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う【宇】🔗⭐🔉
う 【宇】 (接尾)
助数詞。建物や屋根・天幕などを数えるのに用いる。「堂塔一―」
うい【宇井】🔗⭐🔉
うい ウ
【宇井】
姓氏の一。
【宇井】
姓氏の一。
うい-はくじゅ【宇井伯寿】🔗⭐🔉
うい-はくじゅ ウ
― 【宇井伯寿】
(1882-1963) インド哲学者・仏教学者。愛知県生まれ。東大教授。サンスクリット原典・漢訳仏典を通じインド思想を研究。著「印度哲学研究」「仏教汎論」「仏教思想研究」など。
― 【宇井伯寿】
(1882-1963) インド哲学者・仏教学者。愛知県生まれ。東大教授。サンスクリット原典・漢訳仏典を通じインド思想を研究。著「印度哲学研究」「仏教汎論」「仏教思想研究」など。
うがき【宇垣】🔗⭐🔉
うがき 【宇垣】
姓氏の一。
うがき-かずしげ【宇垣一成】🔗⭐🔉
うがき-かずしげ 【宇垣一成】
(1868-1956) 陸軍軍人・政治家。岡山県生まれ。大将。清浦内閣などの陸相を務め,軍縮と軍の近代化を行なった。1937年(昭和12)陸軍内部の反対で組閣に失敗。第二次大戦後,参議院議員。
うが-じん【宇賀神】🔗⭐🔉
うが-じん [2] 【宇賀神】
〔「うか」は食物の意。「うかじん」とも〕
仏教に説く穀物神。転じて福の神とされるため,弁財天と同一視され,密教にもとりいれられた。多く白蛇の形をとる。うかのかみ。
→倉稲魂(ウカノミタマ)
うがじん-の-ほう【宇賀神の法】🔗⭐🔉
うがじん-の-ほう ―ホフ [2] 【宇賀神の法】
宇賀神を本尊として行う密教の修法。もろもろの福徳を祈る。
うか-の-かみ【宇賀の神】🔗⭐🔉
うか-の-かみ 【宇賀の神】
⇒うがじん(宇賀神)
うか-の-みたま【倉稲魂・稲魂・宇迦の御魂】🔗⭐🔉
うか-の-みたま 【倉稲魂・稲魂・宇迦の御魂】
〔後世「うが」と濁音〕
稲の穀霊を神としてあがめたもの。のち,五穀をつかさどる神とされた。伊勢神宮外宮の祭神,豊宇気姫命の別名。また,稲荷(イナリ)信仰の祭神。うけのみたま。
うき-うた【宇岐歌】🔗⭐🔉
うき-うた 【宇岐歌】
〔盞(ウキ)(=さかずき)歌の意〕
古代歌謡の一種。酒杯をあげるときの祝歌。また,杯に酒をつぐときの歌とも。元旦の節会(セチエ)に歌われた。「こは―なり/古事記(下訓)」
うきた【浮田・宇喜多】🔗⭐🔉
うきた 【浮田・宇喜多】
姓氏の一。
うきた-なおいえ【宇喜多直家】🔗⭐🔉
うきた-なおいえ ―ナホイヘ 【宇喜多直家】
(1529-1581) 戦国時代の武将。主君浦上宗景を放逐して備前を制圧。のち羽柴秀吉に帰順し,毛利軍と交戦中に病没。
うきた-ひでいえ【宇喜多秀家】🔗⭐🔉
うきた-ひでいえ ―ヒデイヘ 【宇喜多秀家】
〔姓は「浮田」とも〕
(1573-1655) 安土桃山時代の武将。岡山領主。豊臣秀吉の五大老に列し,朝鮮出兵では軍監を務めた。関ヶ原の戦いで敗れ1606年八丈島に配流,在島49年ののち死去。
うげのひとごと【宇下人言】🔗⭐🔉
うげのひとごと 【宇下人言】
松平定信の自叙伝。一巻。1758年の誕生から93年の老中辞職直前までが記され,寛政の改革についての定信の政見・思想がうかがえる。題名は「定信」の二字を分解したもの。成立年未詳。
うこう-れんらくせん【宇高連絡船】🔗⭐🔉
うこう-れんらくせん ウカウ― 【宇高連絡船】
