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う【宇】🔗🔉

】 ①ひさし。のき。屋根。また、家。 ②建物を数える語。「仏堂1―」

うい【宇井】‥ヰ🔗🔉

うい宇井‥ヰ 姓氏の一つ。 ⇒うい‐はくじゅ【宇井伯寿】

うい‐はくじゅ【宇井伯寿】‥ヰ‥🔗🔉

うい‐はくじゅ宇井伯寿‥ヰ‥ 仏教学者。愛知県生れ。東大卒。東北大・東大・駒沢大教授。実証的な文献研究を推し進めた。著「印度哲学研究」「仏教汎論」など。文化勲章。(1882〜1963) 宇井伯寿 撮影:田沼武能 ⇒うい【宇井】

うがき【宇垣】🔗🔉

うがき宇垣】 姓氏の一つ。 ⇒うがき‐かずしげ【宇垣一成】

うがき‐かずしげ【宇垣一成】🔗🔉

うがき‐かずしげ宇垣一成】 軍人・政治家。備前出身。陸軍大将。大正末から昭和初めに4度陸相。軍縮と軍の近代化を断行。1931年の三月事件に関わる。同年朝鮮総督。37年軍部の反対で組閣に失敗。第二次大戦後、参議院議員。(1868〜1956) 宇垣一成 撮影:石井幸之助 ⇒うがき【宇垣】

うか‐じん【宇賀神】🔗🔉

うか‐じん宇賀神(→)「うかのかみ」に同じ。

うか‐たま【宇迦魂・倉稲魂】🔗🔉

うか‐たま宇迦魂・倉稲魂(→)「うかのみたま」に同じ。

うか‐の‐かみ【宇賀の神】🔗🔉

うか‐の‐かみ宇賀の神】 穀物の神。転じて福の神とされ、弁才天と同一視され、天女形の像が多い。また、白蛇を神として祀ったもの、狐の神とする説もある。宇賀神うかじん→うかのみたま

うかのひとごと【宇下の人言】🔗🔉

うかのひとごと宇下の人言】 (ウゲノヒトゴトとも)松平定信著。誕生から1793年(寛政5)老中職を辞するまでの自伝。書名は「定信」を分解したもの。寛政の改革研究に不可欠の史料。 →文献資料[宇下人言]

うか‐の‐みたま【宇迦御魂・倉稲魂・稲魂】🔗🔉

うか‐の‐みたま宇迦御魂・倉稲魂・稲魂】 食物、殊に稲をつかさどる神。「うかたま」「うけのみたま」とも。〈神代紀訓注〉

うき【宇城】🔗🔉

うき宇城】 熊本県中部、八代平野北部一帯と宇土半島南岸を占める市。果樹栽培が盛ん。人口6万3千。

うき‐うた【宇岐歌・盞歌】🔗🔉

うき‐うた宇岐歌・盞歌】 (「うき」は調子の浮いた意ともいう)古代歌謡の一種。杯をささげる時の祝歌。元日の節会せちえにうたわれ、片歌かたうた形式に短歌形式の結合したもの。歌詞は古事記・琴歌譜に見える。

うきた‐ひでいえ【宇喜多秀家】‥イヘ🔗🔉

うきた‐ひでいえ宇喜多秀家‥イヘ (「浮田」とも書く)安土桃山時代の武将。直家の子。岡山の領主。豊臣秀吉の五大老の一人。関ヶ原の戦に敗れて八丈島に流された。(1572〜1655) ⇒うきた【浮田・宇喜多】

