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かつ-えき【滑液】🔗⭐🔉
かつ-えき クワツ― [2][0] 【滑液】
滑液膜から分泌される透明アルカリ性の液。卵白に似ている。関節腔にあり,関節の運動を滑らかにする。
かつえき-まく【滑液膜】🔗⭐🔉
かつえき-まく クワツ― [4] 【滑液膜】
関節の内面をおおう膜。神経・血管に富み,滑液を分泌する。
かっ-くう【滑空】🔗⭐🔉
かっ-くう クワツ― [0] 【滑空】 (名)スル
(1)航空機がエンジンの力によらずに,上昇気流や地面に対して一定の角度で降下することによって揚力を得て空を飛ぶこと。空中滑走。「―飛行」「グライダーが大空を―する」
(2)鳥が羽ばたきをせず,羽を広げたまま飛ぶこと。
かっくう-き【滑空機】🔗⭐🔉
かっくう-き クワツ― [3] 【滑空機】
⇒グライダー
かっくう-ひ【滑空比】🔗⭐🔉
かっくう-ひ クワツ― [3] 【滑空比】
グライダーなどが滑空するとき,前進した水平距離をその間に沈降した高度差で割った値。
かっ-こう【滑降】🔗⭐🔉
かっ-こう クワツカウ [0] 【滑降】 (名)スル
(1)すべりおりること。主にスキーでいう。「直―」「急斜面を―する」
(2)「滑降競技」の略。
かっこう-きょうぎ【滑降競技】🔗⭐🔉
かっこう-きょうぎ クワツカウキヤウ― [5] 【滑降競技】
スキーのアルペン競技の一。急斜面に設けられたコースを高速度ですべりおり,その速さを競うもの。
かっこう-ふう【滑降風】🔗⭐🔉
かっこう-ふう クワツカウ― [3][0] 【滑降風】
斜面を吹きおりる風。冷えた空気が自らの重みで下降する。山風や,南極大陸の氷の斜面を下降する冷たい強風がある。カタバ風。
⇔滑昇風
かつ-ざい【滑剤】🔗⭐🔉
かつ-ざい クワツ― [0][2] 【滑剤】
機械・器具の摩擦をへらし,すべりをよくするために用いる物質。油や滑石など。
かっ-しゃ【滑車】🔗⭐🔉
かっ-しゃ クワツ― [0][1] 【滑車】
軸を中心に回転しうる円板で,普通,周囲に溝があり,これに綱・ベルトなどをかけ,加える力の方向を変えたり,動力を伝えたり,小さい力で大きい力と釣り合わせたりするのに用いるもの。軸が固定された定滑車,軸が移動する動滑車,何個かの滑車を組み合わせた複滑車などがある。
かっしゃ-しんけい【滑車神経】🔗⭐🔉
かっしゃ-しんけい クワツ― [4] 【滑車神経】
眼球を下方に動かす上斜筋に分布する神経。第四脳神経。古く上斜筋を滑車筋といったことからの名称。
かっ-しょう【滑翔】🔗⭐🔉
かっ-しょう クワツシヤウ [0] 【滑翔】 (名)スル
鳥が羽ばたきをとめて空を飛ぶこと。「大空を―する」
かっしょう-ぎり【滑昇霧】🔗⭐🔉
かっしょう-ぎり クワツシヨウ― [3] 【滑昇霧】
霧の一種。気流が斜面を上昇するとき断熱冷却によって生ずる霧。
かっしょう-ふう【滑昇風】🔗⭐🔉
かっしょう-ふう クワツシヨウ― [3][0] 【滑昇風】
斜面を吹き上げる風。地表面付近の空気が熱せられて軽くなり,山の斜面に沿って吹き上がる。谷風がその例。アナバ風。
⇔滑降風
かっ-せき【滑石】🔗⭐🔉
