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広辞苑の検索結果 (22)
か‐え【柏】カヘ🔗⭐🔉
か‐え【柏】カヘ
①ヒノキ・サワラ・コノテガシワの類の古名。万葉集19「松―の栄えいまさね」
②(「榧」と書く)カヤの古名。
かえ‐どの【柏殿】カヘ‥🔗⭐🔉
かえ‐どの【柏殿】カヘ‥
平安時代、朱雀院にあった皇后の座所。源氏物語若菜上「御しつらひは―の西おもてに」
かしわ【柏】カシハ(地名)🔗⭐🔉
かしわ【柏】カシハ
千葉県北西部の市。東京の衛星都市。水戸街道の宿場町・市場町から発達。人口38万1千。
かしわ【槲・檞・柏】カシハ🔗⭐🔉
かしわ【槲・檞・柏】カシハ
①(「檞」は日本の俗用漢字)ブナ科の落葉高木。北地の海岸などに自生。高さ15メートルに達し、樹皮に深い裂け目がある。葉は大きく、周辺に深い波状の鈍鋸歯がある。枝葉ともに細毛を密生。雌雄同株。4〜5月頃、新葉とともに黄褐色の尾状花序を垂らす。樹皮のタンニンは染料、材は薪炭、葉は食物を包む。モチガシワ。炊葉かいば。誤って「ははそ」ともいう。
②柏はく(ヒノキ・サワラ・コノテガシワなどの常緑樹)を古来「かしわ」と訓みならわす。万葉集11「秋―うるわ川べのしののめの」
③(多くカシワの葉を使ったからいう)食物や酒を盛った木の葉。また、食器。くぼて。ひらで。古事記中「大御酒の―を握とらしめて」
④「かしわもち」の略。
⑤紋所の名。カシワの葉をとり合わせたもの。抱き柏だきがしわ・違い柏・三つ柏・三葉柏など種類が多い。
柏
⇒かしわ‐ぎ【柏木】
⇒かしわ‐の‐くぼて【槲の窪手・柏の葉椀】
⇒かしわ‐ばさみ【柏夾】
⇒かしわ‐みみずく【柏梟・柏木
】
⇒かしわ‐もち【柏餅】
⇒かしわ‐ぎ【柏木】
⇒かしわ‐の‐くぼて【槲の窪手・柏の葉椀】
⇒かしわ‐ばさみ【柏夾】
⇒かしわ‐みみずく【柏梟・柏木
】
⇒かしわ‐もち【柏餅】
かしわ‐ぎ【柏木】カシハ‥🔗⭐🔉
かしわ‐ぎ【柏木】カシハ‥
(カシワの木に葉守の神が宿るという伝説から)皇居守衛の任に当たる兵衛ひょうえおよび衛門の異称。大和物語「―の森の下草おいぬとも」。(人名別項)
⇒かしわ【槲・檞・柏】
かしわぎ【柏木】カシハ‥(姓氏)🔗⭐🔉
かしわぎ【柏木】カシハ‥
姓氏の一つ。
⇒かしわぎ‐ぎえん【柏木義円】
⇒かしわぎ‐じょてい【柏木如亭】
かしわぎ【柏木】カシハ‥(作品名他)🔗⭐🔉
かしわぎ【柏木】カシハ‥
源氏物語中の人物(また、巻名)。頭中将の長子。衛門督。権大納言に至る。源氏の妻女三の宮に通じたが、源氏に感知され、良心の呵責に堪えかねて悶死。二人の間に出来たのが、宇治十帖の主人公薫である。
かしわぎ‐ぎえん【柏木義円】カシハ‥ヱン🔗⭐🔉
かしわぎ‐ぎえん【柏木義円】カシハ‥ヱン
宗教家。越後生れ。1880年(明治13)同志社に入学、キリスト教に入信。群馬の安中教会牧師となる。「上毛教界月報」を刊行し、軍国主義・帝国主義を批判。(1860〜1938)
⇒かしわぎ【柏木】
かしわぎ‐じょてい【柏木如亭】カシハ‥🔗⭐🔉
かしわぎ‐じょてい【柏木如亭】カシハ‥
江戸後期の漢詩人。江戸の人。詩を市河寛斎の江湖詩社に学ぶ。幕府の大工棟梁という家職を捨て、放浪の詩人として奔放な生涯を過ごす中で、清新な抒情詩を詠んだ。著「如亭山人遺稿」「詩本草」など。(1763〜1819)