本州と四国を結んでいた旧国鉄の連絡航路。岡山県玉野市宇野と香川県高松間。1988年(昭和63)廃止。
うさ【宇佐】🔗⭐🔉
うさ 【宇佐】
大分県北部,周防灘(スオウナダ)に面する市。もと宇佐神宮の門前町,市場町。東・西両本願寺の別院がある。
うさ-じんぐう【宇佐神宮】🔗⭐🔉
うさ-じんぐう 【宇佐神宮】
大分県宇佐市にある神社。豊前国一の宮。祭神は誉田別命(ホンダワケノミコト)(応神天皇)・大帯姫命(オオタラシヒメノミコト)(神功皇后)および比売神(ヒメカミ)。奈良時代から朝廷の崇敬があつく中世以降は武家の信仰をも受けた。全国八幡宮の総本社。宇佐八幡宮。
うさ-とりい【宇佐鳥居】🔗⭐🔉
うさ-とりい ―トリ
[3] 【宇佐鳥居】
鳥居の形式の一。笠木と島木が両端で強く反り返り,檜皮(ヒワダ)の屋根を葺(フ)いたもの。額束はなく台輪がある。宇佐神宮の鳥居の様式。
[3] 【宇佐鳥居】
鳥居の形式の一。笠木と島木が両端で強く反り返り,檜皮(ヒワダ)の屋根を葺(フ)いたもの。額束はなく台輪がある。宇佐神宮の鳥居の様式。
うさ-の-つかい【宇佐の使】🔗⭐🔉
うさ-の-つかい ―ツカヒ 【宇佐の使】
国家の大事,天皇即位などの際,宇佐神宮に遣わされ奉告し幣帛を奉った勅使。奈良時代から行われた。即位の報告には平安初期から和気(ワケ)氏があてられた。うさづかい。
うさ-はちまんぐう【宇佐八幡宮】🔗⭐🔉
うさ-はちまんぐう 【宇佐八幡宮】
⇒宇佐神宮(ウサジングウ)
うじ【宇治】🔗⭐🔉
うじ-いし【宇治石】🔗⭐🔉
うじ-いし ウヂ― [2] 【宇治石】
京都府宇治市に産する濃緑色のかたい岩。茶臼(チヤウス)などを作る。
うじ-かがのじょう【宇治加賀掾】🔗⭐🔉
うじ-かがのじょう ウヂ― 【宇治加賀掾】
(1635-1711) 上方(カミガタ)古浄瑠璃最後の太夫。嘉太夫(カダユウ)節の流祖。紀伊国の人。前名は宇治嘉太夫。謡曲・平曲などから曲節や題材を摂取して一派を開いた。近松門左衛門の作品を脚色して上演。のち,初世竹本義太夫と競演して敗れたが,義太夫節に対する影響は大きい。
うじ-がわ【宇治川】🔗⭐🔉
うじ-がわ ウヂガハ 【宇治川】
京都府南部を流れる川。水源は琵琶湖。上流は瀬田川,宇治市で宇治川となり木津川・桂川と合流して淀川となる。古来,網代(アジロ)・川霧・柴舟などとともに歌によまれた。((歌枕))
うじがわ-の-せんじん【宇治川の先陣】🔗⭐🔉
うじがわ-の-せんじん ウヂガハ―センヂン 【宇治川の先陣】
1184年の宇治川の戦いで,源義経側の佐々木高綱と梶原景季が源頼朝から与えられた名馬生
(イケズキ)・磨墨(スルスミ)に乗って,宇治川を渡る先陣争いをしたこと。「平家物語」や「源平盛衰記」にみえる。
(イケズキ)・磨墨(スルスミ)に乗って,宇治川を渡る先陣争いをしたこと。「平家物語」や「源平盛衰記」にみえる。
うじがわ-の-たたかい【宇治川の戦い】🔗⭐🔉
うじがわ-の-たたかい ウヂガハ―タタカヒ 【宇治川の戦い】
(1)1184年1月,源義経と木曾義仲の軍勢による宇治川をはさんでの戦い。佐々木高綱と梶原景季の先陣争いで有名。
(2)1221年6月,承久の乱のとき,朝廷軍が北条泰時の率いる幕府軍に大敗した戦い。
うじ-しちえん【宇治七園】🔗⭐🔉
うじ-しちえん ウヂシチ
ン 【宇治七園】
足利義満が指定した宇治の茶園。森・川下・朝日・祝(井)・奥の山・宇文字・琵琶(または上林(カンバヤシ))の七か所。宇治茶発展の基礎となった。