かっ-せき クワツ― [0] 【滑石】
マグネシウムのケイ酸塩を主成分とし,最も柔らかい鉱物の一。白色・淡緑色・灰色を呈し,絹糸状の光沢がある。単斜晶系または三斜晶系蛇紋岩やドロマイトの熱水変質部に産する。粉末状にして,滑材,紙の充填剤,熱・電気の絶縁材などに用いる。滑石粉塵を多量に吸入すると激しい塵肺(滑石肺)を起こす。タルク。
かっ-せき【滑席】🔗⭐🔉
かっ-せき クワツ― [0] 【滑席】
⇒スライディング-シート
かっ-そう【滑走】🔗⭐🔉
かっ-そう クワツ― [0] 【滑走】 (名)スル
(1)すべるように走ること。「氷上を―する」
(2)飛行機が離陸や着陸のため,地上・水上を走ること。
かっそう-ろ【滑走路】🔗⭐🔉
かっそう-ろ クワツ― [3] 【滑走路】
飛行場内で,飛行機の離陸や着陸のため,地上を走るのに用いる道路状の部分。ランウェイ。
かっ-たく【滑沢】🔗⭐🔉
かっ-たく クワツ― [0] 【滑沢】 (名・形動)[文]ナリ
なめらかでつやのある・こと(さま)。「殊更厚くして―なる紙一枚あり/竜動鬼談(勤)」
かったく-ざい【滑沢剤】🔗⭐🔉
かったく-ざい クワツ― [4][0] 【滑沢剤】
錠剤を製造する時に加えられる物質。なめらかでつやを出す滑石(カツセキ)・ステアリン酸マグネシウムなどが使われる。
かつ-だつ【滑脱】🔗⭐🔉
かつ-だつ クワツ― [0] 【滑脱】 (名・形動)[文]ナリ
よどみなく自由自在に変化する・こと(さま)。「円転―」
かつ-どう【滑道】🔗⭐🔉
かつ-どう クワツダウ [0] 【滑道】
山腹の斜面に設けた溝型の木材搬出路。山腹の凹部を利用した土修羅と丸太で溝を作った修羅{(4)}があり,木材を滑走させる。滑路。
かつどう-べん【滑動弁】🔗⭐🔉
かつどう-べん クワツドウ― [3] 【滑動弁】
「滑(スベ)り弁(ベン)」に同じ。
かつ-べん【滑弁】🔗⭐🔉
かつ-べん クワツ― [0] 【滑弁】
⇒すべりべん(滑弁)
かつ-らく【滑落】🔗⭐🔉
かつ-らく クワツ― [0] 【滑落】 (名)スル
山の岩場や雪上をすべりおちること。「―事故」「岩が―する」
こっ-けい【滑稽】🔗⭐🔉
こっ-けい [0] 【滑稽】 (名・形動)[文]ナリ
(1)おどけていて,面白いこと。おかしいこと。また,そのさま。「―な事を言って笑わせる」
(2)いかにもばかばかしいこと。くだらなくみっともないこと。また,そのさま。
(3)常識をはずれていておかしいさま。「何とも―なスタイル」
〔「滑」は乱,「稽」は同で,是非を混同して巧みに言いくるめるのが原義という。また,「滑」はなめらか,「稽」はとどまる意で,弁舌が緩急自在なことをいったか〕
[派生] ――さ(名)
こっけい-ぼん【滑稽本】🔗⭐🔉
こっけい-ぼん [0] 【滑稽本】
江戸後期の小説の一。江戸を中心として流行した,滑稽を主とする小説。気質物(カタギモノ)・談義本(ダンギボン)を継ぎ,文化・文政期(1804-1830)に最盛。町人の日常生活を題材とし,多く対話文でつづる。十返舎一九の「東海道中膝栗毛」,式亭三馬の「浮世風呂」「浮世床」が代表的作品。
こっけいわごうじん【滑稽和合人】🔗⭐🔉
こっけいわごうじん ―ワガフジン 【滑稽和合人】
