なす (接尾) (1)名詞に付いて,…のような,…に似ているの意を表し,連体修飾語として用いられる。「緑―黒髪」「山―仕事」 (2)〔上代語〕 体言,ときには動詞の連体形に付いて,…のように,…のような,の意を表す。「またま―二つの石を/万葉 813」「国わかく,浮きし脂の如くして,くらげ―ただよへる時/古事記(上)」

なす-おんせん【那須温泉】🔗🔉

なす-おんせん ―ヲンセン 【那須温泉】 栃木県北部,那須岳の山麓に散在する温泉群の総称。那須湯本・高雄・弁天・大丸(オオマル)・北・板室・三斗小屋など。

なす-か【茄子科】🔗🔉

なす-か ―クワ [0] 【茄子科】 双子葉植物合弁花類の一科。主として熱帯に分布。世界に約九〇属二千余種がある。草本または木本,まれにつる性。葉は互生。花は両性花で花冠は五裂する。種々のアルカロイドを含む有毒植物が多い。ジャガイモ・トマト・ナス・ピーマン・トウガラシなどは食用に,ハシリドコロ・クコ・チョウセンアサガオなどは薬用に,ペチュニア・ハナタバコ・ホオズキなどは観賞用にされる。ほかにタバコがある。

ナスカNazca🔗🔉

ナスカ Nazca ペルー南西部の小都市。近郊には先インカ期の遺跡や,大地上絵がある。 ナスカ(大地上絵) [カラー図版]

なす-かざんたい【那須火山帯】🔗🔉

なす-かざんたい ―クワザンタイ 【那須火山帯】 北海道南西部から東北地方中央部を通り,長野県北東部にいたる火山帯。有珠(ウス)山・八甲田山・蔵王山・安達太良(アダタラ)山・磐梯山・那須岳・赤城山・浅間山などが属する。

なすこくぞう-ひ【那須国造碑】🔗🔉

なすこくぞう-ひ ナスコクザウ― 【那須国造碑】 栃木県湯津上村の笠石神社にある古碑。700年に没した那須直(アタイ)韋提(イデ)の頌徳のために建立されたもの。日本三古碑の一。

なす-こん【茄子紺】🔗🔉

なす-こん [0] 【茄子紺】 ナスの実の色に似た濃い紫紺色。

なす-しちとう【那須七党】🔗🔉

なす-しちとう ―シチタウ 【那須七党】 中世,下野(シモツケ)国那須郡の有力国人であった那須氏一族と同郡居住の武蔵丹党とにより結成された地縁的連合体。那須(烏山)・福原・蘆野・伊王野・千本(以上那須氏),大田原・大関(以上武蔵丹党)の七氏をさす。那須七騎。

ナスターチウムnasturtium🔗🔉

ナスターチウム [5] nasturtium ⇒金蓮花(キンレンカ)

なす-だけ【那須岳】🔗🔉

なす-だけ 【那須岳】 栃木県北部にある火山群。茶臼岳(海抜1915メートル)・朝日岳・三本槍岳・南月山・黒尾谷岳の那須五岳から成る。また,主峰茶臼岳の別名。

ナスダックNASDAQ🔗🔉

ナスダック [3] NASDAQ 〔National Association of Securities Dealers Automated Quotations〕 全米証券業協会( NASD )が開発した,店頭銘柄気配自動通報システムの略称。

なす-の【那須野】🔗🔉

なす-の 【那須野】 「那須野原(ナスノハラ)」に同じ。

なすの-がみ【那須野紙】🔗🔉

なすの-がみ [3] 【那須野紙】 栃木県那須野烏山地方で産する和紙。那須烏の子。烏山紙。

なすの-はら【那須野原】🔗🔉

なすの-はら 【那須野原】 栃木県北部,那珂(ナカ)川と箒(ホウキ)川にはさまれた扇状地。水が乏しく,不毛地であったが,那須疏水の開通により開拓が進められている。なすのがはら。なすの。

なすび【茄子・茄】🔗🔉

なすび [1] 【茄子・茄】 (1)ナスの別名。[季]夏。《もぎたての―の紺や籠に満てり/星野立子》 (2)「なす(茄子){(2)}」に同じ。 (3)家紋の一。ナスの実・花・葉を組み合わせて図案化したもの。

なすび-ば【茄子歯】🔗🔉

なすび-ば [3] 【茄子歯】 (1)黒くなった虫歯。「まれに―あり/評判記・色道大鏡」 (2)おはぐろで黒く染めた歯。 (3)少女が,なすの皮を歯につけておはぐろに見せる遊び。

なすり-あい【擦り合い】🔗🔉

なすり-あい ―アヒ [0] 【擦り合い】 責任や罪などを互いに相手に押しつけあうこと。「責任の―」

なすり-つ・ける【擦り付ける】🔗🔉

なすり-つ・ける [5] 【擦り付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 なすりつ・く (1)こすってつける。こすりつける。「泥を壁に―・ける」 (2)責任・罪などを他人に負わせる。「罪を人に―・ける」

なす・る【擦る】🔗🔉

なす・る [2][0] 【擦る】 (動ラ五[四]) (1)ぬりつける。すりつける。「手の汚れをズボンに―・る」 (2)罪や責任を他人に負わせる。「罪を小岩へ―・らうとは以ての外の心得違ひ/人情本・恩愛二葉草」

なす【成[為]す】(和英)🔗🔉

なす【成[為]す】 (1)[成就]achieve;→英和 accomplish;→英和 succeed.→英和 (2)[作る]make.→英和 (3) ⇒為(す)る. 〜に任せる letdo as he likes;leavealone.

なす【茄子】(和英)🔗🔉

なす【茄子】 <米>an eggplant;→英和 <英>an aubergine.

なすりあい【擦り合い】(和英)🔗🔉

なすりあい【擦り合い】 [罪・責任の]recrimination.

なすりつける【擦り付ける】(和英)🔗🔉

なすりつける【擦り付ける】 ⇒擦(なす)る.

なする【擦る】(和英)🔗🔉

なする【擦る】 (1) rub;→英和 smear.→英和 (2)[人に罪を]lay.→英和

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