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か‐え【柏】カヘ🔗⭐🔉
か‐え【柏】カヘ
①ヒノキ・サワラ・コノテガシワの類の古名。万葉集19「松―の栄えいまさね」
②(「榧」と書く)カヤの古名。
かえ‐どの【柏殿】カヘ‥🔗⭐🔉
かえ‐どの【柏殿】カヘ‥
平安時代、朱雀院にあった皇后の座所。源氏物語若菜上「御しつらひは―の西おもてに」
かしわ【柏】カシハ(地名)🔗⭐🔉
かしわ【柏】カシハ
千葉県北西部の市。東京の衛星都市。水戸街道の宿場町・市場町から発達。人口38万1千。
かしわ【槲・檞・柏】カシハ🔗⭐🔉
かしわ【槲・檞・柏】カシハ
①(「檞」は日本の俗用漢字)ブナ科の落葉高木。北地の海岸などに自生。高さ15メートルに達し、樹皮に深い裂け目がある。葉は大きく、周辺に深い波状の鈍鋸歯がある。枝葉ともに細毛を密生。雌雄同株。4〜5月頃、新葉とともに黄褐色の尾状花序を垂らす。樹皮のタンニンは染料、材は薪炭、葉は食物を包む。モチガシワ。炊葉かいば。誤って「ははそ」ともいう。
②柏はく(ヒノキ・サワラ・コノテガシワなどの常緑樹)を古来「かしわ」と訓みならわす。万葉集11「秋―うるわ川べのしののめの」
③(多くカシワの葉を使ったからいう)食物や酒を盛った木の葉。また、食器。くぼて。ひらで。古事記中「大御酒の―を握とらしめて」
④「かしわもち」の略。
⑤紋所の名。カシワの葉をとり合わせたもの。抱き柏だきがしわ・違い柏・三つ柏・三葉柏など種類が多い。
柏
⇒かしわ‐ぎ【柏木】
⇒かしわ‐の‐くぼて【槲の窪手・柏の葉椀】
⇒かしわ‐ばさみ【柏夾】
⇒かしわ‐みみずく【柏梟・柏木
】
⇒かしわ‐もち【柏餅】
⇒かしわ‐ぎ【柏木】
⇒かしわ‐の‐くぼて【槲の窪手・柏の葉椀】
⇒かしわ‐ばさみ【柏夾】
⇒かしわ‐みみずく【柏梟・柏木
】
⇒かしわ‐もち【柏餅】
かしわ‐ぎ【柏木】カシハ‥🔗⭐🔉
かしわ‐ぎ【柏木】カシハ‥
(カシワの木に葉守の神が宿るという伝説から)皇居守衛の任に当たる兵衛ひょうえおよび衛門の異称。大和物語「―の森の下草おいぬとも」。(人名別項)
⇒かしわ【槲・檞・柏】
かしわぎ【柏木】カシハ‥(姓氏)🔗⭐🔉
かしわぎ【柏木】カシハ‥
姓氏の一つ。
⇒かしわぎ‐ぎえん【柏木義円】
⇒かしわぎ‐じょてい【柏木如亭】
かしわぎ【柏木】カシハ‥(作品名他)🔗⭐🔉
かしわぎ【柏木】カシハ‥
源氏物語中の人物(また、巻名)。頭中将の長子。衛門督。権大納言に至る。源氏の妻女三の宮に通じたが、源氏に感知され、良心の呵責に堪えかねて悶死。二人の間に出来たのが、宇治十帖の主人公薫である。
かしわぎ‐ぎえん【柏木義円】カシハ‥ヱン🔗⭐🔉
かしわぎ‐ぎえん【柏木義円】カシハ‥ヱン
宗教家。越後生れ。1880年(明治13)同志社に入学、キリスト教に入信。群馬の安中教会牧師となる。「上毛教界月報」を刊行し、軍国主義・帝国主義を批判。(1860〜1938)
⇒かしわぎ【柏木】
かしわぎ‐じょてい【柏木如亭】カシハ‥🔗⭐🔉
かしわぎ‐じょてい【柏木如亭】カシハ‥
江戸後期の漢詩人。江戸の人。詩を市河寛斎の江湖詩社に学ぶ。幕府の大工棟梁という家職を捨て、放浪の詩人として奔放な生涯を過ごす中で、清新な抒情詩を詠んだ。著「如亭山人遺稿」「詩本草」など。(1763〜1819)
⇒かしわぎ【柏木】
かしわざき【柏崎】カシハ‥(地名)🔗⭐🔉
かしわざき【柏崎】カシハ‥
新潟県中部、日本海に面する市。北陸道の宿駅。日本の油田開発の発祥地で、精油所がある。人口9万5千。