うけ‐ぶね【宇気槽】🔗🔉

うけ‐ぶね宇気槽(→)「うけ(槽)」に同じ。貞観儀式「御巫みかんなぎ―をおほひてその上に立ち」

うこう‐れんらくせん【宇高連絡船】‥カウ‥🔗🔉

うこう‐れんらくせん宇高連絡船‥カウ‥ 岡山県の宇野と香川県の高松とを結ぶ鉄道連絡船。1910年(明治43)開設、88年(昭和63)瀬戸大橋完成により廃止。

うさ【宇佐】🔗🔉

うさ宇佐】 (もと狭・宇沙とも書いた)大分県北部の市。周防灘に面する。中心地区宇佐は、宇佐神宮の鳥居前町。人口6万1千。

うさ‐じんぐう【宇佐神宮】🔗🔉

うさ‐じんぐう宇佐神宮】 大分県宇佐市南宇佐にある元官幣大社。祭神は、応神天皇・比売神ひめがみ・神功皇后。全国八幡宮の総本社で、古来尊崇された。社殿は八幡造の代表。豊前国一の宮。宇佐八幡。

うさ‐づかい【宇佐使】‥ヅカヒ🔗🔉

うさ‐づかい宇佐使‥ヅカヒ 古代から近世にかけて、天皇の即位や国家の大事に際し、宇佐神宮に奉告し幣帛を奉った勅使。769年(神護景雲3)和気清麻呂が神託を授かった話は有名。うさのつかい。

うさ‐とりい【宇佐鳥居】‥ヰ🔗🔉

うさ‐とりい宇佐鳥居‥ヰ (→)八幡はちまん鳥居に同じ。

うさ‐はちまん【宇佐八幡】🔗🔉

うさ‐はちまん宇佐八幡】 宇佐神宮の別称。

うさみ【宇佐美】🔗🔉

うさみ宇佐美】 姓氏の一つ。 ⇒うさみ‐しんすい【宇佐美灊水】

うさみ‐しんすい【宇佐美灊水】🔗🔉

うさみ‐しんすい宇佐美灊水】 江戸中期の儒学者。上総生れ。荻生徂徠に学ぶ。松江藩儒。徂徠に傾倒し、徂徠没後、その著述の刊行に尽力。(1710〜1776) ⇒うさみ【宇佐美】

うじ【宇治】ウヂ(地名)🔗🔉

うじ宇治ウヂ 京都府南部の市。宇治川の谷口に位置し、茶の名産地。平安時代、貴人の別荘地・遊楽地。平等院・黄檗おうばく宗本山万福寺がある。人口19万。(歌枕)

うじ‐かがのじょう【宇治加賀掾】ウヂ‥🔗🔉

うじ‐かがのじょう宇治加賀掾ウヂ‥ 江戸前期の京都の浄瑠璃太夫。前名、宇治嘉太夫(賀太夫とも)。和歌山の人。嘉太夫節の祖。古浄瑠璃界最後の大立者。1677年(延宝5)受領して加賀掾宇治好澄を名乗る。井上播磨掾の曲風に謡曲などの長所を取り入れ、繊細優美な語り口で近松門左衛門の作品を上演して好評を博した。(1635〜1711) ⇒うじ【宇治】

うじ‐かだゆう【宇治嘉太夫】ウヂ‥イフ🔗🔉

うじ‐かだゆう宇治嘉太夫ウヂ‥イフ 宇治加賀掾かがのじょうの前名。 ⇒うじ【宇治】

うじ‐がわ【宇治川】ウヂガハ🔗🔉

うじ‐がわ宇治川ウヂガハ 京都府宇治市域を流れる川。琵琶湖に発し、上流を瀬田川、宇治に入って宇治川、京都市伏見区淀付近に至って木津川・桂川と合流し、淀川と称する。網代あじろで氷魚・鮎を捕った「宇治の網代」や宇治川の合戦で名高い。 ⇒うじがわ‐の‐せんじん【宇治川の先陣】

うじがわ‐の‐せんじん【宇治川の先陣】ウヂガハ‥ヂン🔗🔉

うじがわ‐の‐せんじん宇治川の先陣ウヂガハ‥ヂン 1184年(寿永3)木曾義仲が源義経を防いだ宇治川の合戦で、義経勢の佐々木高綱・梶原景季がそれぞれ源頼朝から与えられた名馬生唼いけずき・磨墨するすみに乗って先陣を争ったこと。「平家物語」などに描かれる。 ⇒うじ‐がわ【宇治川】

