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まじ【真風】🔗🔉

まじ [1] 【真風】 南風,または南寄りの風。まぜ。主に四国や瀬戸内海の沿岸でいう。

まじ【蠱】🔗🔉

まじ [1] 【蠱】 「蠱物(マジモノ)」に同じ。

まじ🔗🔉

まじ [1] (形動) 「まじめ(真面目)」の略。「―な顔」「お梅はしじう―で居る/洒落本・にやんの事だ」

まじ🔗🔉

まじ (助動)(まじから・まじく(まじかり)・まじ・まじき(まじかる)・まじけれ・○) 〔上代語の「ましじ」から転じたもの。中古以降の語〕 打ち消し推量の助動詞。動詞およびそれと同じ活用型の助動詞の終止形に接続する。ただし,ラ行変格活用の動詞,およびそれと同じ活用型の語には連体形に接続する。推量の助動詞「べし」の打ち消しの言い方に相当するもの。 (1)強い打ち消しの推量の意を表す。…ないだろう。…そうもない。「それもただ,雀などのやうにつねにある鳥ならば,さもおぼゆ〈まじ〉/枕草子 41」「なきあとまで人の胸あく〈まじかり〉ける人の御覚えかな/源氏(桐壺)」「さて冬がれのけしきこそ秋にはをさをさ劣る〈まじけれ〉/徒然 19」 (2)打ち消しの当然の意を表す。…ないにちがいない。…するはずがない。「かのくに人きき知る〈まじく〉おもほえたれども/土左」「何とわく〈まじき〉山伏などまで惜しみ聞こゆ/源氏(薄雲)」「この川は近江の湖の末なれば,待つとも待つとも水干〈まじ〉/平家 9」 (3)強い打ち消しの意志を表す。…ないつもりだ。…ないでおこう。「み命のあやふさこそおほきなるさはりなれば,猶つかうまつる〈まじき〉ことを/竹取」「ただ今は見る〈まじ〉とて入りぬ/枕草子 82」 (4)不適当なこと,あるいは禁止する意を表す。…ないほうがよい。…してはよくない。…してはならない。「妻(メ)といふものこそ男の持つ〈まじき〉ものなれ/徒然 190」「中にもある〈まじから〉ん振舞はよくよく慎しむべし/十訓 5」「それにもうちとけたまふ〈まじ〉/平家 1」 (5)不可能だという意を表す。…できないだろう。…できそうもない。「ここにおはするかぐや姫は,重き病をし給へば,えいでおはします〈まじ〉/竹取」「公卿といへど,この人の覚えに,必ずしも並ぶ〈まじき〉こそ多かれ/源氏(胡蝶)」 〔(1)「まじ」は和歌にはほとんど用いられない。(2)中世以降,未然形に接続する例が多く見られるようになる。「一人も助け〈まじき〉ものを/平治(下)」「さもあらば,今宵二十七日月もなき夜こそ人もしら〈まじ〉/浮世草子・一代男 2」(3)中世以降,口語では,連体形「まじき」の音便の形から生じた「まじい」の形が用いられるようになり,さらに「まい」の形が用いられるようになる。(4)連体形「まじき」は,現代語でも時に用いられることがある。「それは警察官としてある〈まじき〉行為だ」〕 →まじい(助動) →まい(助動)

まじい🔗🔉

まじい (助動)(○・○・まじい・まじい・○・○) 〔打ち消し推量の助動詞「まじ」の連体形「まじき」の音便の形「まじい」から。中世語として用いられ,のち,これからさらに派生した「まい」の形が一般に用いられるようになる〕 意味・用法は助動詞「まい」にほぼ同じで,打ち消しの推量・意志などを表す。「さては汝に逢うては,名乗る〈まじい〉ぞ/平家 9」「サダメテ案内ヲ知ラセラレ〈マジイ〉トテ/天草本伊曾保」 〔近世上方語でも,時に用いられることがある。「こりや勘十郎,まだ魂はよも去る〈まじい〉/浄瑠璃・五十年忌(中)」〕 →まじ(助動) →まい(助動)