滑稽本。四編一三冊。三編まで滝亭鯉丈作,1823〜41年刊。四編為永春水作,1844年刊。「花暦八笑人」の姉妹編で,さまざまな悪戯(イタズラ)が失敗する滑稽を描いたもの。
すべ・す【滑す・辷す】🔗⭐🔉
すべ・す 【滑す・辷す】 (動サ四)
すべらす。「御衣(オンゾ)を―・し置きて/源氏(賢木)」
〔「すべる」に対する他動詞〕
すべ-すべ【滑滑】🔗⭐🔉
すべ-すべ 【滑滑】
■一■ [0] (形動)
人の肌や物の表面などに手で触れたとき,なめらかでさらっとして心地よいさま。「―な肌」
■二■ [1] (副)スル
{■一■}に同じ。「―(と)した床柱」
すべっ-こ・い【滑っこい】🔗⭐🔉
すべっ-こ・い [4] 【滑っこい】 (形)
なめらかですべすべしている。すべこい。「―・い肌」
[派生] ――さ(名)
すべ-やか【滑やか】🔗⭐🔉
すべ-やか 【滑やか】 (形動ナリ)
すべすべしたさま。なめらか。すべらか。「五音正しく,句移りの文字ぐさりの,―に聞きよくて/花鏡」
すべ-らか【滑らか】🔗⭐🔉
すべ-らか [2] 【滑らか】 (形動)[文]ナリ
(1)すべすべしてなめらかなさま。「心臓形に尖つた―な青葉/日本北アルプス縦断記(烏水)」
(2)弁舌によどみのないさま。「客の顔の多くは紅に,其舌の多くは―に/ふところ日記(眉山)」
すべら-か・す【滑らかす・辷らかす】🔗⭐🔉
すべら-か・す [4] 【滑らかす・辷らかす】 (動サ五[四])
(1)すべらす。「(取ッタ魚ヲ)―・して逃がして/百座法談」
(2)髪をすべらかしにする。「内裏上臈の,髪も改め―・し/浄瑠璃・妹背山」
すべら・す【滑らす】🔗⭐🔉
すべら・す [3] 【滑らす】 (動サ五[四])
すべるようにする。すべらせる。「足を―・す」「うっかり口を―・す」
すべり【滑り・辷り】🔗⭐🔉
すべり [3] 【滑り・辷り】
すべること。「ふすまの―を良くする」
すべり-ぎ【滑り木】🔗⭐🔉
すべり-ぎ [3] 【滑り木】
敷居の溝に取り付けた樫(カシ)などの薄板。戸・障子などのすべりをよくし,敷居の摩耗を防ぐためのもの。うめがし。
すべり-ぐるま【滑り車】🔗⭐🔉
すべり-ぐるま [4] 【滑り車】
「戸車(トグルマ)」に同じ。
すべり-こみ【滑り込み】🔗⭐🔉
すべり-こみ [0] 【滑り込み】
(1)野球で,走者が塁をめがけてすべりこむこと。スライディング。「―セーフ」
(2)期限の時刻にぎりぎりで間に合うこと。「―で提出する」
すべり-せつ【滑り説】🔗⭐🔉
すべり-せつ [3] 【滑り説】
横紋筋の収縮の仕組みを,筋原繊維を構成する二種類の繊維状のタンパク質の特殊な結合と解離によって説明する学説。筋原繊維の長軸の方向に規則正しく並んだミオシンとアクチンとが互いにすべりあって筋原繊維の長さを変えるというもの。1954年に H = S =ハクスリーらにより提唱された。平滑筋やその他の細胞運動にも適用されると考えられている。滑走説。
すべり-だい【滑り台】🔗⭐🔉
すべり-だい [3] 【滑り台】
傾斜した台をすべり下りて遊ぶ遊具。
すべり-だし【滑り出し】🔗⭐🔉
すべり-だし [0] 【滑り出し】
(1)すべりはじめ。
(2)物事の最初の頃。出だし。「好調な―」
