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おそ【遅・鈍】🔗🔉

おそ 【遅・鈍】 〔形容詞「おそし」の語幹から〕 (1)おそいこと。また,おくれること。《遅》「―速(ハヤ)も汝(ナ)をこそ待ため/万葉 3493」 (2)おろかなこと。にぶいこと。「剣大刀(ツルギタチ)己(ナ)が心から―やこの君/万葉 1741」

おそ【獺】🔗🔉

おそ ヲソ 【獺】 カワウソ。かわおそ。「そなたの鯉を―が喰うてないとおしやるごとく/狂言・鱸庖丁」

お-そ【悪阻】🔗🔉

お-そ ヲ― [1] 【悪阻】 つわり。

おそ-あがり【遅上(が)り】🔗🔉

おそ-あがり [3] 【遅上(が)り】 もと,数え年八歳で小学校に入学することの俗称。八つ上がり。 ⇔早上がり

おそ-あし【遅足】🔗🔉

おそ-あし [0] 【遅足】 ゆっくり歩くこと。

おそい【襲】🔗🔉

おそい オソヒ 【襲】 〔動詞「おそう」の連用形から〕 (1)上をおおうもの。覆い。「―・棟(ムネ)などに長き枝を葺きたるやうにさしたれば/枕草子 99」 (2)〔馬をおおうもの,の意〕 鞍。「御―はいづれをか奉らむ/宇津保(初秋)」 (3)屏風や障子の枠の木。襲い木。「―にはみな蒔絵(マキエ)したり/栄花(衣の珠)」 (4)屋根板のおさえ。「弓矢なき者は―の石木を以つて打ちければ/盛衰記 34」

おそ・い【遅い・鈍い】🔗🔉

おそ・い [0][2] 【遅い・鈍い】 (形)[文]ク おそ・し (1)物事の時期や順序があとである。基準になる時から時間がかなり経過している。《遅》 ⇔はやい 「入社は彼の方が―・い」「例年より開花が―・い」「今日はもう―・いから明日にしよう」 〔時刻・時期の場合は「晩い」とも書く〕 (2)時期がすでに過ぎていて役に立たない。間に合わない。《遅》「今ごろ来たってもう―・い」 (3)物事をするのに時間がかかる。また,進む程度が小さい。のろい。 ⇔はやい 「スピードが―・い」「仕事は―・いが丁寧だ」「発育が―・い」 (4)にぶい。愚かだ。「さ様のことにも,心―・くて物し給ふ/源氏(蓬生)」 [派生] ――さ(名) [慣用] 今や遅し

おそい-かか・る【襲い掛(か)る】🔗🔉

おそい-かか・る オソヒ― [5] 【襲い掛(か)る】 (動ラ五[四]) 突然,攻撃をしかけて,危害をおよぼそうとする。「おおかみが羊に―・った」 [可能] おそいかかれる

おそ・う【襲う】🔗🔉

おそ・う オソフ [0][2] 【襲う】 (動ワ五[ハ四]) 〔「押す」に接尾語「ふ」の付いた「おさふ」の転〕 (1)不意に攻めかかる。「暴漢に―・われる」 (2)風雨・地震などが被害を及ぼす。「台風が九州を―・う」 (3)不意に押しかける。また,不意にやって来る。「友人の家を―・って御馳走になる」「強迫観念に―・われる」 (4)地位や名跡を受け継ぐ。跡を継ぐ。「父のあとを―・って家元になる」 (5)物の怪(ケ)などが乗り移る。「内外(ウチト)なる人の心ども,物に―・はるるやうにて/竹取」 (6)衣などを重ねて着る。[名義抄] (7)〔「圧ふ」と書く〕 上からのしかかる。押さえつける。「舟は―・ふ海のうちのそらを/土左」 [可能] おそえる

おそ-うし【遅牛】🔗🔉

おそ-うし 【遅牛】 〔「おそうじ」とも〕 歩くことが遅い牛。練り牛。

お-そうそう【御草草】🔗🔉

お-そうそう ―サウサウ [0] 【御草草】 粗末であること。不十分であること。「お草々でございました」「お草々さま」などの形で,挨拶(アイサツ)の言葉に用いることが多い。