まじ・う【交ふ】🔗🔉

まじ・う マジフ 【交ふ】 (動ハ下二) ⇒まじえる

まじ・える【交える】🔗🔉

まじ・える マジヘル [3] 【交える】 (動ア下一)[文]ハ下二 まじ・ふ (1)いっしょにいれる。異質の物の中に加える。まぜる。「子供を―・えて遊ぶ」「私情を―・える」「汝(ナレ)が眼は,鉄と黄金(コガネ)を―・へたる冷き宝石の如し/あめりか物語(荷風)」「菖蒲草花橘に貫き―・へ/万葉 410」 (2)交差させる。交差するほど近づける。「枝を―・える」「膝を―・える」 (3)とりかわす。やりとりする。「言葉を―・える」「一戦―・える」 〔「交わる」に対する他動詞。漢文訓読系の語〕 [慣用] 干戈(カンカ)を―・兵刃を―・砲火を―

まじかり🔗🔉

まじかり (助動)(まじから・まじかり・○・まじかる・○・○) 〔「まじくあり」の転〕 打ち消し推量の助動詞「まじ」の補助活用。「まじからむ」「まじかりけり」など,他の助動詞に続くときに用いられる。「みかどにて子を持たらむもめでたくもある〈まじから〉む/宇津保(楼上・上)」「げにやむごとなき人に劣る〈まじかり〉ける/源氏(須磨)」 〔(1)終止形にあたるものはない。(2)連体形「まじかる」が「なり」「めり」などの助動詞に続くとき,音便の形をとって,「まじかんなり」「まじかんめり」となり,さらに撥音「ん」が表記されないで「まじかなり」「まじかめり」となることがある。「仏の御しるべは,暗きに入りても,更に違(タガ)ふ〈まじか〉なるものを/源氏(若紫)」「千年(チトセ)を経(フ)とも,飽く世ある〈まじかん〉めり/増鏡(おどろの下)」〕 →まじ(助動)

まじき🔗🔉

まじき 〔助動詞「まじ」の連体形〕 ⇒まじ(助動)

ま-じきり【間仕切り】🔗🔉

ま-じきり [2][0] 【間仕切り】 部屋の仕切り。壁や襖(フスマ)など。

まじ-くじ🔗🔉

まじ-くじ (副) 〔「ましくし」とも〕 しきりにまばたきするさま。また,いらいらするさま。「りくつづめにあひて大へこみとなり―すれば/滑稽本・膝栗毛 7」

まじく-ない🔗🔉

まじく-ない ―ナヒ 〔「まじくなう」の連用形から〕 うまくとりつくろうこと。表面をごまかすこと。「―の高声に皆も来いと呼びつれて/たけくらべ(一葉)」

まじく-な・う🔗🔉

まじく-な・う ―ナフ (動ハ四) (1)まじなう。「ほんとにおめい茶釜を―・つたか/洒落本・寒紅丑日待」 (2)とりつくろう。ごまかす。「これにてものごと―・ふは何と忠臣ものでござりませう/歌舞伎・絵本合法衢」

まじくら🔗🔉

まじくら (接尾) 名詞に付いて,それとともに,それをまじえての意を表す。「かかる所へ九平次は悪口仲間二三人。座頭―どつと来たり/浄瑠璃・曾根崎心中」

まじげなり🔗🔉

まじげなり (連語) 〔打ち消し推量の助動詞「まじ」に接尾語「げ」の付いたものに断定の助動詞「なり」が付いたもの〕 …ないようだ。…なさそうだ。…そうもない。「まことにうしろめたくはある―なるを,などかくあながちにしももて離れ給ふらむ/源氏(総角)」

ましこ-やき【益子焼】🔗🔉

ましこ-やき [0] 【益子焼】 益子町で産する陶器。1853年大塚啓三郎の創始。民芸陶器で知られる。

まじ-こ・る【蠱る】🔗🔉

まじ-こ・る 【蠱る】 (動ラ四) 邪悪なものに引き込まれる。「天のまがつひといふ神の言はむ悪事(マガゴト)にあひ―・り/祝詞(御門祭)」

マジシャンmagician🔗🔉

マジシャン [2] magician 奇術師。手品師。魔術師。

マジソン-がい【―街】🔗🔉

マジソン-がい 【―街】 〔Madison〕 ⇒マディソン街(ガイ)

ましたい🔗🔉

ましたい (連語) 〔助動詞「ます」の連用形「まし」に希望の助動詞「たい」の付いたもの。近世上方語〕 動作の及ぶ相手に対する敬意を表しつつ,その動作を希望する意を表す。「ます」は謙譲の助動詞。「何卒今一度逢はせ―たいと存じ/歌舞伎・阿波の鳴門」「知らせて覚悟もさせ―たく/浄瑠璃・寿の門松」 →ます(助動)