すべり-どめ【滑り止め】🔗⭐🔉
すべり-どめ [0] 【滑り止め】
(1)すべりを止めるもの。すべらないようにすること。「―に砂をまく」
(2)入学試験で,目的の学校を落ちたときのために他の学校の試験を受けておくこと。また,その学校。
すべり-べん【滑り弁】🔗⭐🔉
すべり-べん [3] 【滑り弁】
蒸気機関のシリンダー内にあって,吸排気孔を滑り板を滑らせて開閉する弁。滑動弁。かつべん。
すべり-まさつ【滑り摩擦】🔗⭐🔉
すべり-まさつ [4] 【滑り摩擦】
物体が面上をころがらずにすべり動いているとき,その面に平行に物体が受ける抵抗。
→ころがり摩擦
すべり-い・ず【滑り出づ】🔗⭐🔉
すべり-い・ず ―イヅ 【滑り出づ】 (動ダ下二)
静かに退出する。そっと出る。「単衣一つを着て―・でにけり/源氏(空蝉)」
すべり-こ・む【滑り込む】🔗⭐🔉
すべり-こ・む [4][0] 【滑り込む】 (動マ五[四])
(1)すべって内に入る。また,すべるようになめらかに入り込む。「電車は静かにプラットホームに―・んできた」
(2)野球で,走者が塁の手前ですべって塁に入る。「―・んでセーフ」
(3)やっと間に合う。時間ぎりぎりで到着する。「提出期限に―・む」
[可能] すべりこめる
すべり-だ・す【滑り出す】🔗⭐🔉
すべり-だ・す [4][0] 【滑り出す】 (動サ五[四])
(1)滑り始める。自然に滑って出る。「そりが雪道を―・す」
(2)物事が進み始める。進行し始める。「計画は順調に―・した」
すべり-よ・る【滑り寄る】🔗⭐🔉
すべり-よ・る 【滑り寄る】 (動ラ五[四])
滑るようにして近寄る。にじりよる。
すべ-・る【滑る・辷る・退る】🔗⭐🔉
すべ-・る [2] 【滑る・辷る・退る】 (動ラ五[四])
(1)物の表面をなめらかに移動する。「水面を―・るように進む」
(2)とどまっていられなくて,なめらかに動く。「雪道で―・った」「皿が―・って落ちる」
(3)雪・氷の上を滑走する。「スケートで―・る」
(4)うっかり言ったり,書いたりする。「口が―・る」「筆が―・る」「口ガ…―・ッテ申シタ/日葡」
(5)試験に落ちる。「入学試験に―・る」
(6)そっと位置をかえる。そっと退席する。「嫻雅(シトヤ)かに席を―・つた/社会百面相(魯庵)」「女も夜ふくる程に―・りつつ/徒然 191」
(7)退位する。「位を―・らせ給ひて新院とぞ申しける/平家 1」
[可能] すべれる
なめ【滑】🔗⭐🔉
なめ [2] 【滑】
(1)(登山用語)平滑な岩の上を少量の水が流れている所。
(2)なめらかなこと。また,ぬるぬるしたもの。「葛の根を舂(ツ)き,その汁の―を取りて/古事記(中訓)」
なめ-こ【滑子】🔗⭐🔉
なめ-こ [3][0] 【滑子】
(1)担子菌類ハラタケ目のきのこ。天然には秋季,ブナの枯れ木・切り株などに群生し,かさの直径は2センチメートルから10センチメートルほど。表面は粘質物でおおわれる。きわめて美味で栽培もされる。味噌汁の具や大根おろしとあえたりして食べる。
(2)榎茸(エノキタケ)のこと。
滑子(1)
[図]
[図]
なめ-たけ【滑茸】🔗⭐🔉
なめ-たけ [2] 【滑茸】
エノキタケの別名。