おそ-うまれ【遅生(ま)れ】🔗🔉

おそ-うまれ [3] 【遅生(ま)れ】 四月二日から一二月三一日までに生まれたこと。また,その人。 ⇔早生まれ

おそかれ-はやかれ【遅かれ早かれ】🔗🔉

おそかれ-はやかれ 【遅かれ早かれ】 (連語) 遅い早いの違いはあっても必ず。いずれにしても。早晩。

おそ-き【襲着・襲衣】🔗🔉

おそ-き 【襲着・襲衣】 上着。表着。「児ろが―の有ろこそえしも/万葉 3509」

おそき-ひ【遅き日】🔗🔉

おそき-ひ 【遅き日】 (連語) 俳句で,日の暮れるのが遅くなったと感じられる,春の日。永き日。遅日(チジツ)。[季]春。

おそく【遅く】🔗🔉

おそく [0] 【遅く】 〔「おそい」の連用形から〕 おそい時刻・時期。「夜―まで働く」

おそく-とも【遅くとも】🔗🔉

おそく-とも [4] 【遅くとも】 (副) 「遅くも」に同じ。「―来年末には完成するだろう」

おそく-も【遅くも】🔗🔉

おそく-も [2][3] 【遅くも】 (副) たとえ遅くなっても。遅くても。遅くとも。

おそぐされ-びょう【遅腐れ病】🔗🔉

おそぐされ-びょう ―ビヤウ [0] 【遅腐れ病】 ブドウに発生する炭疽(タンソ)病。 →炭疽病(2)

おそくず-の-え【偃息図の絵】🔗🔉

おそくず-の-え オソクヅ― 【偃息図の絵】 春画。枕絵。「―などを御覧も候へ/著聞 11」

おそ-ざき【遅咲き】🔗🔉

おそ-ざき [0] 【遅咲き】 開花時期が遅いこと。また,遅く咲く品種。 ⇔早咲き

おそ-ざくら【遅桜】🔗🔉

おそ-ざくら [3] 【遅桜】 時節に遅れて咲く桜。[季]春。

おそ・し【遅し・鈍し】🔗🔉

おそ・し 【遅し・鈍し】 (形ク) ⇒おそい

おそし-さま【御祖師様】🔗🔉

おそし-さま [5][4] 【御祖師様】 仏教の各宗派の開祖の尊敬語。特に,日蓮上人の称。

おそ-じも【晩霜】🔗🔉

おそ-じも [0] 【晩霜】 四,五月になって降りる霜。ばんそう。

おそ-ぢえ【遅知恵】🔗🔉

おそ-ぢえ ―ヂ [0] 【遅知恵】 (1)知恵の発達の遅れていること。 (2)事が終わったあとになって浮かんだ知恵。あとぢえ。

おそ-で【遅出】🔗🔉

おそ-で [0] 【遅出】 遅く出勤すること。 ⇔早出

おそ-どり【をそ鳥】🔗🔉

おそ-どり ヲソ― 【をそ鳥】 ⇒おおおそどり

お-そなえ【御供え】🔗🔉

お-そなえ ―ソナヘ [0] 【御供え】 (1)神仏に供える物。お供物(クモツ)。「―物(モノ)」 (2)お供え餅。鏡餅。

おそなえ-もち【御供え餅】🔗🔉

おそなえ-もち ―ソナヘ― [4] 【御供え餅】 年始・祭礼などに神仏に供える餅。鏡餅。おそなえ。

おそ-なわ・る【遅なわる】🔗🔉

おそ-なわ・る ―ナハル [4] 【遅なわる】 (動ラ五[四]) おそくなる。おくれる。「大変―・りまして,相すみません」 〔現代ではやや古風な言い方で,遅参の挨拶などに用いられる〕

おそ-の-まつり【獺の祭(り)】🔗🔉

おそ-の-まつり ヲソ― [1] 【獺の祭(り)】 「川獺(カワウソ)の祭り」に同じ。[季]冬。

おその-ろくさ【お園六三】🔗🔉

おその-ろくさ 【お園六三】 1749年,大坂南地福島屋の遊女お園と大工の六三郎が心中した巷説を脚色した作品類の通称。浄瑠璃「八重霞浪花浜荻(ヤエガスミナニワノハマオギ)」,歌舞伎「三世相錦繍文章(サンゼソウニシキブンシヨウ)」など。

