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うす‐もの【薄物】🔗⭐🔉
うす‐もの【薄物】
①(「羅」とも書く)薄く織った織物。紗しゃ・絽ろの類。また、それで作った夏用の衣服。〈[季]夏〉
②銅製の小さなコップ状の鍋で、酒その他の物を入れて熱するもの。うすなべ。
ら【羅】🔗⭐🔉
ら【羅】
①薄く織った絹の布。うすぎぬ。うすもの。うすはた。源氏物語賢木「玉の軸―の表紙…も世になきさまに整へさせ給へり」
②㋐羅甸ラテンの略。
㋑羅馬ローマの略。
㋒羅馬尼亜ルーマニアの略。
㋓梵語の音訳字。「曼荼羅まんだら」
ら‐い【羅衣】🔗⭐🔉
ら‐い【羅衣】
うすものの着物。和漢朗詠集「ただ―の御香に染めたるのみあり」
ラウ【羅宇】🔗⭐🔉
ラウ【羅宇】
ラオの訛。「―屋」
らうす‐だけ【羅臼岳】🔗⭐🔉
らうす‐だけ【羅臼岳】
北海道北東端、知床半島中央部にある火山。標高1660メートル。千島火山帯に属する。
羅臼岳
提供:オフィス史朗

らえつ【羅越】‥ヱツ🔗⭐🔉
らえつ【羅越】‥ヱツ
唐代の史書に見える南海の国名。今のシンガポール付近に当たるといわれる。平城天皇の皇子高岳たかおか親王(真如)が中国を経てインドに赴く途中、865年頃ここで没した。
ラオ【Lao・羅宇】🔗⭐🔉
ラオ【Lao・羅宇】
①タイ北部・東北部からラオスにかけて分布する民族。
②(→)ラオスに同じ。
③(2から渡来した黒斑竹を用いたからいう)キセルの火皿と吸口とを接続する竹管。ラウ。「―竹」
ラオ‐かえ【羅宇替】‥カヘ🔗⭐🔉
ラオ‐かえ【羅宇替】‥カヘ
(→)羅宇屋ラオやに同じ。
ラオ‐だけ【羅宇竹】🔗⭐🔉
ラオ‐だけ【羅宇竹】
羅宇に使用する竹。
ラオ‐や【羅宇屋】🔗⭐🔉
ラオ‐や【羅宇屋】
ラオのすげ替えを職業とする人。羅宇替ラオかえ。
ら‐おり【羅織】🔗⭐🔉
ら‐おり【羅織】
薄く織った絹布。
ら‐がい【羅蓋】🔗⭐🔉
ら‐がい【羅蓋】
薄絹で張ったきぬがさ。竹取物語「―さしたり」
らかん【羅漢】🔗⭐🔉
らかん‐か【羅漢果】‥クワ🔗⭐🔉
らかん‐か【羅漢果】‥クワ
中国に産するウリ科植物の一種の果実。甘味料・生薬として用いる。
⇒らかん【羅漢】
らかん‐こう【羅漢講】‥カウ🔗⭐🔉
らかん‐こう【羅漢講】‥カウ
禅寺などで十六羅漢または五百羅漢を供養する法会。羅漢会え。羅漢供く。
⇒らかん【羅漢】
らかん‐じ【羅漢寺】🔗⭐🔉
らかん‐じ【羅漢寺】
大分県中津市本耶馬渓町にある曹洞宗の寺。1338年(暦応1)円龕昭覚( 〜1384)が智剛寺と号して創建。59年(延文4)逆流建順と共に五百羅漢などの石像を安置し、羅漢寺と号した。
らかん‐しょう【羅漢松】🔗⭐🔉
らかん‐しょう【羅漢松】
〔植〕イヌマキの漢名。
⇒らかん【羅漢】
らかん‐だい【羅漢台】🔗⭐🔉
らかん‐だい【羅漢台】
江戸時代の歌舞伎劇場で、舞台下手奥に設けられた最下等の観客席。ここにすわった客を土間から眺めると羅漢が並んでいるように見えたことからの名。
⇒らかん【羅漢】
ら‐かんちゅう【羅貫中】‥クワン‥🔗⭐🔉
ら‐かんちゅう【羅貫中】‥クワン‥