なめ-ら【滑ら】🔗⭐🔉
なめ-ら 【滑ら】
水などですべりやすいこと。なめらか。「下は―の溜り池/浄瑠璃・祇園女御九重錦」
なめら-ふぐ【滑河豚】🔗⭐🔉
なめら-ふぐ [4] 【滑河豚】
マフグの別名。
なめら-か【滑らか】🔗⭐🔉
なめら-か [2] 【滑らか】 (形動)[文]ナリ
(1)表面が平らですべすべしているさま。つるつるしているさま。また,すべりやすいさま。「―な肌」「―な斜面」「表面を―に削る」「蒼苔路―にして/和漢朗詠(秋)」
(2)物事がよどみなく運ぶさま。すらすらと進むさま。「ヨットが湖面を―に進む」「―な口調で話す」
[派生] ――さ(名)
なめりかわ【滑川】🔗⭐🔉
なめりかわ ナメリカハ 【滑川】
富山県中部,富山湾に面する市。越中売薬で知られる製薬業や漁業が盛ん。沖合いはホタルイカ群遊海面。
なめ・る【滑る】🔗⭐🔉
なめ・る 【滑る】 (動ラ四)
ぬるりとすべる。なめらかである。「苔は―・りて足もたまらず/謡曲・石橋」
ぬめ【滑】🔗⭐🔉
ぬめ [2] 【滑】
敷居・鴨居用の部材で,建具用の溝の刻んでないもの。無目(ムメ)。なめ。
ぬめ-かわ【滑革・
】🔗⭐🔉
ぬめ-かわ ―カハ [0] 【滑革・
】
牛皮をタンニンでなめした,柔らかく光沢・弾力に富む革。
】
牛皮をタンニンでなめした,柔らかく光沢・弾力に富む革。
ぬめ-ぬめ【滑滑】🔗⭐🔉
ぬめ-ぬめ [1] 【滑滑】 (副)スル
物の表面がなめらかで,ぬめった光沢のあるさま。「―と光る」「―したナメクジ」
ぬめり【滑り】🔗⭐🔉
ぬめり [3] 【滑り】
(1)ぬめること。また,ぬるぬるしたもの。「里芋の―をとる」
(2)なめらかで光沢があること。
(3)ぬるぬるする液。粘液。
(4)泥にまみれること。
(5)平凡で陳腐な和歌や俳句を評していう語。「五十三次の紀行はあまねく人のいひふるせど,多くは歌よみ連歌師の―に,さよの中山に旅寝の詞をつづけ/鶉衣」
(6)しまりなく遊蕩(ユウトウ)すること。
(7)「ぬめりうた」の略。
ぬめり-いぐち【滑猪口】🔗⭐🔉
ぬめり-いぐち ―
― [4] 【滑猪口】
担子菌類ハラタケ目のきのこ。夏から秋にかけ,松林内に群生する。傘は径5〜15センチメートル,上面は暗赤褐色の表皮があり粘液でおおわれる。裏面にはひだがなく,細い管孔(クダアナ)が多数ある。表皮と孔部を除いて食用とする。
→いぐち
― [4] 【滑猪口】
担子菌類ハラタケ目のきのこ。夏から秋にかけ,松林内に群生する。傘は径5〜15センチメートル,上面は暗赤褐色の表皮があり粘液でおおわれる。裏面にはひだがなく,細い管孔(クダアナ)が多数ある。表皮と孔部を除いて食用とする。
→いぐち
ぬめり-うた【滑り唄】🔗⭐🔉
ぬめり-うた [3] 【滑り唄】
(1)江戸時代,明暦(1655-1658)・万治(1658-1661)頃の小唄の一。江戸の吉原で郭通いの男たちの間にうたわれたもの。ぬめり節。
(2){(1)}の唄が下座音楽として残ったもので,役者の出端(デハ)に用いられた。「―にて,大橋・傾城にて出る/歌舞伎・幼稚子敵討」
ぬめり-ごち【滑鯒】🔗⭐🔉
ぬめり-ごち [3] 【滑鯒】
海魚,ネズッポの別名。
ぬめり-すじ【滑り筋】🔗⭐🔉