まじ-ち【貧鉤】🔗🔉

まじ-ち マヂ― 【貧鉤】 貧しくなれとのろいをかけた釣り針。「この鉤は…―,うるぢと云ひて後手に賜へ/古事記(上訓)」

マジックmagic🔗🔉

マジック [2][1] magic (1)魔法。奇術。手品。「トランプの―が得意だ」 (2)不思議な力のある意で,多く他の外来語と複合して用いられる。 (3)マジック-ナンバーの略。 (4)マジック-インキの略。

マジック-アイMagic Eye🔗🔉

マジック-アイ [5] Magic Eye 電圧レベルを蛍光面で表示する真空管。受信機の同調点指示,録音機のレベル表示などに用いられた。商標名。

マジック-インキ🔗🔉

マジック-インキ [4] 〔和 Magic Ink〕 油性のフェルト-ペン。速乾性があり,ガラス・金属などたいていのものに書くことができる。商標名。

マジック-ガラス🔗🔉

マジック-ガラス [5] 〔和 magic+glass〕 ⇒マジック-ミラー

マジック-テープ🔗🔉

マジック-テープ [5] 〔和 Magic Tape〕 面ファスナーの商標名。

マジック-ナンバー🔗🔉

マジック-ナンバー [5] 〔和 magic+number〕 (1)スポーツのリーグ戦で第二位のチームが残り試合に全勝した場合でも,第一位のチームが優勝できる勝ち試合の数。 (2)原子核を構成する陽子または中性子の数が特定の値をもつ時,原子核は極めて安定となるが,その数をいう。中性子数一二六,陽子または中性子の数五〇,八二が特に安定。次いで二,八,二〇,二八が知られている。魔法数。

マジック-ハンド🔗🔉

マジック-ハンド [5] 〔和 magic+hand〕 手の構造をした機械を遠隔より作動させて人間の代わりに工作その他の作業をする装置。放射能の強い所や高温下での作業などに用いる。マニピュレーター。

マジック-ミラー🔗🔉

マジック-ミラー [5] 〔和 magic+mirror〕 明るい側から暗い側は透視できないが,その逆は可能な鏡。板ガラスに金属膜を薄く塗ってガラスを重ねたもの。半透明鏡。ハーフ-ミラー。マジック-ガラス。

まして-や【況してや】🔗🔉

まして-や [1] 【況してや】 (副) 「況して{(1)}」を強めた言い方。

まじ-ない【呪い】🔗🔉

まじ-ない ―ナヒ [0][3] 【呪い】 神仏や霊力をもつものに祈って,災いを逃れようとしたり,また他人に災いを及ぼすようにしたりすること。また,その術。呪術。「お―をする」

まじない-し【呪い師】🔗🔉

まじない-し ―ナヒ― [3] 【呪い師】 まじないを職業とする者。

まじ-な・う【呪う】🔗🔉

まじ-な・う ―ナフ [0][3] 【呪う】 (動ワ五[ハ四]) 〔「蠱(マジ)」に接尾語「なう」が付いた語〕 (1)災いを逃れるため,また他人に災いをかけるため,神仏などに祈る。「災難をまぬがれるよう―・う」「鼻ひたる時,かく―・はねば死ぬるなり/徒然 47」 (2)祈りなどにより病気を治療する。「御胸―・へと,うへの預け奉り給ひつるなり/落窪 2」 [可能] まじなえる

まし-にん【麻子仁】🔗🔉

まし-にん [2] 【麻子仁】 麻の種子。かつて,民間で利尿・通経薬に使われた。苧実(オノミ)。 →麻の実

ましねえ🔗🔉

ましねえ (連語) ⇒ましない(連語)

マジノ-せん【―線】🔗🔉

マジノ-せん 【―線】 第一次大戦後,陸相マジノ(A. Maginot)の建議によりドイツ国境に構築したフランスの要塞線。1940年,ドイツ軍に突破された。 →ジークフリート線