元末・明初の小説家・戯曲作者。名は本、号は湖海散人。山西太原の人。著に「三国志演義」、雑劇「竜虎風雲会」などがある。生没年未詳。
らかん‐はく【羅漢柏】🔗⭐🔉
らかん‐まき【羅漢槙】🔗⭐🔉
らかん‐まき【羅漢槙】
イヌマキの変種。イヌマキより枝多く、葉は密生する。高さは5メートル内外。衣を着た羅漢のように見える。種子は広楕円形・青緑色で生食できる。生垣とし、材は器具材。
らかんまき
⇒らかん【羅漢】

ら‐き【羅綺】🔗⭐🔉
ら‐き【羅綺】
羅うすものと綺あやぎぬ。美しい衣服。綺羅。太平記20「―にだも堪へざる貌かたちは、春の風一片の花を吹き残すかと疑はる」
ら‐きんじゅん【羅欽順】🔗⭐🔉
ら‐きんじゅん【羅欽順】
明の儒者・政治家。字は允升。号は整庵。江西泰和の人。朱子学的な格物を主張して同時代の王陽明と論争。一方、理気一元論を主張して朱子学の二元論的見解を批判・克服しようとした最初の思想家。著「困知記」「整庵存稿」など。(1465〜1547)
ら‐くん【羅裙】🔗⭐🔉
ら‐くん【羅裙】
うすものの裳。
ら‐けい‐か‐せい【羅計火星】‥クワ‥🔗⭐🔉
ら‐けい‐か‐せい【羅計火星】‥クワ‥
九曜星くようせいのうち、羅睺らごと計都けいとと火曜との称。
らご【羅睺】🔗⭐🔉
らご【羅睺】
(梵語Rāhu)
①インドの天文学で、白道と黄道の降交点に当たる架空の星の称。日・月に出会って食しょくを起こすという。
②九曜星の一つ。羅睺星。
③羅睺羅らごらの略。
らご‐あしゅら‐おう【羅睺阿修羅王】‥ワウ🔗⭐🔉
らご‐あしゅら‐おう【羅睺阿修羅王】‥ワウ
〔仏〕須弥山しゅみせんの四面の海中に住むという四阿修羅の一つ。天と戦うとき、日・月を呑みこんで光をさえぎり、日食・月食を起こすという。羅虎那。障持。
ら‐こく【羅縠】🔗⭐🔉
ら‐こく【羅縠】
①うすぎぬとこめ織り。平家物語5「一条の―はつよくとも引かばなどかは絶えざらん」
②竹の内側にある薄い皮。〈日葡辞書〉
らご‐せい【羅睺星】🔗⭐🔉
らご‐せい【羅睺星】
(→)羅睺らご2に同じ。らごしょう。
らごら【羅睺羅】🔗⭐🔉
らごら【羅睺羅】
(梵語Rāhula 障碍の意)釈尊の嫡子。母は耶輸陀羅やしゅだら。父について出家し、戒律を細かく守り、密行第一と称せられた。釈尊十大弟子の一人。
ら‐さい【羅斎】🔗⭐🔉
ら‐さい【羅斎】
托鉢たくはつ。乞食こつじき。ろさい。
ラシャ【raxa ポルトガル・羅紗】🔗⭐🔉
ラシャ【raxa ポルトガル・羅紗】
羊毛で地じの厚く密な毛織物。室町末期頃から江戸時代を通じて南蛮船、後にオランダや中国の貿易船によって輸入され、陣羽織・火事羽織・合羽などに用いた。今は毛織物全般のことをもいう。「―の服地」
⇒ラシャかき‐ぐさ【羅紗掻草】
⇒ラシャ‐がみ【羅紗紙】
⇒ラシャ‐めん【羅紗綿・羅紗緬】
ラシャかき‐ぐさ【羅紗掻草】🔗⭐🔉
ラシャかき‐ぐさ【羅紗掻草】
(ラシャカキソウとも)マツムシソウ科の越年草。ヨーロッパの原産。高さ約1.5メートル。葉は披針形。秋、淡紫色の細かな花を密生した大きな頭状花をつける。花および果実の穂にある小苞片は極めて多数で強靱。先端が鉤かぎ状に曲がっているので、羅紗製造の際、起毛に用いる。チーゼル。オニナベナ。
