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けん‐ちょう【帳】(‥チャウ)🔗🔉

けん‐ちょう【帳】(‥チャウ) 即位式、朝賀のとき、高御座(たかみくら)の御帳をかかげ開き、また、下ろし閉じること。また、その女官。とばりあげ。

ちょう【帳】(チャウ)🔗🔉

ちょう【帳】(チャウ) 1 屏障具の一つ。室内をくぎったり、人目をさえぎったりするために、室内の上部から垂れ下げる布帛(ふはく)の総称。几帳(きちょう)・壁代(かべしろ)・帳台の類。とばり。たれぎぬ。また、陣営や野外にはる幕(まんまく)。*竹取「ちゃうのうちよりも出ださず、いつき養ふ」 2 ちょうだい(帳台)1」の略。 3 厨子(ずし)などの小さい木製のとびら。 4 帳面。帳簿。 ●帳に付く 帳簿に書き入れる。帳面に控えしるす。記帳する。

●帳に付く🔗🔉

●帳に付く 帳簿に書き入れる。帳面に控えしるす。記帳する。 ちょう【張】(チャウ) きばること。見えをはること。*浄・桂川連理柵‐下「朝から芸子やおやまぐるひもあんまり張(チャウ)でござらふ」 二十八宿の一つ。南方に位するもの。海蛇(うみへび)座のミュー星付近の星宿。中国の星座、朱鳥(しゅちょう)の張っている翼の部分にあたる。張宿。ちりこぼし。 〔接尾〕 1 弓・琴など、弦を張ったものを数えるのに用いる。 2 幕・蚊帳(かや)など張りめぐらすものを数えるのに用いる。 3 紙や皮などを数えるのに用いる。

ちょう‐あい【帳合】(チャウあひ)🔗🔉

ちょう‐あい【帳合】(チャウあひ) 1 金銭や商品の勘定と帳簿面とを照合して、その正否を確かめること。 2 帳簿に記入すること。 3 計算すること。損益などを勘定すること。

ちょうあい‐あきない【帳合商】(チャウあひあきなひ)🔗🔉

ちょうあい‐あきない【帳合商】(チャウあひあきなひ) =ちょうあいまいあきない(帳合米商)

ちょうあい‐まい【帳合米】(チャウあひ‥)🔗🔉

ちょうあい‐まい【帳合米】(チャウあひ‥) 江戸時代、大坂堂島の米市場で、帳簿上で売買される米。

ちょうあいまい‐あきない【帳合米商】(チャウあひマイあきなひ)🔗🔉

ちょうあいまい‐あきない【帳合米商】(チャウあひマイあきなひ) 売買と同時に正米の受渡しをせずに、帳面上で行う米の売買取引。江戸時代、主として大坂堂島の米市場で行われた。帳合商い。

ちょう‐いれ【帳入】(チャウ‥)🔗🔉

ちょう‐いれ【帳入】(チャウ‥) 取引所で、売買取引の行われた値段を帳簿に記入すること。

ちょういれ‐ねだん【帳入値段】(チャウいれ‥)🔗🔉

ちょういれ‐ねだん【帳入値段】(チャウいれ‥) さまざまな約定値段ができる取引所の清算取引で、計算と記帳を便利にするために、取引所が個々の銘柄ごとに定める値段。同日の同銘柄の売買値段はすべてこの値段に統一される。一定値段。

ちょう‐いわい【帳祝】(チャウいはひ)🔗🔉

ちょう‐いわい【帳祝】(チャウいはひ) 正月一一日、または四日に、商家でその年に用いる帳簿を新たに綴じてこれを祝うこと。《季・新年》

ちょう‐か【帳下】(チャウ‥)🔗🔉

ちょう‐か【帳下】(チャウ‥) 幕の張ってあるところ。転じて、将軍の居所。幕下。

ちょう‐がい【帳外】(チャウグヮイ)🔗🔉

ちょう‐がい【帳外】(チャウグヮイ) 1 とばりの外。幕の外。 2 帳面に記入されていないこと。帳簿の記入以外。 3 特に、江戸時代、人別帳からはずされること。また、その者。追放刑に処せられた者、無宿と呼ばれた者などがこれに当たる。除帳。帳はずれ。