うじしゅういものがたり【宇治拾遺物語】ウヂシフヰ‥🔗🔉

うじしゅういものがたり宇治拾遺物語ウヂシフヰ‥ (宇治大納言物語の拾遺の意)説話集。2冊。編者未詳。成立は13世紀初めか。天竺・震旦・本朝にわたる説話197話。滑稽的要素も少なくないが、仏教的色彩が濃い。今昔物語などを承け、鎌倉時代説話文学を代表する。 →文献資料[宇治拾遺物語]

うじ‐じゅうじょう【宇治十帖】ウヂジフデフ🔗🔉

うじ‐じゅうじょう宇治十帖ウヂジフデフ 源氏物語五十四帖のうちの最後の十帖で、八の宮が山城国宇治に住んでいたことから書き始めた橋姫・椎本しいがもと・総角あげまき・早蕨さわらび・宿木やどりぎ・東屋あずまや・浮舟うきふね・蜻蛉かげろう・手習・夢浮橋の巻をいう。

うじだいなごんものがたり【宇治大納言物語】ウヂ‥🔗🔉

うじだいなごんものがたり宇治大納言物語ウヂ‥ ①「今昔こんじゃく物語集」の異名。または「宇治拾遺物語」のもととなったとされる散佚説話集。宇治大納言は源隆国。 ②「苔の衣」の巻3(零本)の別名。

うじ‐ちゃ【宇治茶】ウヂ‥🔗🔉

うじ‐ちゃ宇治茶ウヂ‥ 京都府宇治地方から産出する茶。室町時代から茶道で賞美。

うじ‐にんぎょう【宇治人形】ウヂ‥ギヤウ🔗🔉

うじ‐にんぎょう宇治人形ウヂ‥ギヤウ 江戸時代より宇治で作られる人形。茶の木を材料とし、刀法・彩色共に奈良人形に似、主に茶摘み女の形に作る。茶の木人形。

うじ‐の‐あじろ‐の‐しょうじ【宇治網代障子】ウヂ‥シヤウ‥🔗🔉

うじ‐の‐あじろ‐の‐しょうじ宇治網代障子ウヂ‥シヤウ‥ 清涼殿の東の広廂ひろびさしの北にあった衝立ついたて障子。その北面(裏)に、墨絵で宇治川の網代の絵を描いてあった。→荒海障子あらうみのそうじ ○牛の歩みうしのあゆみ 進みのおそいことのたとえ。牛歩。 ⇒うし【牛】 ○牛の一散うしのいっさん (「一散」は一散走り)平生ぐずぐずしている人が調子に乗ってよくも考えずに決断をすることにいう。鷹筑波「よる夜中誰が乗り―ぞ」 ⇒うし【牛】

うじ‐の‐おおいぎみ【宇治の大君】ウヂ‥オホイ‥🔗🔉

うじ‐の‐おおいぎみ宇治の大君ウヂ‥オホイ‥ 源氏物語宇治十帖の中の女性。宇治八の宮の長女で、薫大将に愛されたが従わないままに病没。総角あげまきの大君。

うじ‐の‐かんぱく【宇治関白】ウヂ‥クワン‥🔗🔉

うじ‐の‐かんぱく宇治関白ウヂ‥クワン‥ 藤原頼通の通称。宇治左大臣源融とおるの旧宅に居住したことによる。

うじ‐の‐はしひめ【宇治の橋姫】ウヂ‥🔗🔉

うじ‐の‐はしひめ宇治の橋姫ウヂ‥ ①嵯峨天皇の代、嫉妬のために宇治川に身を沈めて鬼となり、京中の男女を食い殺したという女。 ②橋を守るという女神。京都府宇治市宇治橋の橋姫神社の女神とされ、男神との恋愛説話がある。

うじ‐ばし【宇治橋】ウヂ‥🔗🔉

うじ‐ばし宇治橋ウヂ‥ ①三重県伊勢市宇治今在家町から皇大神宮の境内に架けた五十鈴川上の橋。 ②京都府宇治市にある宇治川に架かる橋。 ⇒うじばし‐の‐だんぴ【宇治橋断碑】

