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さぶらい【△侍】さぶらひ🔗🔉

さぶらい【侍】さぶらひ 《動詞「さぶらう」の連用形から》主君や主家のそば近くに仕える者。さぶらい人。親王・摂関家などに仕えて、家務に携わる者。「若き―どもの五六人、汚なげなき姿にて雪まろばしするを見るとて」〈狭衣・二〉武器をもって皇族や貴族の警固に任じた者。禁中の滝口、院の北面、東宮の帯刀(たちはき)の類。のち、上級武士の身分を表す呼び名となる。さむらい。「宮の―も、滝口も」〈紫式部日記〉武家に仕える者。家の子。武士。さむらい。「―五騎、童一人、わが身共に七騎取って返し」〈平家・七〉下侍(しもさぶらい)」に同じ。「―にて男どもの酒たうべけるに」〈古今・夏・題詞〉「侍所(さぶらいどころ)」の略。「東の対の北の端、東面などは―にせさせ給へり」〈栄花・もとのしづく〉

さむらい【侍・△士】さむらひ🔗🔉

さむらい【侍・士】さむらひ 《「さぶらい」の音変化》武芸をもって貴族や武家に仕えた者の称。平安中期ごろから宮中や院を警固する者をいうようになり、鎌倉・室町時代には凡下(ぼんげ)(庶民)と区別される上級武士をさした。江戸時代になって幕府の旗本、諸藩の中小姓以上の称となり、また、士農工商のうちの士身分をいう通称ともなった。武士。「侍所(さむらいどころ)」の略。並みの人ではちょっとできないようなことをやってのける人。「彼はなかなかの―だよ」

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[音]シ    ジ [訓]はべ‐る    はんべ‐る    さぶら‐う    さむら‐う    さむらい    さぶらい [部首]人 [総画数]8 [コード]区点    2788      JIS   3B78      S‐JIS 8E98 [分類]常用漢字 [難読語] →きょう‐じ【脇士・脇侍・夾侍・挟侍】こ‐さぶらい【小侍】さぬきのすけのにっき【讚岐典侍日記】さぶらい‐だいしょう【侍大将】すけ【典侍】ない‐し【内侍】ないし‐の‐かみ【尚侍】ないし‐の‐じょう【掌侍】ないし‐の‐すけ【典侍】まか‐たち【侍女・侍婢】

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