ン 【宇治七園】
足利義満が指定した宇治の茶園。森・川下・朝日・祝(井)・奥の山・宇文字・琵琶(または上林(カンバヤシ))の七か所。宇治茶発展の基礎となった。
うじしゅういものがたり【宇治拾遺物語】🔗⭐🔉
うじしゅういものがたり ウヂシフ
― 【宇治拾遺物語】
説話集。二巻。流布本一五巻。編者未詳。1212〜21年頃成立(のちに増補されたか)。仏教説話・滑稽談・民話・説話など一九七話を収録。軽妙な和文脈で民衆の生活感情や人間性を語る。
― 【宇治拾遺物語】
説話集。二巻。流布本一五巻。編者未詳。1212〜21年頃成立(のちに増補されたか)。仏教説話・滑稽談・民話・説話など一九七話を収録。軽妙な和文脈で民衆の生活感情や人間性を語る。
うじ-じゅうじょう【宇治十帖】🔗⭐🔉
うじ-じゅうじょう ウヂジフデフ 【宇治十帖】
源氏物語五四帖のうちの最後の一〇帖。薫大将を主人公に山城国宇治を舞台とする。橋姫・椎本(シイガモト)・総角(アゲマキ)・早蕨(サワラビ)・宿木・東屋・浮舟・蜻蛉・手習・夢浮橋の一〇帖。
うじだいなごんものがたり【宇治大納言物語】🔗⭐🔉
うじだいなごんものがたり ウヂダイナゴン― 【宇治大納言物語】
散逸説話集。源隆国作と伝えられる。平安後期成立。多くの書にその書名が引用され,「今昔物語集」「宇治拾遺物語」をはじめ,後代への影響が非常に大きい。また,「今昔物語集」「宇治拾遺物語」「世継物語」などの別称としても呼ばれ,相互の混同を引き起こした。
うじ-ちゃ【宇治茶】🔗⭐🔉
うじ-ちゃ ウヂ― [2] 【宇治茶】
京都府宇治市周辺から産出される茶。古来良質の茶として賞美される。
うじ-にんぎょう【宇治人形】🔗⭐🔉
うじ-にんぎょう ウヂニンギヤウ [3] 【宇治人形】
宇治の名物人形。茶の木を材料にして主として茶摘み女などを作る。刀法・彩色とも奈良人形に似ている。茶の木人形。
うじのあじろ-の-しょうじ【宇治の網代の障子】🔗⭐🔉
うじのあじろ-の-しょうじ ウヂ―シヤウジ 【宇治の網代の障子】
清涼殿の東の広庇(ヒロビサシ)の北にあった衝立(ツイタテ)。裏面に墨絵で宇治川の網代が描いてあった。
→荒海の障子(ソウジ)
うじ-の-おおいぎみ【宇治の大君】🔗⭐🔉
うじ-の-おおいぎみ ウヂ―オホイギミ 【宇治の大君】
源氏物語の作中人物。宇治の八の宮の長女。薫を愛しながらその求愛を拒み,「総角(アゲマキ)」の巻で薫にみとられて死ぬ。宇治の姫君。八の宮の姫君。
うじ-の-かんぱく【宇治の関白】🔗⭐🔉
うじ-の-かんぱく ウヂ―クワンパク 【宇治の関白】
藤原頼通(ヨリミチ)の通称。
うじ-の-はしひめ【宇治の橋姫】🔗⭐🔉
うじ-の-はしひめ ウヂ― 【宇治の橋姫】
〔「うじのはしびめ」とも〕
(1)宇治橋のたもとの橋姫神社にまつられているとされる伝説上の女性。橋を守る神といい,また巫子(ミコ)・遊女・愛人などの意味をこめて和歌に多く詠まれた。
(2)嵯峨天皇の代,嫉妬のために宇治川に身を投げ,鬼形(キギヨウ)と化して京中の人に害をなしたと伝えられる女性。「平家物語」「太平記」「橋姫物語」などにみえる。
うじ-ばし【宇治橋】🔗⭐🔉
うじ-ばし ウヂ― 【宇治橋】
(1)京都府宇治市にあって宇治川に架かる橋。橋姫の伝説がある。((歌枕))
(2)三重県伊勢市の五十鈴(イスズ)川に架かって,伊勢神宮内宮の表参道に通じる橋。