うじばし‐の‐だんぴ【宇治橋断碑】ウヂ‥🔗🔉

うじばし‐の‐だんぴ宇治橋断碑ウヂ‥ 646年(大化2)僧道登が宇治川に架橋したのを記念し、その由来を記して橋畔に建てた碑。日本現存最古の碑。上部3分の1が1791年(寛政3)頃発見された原碑の断片、下部は江戸時代に補刻したもの。今、宇治市放生院(橋寺)にある。 ⇒うじ‐ばし【宇治橋】 ○牛は願いから鼻を通すうしはねがいからはなをとおす 自分から望んでわざわいを求めるたとえ。 ⇒うし【牛】

うじ‐まる【宇治丸】ウヂ‥🔗🔉

うじ‐まる宇治丸ウヂ‥ 山城宇治の特産であった鰻うなぎの異名。また、それで作った鮨すし。うじのまる。犬筑波「―のすしにするほど人見えて」

うじ‐め【宇治目】ウヂ‥🔗🔉

うじ‐め宇治目ウヂ‥ 江戸時代の量目の一種。山城宇治で茶をはかるのに用いた。200目を1斤とする。

うじめぐり【宇治巡り】ウヂ‥🔗🔉

うじめぐり宇治巡りウヂ‥ 地歌・箏曲。京風手事物。松浦検校作曲。八重崎検校箏手付。お茶の銘を綴って宇治周辺の季節の移り変りを歌う。

うじやまだ【宇治山田】ウヂ‥🔗🔉

うじやまだ宇治山田ウヂ‥ 三重県中部にあった市。伊勢神宮鳥居前町として古くから発展。1955年、伊勢市と改称。

うだ【宇陀】🔗🔉

うだ宇陀】 奈良県北東部の市。大和政権時代、田県うだのあがた・猛田県たけだのあがたがあった。人口3万7千。(歌枕) 万葉集2「―の大野は思ほえむかも」

うだ‐がみ【宇陀紙】🔗🔉

うだ‐がみ宇陀紙】 奈良県吉野郡国栖くずに産する厚手のコウゾ製和紙。宇陀の紙商が大坂市場に宇陀紙の名で出荷したもの。表装の裏打ちに用いる。 宇陀紙 撮影:関戸 勇

うだがわ‐げんずい【宇田川玄随】‥ガハ‥🔗🔉

うだがわ‐げんずい宇田川玄随‥ガハ‥ 江戸中期の蘭医。号は槐園。津山藩医。桂川甫周・大槻玄沢らに蘭学を学び、オランダの内科書「西説内科撰要」を翻訳・出版、日本の内科学を開く。(1755〜1797) ⇒うだがわ【宇田川】

うだがわ‐しんさい【宇田川榛斎】‥ガハ‥🔗🔉

うだがわ‐しんさい宇田川榛斎‥ガハ‥ 江戸後期の蘭医。名は璘。字は玄真。本姓は安岡氏。伊勢の人。玄随の養子。大槻玄沢に蘭学を学び、翻訳に長じた。玄随の「西説内科撰要」を増訂、訳著「和蘭内景医範提綱」「和蘭薬鏡」など。(1769〜1834) ⇒うだがわ【宇田川】

うだがわ‐ようあん【宇田川榕庵】‥ガハ‥🔗🔉

うだがわ‐ようあん宇田川榕庵‥ガハ‥ 江戸後期の蘭医・科学者。大垣藩医江沢養樹の子、榛斎の養子。化学・植物学・動物学・薬学に造詣が深く、かつ識見に富んだ。著「舎密開宗セイミかいそう」「植学啓原」「菩多尼訶ボタニカ経」など。(1798〜1846) ⇒うだがわ【宇田川】