⇒かしわぎ【柏木】
かしわざき【柏崎】カシハ‥(地名)🔗⭐🔉
かしわざき【柏崎】カシハ‥
新潟県中部、日本海に面する市。北陸道の宿駅。日本の油田開発の発祥地で、精油所がある。人口9万5千。
かしわざき【柏崎】カシハ‥(作品名)🔗⭐🔉
かしわざき【柏崎】カシハ‥
能。榎並左衛門五郎原作、世阿弥改作の狂女物。越後柏崎殿の妻が、夫の死と一子花若の遁世を聞いて諸国を狂い歩いたのち、善光寺で子に再会する。
かしわ‐で【拍手・柏手】カシハ‥🔗⭐🔉
かしわ‐で【拍手・柏手】カシハ‥
(「柏」は「拍」の誤写か)神を拝む時、手のひらを打ち合わせて鳴らすこと。開手ひらて。「―を打つ」
かしわ‐の‐くぼて【槲の窪手・柏の葉椀】カシハ‥🔗⭐🔉
かしわ‐の‐くぼて【槲の窪手・柏の葉椀】カシハ‥
食物を盛るために、カシワの葉を細い竹針で縫い合わせて製した器物。後世では大嘗祭だいじょうさいの神饌などに用いる。夫木和歌抄20「神山の―さしながらおひなほる身の栄ゆべきかな」
⇒かしわ【槲・檞・柏】
かしわ‐ばさみ【柏夾】カシハ‥🔗⭐🔉
かしわ‐ばさみ【柏夾】カシハ‥
(「柏」は「白木」を合わせたもの)非常の際などに、文官が冠の垂纓すいえいを巻き、手近の木・竹などの白木を夾木はさみぎにしてとめること。増鏡10「殿上人ども―して仕りけり」
柏夾
⇒かしわ【槲・檞・柏】
⇒かしわ【槲・檞・柏】
かしわ‐もち【柏餅】カシハ‥🔗⭐🔉
かしわ‐もち【柏餅】カシハ‥
①円形扁平状のしんこ餅の上に餡をのせ、二つに折るように包み、カシワの葉で包んだもの。5月5日の節句の供物とする。〈[季]夏〉。正岡子規、竹乃里歌「五月五日には―とて槲かしわの葉に餅を包みて祝ふ事」
柏餅
撮影:関戸 勇
②柏餅のように、一枚の蒲団を二つ折にしてくるまって寝ること。
⇒かしわ【槲・檞・柏】
②柏餅のように、一枚の蒲団を二つ折にしてくるまって寝ること。
⇒かしわ【槲・檞・柏】
かしわら【柏原】‥ハラ🔗⭐🔉
かしわら【柏原】‥ハラ
大阪府中央部東端の市。生駒山地の南端に位置し、奈良県から流下する大和川の谷口一帯を占める。奈良・大阪を結ぶ交通の歴史的要衝。人口7万7千。
はくりょう‐たい【柏梁体】‥リヤウ‥🔗⭐🔉
はくりょう‐たい【柏梁体】‥リヤウ‥
(漢の武帝が柏梁台落成の後、群臣を会して、聯句の遊びを催したのに始まるという)漢詩聯句の一体。各人が七言一句をよみ、毎句押韻して、全体を一つの韻で通したもの。各句は独立して他人の句とは意味の上から関係がない。
はくりょう‐だい【柏梁台】‥リヤウ‥🔗⭐🔉
はくりょう‐だい【柏梁台】‥リヤウ‥
紀元前116年、漢の武帝が長安西北に建設した楼台。高さ数十丈。香柏を以て梁とし、高さ20丈の銅製承露盤を設けた。
びゃく‐しん【柏槙】🔗⭐🔉
びゃく‐しん【柏槙】
〔植〕イブキの一品種。
[漢]柏🔗⭐🔉
柏 字形
〔木部5画/9画/3980・4770〕
〔音〕ハク(漢) ヒャク(呉)
〔訓〕かしわ
[意味]
ひのき・さわら・このてがしわなどの常緑樹の総称。日本では、かしわ(また、かや)。「松柏・竹柏・羅漢柏・柏槙びゃくしん」
▷日本で古く、葉に食物を盛ったところから、食器を「かしわ」ともいった。[栢]は異体字。
〔木部5画/9画/3980・4770〕
〔音〕ハク(漢) ヒャク(呉)
〔訓〕かしわ
[意味]