お-そば【御側】🔗🔉

お-そば [2][0] 【御側】 (1)貴人のそばを敬っていう語。「―に仕える」 (2)主君・貴人のそばに仕える人。近侍。「―玉章(タマズサ)と言へる容貌(ミメ)よき女と/人情本・娘節用」

おそば-ごようにん【御側御用人】🔗🔉

おそば-ごようにん [5] 【御側御用人】 ⇒側用人(ソバヨウニン)

おそば-しゅう【御側衆】🔗🔉

おそば-しゅう 【御側衆】 ⇒側衆(ソバシユウ)

おそば-づき【御側付き】🔗🔉

おそば-づき [0] 【御側付き】 主君・貴人のそばに仕えること。また,その人。おそば。

おそ-ば【遅場】🔗🔉

おそ-ば [0] 【遅場】 米などを普通より遅く作る地方。 ⇔早場

おそば-まい【遅場米】🔗🔉

おそば-まい [0] 【遅場米】 稲の成熟の遅い地方でとれる米。 ⇔早場米

おそ-ば【歯】🔗🔉

おそ-ば歯】 八重歯(ヤエバ)。[和名抄]

おそば・う🔗🔉

おそば・う オソバフ (動ハ下二) ふざける。じゃれる。「―・へて『あれ押しこぼちてん』と腹立ちののしれば/落窪 1」 →そばえる

おそ-ばん【遅番】🔗🔉

おそ-ばん [0] 【遅番】 交代勤務で,あとの出番。 ⇔早番

おそ-ひ【遅日】🔗🔉

おそ-ひ [0] 【遅日】 「おそきひ(遅日)」に同じ。俳句でいう。

おそ-びん【遅便】🔗🔉

おそ-びん [0] 【遅便】 郵便や飛行機で,出発や到着がその日のうちで遅いもの。 ⇔早便(ハヤビン)

おそぶら🔗🔉

おそぶら ―フ (連語) 〔「おそぶる」に継続の助動詞「ふ」が付いたもの〕 ゆさぶり続ける。「嬢子(オトメ)の寝(ナ)すや板戸を―ひ/古事記(上)」

おそぶ・る【押そぶる】🔗🔉

おそぶ・る 【押そぶる】 (動ラ四) おしゆるがす。「誰そこの屋の戸―・る/万葉 3460」

おそ-まき【遅蒔き】🔗🔉

おそ-まき [0] 【遅蒔き】 (1)時期に遅れて種をまくこと。また,その品種。 ⇔早蒔き (2)時期に遅れて,事をなすこと。「―ながら,政府も事態の収拾に乗り出した」

お-そまつ【御粗末】🔗🔉

お-そまつ [2] 【御粗末】 (形動) 上等でないことや不手際であることを,謙遜・自嘲の気持ちをこめていう語。「なんともわれながら―な話だ」

おそまつ-さま【御粗末様】🔗🔉

おそまつ-さま [2] 【御粗末様】 (形動) 相手に提供した物や労力が大したものではなかったと謙遜していう語。「―でした」

おそ-め【遅め】🔗🔉

おそ-め [0] 【遅め】 (名・形動) (1)きまった時間よりも少し遅い・こと(さま)。「―の昼食をとる」 (2)速度が普通より少し遅い・こと(さま)。「―のペース」 ⇔早め

おそめ【お染】🔗🔉

おそめ 【お染】 歌舞伎舞踊。清元。本名題「道行浮塒鴎(ミチユキウキネノトモドリ)」。四世鶴屋(ツルヤ)南北作詞。1825年江戸中村座初演。お染久松の舞台を江戸にうつしかえたもの。

おそめ-はんくろう【お染半九郎】🔗🔉

おそめ-はんくろう ―ハンクラウ 【お染半九郎】 歌舞伎「鳥辺山心中(トリベヤマシンジユウ)」の両主人公。

おそめ-ひさまつ【お染久松】🔗🔉

おそめ-ひさまつ 【お染久松】 1708年,大坂の油屋の娘お染と丁稚(デツチ)久松とが,身分違いの恋から心中に至った巷説を脚色した作品類の通称。浄瑠璃「お染久松袂(タモト)の白しぼり」「新版歌祭文」,歌舞伎「是評判浮名読売(コレハヒヨウバンウキナノヨミウリ)」「お染久松色読販(オソメヒサマツウキナノヨミウリ)」など。