うだ‐げんじ【宇多源氏】🔗🔉

うだ‐げんじ宇多源氏】 宇多天皇皇子敦実あつみ親王を祖とする源氏。親王の王子雅信・重信・寛信の3人が源姓を賜った。

うだ‐てんのう【宇多天皇】‥ワウ🔗🔉

うだ‐てんのう宇多天皇‥ワウ 平安前期の天皇。光孝天皇の第7皇子。名は定省さだみ。菅原道真を挙用、藤原氏をおさえて政治を刷新。897年(寛平9)譲位後、寛平法皇という。亭子院ていじのいんのみかど。「寛平御遺誡かんぴょうのごゆいかい」は皇子(醍醐天皇)のために記されたもの。(在位887〜897)(867〜931)→天皇(表)→阿衡の紛議 ○歌と読みうたとよみ ①(歌ガルタと読みガルタの意。「読みと歌」とも)互いに似ているものであっても、それぞれに一長一短があることのたとえ。 ②勘定ずくで得失を考え、得のある方につくたとえ。東海道中膝栗毛6「公家衆のゐます都はおのづから喧嘩やめるも―なり」 ⇒うた【歌】

うち‐の‐おおの【宇智の大野・内の大野】‥オホ‥🔗🔉

うち‐の‐おおの宇智の大野・内の大野‥オホ‥ 古代の猟地で、奈良県宇智郡(現、五條市)の野の古称。金剛山南麓の裾野。宇智の野。(歌枕)

う‐ちゅう【宇宙】‥チウ🔗🔉

う‐ちゅう宇宙‥チウ (淮南子えなんじの斉俗訓によれば、「宇」は天地四方、「宙」は古往今来の意。一説に、「宇」は天の覆う所、「宙」は地の由る所。すなわち天地の意) ①世間または天地間。万物を包容する空間。風流志道軒伝「論語は―第一の書」。北村透谷、心の死活を論ず「エホバは実に―を静平に治めたまふなり」 ②〔哲〕時間・空間内に秩序をもって存在する事物の総体。また、それら全体を包むひろがり。もっと狭い限られた範囲の事物全体を指していう場合もある。→コスモス→大宇宙→小宇宙。 ③〔理〕すべての時間と空間およびそこに含まれる物質とエネルギー。 ④〔天〕すべての天体を含む空間。また特に、地球の気圏の外。「―飛行士」 ⇒うちゅう‐いがく【宇宙医学】 ⇒うちゅう‐かん【宇宙観】 ⇒うちゅう‐くうかん【宇宙空間】 ⇒うちゅう‐げんり【宇宙原理】 ⇒うちゅう‐こう【宇宙項】 ⇒うちゅう‐こうがく【宇宙工学】 ⇒うちゅう‐こうくう‐けんきゅう‐かいはつ‐きこう【宇宙航空研究開発機構】 ⇒うちゅう‐ごみ【宇宙ごみ】 ⇒うちゅう‐ざつおん【宇宙雑音】 ⇒うちゅう‐じょうやく【宇宙条約】 ⇒うちゅう‐しょく【宇宙食】 ⇒うちゅう‐じん【宇宙人】 ⇒うちゅう‐じん【宇宙塵】 ⇒うちゅう‐ステーション【宇宙ステーション】 ⇒うちゅう‐せん【宇宙船】 ⇒うちゅう‐せん【宇宙線】 ⇒うちゅう‐そくち【宇宙測地】 ⇒うちゅう‐そくど【宇宙速度】 ⇒うちゅう‐たんさき【宇宙探査機】 ⇒うちゅう‐つうしん【宇宙通信】 ⇒うちゅう‐ていすう【宇宙定数】 ⇒うちゅう‐の‐だいきぼ‐こうぞう【宇宙の大規模構造】 ⇒うちゅう‐はいけい‐ほうしゃ【宇宙背景放射】 ⇒うちゅう‐はっせい‐ろん【宇宙発生論】 ⇒うちゅう‐ふく【宇宙服】 ⇒うちゅう‐ぶつりがく【宇宙物理学】 ⇒うちゅう‐ゆうえい【宇宙遊泳】 ⇒うちゅう‐よい【宇宙酔い】 ⇒うちゅう‐ろん【宇宙論】 ⇒うちゅうろんてき‐しょうめい【宇宙論的証明】