うじばし-だんぴ【宇治橋断碑】🔗⭐🔉
うじばし-だんぴ ウヂ― 【宇治橋断碑】
京都府宇治市放生院常光寺(橋寺)にある宇治橋碑の上部約三分の一の部分。646年に僧道登が宇治川に橋を架けたことを記す碑。早く失われたが,江戸時代に原碑の断片が発見され記録によって下部が復元された。
うじ-まる【宇治丸】🔗⭐🔉
うじ-まる ウヂ― [2] 【宇治丸】
京都府宇治市の特産である鰻鮨(ウナギズシ)の異名。また,かば焼きにもいう。うじのまる。
うじ-め【宇治目】🔗⭐🔉
うじ-め ウヂ― [2][3] 【宇治目】
江戸時代の量目の単位の一。二〇〇匁(約720グラム)を一斤(キン)としたもの。宇治で茶をはかるのに用いた。
うじ-やま【宇治山】🔗⭐🔉
うじ-やま ウヂ― 【宇治山】
喜撰岳の古名。喜撰法師の住処の跡があると伝えられて有名。((歌枕))「我がいほは宮このたつみしかぞすむ世を―と人はいふなり/古今(雑下)」
うじやまだ【宇治山田】🔗⭐🔉
うじやまだ ウヂヤマダ 【宇治山田】
三重県伊勢市の旧称。
うだ【宇多】🔗⭐🔉
うだ 【宇多】
京都市右京区北東部一帯の地名。同区宇多野の地は,平安時代以降,禁裏御料の狩猟地。
うだ【宇陀】🔗⭐🔉
うだ 【宇陀】
奈良県東部,宇陀郡一帯の地名。大宇陀町一帯の丘陵地帯は「宇陀の(大)野」と呼ばれ,奈良遷都以前,朝廷の狩猟地だった。((歌枕))「けころもを時かたまけて出でましし―の大野は思ほえむかも/万葉 191」
うだ-がみ【宇陀紙】🔗⭐🔉
うだ-がみ [2] 【宇陀紙】
奈良県宇陀郡地方周辺から産出する厚手の楮(コウゾ)紙。主に,表具の裏打ちや傘に用いられる。
うだがわ【宇田川】🔗⭐🔉
うだがわ ウダガハ 【宇田川】
姓氏の一。江戸中期から後期にかけて蘭学者・蘭方医を輩出。
うだがわ-げんしん【宇田川玄真】🔗⭐🔉
うだがわ-げんしん ウダガハ― 【宇田川玄真】
⇒宇田川榛斎(シンサイ)
うだがわ-げんずい【宇田川玄随】🔗⭐🔉
うだがわ-げんずい ウダガハ― 【宇田川玄随】
(1755-1797) 江戸中・後期の蘭医。江戸の人。津山藩医。名は晋,号は槐園。杉田玄白・前野良沢に蘭学を学び,日本におけるオランダ内科書「西説内科撰要」を翻訳出版。
うだがわ-しんさい【宇田川榛斎】🔗⭐🔉
うだがわ-しんさい ウダガハ― 【宇田川榛斎】
(1769-1834) 江戸後期の蘭医。伊勢の人。本姓,安岡。字(アザナ)は玄真。初め漢方を学び,のち宇田川玄随に師事,養子となる。幕府の天文翻訳方として「厚生新編」(ショメール百科全書)の訳出にあたる。ほかに「医範提綱」「和蘭薬鏡」など。
うだがわ-ようあん【宇田川榕庵】🔗⭐🔉
うだがわ-ようあん ウダガハ― 【宇田川榕庵】
(1798-1846) 江戸後期の蘭学者。江戸の人。大垣藩医江沢養樹の子。名は榕。榛斎の養子。多数の訳書により西欧の化学・薬学・生物学の紹介をするとともに「厚生新編」の訳業にも参加し昆虫学の分野を担当。著「舎密開宗」「植学啓原」など。
うだ-げんじ【宇多源氏】🔗⭐🔉
うだ-げんじ 【宇多源氏】
宇多天皇の第九皇子敦実(アツミ)親王を祖とする源氏。親王の子雅信・重信・寛信の三人が源姓を賜った。
うだ-てんのう【宇多天皇】🔗⭐🔉
うだ-てんのう ―テンワウ 【宇多天皇】
