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うす-もの【薄物・羅】🔗🔉

うす-もの [0] 【薄物・羅】 薄く織った織物。薄く,透けて見えるような布地。特に,羅(ラ)・紗(シヤ)・絽(ロ)などの類。[季]夏。《―にすはまの紋のうすと/虚子》

ら【羅】🔗🔉

[1] 【羅】 (1)薄く織った絹布の総称。うすぎぬ。うすもの。 (2)搦(カラ)み織りの技法を用いて織った目の粗い絹織物。 (3)陰茎。魔羅(マラ)。

ら-い【羅衣】🔗🔉

ら-い [1] 【羅衣】 薄絹(ウスギヌ)で仕立てた着物。

ラウ【羅宇】🔗🔉

ラウ [2][1] 【羅宇】 〔ラオス産の竹を用いたことから〕 キセルの雁首(ガンクビ)と吸い口とをつなぐ竹の管。ラオ。

らうす【羅臼】🔗🔉

らうす 【羅臼】 北海道東部,根室支庁の町。知床半島の東半を占める。水産業が盛ん。知床岬を中心とする観光地。

らうす-だけ【羅臼岳】🔗🔉

らうす-だけ 【羅臼岳】 北海道東部,知床半島の中央にある火山。山頂付近は溶岩円頂丘。海抜1660メートル。オホーツク海や千島列島の眺望は雄大。知床国立公園に属する。

ラウ-や【羅宇屋】🔗🔉

ラウ-や [0] 【羅宇屋】 ラウのすげ替えを職業とする人。

らえつ【羅越】🔗🔉

らえつツ 【羅越】 中国の唐代に,マレー半島南部にあったという国。九世紀,平城天皇の皇子,高岳(タカオカ)親王が中国からインドに向かう途中客死した地。

ラオ【羅宇】🔗🔉

ラオ [2][1] 【羅宇】 ⇒ラウ(羅宇)

らかん【羅漢】🔗🔉

らかん 【羅漢】 〔梵 arhat の音訳「阿羅漢」の略〕 「阿羅漢(アラカン)」に同じ。

らかん-こう【羅漢講】🔗🔉

らかん-こう ―カウ [0] 【羅漢講】 十六羅漢・五百羅漢をすぐれた修行者として供養・讃歎する法会。曹洞宗で重んずる。羅漢供。羅漢会。

らかん-しょう【羅漢松】🔗🔉

らかん-しょう [2] 【羅漢松】 ラカンマキの別名。

らかん-だい【羅漢台】🔗🔉

らかん-だい [2] 【羅漢台】 江戸時代の芝居小屋の最下等の観客席。舞台奥下手に設けられた桟敷(サジキ)のような席で,並んだ客が五百羅漢像のように見えるところからの称。

らかん-はく【羅漢柏】🔗🔉

らかん-はく [2] 【羅漢柏】 アスナロの異名。

らかん-まき【羅漢槙】🔗🔉

らかん-まき [2] 【羅漢槙】 イヌマキの変種。庭園などに植える。低木状で,斜上する枝をもち,葉は扁平な針形で密に互生。種子は球形で緑色に熟す。種子の下に大きな赤い果托があり,食べられる。ラカンショウ。マキ。

らかん-まわし【羅漢回し】🔗🔉

らかん-まわし ―マハシ [4] 【羅漢回し】 遊戯の一。大勢が車座になり,滑稽な表情や身振りなどをして順にまねていくもの。まねできなかった人が負けとなる。

らかん-じ【羅漢寺】🔗🔉

らかん-じ 【羅漢寺】 大分県本耶馬渓町にある曹洞宗の寺。山号,耆闍崛(ギジヤクツ)山。暦応年間(1338-1342)円龕昭覚がこの地の石窟に十六羅漢の石像を安置し,智剛寺と称したことに始まる。1359年には中国僧逆流建順が来山し,ともに五百羅漢像ほか多くの仏像を作り,将軍足利義満から現寺号を賜った。

ら-かんちゅう【羅貫中】🔗🔉

ら-かんちゅう ―クワンチユウ 【羅貫中】 中国,元末の小説家。姓名は羅本。貫中は字(アザナ)。生没年・経歴は不明。編著「三国志演義」「水滸伝(スイコデン)」「平妖伝(ヘイヨウデン)」「残唐五代史演義」など。

ら-きんじゅん【羅欽順】🔗🔉

ら-きんじゅん 【羅欽順】 (1465-1547) 中国,明中期の学者。江西省の人。字(アザナ)は允升,号は整菴。正統朱子学を標榜し,王陽明と論争。著「困知記」

ら-こく【羅国】🔗🔉

ら-こく [1] 【羅国】 香道で用いる香木の一種。六国(リツコク)の一。名は暹羅(シヤム)国に由来するという。

ら-しゅう【羅袖】🔗🔉

ら-しゅう ―シウ [0] 【羅袖】 うすものの袖(ソデ)。

らじゅう【羅什】🔗🔉

らじゅう ラジフ 【羅什】 鳩摩羅什(クマラジユウ)の略称。

ら-じょう【羅城】🔗🔉

ら-じょう ―ジヤウ [1] 【羅城】 都城の外郭。

らじょう-もん【羅城門】🔗🔉

らじょう-もん ―ジヤウ― 【羅城門】 平城京・平安京の都城の正門。朱雀大路の南端に位置し,北端の朱雀門と相対する。平城京の羅城門跡は大和郡山市にあり基壇西端が確認された。平安京のそれは京都市東寺西大門近くにあり,門の構造は重閣の瓦屋造,屋上に鵄尾(シビ)を上げ,南北に各五階の石階があった。羅生門(ラシヨウモン)。