マジパンmarzipan🔗🔉

マジパン [0][1] marzipan 製菓材料の一。粉末のアーモンド・砂糖・卵白をこねてペースト状にしたもの。細工をして洋菓子の装飾に用いる。

まじま【真島】🔗🔉

まじま 【真島】 姓氏の一。

まじま-りこう【真島利行】🔗🔉

まじま-りこう ―リカウ 【真島利行】 (1874-1962) 化学者。京都生まれ。東大卒。日本産の漆を研究,漆液の主成分ウルシオールの構造決定・合成に成功。一方,教育機関の整備につとめ,多数の有機化学者を育てる。

まじま【馬島】🔗🔉

まじま 【馬島】 姓氏の一。

まじま-せいがん【馬島清眼】🔗🔉

まじま-せいがん 【馬島清眼】 (?-1379) 南北朝時代の僧医。尾張の人。薬師寺蔵南坊(のちの明眼(ミヨウゲン)院)に住み,眼科治療を行い馬島流眼科の祖となる。

まじ-まじ🔗🔉

まじ-まじ [3] (副)スル (1)じっと見つめるさま。「相手の顔を―と見る」 (2)平然としているさま。しゃあしゃあとしているさま。「黙つて火鉢に倚かかりながら,―と煙草を喫(フカ)してゐた/黴(秋声)」 (3)目をぱちぱちするさま。また,眠れないさま。「目は冴えて,―して居たが/高野聖(鏡花)」 (4)ためらうさま。もじもじ。「他人が傍に居るので,気屈(キヅマリ)さうに柳之助は―してゐる/多情多恨(紅葉)」

まし-ま・す【在す・坐す】🔗🔉

まし-ま・す 【在す・坐す】 (動サ四) 〔動詞「ます(坐)」を重ねたもの。きわめて敬度が高く,中古には神仏・国王などに対して用いられた〕 (1)「有り」「居り」の尊敬語。おいでになる。おありになる。「霊験を施し給ふ事かくの如くぞ―・しける/今昔 16」「御腹に一院の宮の―・しけるが/平家 1」 (2)「行く」「来(ク)」の尊敬語。いらっしゃる。「速やかに返り給ひて後によき日を以て―・せ/今昔 24」 (3)(補助動詞) (ア)形容動詞の連用形,または,体言に断定の助動詞「なり」の連用形「に」の付いたもの,さらに,これらに助詞「て」の付いたものに付いて,「である」の意を敬っていう。…でいらっしゃる。「宿徳(シトク)にて―・しける大徳のはやう死にけるが/大和 25」「大海の潮干て山になるまでに君は変らぬ君に―・せ/山家(雑)」(イ)動詞の連用形,またはそれに助詞の付いたものに付いて,「てある」「ている」の意を敬っていう。特に,尊敬の助動詞「す」「さす」とともに「せまします」「させまします」の形で用いることが多い。…ていらっしゃる。…なさる。「鳥羽殿には,相国もゆるさず,法皇もおそれさせ―・しければ/平家 4」「輔仁の親王も御才学すぐれて―・しければ/平家 4」

ましまそ・う🔗🔉

ましまそ・う マシマサフ (動ハ四) 〔動詞「まします(在)」に動詞「あふ(合ふ)」の付いた「ましましあふ」の転〕 動詞の連用形に付いて,補助動詞として用いる。「(複数の人が)…している」の尊敬語。(みんなが)…しておられる。(みんな)いらっしゃる。「みな男し―・ふ中に,やもめにて捨ておきたいまつるよりは/宇津保(藤原君)」

まじめ【真面目】🔗🔉

まじめ [0] 【真面目】 (名・形動)[文]ナリ (1)本気であること。真剣であること。また,そのさま。「―な顔になる」「―に働く」 (2)誠意のこもっていること。誠実であること。また,そのさま。「―な人」「―な人柄」 [派生] ――さ(名)

まじめ-くさ・る【真面目腐る】🔗🔉

まじめ-くさ・る [5] 【真面目腐る】 (動ラ五[四]) いかにもまじめな態度をとる。「―・って言う」

まじ-もの【蠱物】🔗🔉

まじ-もの 【蠱物】 (1)まじないをして相手をのろうこと。また,その術。まじ。「けもの倒し,―する罪/祝詞(六月晦大祓)」 (2)人を惑わすもの。魔性のもの。「これらの―らを捉んは何の難き事にもあらじ/読本・雨月(蛇性の婬)」

