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うるさ・い【煩い・五月蠅い】🔗⭐🔉
うるさ・い [3] 【煩い・五月蠅い】 (形)[文]ク うるさ・し
(1)音が大きいのがじゃまになる。音が大きいのでやりきれない。やかましい。「工場の騒音が―・い」
(2)しつこくて,やりきれない。「―・い蠅(ハエ)だ」「―・くつきまとう」
(3)小さいことまで,いちいち文句を言うのでいやだ。口やかましい。「何かと―・いおやじだ」
(4)物事に対して見識をもっていて,細かいところまで気にするさま。「彼は料理には―・い」
(5)面倒くさくて,いやだ。わずらわしい。「―・い問題が起こったものだ」
(6)いやになるほどに優れている。完全で親しみが持てない。「いふかひあるかたのいと―・かりしものを/源氏(鈴虫)」
(7)技芸が優れている。うるせし。「たなばたの手にも劣るまじくて,その方も具して,―・くなむ侍りし/源氏(帚木)」
(8)わざとらしくて,いやみだ。きざっぽい。「見苦しとて人に書かするは―・し/徒然 35」
〔「五月蠅い」は,五月の蠅はうるさいことから戯れた当て字〕
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)
ご-がつ【五月】🔗⭐🔉
ご-がつ ―グワツ [1] 【五月】
一年の中の第五番目の月。皐月(サツキ)。さなえづき。[季]夏。
〔副詞的用法の場合アクセントは [0]〕
ごがつ-かくめい【五月革命】🔗⭐🔉
ごがつ-かくめい ―グワツ― 【五月革命】
1968年に起きたフランスの社会危機。パリ大学に端を発した学生運動が労働運動と結びつきゼネストの様相を呈したが,ド=ゴール大統領による議会解散・総選挙により収束。
ごがつ-かや【五月蚊帳】🔗⭐🔉
ごがつ-かや ―グワツ― [3] 【五月蚊帳】
五月にかやをつりはじめることを不吉なこととして忌んだ語。
ごがつ-さい【五月祭】🔗⭐🔉
ごがつ-さい ―グワツ― [3] 【五月祭】
〔May Day〕
(1)ヨーロッパを中心にみられる,五月一日の春祭。
(2)メーデーに同じ。
ごがつ-にんぎょう【五月人形】🔗⭐🔉
ごがつ-にんぎょう ―グワツ―ギヤウ [4] 【五月人形】
端午の節句に,男の子の祝いとして飾る,鍾馗(シヨウキ)や武者人形など。[季]夏。
ごがつ-のぼり【五月幟】🔗⭐🔉
ごがつ-のぼり ―グワツ― [4] 【五月幟】
端午の節句に,男の子の祝いとして立てる幟。江戸初期から行われ,武者絵や鯉(コイ)の滝登りを描いて立てたものが現在の鯉のぼりになった。さつきのぼり。[季]夏。
ごがつ-びょう【五月病】🔗⭐🔉
ごがつ-びょう ―グワツビヤウ [0] 【五月病】
四月に入った大学新入生や新人社員などに,一か月を経た五月頃に見られる,新環境に対する不適応病状の総称。
さ-つき【五月・皐月・早月】🔗⭐🔉
さ-つき [0] 【五月・皐月・早月】
(1)陰暦五月のこと。早苗月(サナエヅキ)。[季]夏。
(2)ツツジ科の常緑低木。関東以西に自生。また,古くから観賞用に栽植されて,多くの園芸品種がある。五〜六月ごろ枝先に漏斗状の花をつける。花は紅紫・白紅・絞りなど多様。サツキツツジ。
〔ホトトギスが鳴くころに咲くので「杜鵑花」とも書く〕
[季]夏。
さつき=の鯉(コイ)の吹き流し🔗⭐🔉
――の鯉(コイ)の吹き流し