ら-じょうばい【羅常培】🔗🔉

ら-じょうばい ―ジヤウバイ 【羅常培】 (1889-1958) 中国の言語学者。中国語の音韻・方言音・少数民族語を研究。著「漢語音韻学導論」「唐五代西北方言」など。ルオ=チャンペイ。

らしょう-もん【羅生門】🔗🔉

らしょう-もん ラシヤウ― 【羅生門】 (1)「羅城門(ラジヨウモン)」に同じ。 (2)小説。芥川竜之介作。1915年(大正4)「帝国文学」に発表。「今昔物語」に材を得,平安末期の京都を舞台に,極限に追いつめられた人間の心理を描く。 (3)能の一。五番目物。観世小次郎信光作。切能物。渡辺綱が,鬼が出るという噂(ウワサ)を聞いて羅生門へ行き,格闘のすえ,鬼の片腕を切り落とすというもの。 (4)羅生門河岸にいた遊女。

らしょうもん-がし【羅生門河岸】🔗🔉

らしょうもん-がし ラシヤウ― 【羅生門河岸】 江戸吉原の東河岸の異称。切見世が並び,客を無理やり引き込むところから,鬼が出没した羅生門になぞらえていわれた。

ら-しん【羅針】🔗🔉

ら-しん [0] 【羅針】 「磁針(ジシン)」に同じ。

らしん-ぎ【羅針儀】🔗🔉

らしん-ぎ [2] 【羅針儀】 「羅針盤(バン)」に同じ。

らしん-しごせん【羅針子午線】🔗🔉

らしん-しごせん [5] 【羅針子午線】 磁石の示す南北方向に沿った子午線。地磁気線の方向に沿った子午線。

らしん-ばん【羅針盤】🔗🔉

らしん-ばん [0] 【羅針盤】 磁石を用いて方角を知る計器。船や飛行機などで用いる。羅針儀。羅盤。コンパス。

らしん-ばん-ざ【羅針盤座】🔗🔉

らしん-ばん-ざ [4] 【羅針盤座】 〔(ラテン) Pyxis〕 三月下旬の宵に南中する星座。天の川の一部を含む。アルゴ座を四分割して設けられたものの一つ。 →アルゴ座

らしん-ほうい【羅針方位】🔗🔉

らしん-ほうい ―ハウ [4] 【羅針方位】 羅針盤で測定した方位。地磁気の偏差と計器自体の器差とがはたらくので,真方位との間には誤差が生じる。

らしん【羅津】🔗🔉

らしん 【羅津】 朝鮮民主主義人民共和国の北東部,日本海に面する港湾都市。ラジン。

ら-しんぎょく【羅振玉】🔗🔉

ら-しんぎょく 【羅振玉】 (1866-1940) 中国の考証学者。字(アザナ)は叔言。号は雪堂。浙江省の人。敦煌文書の収集,金石甲骨文の研究に従事,辛亥革命で女婿の王国維とともに日本に亡命。満州国建国に際し監察院長。著「殷墟書契」「三代吉金文存」など。ルオ=チェンユイ。

ら-せつ【羅切】🔗🔉

ら-せつ [0] 【羅切】 淫欲(インヨク)を断つために摩羅(マラ),すなわち陰茎を切ること。らぎり。

らせつ【羅刹】🔗🔉

らせつ [1] 【羅刹】 〔梵 rkasa 可畏・足失鬼と訳す〕 人の肉を食う凶暴な悪鬼。のちに仏教に入り,羅刹天とされる。

らせつ-こく【羅刹国】🔗🔉

らせつ-こく [3] 【羅刹国】 羅刹の住んでいる国。食人鬼の国。

らせつ-てん【羅刹天】🔗🔉

らせつ-てん 【羅刹天】 仏教の守護神である十二天の一。西南を守るとされる。

らせつ-にち【羅刹日】🔗🔉

らせつ-にち [3] 【羅刹日】 陰陽家で大凶日とする日。

らせつ-にょ【羅刹女】🔗🔉

らせつ-にょ [3] 【羅刹女】 女の羅刹。凶暴だが,美貌であるとされる。羅刹私。

ら-せん【羅氈】🔗🔉

ら-せん [0] 【羅氈】 〔羅紗(ラシヤ)の毛氈の意〕 紡毛糸を用いて平織りにしたあと,縮絨(シユクジユウ)して毛氈に似せたもの。模様を染め付けてテーブル掛けなどに用いる。

