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ちょう【帳】🔗⭐🔉
ちょう チヤウ [1] 【帳】
(1)布帛(フハク)をはりめぐらしたもの。帳台・几帳(キチヨウ)などの類。とばり。たれぎぬ。カーテン。
(2)帳面。帳簿。「―付け」
ちょう-あい【帳合(い)】🔗⭐🔉
ちょう-あい チヤウアヒ [3][0] 【帳合(い)】
(1)現金や在庫商品と帳簿を照らし合わせ,計算を確かめること。「―をとる」
(2)収支を帳簿に記入すること。
(3)計算すること。「五十年の月日を寝て消すさかひ,―して見ると二十五年にはかならんはい/滑稽本・浮世風呂 4」
(4)(「帖合」とも)帳簿による取引。また,その取引先。
ちょうあい-まい【帳合(い)米】🔗⭐🔉
ちょうあい-まい チヤウアヒ― 【帳合(い)米】
江戸時代,大坂堂島の米市場で行われた米売買の方法。売買と同時に米の受け渡しをすることなく帳面の上だけで売買する。
ちょう-いれ【帳入れ】🔗⭐🔉
ちょう-いれ チヤウ― [0][4] 【帳入れ】
(1)取引所で行われた売買取引を帳簿に記入すること。
(2)「帳入れ値段」の略。
ちょういれ-ねだん【帳入れ値段】🔗⭐🔉
ちょういれ-ねだん チヤウ― [5] 【帳入れ値段】
清算取引において,帳簿整理と計算の便宜のため,取引所が一定の算法によって銘柄ごとに定めたその日の値段。
ちょう-いわい【帳祝(い)】🔗⭐🔉
ちょう-いわい チヤウイハヒ [3] 【帳祝(い)】
正月四日か一一日に,商人が帳簿を新しく綴(ト)じて祝うこと。帳綴じ。帳始め。
ちょう-か【帳下】🔗⭐🔉
ちょう-か チヤウ― [1] 【帳下】
(1)とばりのもと。
(2)大将軍の居所。幕下。
ちょう-がい【帳外】🔗⭐🔉
ちょう-がい チヤウグワイ [0] 【帳外】
(1)とばりの外。幕の外。
(2)帳面にしるしてないこと。
(3)「ちょうはずれ(帳外)」に同じ。
ちょう-けし【帳消し】🔗⭐🔉
ちょう-けし チヤウ― [0] 【帳消し】 (名)スル
(1)勘定が済んで帳面の記事を消すこと。
(2)貸借関係をなくしたり,義務・報酬などを済ましたりして,互いの損得をなくすること。「―にする」
(3)差し引いて残りがなくなること。相殺されて価値・意味などがなくなること。「去年の成功も今年の失敗で全部―だ」
ちょうけし-ほう【帳消し法】🔗⭐🔉
ちょうけし-ほう チヤウ―ハフ [0] 【帳消し法】
信用取引の一。互いに取引する者どうしが,取引のたびに代金決済をせずに,各自の帳簿に記入し,一定期間後清算するもの。
ちょう-じめ【帳締め】🔗⭐🔉
ちょう-じめ チヤウ― [0][4] 【帳締め】
ある期間内の帳簿に記された収入・支出などを合計すること。
ちょう-じり【帳尻】🔗⭐🔉
ちょう-じり チヤウ― [0] 【帳尻】
(1)帳簿の最後の部分。
(2)収支決算の結果。「どうやっても―が合わない」
ちょうじり=を合わ・せる🔗⭐🔉
――を合わ・せる
(1)収支決算が合うようにする。
(2)話のつじつまを合わせる。物事の結末をつける。
ちょう-だい【帳内】🔗⭐🔉
ちょう-だい チヤウ― [0] 【帳内】
「ちょうない(帳内)」に同じ。
ちょう-だい【帳台】🔗⭐🔉
ちょう-だい チヤウ― [0] 【帳台】
(1)寝殿造りの建物内に設けられる調度。一段高く作られている浜床に畳を敷き,四隅に柱を立て四方に帳をめぐらす。貴人の寝所として用いられるもの。
(2)塗籠(ヌリゴメ)・納戸(ナンド)の類。
(3)「帳台の試み」の略。「―の夜/枕草子 92」
帳台(1)
[図]

ちょうだい-がまえ【帳台構え】🔗⭐🔉
ちょうだい-がまえ チヤウ―ガマヘ [5] 【帳台構え】
書院造りで,座敷の床の間や違い棚に向かって,付書院の反対側に設けられる装飾装置。鴨居(カモイ)を低く,敷居を高くし,丈の低い華麗な襖(フスマ)をたてる。帳台(寝室)の入り口の形式が装飾化したもの。納戸構え。
帳台構え
[図]