ちょうがい‐もの【帳外者】(チャウグヮイ‥)🔗🔉

ちょうがい‐もの【帳外者】(チャウグヮイ‥) 帳外3の者。無国籍の流浪人。

ちょう‐ぎり【帳切】(チャウ‥)🔗🔉

ちょう‐ぎり【帳切】(チャウ‥) (「ちょうきり」とも) 1 江戸時代、家屋敷などの売買に際し、買主が町村役人に届け出て、家屋敷の台帳の名義書替をすること。 2 破産して財産を人に譲り渡すこと。 3 =ちょうがい(帳外)3

ちょう‐けし【帳消】(チャウ‥)🔗🔉

ちょう‐けし【帳消】(チャウ‥) 1 帳面に記載された事項が、その記載の意味や価値を失い、棒線で消されること。特に金銭の貸借関係が皆済やその他の事情によって消滅すること。債務がなくなること。棒引(ぼうびき)。 2 江戸時代の戸籍、人別帳・欠落帳・勘当帳などの記載を抹消すること。 3 その行動、感情、状況などによって、それ以前の行動、感情、状況などの価値が消滅すること。差し引いて残りがなくなること。「せっかくの善行もこれで帳消しだ」

ちょうけし‐ほう【帳消法】(チャウけしハフ)🔗🔉

ちょうけし‐ほう【帳消法】(チャウけしハフ) 信用取引の一つ。売買・貸借の関係あるものが、取引のたびごとに金銭の授受をせず、各自の帳簿に記入しておき、一定の期間後に、双方の帳簿を対照、決算して、その残額だけを授受して取引をすませること。

ちょう‐けずり【帳削】(チャウけづり)🔗🔉

ちょう‐けずり【帳削】(チャウけづり) 人別帳からけずりさること。離籍すること。

ちょう‐じめ【帳締・帳〆】(チャウ‥)🔗🔉

ちょう‐じめ【帳締・帳〆】(チャウ‥) 決算のときに、帳簿の収支の勘定を合わせること。決算。

ちょう‐じり【帳尻】(チャウ‥)🔗🔉

ちょう‐じり【帳尻】(チャウ‥) 1 帳簿、帳面の記載の終わり。また、帳簿の最後にしるす収入、支出の最終的計算。帳簿の決算の結果。「帳尻を合わせる」 2 転じて、つじつま。

ちょう‐だい【帳内】(チャウ‥)🔗🔉

ちょう‐だい【帳内】(チャウ‥) =ちょうない(帳内)1

ちょう‐だい【帳台・帳代・丁台】(チャウ‥)🔗🔉

ちょう‐だい【帳台・帳代・丁台】(チャウ‥) 1 寝殿造りの宮殿内に敷設する調度の一つ。浜床(はまゆか)の上に畳を敷き、四隅に柱を立て、帳を垂れ、中央を巻き上げて出入口とする。貴族の寝所とした。御帳台(みちょうだい)。帳。 2 寝殿の母屋(もや)に設けた貴族休寝用の台。天皇用の特に高くしたものは高御座(たかみくら)という。浜床。 3 塗籠(ぬりごめ)、納戸(なんど)の類をいう。 4 「ちょうだい(帳台)の試み」の略。 5 主人の居間・寝間にあてる室。 ●帳台の試(こころ)み =ごせち(五節)の帳台の試み