ラシャカキグサ
提供:OPO
⇒ラシャ【raxa ポルトガル・羅紗】

ラシャ‐がみ【羅紗紙】🔗⭐🔉
ラシャ‐がみ【羅紗紙】
羅紗に感じの似た厚紙。叩解こうかいした羅紗屑・毛糸屑あるいは着色パルプを加えた紙料を抄すいて作る。壁紙・台紙・手芸材料などに用いる。
⇒ラシャ【raxa ポルトガル・羅紗】
ラシャ‐めん【羅紗綿・羅紗緬】🔗⭐🔉
ラシャ‐めん【羅紗綿・羅紗緬】
①緬羊すなわち羊のこと。風来六部集「毛を織りて国家の益にもなる物を―なんどあてじまいな名をつけ」
②(西洋の水夫が緬羊を船中に飼育して犯すという俗説による)日本に来ている西洋人の妾になった日本女性を卑しめていう語。外妾。洋妾。松村春輔、春雨文庫「娼妓じょうろは勿論素人の婦女子むすめこどもが―になつて立派に親兄弟をすごして居るものがいくらも在らアな」
⇒ラシャ【raxa ポルトガル・羅紗】
ら‐しゅう【羅袖】‥シウ🔗⭐🔉
ら‐しゅう【羅袖】‥シウ
うすものの袖。
らじゅう【羅什】‥ジフ🔗⭐🔉
らじゅう【羅什】‥ジフ
(→)鳩摩羅什くまらじゅうの略称。
ら‐じょう【羅城】‥ジヤウ🔗⭐🔉
ら‐じょう【羅城】‥ジヤウ
古代都市の城の外郭。外郭。
⇒らじょう‐もん【羅城門】
らしょう‐もん【羅生門】‥シヤウ‥🔗⭐🔉
らしょう‐もん【羅生門】‥シヤウ‥
①⇒らじょうもん(羅城門)。
②羅生門河岸に並んでいた河岸見世かしみせのこと。
③能の一曲。観世信光作。源頼光の臣渡辺綱が羅生門にすむ鬼神と闘って、その片腕を斬り落とす。
④短編小説。芥川竜之介作。1915年(大正4)「帝国文学」に発表。今昔物語に材をとり、王朝末期の荒廃した都を舞台に、生きるために悪を行う人間のエゴイズムを描く。
→文献資料[羅生門]
⑤映画の題名。黒沢明監督。1950年作。芥川竜之介の小説「藪の中」と4などに材をとり、荒々しい人間描写と野心的映像表現により、ヴェネツィア映画祭でグランプリ受賞。
⇒らしょうもん‐がし【羅生門河岸】
⇒らしょうもん‐かずら【羅生門蔓】
らじょう‐もん【羅城門】‥ジヤウ‥🔗⭐🔉
らじょう‐もん【羅城門】‥ジヤウ‥
平城京・平安京の正門。朱雀大路の南端にあり、北端の朱雀門と遥かに相対する。平城京の羅城門跡は奈良県大和郡山市来生らいせに、平安京のは東寺の西にあり、二重閣の瓦屋造、屋上に鵄尾しびを置く。南北に各5階の石段があった。羅生門らしょうもん・らせいもん。
⇒ら‐じょう【羅城】
らしょうもん‐がし【羅生門河岸】‥シヤウ‥🔗⭐🔉
らしょうもん‐がし【羅生門河岸】‥シヤウ‥
江戸新吉原東側のお歯黒どぶに沿った通り。下等な切見世きりみせが並び、通行の客を無理やり店に引っぱり上げたという。渡辺綱の羅生門の鬼退治の故事による。
⇒らしょう‐もん【羅生門】
らしょうもん‐かずら【羅生門蔓】‥シヤウ‥カヅラ🔗⭐🔉
らしょうもん‐かずら【羅生門蔓】‥シヤウ‥カヅラ
シソ科の多年草。日本各地の山地・林内に自生。4稜のある茎が長く地面を這い、下部の節から根を、中部以上の節には心臓形の葉を対生する。春に上部の葉腋に紫色で大形の唇形花を一方向にだけ横向きにつける。花冠の内面に白毛と濃色の斑点が目立つ。