鯉幟(コイノボリ)のように腹に何のわだかまりもなく,さっぱりしているということ。江戸っ子の気質を言い表した語。江戸っ子は五月の鯉で口ばかり。
さつき-あめ【五月雨】🔗⭐🔉
さつき-あめ [4] 【五月雨】
陰暦五月頃に降る長雨。梅雨。つゆ。さみだれ。[季]夏。
さつき-つつじ【五月躑躅】🔗⭐🔉
さつき-つつじ [4][5] 【五月躑躅】
「さつき{(2)}」に同じ。
さつき-の-せち【五月の節】🔗⭐🔉
さつき-の-せち 【五月の節】
五月五日の節句。端午の節句。「―のあやめの蔵人/枕草子 89」
さつき-の-たま【五月の珠】🔗⭐🔉
さつき-の-たま 【五月の珠】
橘の実。一説に薬玉(クスダマ)。「ほととぎすいたくな鳴きそ汝が声を―にあへ貫(ヌ)くまでに/万葉 1465」
さつき-の-みそうじ【五月の御精進】🔗⭐🔉
さつき-の-みそうじ ―ミサウジ 【五月の御精進】
五月(ゴガツ)に行う精進潔斎。「―のほど,職におはします頃/枕草子 99」
さつき-ばれ【五月晴(れ)】🔗⭐🔉
さつき-ばれ [0] 【五月晴(れ)】
(1)新暦五月頃のよく晴れた天気。
(2)陰暦五月の,梅雨(ツユ)の晴れ間。梅雨晴れ。[季]夏。《男より女いそがし―/也有》
さつき-ます【五月鱒・皐月鱒】🔗⭐🔉
さつき-ます [3] 【五月鱒・皐月鱒】
サケ目の魚類。全長30〜50センチメートルで,体側に赤点を有する。中部地方の太平洋側を中心に分布していたが,個体数が激減または減少し,自然の個体群は長良川および伊勢湾でしか見られない。降海型のマスとしては世界の最南端に位置する。アマゴは本種の陸封型を指す。ナガラマス。アマゴマス。
さつき-やみ【五月闇】🔗⭐🔉
さつき-やみ [0][3] 【五月闇】
五月雨(サミダレ)の降る頃の暗さ。昼間についてもいう。[季]夏。
さ-ばえ【五月蠅】🔗⭐🔉
さ-ばえ ―バヘ 【五月蠅】
夏の初めに群がる蠅。[紀(神代下訓注)]
さばえ-なす【五月蠅なす】🔗⭐🔉
さばえ-なす ―バヘ― 【五月蠅なす】
陰暦五月頃の蠅の形状から比喩的に,数多いさまや,うるさい状態を表す慣用的副詞句。「―騒く舎人(トネリ)は白たへに衣取り着て/万葉 478」
さみだ・る【五月雨る】🔗⭐🔉
さみだ・る 【五月雨る】 (動ラ下二)
さみだれが降る。和歌では多く「乱る」の意にかけて用いる。[季]夏。「―・れて物思ふ時はわが宿の/好忠集」
さみだれ【五月雨】🔗⭐🔉
さみだれ [0] 【五月雨】
〔「さ」はさつき,「みだれ」は水垂(ミダレ)の意という〕
(1)陰暦五月頃に降り続く雨。つゆ。梅雨(バイウ)。長雨(ナガメ)。うのはなくたし。[季]夏。《―をあつめて早し最上川/芭蕉》
(2)継続しないで,少しずつ繰り返すことのたとえ。「―スト」
さみだれ-しき【五月雨式】🔗⭐🔉
さみだれ-しき [0] 【五月雨式】
(梅雨時の雨のように)途中,途切れながらもだらだらと長く物事が続くこと。また,そのようなやり方。「一か月間―に会議がある」
ごがつ【五月】(和英)🔗⭐🔉
ごがつ【五月】
May.→英和
五月の節句 the Boys' Festival.
さつき【五月】(和英)🔗⭐🔉
さみだれ【五月雨】(和英)🔗⭐🔉
さみだれ【五月雨】
an early summer rain.
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