(867-931) 第五九代天皇(在位 887-897)。光孝天皇の皇子。名は定省(サダミ)。親政を行おうとしたが,関白藤原基経に阻まれた(阿衡(アコウ)事件)。基経の死後は菅原道真を起用して摂関政治の弊害を改めるのに努めた(寛平の治)。のち,出家して寛平法皇・亭子院(テイジノイン)と称した。子の醍醐天皇に与えた「寛平御遺誡」,日記「宇多天皇御記」がある。
うち-の-おおの【内の大野・宇智の大野】🔗⭐🔉
うち-の-おおの ―オホノ 【内の大野・宇智の大野】
奈良県五條市,旧宇智郡北宇智村付近にあった野。古代,狩猟の地。宇智野。内野。((歌枕))「たまきはる―に馬並めて/万葉 4」
う-ちゅう【宇宙】🔗⭐🔉
う-ちゅう ―チウ [1] 【宇宙】
〔「荘子(知北遊)」「淮南子(斉俗訓)」などによる。「淮南子(斉俗訓)」のように「宇」を空間,「宙」を時間とする説や「宇」を天,「宙」を地とする説などがある〕
(1)(ア)すべての天体を含む空間の広がり。特に,地球の大気圏外。(イ)〔物〕 物質とエネルギーが存在する空間。
(2)存在する事物の全体。また,それを包む空間。天地万物。森羅万象。全世界。
(3)〔哲〕 一定の秩序をそなえた世界。コスモス。
うちゅう-いがく【宇宙医学】🔗⭐🔉
うちゅう-いがく ―チウ― [4] 【宇宙医学】
宇宙空間における人体の生理的変化とその対応策,病気の特徴と予防,宇宙環境を利用した病気の治療,宇宙空間における人間の生活設計などを対象とする医学。
うちゅう-うん【宇宙雲】🔗⭐🔉
うちゅう-うん ―チウ― [2] 【宇宙雲】
星間物質が比較的濃密なため,背後の星の光を遮蔽(シヤヘイ)したり,近くの輝星の光に照らされたりすることによって認められる宇宙物質のこと。
うちゅう-かいはつ【宇宙開発】🔗⭐🔉
うちゅう-かいはつ ―チウ― [4] 【宇宙開発】
宇宙空間を人間の活動範囲として役立たせるようにすること。また,そのための科学技術を進歩させること。
うちゅう-かがく【宇宙化学】🔗⭐🔉
うちゅう-かがく ―チウクワ― [4] 【宇宙化学】
隕石・月などの物質の化学組成,組織などから宇宙の構成,星の進化に関する研究をする化学の一分野。
うちゅう-かがくけんきゅうじょ【宇宙科学研究所】🔗⭐🔉
うちゅう-かがくけんきゅうじょ ―チウクワガクケンキウジヨ 【宇宙科学研究所】
宇宙研究の目的で1981年(昭和56)に設立された研究機関。大学共同利用機関の一。文部省所轄。相模原市に所在。
うちゅう-くうかん【宇宙空間】🔗⭐🔉
うちゅう-くうかん ―チウ― [4] 【宇宙空間】
(1)〔space〕
地球の大気内の空間に対し,大気外の空間のこと。
(2)宇宙のひろがり。
うちゅう-くうかんへいわりよう-いいんかい【宇宙空間平和利用委員会】🔗⭐🔉
うちゅう-くうかんへいわりよう-いいんかい ―チウ―
ンクワイ 【宇宙空間平和利用委員会】
国連総会に属し,宇宙開発の利益をひとしく享有するための国際協力などについて国連総会に勧告・提案を行う委員会。

ンクワイ 【宇宙空間平和利用委員会】
国連総会に属し,宇宙開発の利益をひとしく享有するための国際協力などについて国連総会に勧告・提案を行う委員会。
うちゅう-げんり【宇宙原理】🔗⭐🔉
うちゅう-げんり ―チウ― [4] 【宇宙原理】
宇宙空間は,広域的にみると至るところ一様で等方的であるという原理。宇宙論において仮定される基本原理。
うちゅう-こうがく【宇宙工学】🔗⭐🔉
うちゅう-こうがく ―チウ― [4] 【宇宙工学】
人工衛星や宇宙船の設計・打ち上げ・誘導制御などに関する工学分野。多方面の科学・技術によって構成される。