うちゅう‐いがく【宇宙医学】‥チウ‥🔗🔉

うちゅう‐いがく宇宙医学‥チウ‥ 人間が宇宙空間で生命を維持し健康を保つ上で問題となる事柄とその対策を研究する医学。無重力状態のもとでの循環系の失調、体液及び電解質の損失、貧血、骨無機質の脱失、筋肉の萎縮、立ちくらみ(宇宙酔い)などが注目されている。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐かん【宇宙観】‥チウクワン🔗🔉

うちゅう‐かん宇宙観‥チウクワン 宇宙の起源や進化・構造に関する全般的な観念。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐くうかん【宇宙空間】‥チウ‥🔗🔉

うちゅう‐くうかん宇宙空間‥チウ‥ 恒星または惑星の間の空間。地球についていえば、一般に、ふつうの航空機が飛べる限度(高度約30キロメートル)以上の空間。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐げんり【宇宙原理】‥チウ‥🔗🔉

うちゅう‐げんり宇宙原理‥チウ‥ 宇宙は十分に大きな空間をとれば、どの部分をとっても一様で等方性をもつとする原理。宇宙論で仮定される原理の一つ。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐こう【宇宙項】‥チウカウ🔗🔉

うちゅう‐こう宇宙項‥チウカウ (→)宇宙定数に同じ。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐こうがく【宇宙工学】‥チウ‥🔗🔉

うちゅう‐こうがく宇宙工学‥チウ‥ ロケット・人工衛星・宇宙船の設計・製作・打上げ・誘導制御など、宇宙空間の飛行に関する工学分野。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐こうくう‐けんきゅう‐かいはつ‐きこう【宇宙航空研究開発機構】‥チウカウ‥キウ‥🔗🔉

うちゅう‐こうくう‐けんきゅう‐かいはつ‐きこう宇宙航空研究開発機構‥チウカウ‥キウ‥ (Japan Aerospace Exploration Agency)日本の宇宙開発を担う独立行政法人。2003年、宇宙開発事業団・宇宙科学研究所・航空宇宙技術研究所の3機関を統合して創設。JAXA ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐ごみ【宇宙ごみ】‥チウ‥🔗🔉

うちゅう‐ごみ宇宙ごみ‥チウ‥ 宇宙空間に漂っている、使用後の人工衛星・ロケットやその破片などの人工物体。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐ざつおん【宇宙雑音】‥チウ‥🔗🔉

うちゅう‐ざつおん宇宙雑音‥チウ‥ 宇宙空間より到来する雑音電波。宇宙電波。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐じょうやく【宇宙条約】‥チウデウ‥🔗🔉

うちゅう‐じょうやく宇宙条約‥チウデウ‥ 正称は「月その他の天体を含む宇宙空間の探査及び利用における国家活動を律する原則に関する条約」。1967年発効。宇宙空間はいずれの国の排他的支配にも属さず、原則としてすべての国の自由な探査・利用に開放されることとした。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐しょく【宇宙食】‥チウ‥🔗🔉

うちゅう‐しょく宇宙食‥チウ‥ 重力のない宇宙空間でも摂取できるようにした飲食物。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐じん【宇宙人】‥チウ‥🔗🔉

うちゅう‐じん宇宙人‥チウ‥ ①地球以外の天体に生息するとされる、高度な知能を持った生命体。 ②非常識な若者などを、意思疎通ができない相手であると揶揄やゆしていう語。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐じん【宇宙塵】‥チウヂン🔗🔉

うちゅう‐じん宇宙塵‥チウヂン 宇宙空間に存在する微粒子状の物質。星の光を吸収したり、赤外線を放射したりするので観測される。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐ステーション【宇宙ステーション】‥チウ‥🔗🔉