おそらく【恐らく】🔗🔉

おそらく [2] 【恐らく】 (副) 〔「恐らくは」の略〕 (1)下に推量の表現を伴って,かなり確実な推量判断を導く。多分。きっと。「明日も―天気だろう」「―来ないだろう」 (2)恐れ多いことではあるが。はばかりながら。「人切る様は大名人,―宗匠ござんなれ/浄瑠璃・反魂香」 (3)恐ろしくなるほどの。「鼻の高さ―也/仮名草子・難波物語」

おそらく-は【恐らくは】🔗🔉

おそらく-は [2] 【恐らくは】 (副) 〔「恐るらくは」の転〕 (1)「おそらく」に同じ。 (2)恐れることは。「―他の官の者,此の由を知らずして,亦,君を捕へむと為む/今昔 7」

おそり【恐り】🔗🔉

おそり 【恐り】 〔上二段動詞「恐る」の連用形から〕 心配。おそれ。「永く三途八難の―を免れたり/栄花(玉の台)」

おそ・る【恐る・畏る】🔗🔉

おそ・る [2] 【恐る・畏る】 ■一■ (動ラ上二) 「おそれる」に同じ。「諸の人是を見て―・りぬ物なし/三宝絵詞(中)」 ■二■ (動ラ四) 「おそれる」に同じ。「聞く人は―・らむとせる心を生ず/地蔵十輪経(元慶点)」 ■三■ (動ラ下二) ⇒おそれる

おそる-おそる【恐る恐る】🔗🔉

おそる-おそる [4] 【恐る恐る】 (副) (1)こわがりながら。びくびくしながら。こわごわ。「―ライオンをなでる」 (2)恐れはばかりながら。「―天子の前に進み出る」

おそる-べき【恐るべき・畏るべき】🔗🔉

おそる-べき [4] 【恐るべき・畏るべき】 (連語) (1)恐怖感をもつのが当然な。おそろしい。《恐》「原爆の―破壊力」 (2)程度が並外れている。大変な。「―才能の持ち主」

おそるらく-は【恐るらくは】🔗🔉

おそるらく-は 【恐るらくは】 (連語) 〔下二段活用の動詞「恐る」のク語法に係助詞「は」の付いたもの。漢文訓読に由来する語法〕 「おそらくは」に同じ。

おそれ【恐れ】🔗🔉

おそれ [3] 【恐れ】 (1)こわいという気持ち。恐怖。「―をいだく」 (2)(「虞」とも書く)悪いことが起こるのではないかという心配。懸念。「肺炎を併発する―がある」 (3)(「畏れ」とも書く)神仏や年長者に対するつつしみ。はばかり。「富士への―にこの度はさしおく/狂言・富士松」

おそれ-げ【恐れ気】🔗🔉

おそれ-げ [0] 【恐れ気】 おそろしがっているようす。「―もなく近づく」

おそれ-ながら【恐れ乍ら】🔗🔉

おそれ-ながら [4][0] 【恐れ乍ら】 (副) 失礼ではあるが。恐れ多いことであるが。「―申し上げます」

おそれいり-ます【恐れ入ります】🔗🔉

おそれいり-ます 【恐れ入ります】 (連語) (1)自分にとって過分と思われる目上の人の行為に対しての感謝の気持ちをあらわす挨拶。大変ありがとうございます。 (2)〔「おそれいりますが」の形で〕 目上の人や客などに,迷惑や骨折りに対して「申し訳ない」という気持ちでいう語。大変申し訳ありません。「―が,お名前をお教えいただけませんでしょうか」

おそれ-い・る【恐れ入る】🔗🔉

おそれ-い・る [2] 【恐れ入る】 (動ラ五[四]) (1)相手の優れている点に,すっかり感心して,まいったと思う。「刑事の眼力に―・る」 (2)相手のあまりのひどさに言う言葉もないほどにあきれる。「―・った屁理屈」 (3)目上の人に迷惑をかけたり失礼なことをしたりして申し訳ないと思う。「また攻撃するやうで―・るが/二人女房(紅葉)」 (4)相手の行為をありがたいと思う。 (5)すっかりこわくなる。「難波も瀬尾もともに―・りたりけり/平家 2」 →恐れ入ります