●帳台の試(こころ)み🔗🔉

●帳台の試(こころ)み =ごせち(五節)の帳台の試み ちょう‐だい【頂戴】(チャウ‥) 1 敬意を表して、いただき物などを目より高くささげ、頭を低くさげること。うやうやしくささげること。*私聚百因縁集‐八・四「手づから法華を書き写して恭敬頂戴(チャウダイ)す」 2 もらうことの謙譲語。賜ること。いただくこと。「お目玉を頂戴する」*虎寛本狂言・八句連歌「折角被下るる物を頂戴致さぬは却て無礼じゃと申まする」 3 特に、飲食物をいただくこと。「腹一杯頂戴しました」 1 (動詞の命令形のように用いて)物を与えてくれること、売ってくれることを、親しみの気持をこめて促す語。ください。「御褒美を頂戴」 2 (動詞の連用形に、助詞「て」の付いた形や、動詞の未然形に「ないで(んで)」のついた形に添え、補助動詞の命令形のように用いて)ある事を親しみの気持をこめて相手に求める語。ください。「それをとって頂戴」

ちょうだい‐がまえ【帳台構】(チャウダイがまへ)🔗🔉

ちょうだい‐がまえ【帳台構】(チャウダイがまへ) 書院造りの上段の間にあり、多くは床の間の向かって右側に設けるもの。敷居を一段高く、鴨居を低くし、襖(ふすま)は中央から左右に引きわけるようにし、その引き手には大きな緋総(ひぶさ)を下げる。寝殿造りの寝所の入口が装飾化したもの。納戸構。武者隠し。

ちょう‐だんす【帳箪笥】(チャウ‥)🔗🔉

ちょう‐だんす【帳箪笥】(チャウ‥) 帳面や書付などを入れておく小型のたんす。

ちょう‐つけ【帳付】(チャウ‥)🔗🔉

ちょう‐つけ【帳付】(チャウ‥) (「ちょうづけ」とも) 1 帳簿に記入すること。記帳。また、その係の人。 2 公の帳簿に記入すること。また、その役目、その人。 3 買った品物を帳面につけておいてもらい、支払を月末、節季(せっき)などにすること。

ちょう‐づら【帳面】(チャウ‥)🔗🔉

ちょう‐づら【帳面】(チャウ‥) =ちょうめんづら(帳面面)

ちょう‐とじ【帳綴】(チャウとぢ)🔗🔉

ちょう‐とじ【帳綴】(チャウとぢ) 1 紙をとじて帳面を作ること。また、その人。 2 帳面をとじるのに使う錐(きり)。千枚通し。 3 江戸時代、商家で、正月一一日に(西宮の恵比須神社を信仰する上方の町家では一〇日の祭りの日に)新年度に用いる大福帳などをとじ、表紙を書いて祝う行事。帳祝い。《季・新年》

ちょう‐ない【帳内】(チャウ‥)🔗🔉

ちょう‐ない【帳内】(チャウ‥) 1 とばりのうち。几帳の内側。帳台の中。 2 帳面に記した範囲。 3 律令制で、親王・内親王に与えられ、その護衛や雑役をつとめた下級官吏。六位以下の者の子または庶人から、式部省が任用した。舎人(とねり)とも呼ばれる。

ちょう‐ば【町場・丁場・帳場】(チャウ‥)🔗🔉

ちょう‐ば【町場・丁場・帳場】(チャウ‥) 1 夫役に当てられ運送・道普請などをすべき受持の区域。また、一般に仕事場の受持区域や得意先。持ち場。 2 宿場と宿場との距離。また、ある区間の距離。「長丁場」 3 馬子・駕籠舁・人力車夫などのたまり場。

ちょう‐ば【帳場】(チャウ‥)🔗🔉

ちょう‐ば【帳場】(チャウ‥) 1 商店、旅館、料理屋などで、帳付けや勘定をする所。勘定場。 2 ⇒ちょうば(町場)