うちゅう-こくたいほうしゃ【宇宙黒体放射】🔗⭐🔉
うちゅう-こくたいほうしゃ ―チウ―ハウシヤ [8] 【宇宙黒体放射】
⇒宇宙背景放射
うちゅう-ざつおん【宇宙雑音】🔗⭐🔉
うちゅう-ざつおん ―チウ― [4] 【宇宙雑音】
大気の電離層,およびそれより下でおこる電波雑音に対して,大気外から到来する電波のこと。天体電波。
うちゅう-さんぎょう【宇宙産業】🔗⭐🔉
うちゅう-さんぎょう ―チウ―ゲフ [4] 【宇宙産業】
ロケット・人工衛星・エレクトロニクス機器など,宇宙開発に必要な資材や機器の製作に当たる産業。ロサンゼルスやヒューストンなどで盛ん。
うちゅう-じょうやく【宇宙条約】🔗⭐🔉
うちゅう-じょうやく ―チウデウ― 【宇宙条約】
「月その他の天体を含む宇宙空間の探査及び利用における国家活動を律する原則に関する条約」の通称。平和利用・宇宙活動自由・領有禁止などを原則とする宇宙利用に関する基本法。1967年(昭和42)発効。
うちゅう-じん【宇宙人】🔗⭐🔉
うちゅう-じん ―チウ― [2] 【宇宙人】
SF などで,地球以外の天体に存在すると考えられている人間型の知的生命体。
うちゅう-じん【宇宙塵】🔗⭐🔉
うちゅう-じん ―チウヂン [2] 【宇宙塵】
宇宙空間に散在する微粒子状物質の総称。恒星からの光を吸収・散乱することにより認められた。巨星や原始星から放出されるほか,新星爆発の際に大量につくられる。
うちゅう-しんかろん【宇宙進化論】🔗⭐🔉
うちゅう-しんかろん ―チウシンクワ― [6] 【宇宙進化論】
宇宙の起源・構造や,天体・銀河系の進化を論ずる学問。
うちゅう-ステーション【宇宙―】🔗⭐🔉
うちゅう-ステーション ―チウ― [5] 【宇宙―】
〔space station〕
惑星間用ロケットの中継基地などに使用される大型の人工衛星。宇宙基地。
うちゅう-せん【宇宙線】🔗⭐🔉
うちゅう-せん ―チウ― [0] 【宇宙線】
宇宙から地球に降りそそぐ高エネルギーの放射線の総称。陽子を主体とした宇宙からの入射線を一次宇宙線,それらが大気中の原子核と衝突して生じた多数の中間子・電子・γ線・ニュートリノなどを二次宇宙線という。
うちゅう-せん【宇宙船】🔗⭐🔉
うちゅう-せん ―チウ― [0] 【宇宙船】
宇宙空間に打ち上げられ,長時間人間を乗せて運航する飛行体。
うちゅう-せん-ちきゅうごう【宇宙船地球号】🔗⭐🔉
うちゅう-せん-ちきゅうごう ―チウ―チキウガウ [7] 【宇宙船地球号】
〔Spaceship Earth〕
地球を,物質的に出入りのない一隻の宇宙船にたとえていう語。有限な資源の中での人類の共存や適切な資源管理を訴えて,ボールディングらが用いた。
うちゅう-そくど【宇宙速度】🔗⭐🔉
うちゅう-そくど ―チウ― [4] 【宇宙速度】
(1)(第一宇宙速度)地表に近い円軌道になるために必要な速度。地表では毎秒7.9キロメートル。衛星速度。円軌道速度。
(2)(第二宇宙速度)地表に近い近地点をもつ放物線軌道になるために必要な速度。地球からの脱出速度ともいわれる。毎秒11.2キロメートル。
(3)(第三宇宙速度)太陽系から脱出するための速度。毎秒16.7キロメートル。
うちゅう-たんさき【宇宙探査機】🔗⭐🔉
うちゅう-たんさき ―チウ― [6] 【宇宙探査機】