ひのき・さわら・このてがしわなどの常緑樹の総称。日本では、かしわ(また、かや)。「松柏・竹柏・羅漢柏・柏槙びゃくしん」
▷日本で古く、葉に食物を盛ったところから、食器を「かしわ」ともいった。[栢]は異体字。
大辞林の検索結果 (24)
かえ【柏・榧】🔗⭐🔉
かえ カヘ [1] 【柏・榧】
(1)植物の名。ヒノキの類という。「松―の栄えいまさね尊き我(ア)が君/万葉 4169」
(2)植物カヤの古名。「椎・櫟・―・栗生ひ/常陸風土記」
かえ-どの【柏殿】🔗⭐🔉
かえ-どの カヘ― 【柏殿】
平安時代,朱雀院内の北東にあった建物。皇后・皇太后の居所となった。
かしわ【柏・槲・
】🔗⭐🔉
かしわ カシハ [0] 【柏・槲・
】
(1)ブナ科の落葉高木。山地や寒地の海岸に生える。葉は倒卵形で,波状の大きな鋸歯がある。雌雄同株。五月に葉とともに開花し,雄花は長い尾状花序をなして下垂し,雌花は少数ずつつく。実はどんぐり状の堅果。樹皮を染料とし,葉は大きく古来食物を包むのに用いる。カシワギ。モチガシワ。
(2)「柏餅」の略。
(3)家紋の一。柏の葉を図案化したもの。
(4)飲食物を盛るための木の葉。食器。「大御酒の―を握(ト)らしめて/古事記(中訓)」
柏(3)
[図]
】
(1)ブナ科の落葉高木。山地や寒地の海岸に生える。葉は倒卵形で,波状の大きな鋸歯がある。雌雄同株。五月に葉とともに開花し,雄花は長い尾状花序をなして下垂し,雌花は少数ずつつく。実はどんぐり状の堅果。樹皮を染料とし,葉は大きく古来食物を包むのに用いる。カシワギ。モチガシワ。
(2)「柏餅」の略。
(3)家紋の一。柏の葉を図案化したもの。
(4)飲食物を盛るための木の葉。食器。「大御酒の―を握(ト)らしめて/古事記(中訓)」
柏(3)
[図]
かしわ-ぎ【柏木】🔗⭐🔉
かしわ-ぎ カシハ― [0] 【柏木】
(1)カシワの木。
(2)皇宮守衛の任に当たる兵衛・衛門の官の異名。
〔柏の木には葉守(ハモ)りの神が宿るという言い伝えによる〕
かしわ-ぎ-の【柏木の】🔗⭐🔉
かしわ-ぎ-の カシハ― 【柏木の】 (枕詞)
「もり(森)」「もる(洩)」にかかる。柏の葉が茂るからとも,また柏の木に葉守(ハモ)りの神が宿るからとも,また歌枕「柏木の森」からともいう。「ほととぎす忍ぶる物を―もりても声の聞えけるかな/新古今(恋一)」
〔「柏木の森」は大和国または近江国の歌枕とされるが,実在したかどうか不明〕
かしわ-ばさみ【柏夾】🔗⭐🔉
かしわ-ばさみ カシハ― 【柏夾】
非常の際などに冠の纓(エイ)を折り畳んで,白木の挟み木でとめること。「別当惟方,直衣に―にて供奉(グブ)せらる/平治(上)」
かしわ-ば-はぐま【柏葉羽熊】🔗⭐🔉
かしわ-ば-はぐま カシハ― [5] 【柏葉羽熊】
キク科の多年草。山地の林中に生える。高さ30〜60センチメートル。カシワに似た葉を互生。夏から秋,茎の上部に筒状の白色の頭花を穂状につける。頭花には帯紫色の総苞がある。
かしわ-もち【柏餅】🔗⭐🔉
かしわ-もち カシハ― [3] 【柏餅】
(1)餡(アン)入りの餅を柏の葉で挟み包んだ菓子。五月五日の節句に供える。[季]夏。
(2)一枚の布団を二つに折り,その中に入って寝ること。
かしわ【柏】🔗⭐🔉
かしわ カシハ 【柏】
千葉県北西部の市。北部は利根川に接する。水戸街道の旧宿場町。住宅地として発達。
かしわぎ【柏木】🔗⭐🔉
かしわぎ カシハギ 【柏木】