ちょう‐ばこ【帳箱】(チャウ‥)🔗🔉

ちょう‐ばこ【帳箱】(チャウ‥) 帳場などに置き、帳簿や書付などを入れておく箱。

ちょうば‐ごうし【帳場格子】(チャウばガウシ)🔗🔉

ちょうば‐ごうし【帳場格子】(チャウばガウシ) 商店などで帳場のかこいに立てる衝立格子。多くは二つ折または三つ折の低いもの。結界(けっかい)。

ちょう‐はずれ【帳外】(チャウはづれ)🔗🔉

ちょう‐はずれ【帳外】(チャウはづれ) =ちょうがい(帳外)3

ちょう‐ぼ【帳簿】(チャウ‥)🔗🔉

ちょう‐ぼ【帳簿】(チャウ‥) 金銭・物品の出納など、事務上の必要事項を記録する帳面。「帳簿をつける」

ちょうぼ‐がかり【帳簿係】(チャウボ‥)🔗🔉

ちょうぼ‐がかり【帳簿係】(チャウボ‥) 帳簿の記入・整理を担当する役。また、その人。帳簿方。

ちょうぼ‐かた【帳簿方】(チャウボ‥)🔗🔉

ちょうぼ‐かた【帳簿方】(チャウボ‥) =ちょうぼがかり(帳簿係)

ちょう‐めん【帳面】(チャウ‥)🔗🔉

ちょう‐めん【帳面】(チャウ‥) 物を書くために、何枚かの同型の紙をとじ合わせた冊子。ノート。 ●帳面が消(き)える 勘定や債務がすっかりすむ。転じて、前に行ったことなどのつぐないがすむ。帳消しになる。

●帳面が消(き)える🔗🔉

●帳面が消(き)える 勘定や債務がすっかりすむ。転じて、前に行ったことなどのつぐないがすむ。帳消しになる。 ちょうめん‐かた【帳面方】(チャウメン‥) 1 =ちょうぼがかり(帳簿係) 2 江戸幕府勘定奉行の下、御勘定所の役人。勝手向きの勘定や検査などをする役。

ちょうめん‐かた【帳面方】(チャウメン‥)🔗🔉

ちょうめん‐かた【帳面方】(チャウメン‥) 1 =ちょうぼがかり(帳簿係) 2 江戸幕府勘定奉行の下、御勘定所の役人。勝手向きの勘定や検査などをする役。

ちょうめん‐づら【帳面面】(チャウメン‥)🔗🔉

ちょうめん‐づら【帳面面】(チャウメン‥) 帳面に記入された表面上の事柄。帳面に書いてある状態や数字。また、おもてむきの計算や決算。ちょうづら。「帳面づらを合わせる」

ちょう‐もと【帳元】(チャウ‥)🔗🔉

ちょう‐もと【帳元】(チャウ‥) (帳簿の総元締めの意) 1 金銭の収支や勘定などの帳簿をつかさどる役目。また、その人。 2 江戸時代の劇場で、勘定のいっさいを取り締まる役目。座元の下にいて、営業方面いっさいの事務を支配する役目。また、それらの人。

ちょう‐もん【帳門】(チャウ‥)🔗🔉

ちょう‐もん【帳門】(チャウ‥) 寝室にたらしたとばり。寝室の入口。また、寝室。ねや。

ちょう‐や【帳屋】(チャウ‥)🔗🔉

ちょう‐や【帳屋】(チャウ‥) 江戸時代、種々の帳面や紙・筆墨類を売った店。店頭に笹(ささ)を立てて目じるしとしていた。

と‐ばり【帳・帷】🔗🔉

と‐ばり【帳・帷】 (「戸張」の意。「とはり」とも) 1 室内や寝所・帳台・厨子・高御座(たかみくら)、また、外部との境などに垂らして、区切りや隔てとしたり、光をさえぎったりなどするための布。壁代(かべしろ)、几帳(きちょう)、のれんなど。*書紀‐履中即位前(図書寮本訓)「帳(トハリ)を開きて」 2 転じて、物を隔て区切るもの、覆い隠して見えなくするもののたとえにいう。「夜のとばり」

とばり‐あげ【帳上・帳】🔗🔉

とばり‐あげ【帳上・帳】 =けんちょう(帳)

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