⇒らしょう‐もん【羅生門】
ら‐しん【羅針】🔗⭐🔉
らしん‐ぎ【羅針儀】🔗⭐🔉
ら‐しんぎょく【羅振玉】🔗⭐🔉
ら‐しんぎょく【羅振玉】
(Luo Zhenyu)中国の金石学者。字は叔言・叔蘊。江蘇淮安生れ。満州国参議・監察院長。王国維は女婿。自叙伝「集蓼篇」のほか、書誌学・敦煌文献に関する著書がある。(1866〜1940)
らしん‐ばん【羅針盤】🔗⭐🔉
らしん‐ばん【羅針盤】
磁針がほとんど南北を指す特性を利用し、船舶・航空機などで方位を測定する用具。羅針儀。磁気羅針儀。羅盤。コンパス。→ジャイロ‐コンパス。
⇒ら‐しん【羅針】
らしんばん‐ざ【羅針盤座】🔗⭐🔉
らしんばん‐ざ【羅針盤座】
(Pyxis ラテン)南天の星座。海蛇座の南、艫とも座の東にある小星座。
⇒ら‐しん【羅針】
ラセイタ【raxeta ポルトガル・羅背板】🔗⭐🔉
ラセイタ【raxeta ポルトガル・羅背板】
羅紗ラシャに似た毛織物で、地合薄く手ざわりのやや粗いもの。
⇒ラセイタ‐そう【ラセイタ草】
ら‐せつ【羅切】🔗⭐🔉
ら‐せつ【羅切】
(摩羅を切る意)陰茎を切り除くこと。らぎり。
らせつ【羅刹】🔗⭐🔉
らせつ【羅刹】
〔仏〕(梵語rākṣasa 可畏・暴悪・護者と訳す)悪鬼の通名。足が速く、大力で人を魅惑し、あるいは人を食うという。速疾鬼。
⇒らせつ‐こく【羅刹国】
⇒らせつ‐てん【羅刹天】
⇒らせつ‐にち【羅刹日】
⇒らせつ‐にょ【羅刹女】
らせつ‐こく【羅刹国】🔗⭐🔉
らせつ‐こく【羅刹国】
羅刹のいる国。悪鬼の国。
⇒らせつ【羅刹】
らせつ‐てん【羅刹天】🔗⭐🔉
らせつ‐てん【羅刹天】
(梵語Nirṛti 涅哩底と音写)八方天・十二天・二十天の一つ。胎蔵界・金剛界曼荼羅まんだらで外金剛部に列せられる天部。
⇒らせつ【羅刹】
らせつ‐にち【羅刹日】🔗⭐🔉
らせつ‐にち【羅刹日】
宿曜すくよう暦で、何事をなしても成就しないという大凶日。
⇒らせつ【羅刹】
らせつ‐にょ【羅刹女】🔗⭐🔉
らせつ‐にょ【羅刹女】
〔仏〕羅刹の女。人を食うという鬼女。羅刹私。
⇒らせつ【羅刹】
ラセン【rassen オランダ・羅氈】🔗⭐🔉
ラセン【rassen オランダ・羅氈】
羅紗ラシャの一種。紡毛糸を平織に組織して縮絨しゅくじゅうし、毛氈もうせん状にしたもの。模様捺染なっせんを施し、テーブル掛けなどに使用。毛氈の代用品。
⇒ラセン‐しぼり【羅氈絞り】
⇒ラセン‐そう【羅氈草】
ラセン‐しぼり【羅氈絞り】🔗⭐🔉
ラセン‐しぼり【羅氈絞り】
絞り染の一種。布をつまみ、絞り糸でその根元から3回位巻きくくったもの。らっせんしぼり。
⇒ラセン【rassen オランダ・羅氈】
ラセン‐そう【羅氈草】‥サウ🔗⭐🔉
ラセン‐そう【羅氈草】‥サウ
シナノキ科の一年草。日本中部以南に自生。高さ60センチメートル。全草に異臭がある。葉は長楕円形。秋、葉のつけ根に黄色の小花を密につける。果実は球形の蒴果さくかで鉤状の刺とげを密生し、触れれば付着し、手ざわりが羅氈に似る。繊維を採る。
⇒ラセン【rassen オランダ・羅氈】