姓氏の一。
かしわぎ-ぎえん【柏木義円】🔗⭐🔉
かしわぎ-ぎえん カシハギギ
ン 【柏木義円】
(1860-1938) 群馬県安中教会牧師。越後国生まれ。同志社卒。「上毛教界月報」を創刊。日露戦争時に平和・非戦論を説き,国家神道・教育勅語にも批判を加えた。
ン 【柏木義円】
(1860-1938) 群馬県安中教会牧師。越後国生まれ。同志社卒。「上毛教界月報」を創刊。日露戦争時に平和・非戦論を説き,国家神道・教育勅語にも批判を加えた。
かしわぎ-じょてい【柏木如亭】🔗⭐🔉
かしわぎ-じょてい カシハギ― 【柏木如亭】
(1763-1819) 江戸後期の漢詩人。江戸の人。通称門作。市河寛斎に漢詩を学び江湖詩社の詩人として活躍。詩集「木工集」「如亭山人稿初集」など。
かしわぎ【柏木】🔗⭐🔉
かしわぎ カシハギ 【柏木】
(1)源氏物語の巻名。第三六帖。
(2)源氏物語の作中人物。頭の中将の長男。薫の実父。女二の宮の夫。光源氏の妻女三の宮との密通を源氏に知られて悩み病死。柏木右衛門督(ウエモンノカミ)。
かしわざき【柏崎】🔗⭐🔉
かしわざき カシハザキ 【柏崎】
新潟県中部,日本海に面する市。米山(ヨネヤマ)の北東麓にある。電力・機械・食品業などが立地。
かしわざき【柏崎】🔗⭐🔉
かしわざき カシハザキ 【柏崎】
能の一。四番目物。榎並左衛門五郎原作。世阿弥(ゼアミ)改作。父の死を嘆いて出家した息子を,物狂いとなった母が柏崎から探し歩いて善光寺で再会する。
かしわ-で【柏手・拍手】🔗⭐🔉
かしわ-で カシハ― [0] 【柏手・拍手】
神を拝する時,両手のてのひらを打ち合わせて音を立てること。開手(ヒラテ)。
かしわ-どの【膳殿・柏殿】🔗⭐🔉
かしわ-どの カシハ― [0] 【膳殿・柏殿】
(1)神宮・朝廷で食事を用意する所。
(2)大嘗祭(ダイジヨウサイ)の時,神供の酒食を準備する所。
かしわばら【柏原】🔗⭐🔉
かしわばら カシハバラ 【柏原】
(1)長野県上水内(カミミノチ)郡信濃町の地名。俳人小林一茶の生地で知られ,旧宅が残る。黒姫山への登山口。
(2)滋賀県坂田郡山東町の地名。中山道の旧宿場町。伊吹山南麓に位置し,伊吹もぐさを産出。
かしわら【柏原】🔗⭐🔉
かしわら カシハラ 【柏原】
大阪府中東部,大和川流域の市。古くから奈良と大阪を結ぶ交通の要地。近年,機械工業などが進出。生駒山麓ではブドウを栽培。
はくりょう-たい【柏梁体】🔗⭐🔉
はくりょう-たい ハクリヤウ― [0] 【柏梁体】
漢詩の一体。各句に韻を踏む,七言聯句(レンク)。漢の武帝が柏梁台の落成のとき,群臣に作らせたのが最初というが,後人の偽作とされる。
はくりょう-だい【柏梁台】🔗⭐🔉
はくりょう-だい ハクリヤウ― 【柏梁台】
漢の武帝が長安の西北に建設した香柏(ヒノキ)を梁(ハリ)とした高さ数十丈の楼台。
びゃく-しん【柏槙】🔗⭐🔉
びゃく-しん [3][2] 【柏槙】
イブキの別名。
かしわ【柏】(和英)🔗⭐🔉
かしわ【柏】
an oak.→英和
‖かしわもち a rice cake wrapped up in an oak-leaf.
かしわで【柏手を打つ】(和英)🔗⭐🔉
かしわで【柏手を打つ】
clap one's hands.
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