マジャール-じん【―人】🔗🔉

マジャール-じん [4] 【―人】 〔Magyar〕 ハンガリー人の自称。原住地はウラル山脈中・南部とされる。九世紀末南ロシアから現在の国土に移住。

マジャパイト-ちょう【―朝】🔗🔉

マジャパイト-ちょう ―テウ 【―朝】 ジャワのヒンズー王朝。1293年元の遠征を退けたラーデン=ビジャヤがマジャパイト(Majapahit)に都して建国。一四世紀後半インドネシア諸島を支配して全盛。一六世紀初めに滅亡。

ま-じゅつ【魔術】🔗🔉

ま-じゅつ [1] 【魔術】 (1)人の心を惑わす術。魔法。「―にかける」 (2)大仕掛けな手品。

まじゅつ-し【魔術師】🔗🔉

まじゅつ-し [3] 【魔術師】 (1)不思議な術を使う者。 (2)大仕掛けの手品をする人。「世紀の―」

まじゅつ-てき-リアリズム【魔術的―】🔗🔉

まじゅつ-てき-リアリズム [8] 【魔術的―】 〔(スペイン) realismo mgico〕 元来ドイツに生まれた用語で,今日一般には中南米小説に特徴的な現実と幻想を混淆させる技法を指す語。

ま-じょ【魔女】🔗🔉

ま-じょ ―ヂヨ [1] 【魔女】 (1)〔witch〕 古くからのヨーロッパの俗信で人に害悪を与える魔力をそなえているという女性。魔薬や呪法を用いて種々の害悪・病・死などをもたらすとされた。 (2)悪魔のような女。また,不思議な力をもった女。

まじょ-がり【魔女狩(り)】🔗🔉

まじょ-がり ―ヂヨ― [0] 【魔女狩(り)】 (1)ヨーロッパの宗教改革前後における,教会ないし民衆による組織的・狂信的な,異端者摘発・追放の運動。 (2)(比喩的に)一定社会・集団の権力者が,思想・信条を異にする者を異端と断じて追放・排除すること。「現代の―」

マジョリカmajolica🔗🔉

マジョリカ [2] majolica 〔マジョルカ島の商人がもたらしたスペイン陶器をまねて作り始めたところから〕 イタリア産の軟陶。一五世紀以降ファエンツァなどで作られた。草花・風景・人物などを多色で描く。マヨルカ。

マジョリティーmajority🔗🔉

マジョリティー [2] majority 多数。多数派。過半数。 ⇔マイノリティー 「サイレント-―」

マジョルカMajorca🔗🔉

マジョルカ Majorca 地中海西部のバレアレス諸島中の最大の島。スペイン領。オリーブ・ブドウ・陶器などを産出。保養・観光地。中心都市パルマ。マヨルカ。マリョルカ。

ましら【猿】🔗🔉

ましら [0][1] 【猿】 猿の異名。

まじらい【交じらい】🔗🔉

まじらい マジラヒ [0][3] 【交じらい】 (1)つき合うこと。交際。 (2)宮仕え。「殿上の―のほど,くちをしからず/枕草子 315」

まじら・う【交じらふ】🔗🔉

まじら・う マジラフ 【交じらふ】 (動ハ四) 〔動詞「まじる」の未然形に継続の助動詞「ふ」の付いたものから〕 (1)まじる。まじりあう。「楠(クス)の木は,木立おほかる所にも,ことに―・ひたてらず/枕草子 40」 (2)人中に出る。仲間として加わる。特に,宮仕えする。「かたじけなき御心ばへの,たぐひなきを頼みにて―・ひ給ふ/源氏(桐壺)」

まじり【混じり・交じり・雑じり】🔗🔉

まじり [3] 【混じり・交じり・雑じり】 (1)まじること。また,まじっていること。「白髪―」「小雨―」「鼻歌―」 (2)水分を非常に多くした粥(カユ)。おまじり。