ラソン【羅先】🔗⭐🔉
ラソン【羅先】
(Rasŏn)朝鮮民主主義人民共和国北東部の港湾都市。羅津市が先鋒(旧称、雄基)を合併して直轄市を成す。自由経済貿易地帯が設けられ、同国の対外開放政策の拠点。
ラテン【Latin・羅甸・拉丁】🔗⭐🔉
ラテン【Latin・羅甸・拉丁】
ラテン語(の)。ラテン系の人(の)。
⇒ラテン‐アメリカ【Latin America】
⇒ラテン‐おんがく【ラテン音楽】
⇒ラテン‐く【ラテン区】
⇒ラテン‐ご【ラテン語】
⇒ラテン‐ていこく【ラテン帝国】
⇒ラテン‐ぶんがく【ラテン文学】
⇒ラテン‐ほうじん【ラテン方陣】
⇒ラテン‐みんぞく【ラテン民族】
⇒ラテン‐もじ【ラテン文字】
⇒ラテン‐リズム【Latin rhythm】
ら‐ばん【羅幡】🔗⭐🔉
ら‐ばん【羅幡】
平安時代、朝廷で大射たいしゃの時、射場の標示に立てられた旗。
ら‐ふ【羅布】🔗⭐🔉
ら‐ふ【羅布】
①つらねて敷くこと。
②あまねくゆきわたること。
ら‐ふ【羅府】🔗⭐🔉
ら‐ふ【羅府】
ロサンゼルスの異称。
ら‐ぶか【羅鱶】🔗⭐🔉
ら‐ぶか【羅鱶】
ラブカ科のサメ。全長2メートルに達する。細長く、背びれの基底は長く、尾びれは槍の穂状。体は暗褐色。他のサメと違い、口が頭の先端にあることなどにより、原始的とされる。深海性で、生息地は日本では相模灘・駿河湾が知られる。
ら‐もう【羅網】‥マウ🔗⭐🔉
ら‐もう【羅網】‥マウ
①鳥をとらえるあみ。〈日葡辞書〉
②〔仏〕極楽浄土にあるという、宝珠をつづり網として装飾としたもの。
ら‐もん【羅文】🔗⭐🔉
ら‐もん【羅文】
①うすぎぬに織り出した文様。羅紋。
②(「羅門」とも書く)戸または蔀しとみの上につけて飾りとするもの。多くは細い木を2〜3本斜めに打ち違えて作る。欄文らんもん。枕草子130「透垣すいがいの―、軒の上に、かいたる蜘蛛の巣のこぼれ残りたるに」
③硯の異称。
⇒らもん‐し【羅文紙】
らもん‐し【羅文紙】🔗⭐🔉
らもん‐し【羅文紙】
羅の織文のような文様のある紙。布目ぬのめ紙。
⇒ら‐もん【羅文】
らり‐こっぱい【乱離骨灰・羅利粉灰】‥パヒ🔗⭐🔉
らり‐こっぱい【乱離骨灰・羅利粉灰】‥パヒ
ちりぢりに離れ散ること。めちゃめちゃになること。らりこはい。浄瑠璃、夏祭浪花鑑「こなたにかかつて大勢が―」
ら‐りょう【羅綾】🔗⭐🔉
ら‐りょう【羅綾】
うすぎぬとあやおり。高級な衣服。謡曲、卒都婆小町「―の衣多うして」
らりょうおう【羅陵王・羅竜王・蘭陵王】‥ワウ🔗⭐🔉
らりょうおう【羅陵王・羅竜王・蘭陵王】‥ワウ
(→)陵王に同じ。
ら‐れつ【羅列】🔗⭐🔉
ら‐れつ【羅列】
つらなり並ぶこと。また、つらね並べること。「無意味な数字を―する」
ルーマニア【Rumania; Romania・羅馬尼亜】🔗⭐🔉
ルーマニア【Rumania; Romania・羅馬尼亜】