おそれ-おお・い【恐れ多い・畏れ多い】🔗🔉

おそれ-おお・い ―オホイ [4][5] 【恐れ多い・畏れ多い】 (形)[文]ク おそれおほ・し (1)身分の高い人に対して失礼だ。「口にするのも―・い」 (2)身分の高い人から受けた厚意が,身に過ぎてもったいない。「―・くも陛下の御臨席を賜る」 [派生] ――さ(名)

おそれ-おのの・く【恐れ戦く】🔗🔉

おそれ-おのの・く ―ヲノノク [6] 【恐れ戦く】 (動カ五[四]) 恐ろしくて体がぶるぶる震える。非常に恐ろしがる。「暴力団に市民は―・いた」

おそれ-がま・し【恐れがまし】🔗🔉

おそれ-がま・し 【恐れがまし】 (形シク) 恐れ多いようである。もったいない。「『さらば身どもが持たう』『それは―・しいことでござる』/狂言・止動方角」

おそれ-ざん【恐山】🔗🔉

おそれ-ざん 【恐山】 青森県下北半島北部にある火山。海抜879メートル。カルデラ湖岸の円通寺は日本三大霊場の一つで,七月に「いたこの口寄せ」がある。宇曾利(ウソリ)山。

おそ・れる【恐れる・畏れる・怖れる・懼れる】🔗🔉

おそ・れる [3] 【恐れる・畏れる・怖れる・懼れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 おそ・る (1)危害が及ぶことを心配してびくびくする。危害を及ぼすような人や物と接することを避けたがる。こわがる。《恐・怖・懼》「野獣は火を―・れる」「相手が去年の優勝チームだからといって―・れるな」「報復を―・れる」「残りの船は風に―・るるか/平家 11」 (2)良くないことが起きることを予想し,そうならなければよいが,と思う。危惧(キグ)する。《恐・懼》「失敗を―・れていては進歩は望めない」「資料の散逸を―・れる」 (3)神仏などを,人為の及ばないものとして敬い,身をつつしむ。《恐・畏》「神をも―・れぬ不逞(フテイ)の輩(ヤカラ)」 (4)閉口する。恐れ入る。《恐》「飲六さんの悪ふざけには―・れるねへ/滑稽本・浮世風呂 2」 〔上代は上二段か四段か不明だが,平安初期は上二段活用が多い。平安中期に下二段にも活用するようになり,中世以降は下二段活用のみとなった〕

おそ-ろ🔗🔉

おそ-ろ ヲソ― 〔「をそ」は「わさ」の転。「ろ」は接尾語〕 早熟。性急。「恋ふと言はば―と我(アレ)を思ほさむかも/万葉 654」「咲く花も―は厭はし/万葉 1548」

おそろ【恐ろ】🔗🔉

おそろ 【恐ろ】 (形動) 〔形容詞「おそろし」の語幹から。近世江戸語〕 恐れ入ったさま。「此白紙認め置き水にひたせば皆読(ヨメ)る。こりや―だ/浄瑠璃・神霊矢口渡」 〔安永・天明(1772-1789)の頃,通人の間で用いられた〕

お-そろい【御揃い】🔗🔉

お-そろい ―ソロヒ [0] 【御揃い】 〔「そろい」を丁寧にいう語〕 (1)二人以上の人が連れ立って一緒にいること。「―でおでかけですか」 (2)衣服やその柄などが同じであること。「―のゆかた」

おそろし・い【恐ろしい】🔗🔉

おそろし・い [4] 【恐ろしい】 (形)[文]シク おそろ・し 〔動詞「おそる」の形容詞化〕 (1)恐怖や畏敬の念を感ずる。「―・くて声も出せない」 (2)(将来のことを心配して)避けたい。警戒しなければならない。「いちばん―・いのは油断だ」「地震によるパニックが―・い」 (3)程度が並外れている。驚くほど立派だ。「―・く足の速い男」「文覚もとより―・しき聖にて/平家 12」 (4)不思議だ。説明がつかない。「慣れとは―・いもので,静かな所ではかえって眠れない」 [派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)