うちゅう‐ステーション宇宙ステーション‥チウ‥ (space station)地球周回軌道上にあって宇宙飛行士の滞在、科学観測・地球観測・微小重力実験などに使用される大型の宇宙船。旧ソ連が打ち上げたサリュートやミール、アメリカが打ち上げたスカイラブがある。1998年からアメリカ・ロシア・日本・ヨーロッパなど15カ国が参加して国際宇宙ステーションの建設が進められている。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐せん【宇宙船】‥チウ‥🔗🔉

うちゅう‐せん宇宙船‥チウ‥ 宇宙空間用に造られた飛行体。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐せん【宇宙線】‥チウ‥🔗🔉

うちゅう‐せん宇宙線‥チウ‥ (cosmic rays)宇宙空間に存在する高エネルギーの放射線、およびそれらが地球大気に入射してできる放射線。前者は、大部分が陽子で、他はヘリウム・炭素・窒素などの原子核。後者は陽子・中性子・中間子などの透過力の大きい硬成分と、電子・ガンマ線などの透過力の小さい軟成分とから成る。宇宙線の起源は超新星の爆発によると考えられている。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐そくち【宇宙測地】‥チウ‥🔗🔉

うちゅう‐そくち宇宙測地‥チウ‥ 天体や人工衛星からの電波や反射光を利用して、地球上の位置や距離、地面・海面の上下変動、地球と天体との距離などを測定する技術。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐そくど【宇宙速度】‥チウ‥🔗🔉

うちゅう‐そくど宇宙速度‥チウ‥ 地球から打ち上げられた物体が地表面に落下することなく人工衛星として飛び続けるために必要な速度を第1宇宙速度(衛星速度・内速度とも)といい、その値は地表面で毎秒7.9キロメートル。また、物体が地球の引力を振り切って、太陽系内の空間を人工惑星として運行するために必要な速度を第2宇宙速度(脱出速度とも)といい、その値は地表面で毎秒11.2キロメートル。さらに、物体が太陽系から脱出するのに必要な速度を第3宇宙速度といい、その値は毎秒16.7キロメートル。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐たんさき【宇宙探査機】‥チウ‥🔗🔉

うちゅう‐たんさき宇宙探査機‥チウ‥ (→)探査機に同じ。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐つうしん【宇宙通信】‥チウ‥🔗🔉

うちゅう‐つうしん宇宙通信‥チウ‥ 人工衛星を利用する通信方式。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐ていすう【宇宙定数】‥チウ‥🔗🔉

うちゅう‐ていすう宇宙定数‥チウ‥ アインシュタインが一般相対性理論を宇宙に適用した際、宇宙を静止させるために導入した普遍的な斥力を表す定数。宇宙項。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐の‐だいきぼ‐こうぞう【宇宙の大規模構造】‥チウ‥ザウ🔗🔉

うちゅう‐の‐だいきぼ‐こうぞう宇宙の大規模構造‥チウ‥ザウ 銀河団・超銀河団の分布が示す大きな構造。銀河が直径数億光年もの空洞を囲むように集合し、これが泡状に連なった宇宙の構造。泡構造。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐はいけい‐ほうしゃ【宇宙背景放射】‥チウ‥ハウ‥🔗🔉

うちゅう‐はいけい‐ほうしゃ宇宙背景放射‥チウ‥ハウ‥ 宇宙のどの方向からも一様にやってくる電磁波。絶対温度約2.73度の黒体放射に相当する。宇宙膨張の初期の段階に宇宙を満たしていた放射の名残とされる。宇宙黒体放射。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐はっせい‐ろん【宇宙発生論】‥チウ‥🔗🔉

うちゅう‐はっせい‐ろん宇宙発生論‥チウ‥ (cosmogony)宇宙の起源・発生についての説明。神話的な説明を指すことが多い。科学的な研究は、天文学の一部門としての宇宙進化論。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐ふく【宇宙服】‥チウ‥🔗🔉

うちゅう‐ふく宇宙服‥チウ‥ 宇宙空間などの真空またはそれに近い状態から人体を保護し、生活機能・作業能力を維持できるように設計した装備。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐ぶつりがく【宇宙物理学】‥チウ‥🔗🔉