(「ローマ人の住む地」の意)バルカン半島北東部にある国。14世紀ワラキア・モルダヴィア両公国が建設され、オスマン帝国の支配下にあったが、18世紀以降ロシアの勢力が進出、19世紀半ば両公国合併、ベルリン会議で独立が承認され、1881年ルーマニア王国が成立。第二次大戦でソ連に敗れ、1947年人民共和国、ついで65年社会主義共和国。東欧民主化のなかで、89年チャウシェスク独裁政権が崩壊、国名を「ルーマニア」と改め共和国となる。2007年EU加盟。農業国。言語はルーマニア語。面積23万8000平方キロメートル。人口2168万4千(2004)。首都ブカレスト。→ヨーロッパ(図)。
⇒ルーマニア‐ご【ルーマニア語】
ローマ【Roma・羅馬】🔗⭐🔉
ローマ【Roma・羅馬】
①イタリア共和国の首都。イタリア中部テヴェレ川に沿い、ローマ帝国の都として古代以来ヨーロッパの政治・文化・宗教の大中心地。由緒ある建物・遺跡・美術品に富み、博物館・美術館・パンテオン・サン‐ピエトロ大聖堂・ヴァチカン宮殿・コロセウムなどがある。人口254万8千(2004)。
ローマ(地図)
ローマ
撮影:田沼武能
ローマ歴史地区
提供:NHK
ローマ歴史地区
提供:NHK
②古代ローマ共和国および帝国の略。
③ローマ教会の略。
⇒ローマ‐カトリック‐きょうかい【ローマカトリック教会】
⇒ローマ‐きょうかい【ローマ教会】
⇒ローマ‐きょうこう【ローマ教皇】
⇒ローマきょうこう‐ちょう【ローマ教皇庁】
⇒ローマ‐クラブ
⇒ローマ‐じ【ローマ字】
⇒ローマじ‐つづり【ローマ字綴り】
⇒ローマ‐じょうやく【ローマ条約】
⇒ローマ‐しんぐん【ローマ進軍】
⇒ローマ‐しんわ【ローマ神話】
⇒ローマ‐すうじ【ローマ数字】
⇒ローマ‐だいがく【ローマ大学】
⇒ローマ‐ていこく【ローマ帝国】
⇒ローマ‐の‐しんと‐へ‐の‐てがみ【ローマの信徒への手紙】
⇒ローマ‐ほう【ローマ法】
⇒ローマ‐ほうおう【ローマ法王】
⇒ローマ‐ほう‐たいぜん【ローマ法大全】
⇒ローマは一日にして成らず



ロブ‐ノール【Lob-Nor・羅布泊】🔗⭐🔉
ロブ‐ノール【Lob-Nor・羅布泊】
中国、新疆ウイグル自治区タリム盆地東端の砂漠にある塩湖。標高768メートル。位置・形状は絶えず変動。流入するタリム河・孔雀河の河道と水量の変化により現在は干上がる。蒲昌海。塩沢。ロプ‐ノール。
ロマ‐しょ【羅馬書】🔗⭐🔉
ロマ‐しょ【羅馬書】
〔宗〕(→)「ローマの信徒への手紙」に同じ。
[漢]羅🔗⭐🔉
羅 字形
筆順
〔罒(
)部14画/19画/常用/4569・4D65〕
〔音〕ラ(呉)(漢)
〔訓〕うすもの
[意味]
①鳥を捕らえるあみ。あみにかけて捕らえる。「門前雀羅じゃくら・網羅」
②つらねる。つらなる。ぎっしりとならぶ。「羅列・森羅万象しんらばんしょう」
③うすもの。うすぎぬ。「綺羅きら・一張羅」
④「羅甸ラテン」の略。「羅葡日辞書」
[解字]
会意。「罒」(=あみ)+「維」(=つなぐ)。あみをつらね張る意。
[下ツキ
阿修羅・一張羅・伽羅・綺羅・軽羅・甲羅・金毘羅・沙羅双樹・雀羅・森羅万象・多羅・爬羅剔抉・魔羅・曼陀羅・網羅・綾羅
[難読]
羅漢柏あすなろ・羅漢松いぬまき・羅城門らしょうもん・羅甸ラテン・羅馬尼亜ルーマニア・羅馬ローマ



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