おそわ・る【教わる】🔗🔉

おそわ・る ヲソハル [0] 【教わる】 (動ラ五[四]) 教えを受ける。教えてもらう。「道を―・る」「師匠ニ―・ル/ヘボン(三版)」

おそわ・れる【魘れる】🔗🔉

おそわ・れる オソハレル [4][0] 【魘れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 おそは・る こわい夢をみてうなされる。こわい夢に苦しめられる。「悪夢に―・れる」

お-そん【汚損】🔗🔉

お-そん ヲ― [0] 【汚損】 (名)スル 汚し傷つけること。また,汚れたり,傷ついたりすること。「―した切手は無効」

おそい【遅い】(和英)🔗🔉

おそい【遅い】 (1)[時間]late (時刻が);→英和 behind time (遅刻). (2)[動作などが]slow.→英和 遅く late (時刻); slowly (動作). 遅くなる be late;be behind time.夜遅く(まで) (until) late at night.遅くとも at (the) latest.遅かれ早かれ sooner or later.

おそう【襲う】(和英)🔗🔉

おそう【襲う】 attack (襲撃);→英和 fall on;raid (警察の手入れ);→英和 visit[strike](災害などが).→英和 襲われる be attacked[visited];be seized.

おそざき【遅咲きの】(和英)🔗🔉

おそざき【遅咲きの】 late-flowering;late.→英和

おそなえ【お供え】(和英)🔗🔉

おそなえ【お供え】 an offering.→英和 お供餅 a rice-cake offering.

おそまき【遅まきながら】(和英)🔗🔉

おそまき【遅まきながら】 though a bit too late.

おそらく【恐らく】(和英)🔗🔉

おそらく【恐らく】 perhaps;→英和 probably;→英和 possibly;→英和 I fear[am afraid]….

おそるおそる【恐る恐る】(和英)🔗🔉

おそるおそる【恐る恐る】 timidly[nervously](こわごわ);→英和 reverently (うやうやしく);cautiously (用心して).→英和

おそるべき【恐るべき】(和英)🔗🔉

おそるべき【恐るべき】 terrible;→英和 formidable.→英和

おそれ【恐[怖]れ】(和英)🔗🔉

おそれ【恐[怖]れ】 fear;→英和 dread;→英和 terror;→英和 horror (戦慄);→英和 apprehension (懸念);→英和 awe (畏怖);→英和 reverence (畏敬).→英和 …の〜がある be in danger of…;It is feared that….

おそれいる【恐れ入る】(和英)🔗🔉

おそれいる【恐れ入る】 (1) be awestruck (畏縮);be overwhelmed;feel small.(2) be sorry(恐縮);be much obliged(多謝). (3) be embarrassed[confounded](閉口). (4) be astonished[surprised](驚き). 恐れ入ります Thank you./It's very kind of you.恐れ入りますが I am sorry to trouble you,but? 

おそれおおい【恐れ多い】(和英)🔗🔉

おそれおおい【恐れ多い】 gracious.→英和 恐れ多くも graciously.→英和

おそれおののく【恐れ戦く】(和英)🔗🔉

おそれおののく【恐れ戦く】 tremble with fear.

おそれながら【恐れ乍ら】(和英)🔗🔉

おそれながら【恐れ乍ら】 most humbly[respectfully].

おそれる【恐れる】(和英)🔗🔉

おそれる【恐れる】 fear;→英和 dread;→英和 be afraid.…を恐れて for fear.

おそろい【お揃いで】(和英)🔗🔉

おそろい【お揃いで】 together;→英和 in company.

おそろしい【恐ろしい】(和英)🔗🔉

おそろしい【恐ろしい】 fearful;→英和 awful;→英和 terrible;→英和 dreadful;→英和 horrible;→英和 fierce (凶悪な);→英和 ferocious.→英和 恐ろしく fearfully;→英和 terribly.→英和

おそろしがる【恐ろしがる】(和英)🔗🔉

おそろしがる【恐ろしがる】 ⇒恐れる.

おそろしさ【恐ろしさ】(和英)🔗🔉

おそろしさ【恐ろしさ】 dreadfulness;frightfulness;→英和 terror.→英和 〜に for[from,out of]fear.

おそわる【教わる】(和英)🔗🔉

おそわる【教わる】 ⇒習う.

おそん【汚損】(和英)🔗🔉

おそん【汚損】 a stain.→英和 〜する stain;soil;→英和 be stained.

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