うちゅう‐ぶつりがく宇宙物理学‥チウ‥ 星・銀河などの天体、宇宙空間に存在する物質・磁場・放射線、宇宙の起源・構造・進化などを研究する物理学の一分野。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐ゆうえい【宇宙遊泳】‥チウイウ‥🔗🔉

うちゅう‐ゆうえい宇宙遊泳‥チウイウ‥ 宇宙空間で、宇宙船外へ出て活動すること。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐よい【宇宙酔い】‥チウヨヒ🔗🔉

うちゅう‐よい宇宙酔い‥チウヨヒ 宇宙飛行中の無重力状態によって現れる一過性の悪心・嘔吐などの症状。地上の加速度病(乗物酔い)とは異なる原因で生じると考えられている。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅう‐ろん【宇宙論】‥チウ‥🔗🔉

うちゅう‐ろん宇宙論‥チウ‥ (cosmology) ①〔哲〕宇宙の起源・構成などについての哲学的考察。哲学史上では宇宙についての形而上学説を指し、近代自然科学の発達によってその意義を失ったが、自然科学の成果に基づいた哲学的宇宙論の試みもなされている。コスモロジー。 ②宇宙の生成・発展・消滅を研究する学問分野。約140億年前の宇宙の爆発的生成(ビッグバン)から現存する元素の形成に至る過程を科学的に研究する。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うちゅうろんてき‐しょうめい【宇宙論的証明】‥チウ‥🔗🔉

うちゅうろんてき‐しょうめい宇宙論的証明‥チウ‥ 神の存在証明の一つ。自然が存在する以上その制作者がなければならぬという考えに基づき、自然界の因果関係をたどって起動因としての第一原因たる神の存在を証明しようとするもの。 ⇒う‐ちゅう【宇宙】

うつ‐の‐やま【宇津の山】🔗🔉

うつ‐の‐やま宇津の山】 静岡市丸子と志太郡岡部町との境にある山。その山路が東海道の宇津谷うつのや峠。(歌枕)

うつほものがたり【宇津保物語】🔗🔉

うつほものがたり宇津保物語】 (俊蔭としかげの巻に、木の空洞うつおのことが出ることからつけた名)平安中期の物語。20巻。作者未詳。10世紀後半の成立か。俊蔭の孫仲忠を初め多くの人々のあこがれの的であった貴宮あてみやは遂に東宮妃となり、やがて皇位をめぐって源藤両家の勢力争いとなるが、仲忠は祖父伝来の琴きんを娘に伝えてその才を発揮する。うつおものがたり。うつぼものがたり。 →文献資料[宇津保物語]

のき【軒・簷・檐・宇】🔗🔉

のき軒・簷・檐・宇】 ①屋根の下端の、建物の外部に差し出たところ。万葉集11「わが屋戸の―のしだ草」 ②(→)「ひさし」1に同じ。 ⇒軒を争う ⇒軒を連ねる

のき‐がわら【軒瓦・宇瓦】‥ガハラ🔗🔉

のき‐がわら軒瓦・宇瓦‥ガハラ (→)軒平瓦のきひらがわらに同じ。

[漢]宇🔗🔉

 字形  筆順 〔宀部3画/6画/教育/1707・3127〕 〔音〕(呉)(漢) 〔訓〕いえ [意味] ①大きいやねのような天におおわれた世界。天地四方。無限の空間。「宇内うだい・宇宙・御宇・八紘はっこう一宇」 ②のき。やね。やねにおおわれた家。大きな建物。「眉宇びう・堂宇・殿宇・一宇」 ③人の度量。器量。「気宇・器宇」 [解字] 形声。「宀」(=やね)+音符「于」(=大きくまがる)。大きくてまるい屋根の意。古代中国人は、天をアーチ型の屋根と考えていた。は異体字。 [下ツキ 一宇・檐宇・気宇・御宇・茶宇・殿宇・棟宇・堂宇・眉宇・廟宇・羅宇

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