まじり-け【混じり気・雑じり気】🔗🔉

まじり-け [0][4] 【混じり気・雑じり気】 他の物がまざっていること。「―のない絹織物」「―のない気持ち」

まじり-みせ【交じり見世】🔗🔉

まじり-みせ 【交じり見世】 江戸吉原の遊里で,大籬(オオマガキ)に次ぐ格の店。一歩(イチブ)女郎と二朱女郎を共に置いていたことからいう。半籬。

まじり-もの【混じり物・雑じり物】🔗🔉

まじり-もの [0][5] 【混じり物・雑じり物】 まじっているもの。まざりもの。

ま-じり【眦・目尻】🔗🔉

ま-じり 【眦・目尻】 (1)めじり。まなじり。「額いたう晴れたる人の,―いたうひきく/紫式部日記」 (2)目つき。「―,労々じげに煩はし/狭衣 3」

まじり-まじり🔗🔉

まじり-まじり (副)スル (1)落ち着かないさま。もじもじ。「つい起(タチ)そそくれて潮合を失ひ,―思慮の無い顔をして/浮雲(四迷)」 (2)じっと見つめるさま。まじまじ。「―と見る」 (3)眠れないでうごめいているさま。まじまじ。もぞもぞ。「馬舎(ウマヤ)の隅に菰(コモ)をきせて寝させて置きましたれば,―と致いておりまする/狂言・骨皮(虎寛本)」

まじ・る【混じる・交じる・雑じる】🔗🔉

まじ・る [2] 【混じる・交じる・雑じる】 (動ラ五[四]) (1)ある物の中に,他の種類の物が少量入る。入る物が少なく,異物感の強い場合にいう。「御飯の中に石が―・っていた」「雑念が―・る」 (2)仲間に加わる。交際する。「老人も若い人に―・って走る」「ともかくも人に―・る折なければ/源氏(乙女)」 (3)野や林に分け入る。「野山に―・りて竹を取りつつ/竹取」 〔「混ぜる」に対する自動詞〕 [可能] まじれる

ま-しろ【真白】🔗🔉

ま-しろ 【真白】 (形動ナリ) ほんとうに白いこと。まっしろ。「―にそ富士の高嶺に雪は降りける/万葉 318」

ま-しろ・い【真白い】🔗🔉

ま-しろ・い [3] 【真白い】 (形)[文]ク ましろ・し ほんとうに白い。まっしろい。「―・き富士の嶺(ネ)」

ま-じろぎ【瞬ぎ】🔗🔉

ま-じろぎ [3][0] 【瞬ぎ】 まばたき。「―もせずに聞き入る」

ま-じろ・ぐ【瞬ぐ】🔗🔉

ま-じろ・ぐ [3] 【瞬ぐ】 (動ガ五[四]) 〔古くは「まじろく」と清音。「ま」は目,「しろぐ」はこまかく動く意〕 まばたきをする。まばたく。「その落着いた―・がぬ眼差(メザシ)や/夢かたり(四迷)」「ハダエタユマズ目―・カズ/ヘボン」

まじわり【交わり】🔗🔉

まじわり マジハリ [0][4] 【交わり】 (1)つき合うこと。交際。「人と―を結ぶ」「―を断つ」 (2)男女のちぎり。性交。 (3)〔数〕 二個以上の集合について,そのうちのどの集合にも属する要素全体から成る集合。共通集合。積集合。 ⇔むすび

まじえる【交える】(和英)🔗🔉

まじえる【交える】 (1)[混合]⇒混ぜる. (2)[交差]cross.→英和 砲火を〜 exchange fire.

マジック(和英)🔗🔉

マジック magic (奇術).→英和 ‖マジック・アイ a magic eye.マジックテープ velcro.マジックペン a marker.

まじない【呪い】(和英)🔗🔉

まじない【呪い】 a charm;→英和 a spell;→英和 (an) incantation.→英和 魔よけの〜をする exorcise.→英和

まじまじ(和英)🔗🔉

まじまじ ⇒見詰める.

まじめ【真面目な(に)】(和英)🔗🔉

まじめ【真面目な(に)】 serious(ly);→英和 grave(ly);→英和 steady(-ily).→英和 物事を〜に考える take things seriously.〜な顔をする look grave[serious].〜になる ⇒改心.

まじゅつ【魔術】(和英)🔗🔉

まじゅつ【魔術】 ⇒魔法,手品.

まじょ【魔女】(和英)🔗🔉

まじょ【魔女】 a witch;→英和 a sorceress.

まじり【混じり(気)のある】(和英)🔗🔉

まじり【混じり(気)のある】 impure (不純);→英和 diluted (うすめた).〜のない pure;→英和 unmixed.

まじる【混じる】(和英)🔗🔉

まじる【混じる】 mix[mingle];→英和 be mixed[mingled].

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