観測装置を搭載し,宇宙空間を飛行しながら,惑星・衛星および地球などを探査し,観測データを地上に送る人工衛星。探査衛星。
うちゅう-ちゅうけい【宇宙中継】🔗⭐🔉
うちゅう-ちゅうけい ―チウ― [4] 【宇宙中継】
人工衛星を中継局として行われる遠距離間の通信。通信衛星を中継局とする放送など。
うちゅう-つうしん【宇宙通信】🔗⭐🔉
うちゅう-つうしん ―チウ― [4] 【宇宙通信】
人工衛星と地上,および人工衛星を中継局として地上の二点間で行われる通信。
うちゅう-の-あわ-こうぞう【宇宙の泡構造】🔗⭐🔉
うちゅう-の-あわ-こうぞう ―チウ―コウザウ [1]-[3] 【宇宙の泡構造】
宇宙における銀河集団の分布構造。銀河や銀河の集合体は直径約一億光年の空洞な泡状の形に集まっており,さらにこれらの泡状のものが縦横に連なっているというもの。
うちゅう-の-ちへいせん【宇宙の地平線】🔗⭐🔉
うちゅう-の-ちへいせん ―チウ― [1]-[0] 【宇宙の地平線】
後退速度が光速に達する銀河の距離。ハッブルの法則によると銀河の後退速度はその距離に比例することから,光速で後退する銀河の距離は約一〇〇〜二〇〇億光年と求められ,これより遠い銀河は見ることができないので,この距離のことをいう。
うちゅう-はいけいほうしゃ【宇宙背景放射】🔗⭐🔉
うちゅう-はいけいほうしゃ ―チウ―ハウシヤ [8] 【宇宙背景放射】
宇宙のあらゆる方向から来る,絶対温度二・七度の黒体放射に相等する放射。ビッグバン宇宙論の有力な証拠となった。宇宙黒体放射。
うちゅう-ひこうし【宇宙飛行士】🔗⭐🔉
うちゅう-ひこうし ―チウヒカウ― [5] 【宇宙飛行士】
〔astronaut〕
宇宙船や宇宙ステーションの搭乗員。
うちゅう-ぶつりがく【宇宙物理学】🔗⭐🔉
うちゅう-ぶつりがく ―チウ― [6] 【宇宙物理学】
星・銀河・宇宙空間に存在する物質や放射線に関する物理的研究および宇宙の構造・起源に関する研究を行う学問。天体物理学。
うちゅう-へいき【宇宙兵器】🔗⭐🔉
うちゅう-へいき ―チウ― [4] 【宇宙兵器】
宇宙空間を舞台として,あるいは宇宙から地上介入のために使用される兵器。警戒・識別・通信・誘導・破壊などに分類される。
うちゅう-ゆうえい【宇宙遊泳】🔗⭐🔉
うちゅう-ゆうえい ―チウイウ― [4] 【宇宙遊泳】
宇宙飛行士が宇宙船外の宇宙空間を移動し諸種の活動を行うこと。1965年ボストーク二号の船外で試みたのが最初。
うちゅう-ロケット【宇宙―】🔗⭐🔉
うちゅう-ロケット ―チウ― [5][4] 【宇宙―】
大気圏外に宇宙船・人工衛星などを送り出すために用いる,ロケット推進装置や制御装置を備えた飛行体。
うちゅう-ろん【宇宙論】🔗⭐🔉
うちゅう-ろん ―チウ― [2] 【宇宙論】
〔cosmology〕
宇宙の起源・構造・終末などについての理論の総称。宇宙を対象とした自然学として哲学や宗教の重要部門をなすが,現在では現代物理学的・天文学的研究をいう。コスモロジー。
うちゅう-ろんてき-しょうめい【宇宙論的証明】🔗⭐🔉
うちゅう-ろんてき-しょうめい ―チウ― [0] 【宇宙論的証明】
神の存在証明の一。自然界の因果系列をさかのぼって,それら偶然的な存在の第一原因に到達し,これを神としてその存在を証明するもの。
うつのみや【宇都宮】🔗⭐🔉
うつのみや 【宇都宮】
栃木県中部の市。県庁所在地。もと二荒山神社の門前町。近世は奥州・日光街道の分岐点にあたり,宿場町また宇都宮藩の城下町として発展した。大谷石を産する。