ちょうだい-の-こころみ【帳台の試み】🔗⭐🔉
ちょうだい-の-こころみ チヤウ― 【帳台の試み】
平安時代,毎年11月の中の丑の日に天皇が常寧殿において五節の舞姫の舞稽古を見る儀式。五節の試み。
ちょう-だんす【帳箪笥】🔗⭐🔉
ちょう-だんす チヤウ― [3] 【帳箪笥】
帳面や書き付けなどを入れておく小型のたんす。
ちょう-つけ【帳付け】🔗⭐🔉
ちょう-つけ チヤウ― [4][0] 【帳付け】 (名)スル
〔「ちょうづけ」とも〕
帳面に書きつけること。また,それをする人。
ちょう-づら【帳面】🔗⭐🔉
ちょう-づら チヤウ― [0] 【帳面】
帳簿に記載された限りでの収支の状態。帳面づら。帳簿づら。「―を合わせる」
ちょう-とじ【帳綴じ】🔗⭐🔉
ちょう-とじ チヤウトヂ [0] 【帳綴じ】
(1)帳面を綴じること。また,その人。
(2)綴じるのに用いる錐(キリ)。
(3)「帳祝い」に同じ。
ちょう-ない【帳内】🔗⭐🔉
ちょう-ない チヤウ― [1] 【帳内】
〔「ちょうだい」とも〕
(1)とばりのうち。
(2)帳面に書き入れた範囲。
(3)律令制下,親王・内親王に与えられ,その雑役・警備に召し使われた下級の官人。とねり。
→資人
ちょう-ば【町場・丁場・帳場】🔗⭐🔉
ちょう-ば チヤウ― [3] 【町場・丁場・帳場】
(1)宿場と宿場との間の距離。ある区間の距離。
→長(ナガ)丁場
(2)夫役で,運送・道路工事などの受け持ち区域。工区。持ち場。
(3)馬子やかごかき・人力車夫などのたまり場。
ちょう-ば【帳場】🔗⭐🔉
ちょう-ば チヤウ― [0][3] 【帳場】
商店・旅館・料理屋などで,帳簿をつけ勘定をする所。勘定場。会計場。
ちょうば-ごうし【帳場格子】🔗⭐🔉
ちょうば-ごうし チヤウ―ガウ― [4] 【帳場格子】
商店などで帳場の囲いに立てた,二つ折りまたは三つ折りの低い格子。結界。
帳場格子
[図]

ちょう-ばく【帳幕】🔗⭐🔉
ちょう-ばく チヤウ― [1][0] 【帳幕】
とばりと幕。またそれをはりめぐらした所。
ちょう-ばこ【帳箱】🔗⭐🔉
ちょう-ばこ チヤウ― [0] 【帳箱】
帳場などに置き,帳簿や書き付けの類を入れておく箱。机としても使えるほどの大きさ。
ちょう-はずれ【帳外れ】🔗⭐🔉
ちょう-はずれ チヤウハヅレ 【帳外れ】
(1)江戸時代,検地帳に土地の名請人として記載されない隷属農民。
(2)江戸時代,不行跡のため宗門人別帳から除外すること。また,そうされた人。無宿。ちょうがい。
ちょう-ひょう【帳票】🔗⭐🔉
ちょう-ひょう チヤウヘウ [0] 【帳票】
帳簿・伝票類などの総称。
ちょう-ぼ【帳簿】🔗⭐🔉
ちょう-ぼ チヤウ― [0] 【帳簿】
金銭・物品の出納など,事務上に必要なことを記入する帳面。
ちょうぼ-えつらんけん【帳簿閲覧権】🔗⭐🔉
ちょうぼ-えつらんけん チヤウ― [6] 【帳簿閲覧権】
物的会社の株主・社員{(2)}が会社の会計帳簿および書類の閲覧または謄写を求め得る権利。書類閲覧権。
ちょう-めん【帳面】🔗⭐🔉
ちょう-めん チヤウ― [3] 【帳面】
(1)ものを書くために,何枚かの紙を綴(ト)じ合わせたもの。白紙のままのもの,線を引いたものなど,用途に応じて種々ある。ノート。
(2)帳簿。収支帳。
ちょうめん-かた【帳面方】🔗⭐🔉
ちょうめん-かた チヤウ― [0][6] 【帳面方】
(1)帳簿の記載・整理・管理などをする係。帳簿係。
(2)江戸幕府の職名。諸役所および諸国の計算帳を監査する役。
ちょうめん-づら【帳面面】🔗⭐🔉
ちょうめん-づら チヤウ― [0] 【帳面面】
帳面に記されていること。特に,帳面上の収支勘定。帳簿面。ちょうづら。
ちょう-もと【帳元】🔗⭐🔉
ちょう-もと チヤウ― [0][4] 【帳元】
(1)金銭の出入り・勘定などの取り締まりをする役。また,その人。
(2)江戸時代,芝居興行の一切の経理にあずかる役。また,その人。
ちょう-もん【帳門】🔗⭐🔉
ちょう-もん チヤウ― [0] 【帳門】
寝室に垂らしたとばり。また,寝室の入り口。
ちょう-や【帳屋】🔗⭐🔉
ちょう-や チヤウ― 【帳屋】
江戸時代,帳面や紙・筆墨などを売った店。店頭に笹(ササ)を立てて目印とした。
と-ばり【帳・帷・幄・幌】🔗⭐🔉
と-ばり [0] 【帳・帷・幄・幌】
(1)室内に垂れ下げて隔てとする布。たれぬの。たれぎぬ。
(2)物をおおいかくす物,物を隔てて区切る物などのたとえ。「夜の―が下りる」「夜の―に包まれる」
ちょうじり【帳尻】(和英)🔗⭐🔉
ちょうじり【帳尻】
the balance of accounts.〜が合うbalance.→英和
〜をごまかす cook the accounts.
ちょうば【帳場】(和英)🔗⭐🔉
ちょうぼ【帳簿】(和英)🔗⭐🔉
ちょうぼ【帳簿】
a (an account) book;→英和
a register (登記簿).→英和
〜に記入する enterin a book.〜をつける keep books[accounts].〜をごまかす falsify[cook]accounts.‖帳簿係 a bookkeeper.
ちょうめん【帳面】(和英)🔗⭐🔉
ちょうめん【帳面】
a notebook;→英和
an account book.〜をつける ⇒帳簿.
とばり【帳】(和英)🔗⭐🔉
とばり【帳】
a curtain.→英和
夜の〜がおりる Night falls./It gets dark.
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