かしわざき【柏崎】カシハ‥(作品名)🔗⭐🔉
かしわざき【柏崎】カシハ‥
能。榎並左衛門五郎原作、世阿弥改作の狂女物。越後柏崎殿の妻が、夫の死と一子花若の遁世を聞いて諸国を狂い歩いたのち、善光寺で子に再会する。
かしわ‐で【拍手・柏手】カシハ‥🔗⭐🔉
かしわ‐で【拍手・柏手】カシハ‥
(「柏」は「拍」の誤写か)神を拝む時、手のひらを打ち合わせて鳴らすこと。開手ひらて。「―を打つ」
かしわ‐の‐くぼて【槲の窪手・柏の葉椀】カシハ‥🔗⭐🔉
かしわ‐の‐くぼて【槲の窪手・柏の葉椀】カシハ‥
食物を盛るために、カシワの葉を細い竹針で縫い合わせて製した器物。後世では大嘗祭だいじょうさいの神饌などに用いる。夫木和歌抄20「神山の―さしながらおひなほる身の栄ゆべきかな」
⇒かしわ【槲・檞・柏】
かしわ‐ばさみ【柏夾】カシハ‥🔗⭐🔉
かしわ‐ばさみ【柏夾】カシハ‥
(「柏」は「白木」を合わせたもの)非常の際などに、文官が冠の垂纓すいえいを巻き、手近の木・竹などの白木を夾木はさみぎにしてとめること。増鏡10「殿上人ども―して仕りけり」
柏夾
⇒かしわ【槲・檞・柏】
⇒かしわ【槲・檞・柏】
かしわ‐もち【柏餅】カシハ‥🔗⭐🔉
かしわ‐もち【柏餅】カシハ‥
①円形扁平状のしんこ餅の上に餡をのせ、二つに折るように包み、カシワの葉で包んだもの。5月5日の節句の供物とする。〈[季]夏〉。正岡子規、竹乃里歌「五月五日には―とて槲かしわの葉に餅を包みて祝ふ事」
柏餅
撮影:関戸 勇
②柏餅のように、一枚の蒲団を二つ折にしてくるまって寝ること。
⇒かしわ【槲・檞・柏】
②柏餅のように、一枚の蒲団を二つ折にしてくるまって寝ること。
⇒かしわ【槲・檞・柏】
かしわら【柏原】‥ハラ🔗⭐🔉
かしわら【柏原】‥ハラ
大阪府中央部東端の市。生駒山地の南端に位置し、奈良県から流下する大和川の谷口一帯を占める。奈良・大阪を結ぶ交通の歴史的要衝。人口7万7千。
はくりょう‐たい【柏梁体】‥リヤウ‥🔗⭐🔉
はくりょう‐たい【柏梁体】‥リヤウ‥
(漢の武帝が柏梁台落成の後、群臣を会して、聯句の遊びを催したのに始まるという)漢詩聯句の一体。各人が七言一句をよみ、毎句押韻して、全体を一つの韻で通したもの。各句は独立して他人の句とは意味の上から関係がない。
はくりょう‐だい【柏梁台】‥リヤウ‥🔗⭐🔉
はくりょう‐だい【柏梁台】‥リヤウ‥
紀元前116年、漢の武帝が長安西北に建設した楼台。高さ数十丈。香柏を以て梁とし、高さ20丈の銅製承露盤を設けた。
びゃく‐しん【柏槙】🔗⭐🔉
びゃく‐しん【柏槙】
〔植〕イブキの一品種。
[漢]柏🔗⭐🔉
柏 字形
〔木部5画/9画/3980・4770〕
〔音〕ハク(漢) ヒャク(呉)
〔訓〕かしわ
[意味]
ひのき・さわら・このてがしわなどの常緑樹の総称。日本では、かしわ(また、かや)。「松柏・竹柏・羅漢柏・柏槙びゃくしん」
▷日本で古く、葉に食物を盛ったところから、食器を「かしわ」ともいった。[栢]は異体字。
〔木部5画/9画/3980・4770〕
〔音〕ハク(漢) ヒャク(呉)
〔訓〕かしわ
[意味]
ひのき・さわら・このてがしわなどの常緑樹の総称。日本では、かしわ(また、かや)。「松柏・竹柏・羅漢柏・柏槙びゃくしん」
▷日本で古く、葉に食物を盛ったところから、食器を「かしわ」ともいった。[栢]は異体字。
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