ぬめり-すじ ―スヂ 【滑り筋】
あだっぽい縞模様。「御女郎衆達のなりふりは,肩に鹿子のだんだら筋,腰に浮世の―/仮名草子・竹斎」
ぬめり-づま【滑り妻】🔗⭐🔉
ぬめり-づま 【滑り妻】
なまめいた様子でうかれ歩く人妻。うかれ妻。「盛ぢや花に坐(ソゾロ)浮法師―(芭蕉)/東日記」
ぬめり-どうちゅう【滑り道中】🔗⭐🔉
ぬめり-どうちゅう ―ダウ― 【滑り道中】
江戸時代,遊里で遊女がしずしずとぬめるように置屋から揚屋への往復をすること。「ぬきあしの―,見てなほ恋をもとむる/浮世草子・一代男 6」
ぬめり-ぶし【滑り節】🔗⭐🔉
ぬめり-ぶし 【滑り節】
「滑(ヌメ)り唄(ウタ){(1)}」に同じ。「花の都の―/浮世草子・一代男 4」
ぬめ・る【滑る】🔗⭐🔉
ぬめ・る [2] 【滑る】 (動ラ五[四])
(1)ぬるぬるとしてすべる。「苔が生えて―・る道」
(2)うかれ歩く。のらりくらりと遊び歩く。「さてもつれなの金銀さまや,きんざござらざ,―・りて暮らそ/松の葉」
(3)なまめかしく振る舞う。めかす。「小女房の,腰もしなへてやつくるり,くるりや
やつくるりと―・らしやんすは/浄瑠璃・宵庚申(下)」

やつくるりと―・らしやんすは/浄瑠璃・宵庚申(下)」
ぬら-つ・く【滑つく】🔗⭐🔉
ぬら-つ・く [0] 【滑つく】 (動カ五[四])
ぬらぬらする。「口へ入れれば―・いて一寸(チヨツト)言へば蓴菜(ジユンサイ)のやう/戸隠山紀行(美妙)」
ぬら-ぬら【滑滑】🔗⭐🔉
ぬら-ぬら [1] 【滑滑】 (副)スル
(1)表面がぬるぬるしてすべりやすいさま。粘液状のものでおおわれているさま。「風呂場が―とすべる」
(2)鈍く進むさま。「牛の歩の―行くことと定めた/思出の記(蘆花)」
かっくう【滑空】(和英)🔗⭐🔉
かっくう【滑空】
《空》gliding;a glide.→英和
かっこう【滑降】(和英)🔗⭐🔉
かっこう【滑降】
a descent;→英和
《スキー》滑降競技 a downhill race.
かっしゃ【滑車】(和英)🔗⭐🔉
かっしゃ【滑車】
a pulley.→英和
こっけい【滑稽】(和英)🔗⭐🔉
すべり【滑り】(和英)🔗⭐🔉
すべりおちる【滑り落ちる】(和英)🔗⭐🔉
すべりおちる【滑り落ちる】
slip off[down].
すべりくだる【滑り下る】(和英)🔗⭐🔉
すべりくだる【滑り下る】
slide down.
すべりこみ【滑り込み】(和英)🔗⭐🔉
すべりこみ【滑り込み】
《野》sliding.→英和
〜で間に合う arrive[be]barely in time.
すべりこむ【滑り込む】(和英)🔗⭐🔉
すべりこむ【滑り込む】
《野》slide into.
すべりだい【滑り台】(和英)🔗⭐🔉
すべりだい【滑り台】
a slide.→英和
すべりだし【滑り出しが良い】(和英)🔗⭐🔉
すべりだし【滑り出しが良い】
make a good start;begin well.
すべる【滑る】(和英)🔗⭐🔉
ぬめり【滑り】(和英)🔗⭐🔉
ぬめり【滑り】
slime.→英和
〜のある slimy.
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