うつのみや-せん【宇都宮線】🔗⭐🔉
うつのみや-せん 【宇都宮線】
(1)東武鉄道の鉄道線。栃木県新栃木・東武宇都宮間,24.3キロメートル。
(2)JR 東日本の,東北本線上野・宇都宮・黒磯間に直通する近郊列車線の称。
うつのみや-そうどう【宇都宮騒動】🔗⭐🔉
うつのみや-そうどう ―サウ― 【宇都宮騒動】
1622年宇都宮城主本多正純が出羽山形の最上氏の処分に関して咎(トガ)を被り城を没収された事件。日光参詣途中の将軍秀忠殺害の目的で正純が作ったという,宇都宮釣り天井の俗説を生んだ事件。
うつのみや【宇都宮】🔗⭐🔉
うつのみや 【宇都宮】
姓氏の一。
うつのみや-さぶろう【宇都宮三郎】🔗⭐🔉
うつのみや-さぶろう ―サブラウ 【宇都宮三郎】
(1834-1903) 化学技術者。尾張の人。明治政府のもとで日本最初のセメント製造に成功したほか,耐火煉瓦・炭酸ソーダの製造などを指導。明治初期の化学技術開発に尽力。
うつ-の-やま【宇津の山】🔗⭐🔉
うつ-の-やま 【宇津の山】
静岡市丸子(マリコ)と志太(シダ)郡岡部町との境にある山。宇津
谷峠がある。((歌枕))「駿河なる―べのうつつにも夢にも人にあはぬなりけり/伊勢 9」
谷峠がある。((歌枕))「駿河なる―べのうつつにも夢にも人にあはぬなりけり/伊勢 9」
うつぼものがたり【宇津保物語】🔗⭐🔉
うつぼものがたり 【宇津保物語】
物語。二〇巻。平安中期成立。作者未詳。一説に源順作とする。琴(キン)の名手清原俊蔭一族の物語と,貴宮(アテミヤ)をめぐる求婚物語,および皇位継承争いの話からなる。やや統一を欠くが現存最古の長編小説であり,後半の写実的傾向は源氏物語に至る過渡的性格を示すものとして重要。うつほものがたり。
のき【軒・簷・檐・宇】🔗⭐🔉
のき [0] 【軒・簷・檐・宇】
(1)屋根の下端で,建物の外壁から張り出した部分。風雨や日光をよける。
(2)「庇(ヒサシ)」に同じ。
うちゅう【宇宙】(和英)🔗⭐🔉
うちゅう【宇宙】
the universe;→英和
the cosmos;→英和
space.→英和
〜の universal;→英和
cosmic.→英和
‖宇宙科学 space science.宇宙科学者 a space scientist.宇宙時代 a space age.宇宙食 space food.宇宙人 an alien.宇宙塵 cosmic dust.宇宙ステーション a space station.宇宙線《理》cosmic rays.宇宙船 a spaceship[-craft].宇宙中継 transmission by a communications satellite;satellite relay.宇宙通信 space communication.宇宙飛行 a spaceflight.宇宙飛行士 a spaceman;an astronaut;[女性]a spacewoman.宇宙服 a space suit.宇宙兵器 a space weapon.宇宙遊泳[歩行]a space walk.宇宙旅行 space travel.宇宙ロケット a space rocket;an artificial satellite (人工衛星).
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