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かえ【柏・榧】🔗🔉

かえ カヘ [1] 【柏・榧】 (1)植物の名。ヒノキの類という。「松―の栄えいまさね尊き我(ア)が君/万葉 4169」 (2)植物カヤの古名。「椎・櫟・―・栗生ひ/常陸風土記」

かえ-どの【柏殿】🔗🔉

かえ-どの カヘ― 【柏殿】 平安時代,朱雀院内の北東にあった建物。皇后・皇太后の居所となった。

かしわ【柏・槲・🔗🔉

かしわ カシハ [0] 【柏・槲・】 (1)ブナ科の落葉高木。山地や寒地の海岸に生える。葉は倒卵形で,波状の大きな鋸歯がある。雌雄同株。五月に葉とともに開花し,雄花は長い尾状花序をなして下垂し,雌花は少数ずつつく。実はどんぐり状の堅果。樹皮を染料とし,葉は大きく古来食物を包むのに用いる。カシワギ。モチガシワ。 (2)「柏餅」の略。 (3)家紋の一。柏の葉を図案化したもの。 (4)飲食物を盛るための木の葉。食器。「大御酒の―を握(ト)らしめて/古事記(中訓)」 柏(3) [図]

かしわ-ぎ【柏木】🔗🔉

かしわ-ぎ カシハ― [0] 【柏木】 (1)カシワの木。 (2)皇宮守衛の任に当たる兵衛・衛門の官の異名。 〔柏の木には葉守(ハモ)りの神が宿るという言い伝えによる〕

かしわ-ぎ-の【柏木の】🔗🔉

かしわ-ぎ-の カシハ― 【柏木の】 (枕詞) 「もり(森)」「もる(洩)」にかかる。柏の葉が茂るからとも,また柏の木に葉守(ハモ)りの神が宿るからとも,また歌枕「柏木の森」からともいう。「ほととぎす忍ぶる物を―もりても声の聞えけるかな/新古今(恋一)」 〔「柏木の森」は大和国または近江国の歌枕とされるが,実在したかどうか不明〕

かしわ-ばさみ【柏夾】🔗🔉

かしわ-ばさみ カシハ― 【柏夾】 非常の際などに冠の纓(エイ)を折り畳んで,白木の挟み木でとめること。「別当惟方,直衣に―にて供奉(グブ)せらる/平治(上)」

かしわ-ば-はぐま【柏葉羽熊】🔗🔉

かしわ-ば-はぐま カシハ― [5] 【柏葉羽熊】 キク科の多年草。山地の林中に生える。高さ30〜60センチメートル。カシワに似た葉を互生。夏から秋,茎の上部に筒状の白色の頭花を穂状につける。頭花には帯紫色の総苞がある。

かしわ-もち【柏餅】🔗🔉

かしわ-もち カシハ― [3] 【柏餅】 (1)餡(アン)入りの餅を柏の葉で挟み包んだ菓子。五月五日の節句に供える。[季]夏。 (2)一枚の布団を二つに折り,その中に入って寝ること。

かしわ【柏】🔗🔉

かしわ カシハ 【柏】 千葉県北西部の市。北部は利根川に接する。水戸街道の旧宿場町。住宅地として発達。

かしわぎ【柏木】🔗🔉

かしわぎ カシハギ 【柏木】 姓氏の一。

かしわぎ-ぎえん【柏木義円】🔗🔉

かしわぎ-ぎえん カシハギギン 【柏木義円】 (1860-1938) 群馬県安中教会牧師。越後国生まれ。同志社卒。「上毛教界月報」を創刊。日露戦争時に平和・非戦論を説き,国家神道・教育勅語にも批判を加えた。

かしわぎ-じょてい【柏木如亭】🔗🔉

かしわぎ-じょてい カシハギ― 【柏木如亭】 (1763-1819) 江戸後期の漢詩人。江戸の人。通称門作。市河寛斎に漢詩を学び江湖詩社の詩人として活躍。詩集「木工集」「如亭山人稿初集」など。

かしわぎ【柏木】🔗🔉

かしわぎ カシハギ 【柏木】 (1)源氏物語の巻名。第三六帖。 (2)源氏物語の作中人物。頭の中将の長男。薫の実父。女二の宮の夫。光源氏の妻女三の宮との密通を源氏に知られて悩み病死。柏木右衛門督(ウエモンノカミ)。

かしわざき【柏崎】🔗🔉

かしわざき カシハザキ 【柏崎】 新潟県中部,日本海に面する市。米山(ヨネヤマ)の北東麓にある。電力・機械・食品業などが立地。

かしわざき【柏崎】🔗🔉

かしわざき カシハザキ 【柏崎】 能の一。四番目物。榎並左衛門五郎原作。世阿弥(ゼアミ)改作。父の死を嘆いて出家した息子を,物狂いとなった母が柏崎から探し歩いて善光寺で再会する。

かしわ-で【柏手・拍手】🔗🔉

かしわ-で カシハ― [0] 【柏手・拍手】 神を拝する時,両手のてのひらを打ち合わせて音を立てること。開手(ヒラテ)。

かしわ-どの【膳殿・柏殿】🔗🔉

かしわ-どの カシハ― [0] 【膳殿・柏殿】 (1)神宮・朝廷で食事を用意する所。 (2)大嘗祭(ダイジヨウサイ)の時,神供の酒食を準備する所。

かしわばら【柏原】🔗🔉

かしわばら カシハバラ 【柏原】 (1)長野県上水内(カミミノチ)郡信濃町の地名。俳人小林一茶の生地で知られ,旧宅が残る。黒姫山への登山口。 (2)滋賀県坂田郡山東町の地名。中山道の旧宿場町。伊吹山南麓に位置し,伊吹もぐさを産出。

かしわら【柏原】🔗🔉

かしわら カシハラ 【柏原】 大阪府中東部,大和川流域の市。古くから奈良と大阪を結ぶ交通の要地。近年,機械工業などが進出。生駒山麓ではブドウを栽培。

はくりょう-たい【柏梁体】🔗🔉

はくりょう-たい ハクリヤウ― [0] 【柏梁体】 漢詩の一体。各句に韻を踏む,七言聯句(レンク)。漢の武帝が柏梁台の落成のとき,群臣に作らせたのが最初というが,後人の偽作とされる。

はくりょう-だい【柏梁台】🔗🔉

はくりょう-だい ハクリヤウ― 【柏梁台】 漢の武帝が長安の西北に建設した香柏(ヒノキ)を梁(ハリ)とした高さ数十丈の楼台。

びゃく-しん【柏槙】🔗🔉

びゃく-しん [3][2] 【柏槙】 イブキの別名。

かしわ【柏】(和英)🔗🔉

かしわ【柏】 an oak.→英和 ‖かしわもち a rice cake wrapped up in an oak-leaf.

かしわで【柏手を打つ】(和英)🔗🔉

かしわで【柏手を打つ】 clap one's hands.

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