らせん-しぼり【羅氈絞り】🔗🔉

らせん-しぼり [4] 【羅氈絞り】 絞り染めの一。つまんだ布の根もとを巻きくくり,さらに先端との中央を巻きくくって染料に浸し同心円の染め模様を現すもの。らっせんしぼり。

らせん-そう【羅氈草】🔗🔉

らせん-そう ―サウ [0] 【羅氈草】 シナノキ科の一年草。暖地の畑地などに自生。高さ約1メートル。葉は柄が長く,卵形で鋸歯がある。秋,葉腋(ヨウエキ)に黄色の小花を密生。果(サクカ)は丸くかぎ状の毛におおわれ,手ざわりが羅氈に似る。

ら-ち【羅致】🔗🔉

ら-ち [1] 【羅致】 (名)スル (網で鳥を捕らえるように)多くの人を招き集めること。「頗る多く名流を―してゐた/渋江抽斎(鴎外)」

ら-はい【羅拝】🔗🔉

ら-はい [0] 【羅拝】 (名)スル とり囲んでおがむこと。

ら-はい【羅牌】🔗🔉

ら-はい [0] 【羅牌】 磁気コンパスにおいて,方位目盛り盤をいう。コンパス-カード。

ら-ばん【羅盤】🔗🔉

ら-ばん [0] 【羅盤】 ⇒羅針盤(ラシンバン)

ら-ふ【羅布】🔗🔉

ら-ふ [1] 【羅布】 (1)うすぎぬ。紗。 (2)つらなり並ぶこと。また,あまねく行きわたること。

ら-ふ【羅府】🔗🔉

ら-ふ 【羅府】 ⇒ロサンゼルス

ら-ぶか【羅鱶】🔗🔉

ら-ぶか [0] 【羅鱶】 カグラザメ目の海魚。全長2メートルに達する。体は細長く,側扁し,暗褐色を帯びる。口が前端近くにある。鰓孔(エラアナ)は六対。卵胎生。サメ類の中で原始的な種とされる。相模湾・駿河湾や東部太平洋・オーストラリア・東部大西洋の深海に分布。

ら-ぼん【羅盆】🔗🔉

ら-ぼん [0] 【羅盆】 磁気コンパスにおいて,方位を示す羅牌(ラハイ)を収めている容器。バウル。

ら-もう【羅網】🔗🔉

ら-もう ―マウ [0] 【羅網】 (1)鳥をとるあみ。とりあみ。 (2)〔仏〕 浄土や天界にあるとされる,宝珠を網状に連ねたもの。仏前などの装飾の一つ。

ら-もん【羅文・羅紋】🔗🔉

ら-もん [1] 【羅文・羅紋】 (1)羅(ウスギヌ)の,網目状にからみ合っている織り目。羅の織り文。 (2)立蔀(タテジトミ)・透垣(スイガイ)などの上部に,細い木や竹を二本ずつ菱(ヒシ)形に組んで飾りとしたもの。らんもん。羅門。「透垣の―/枕草子 130」

ら-もん【羅門】🔗🔉

ら-もん [0] 【羅門】 ⇒羅文(ラモン)(2)

らり-こっぱい【乱離骨灰・羅利粉灰】🔗🔉

らり-こっぱい ―コツパヒ [3][1] 【乱離骨灰・羅利粉灰】 (名・形動) めちゃめちゃになる・こと(さま)。さんざん。乱離。「こいつめが亭主を―にしやあがる/滑稽本・膝栗毛(発端)」

ら-りょう【羅綾】🔗🔉

ら-りょう [0] 【羅綾】 うすぎぬとあやぎぬ。美しい衣服。

らりょうおう【蘭陵王・羅竜王・羅陵王】🔗🔉

らりょうおう ラリヨウワウ 【蘭陵王・羅竜王・羅陵王】 ⇒陵王(リヨウオウ)

ら-れつ【羅列】🔗🔉

ら-れつ [0] 【羅列】 (名)スル 連ね並べること。連なり並ぶこと。「美辞麗句を―する」「単なる文字の―にすぎない」

ローマ-じ-かい【羅馬字会】🔗🔉

ローマ-じ-かい ―クワイ 【羅馬字会】 1885年(明治18)に外山正一・鳩山和夫・矢田部良吉・チェンバレンらが結成した団体。漢字・仮名を廃してローマ字を国字に,との主張をかかげ,同年,ローマ字による日本語のつづり方「羅馬字にて日本語の書き方」を発表。 →ヘボン式ローマ字つづり

らかん【羅漢】(和英)🔗🔉

らかん【羅漢】 Buddha's disciples.

ラシャ【羅紗】(和英)🔗🔉

ラシャ【羅紗】 woolen cloth.

らしんばん【羅針盤[儀]】(和英)🔗🔉

らしんばん【羅針盤[儀]】 a compass.→英和

られつ【羅列する】(和英)🔗🔉

られつ【羅列する】 enumerate;→英和 (make a) list (of).→英和

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