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さぶらい【侍】サブラヒ🔗🔉

さぶらいサブラヒ (サブラフの連用形から) ①主君のそば近く仕えること。また、その人。さぶらいびと。古今和歌集東歌「み―御笠と申せ」 ②平安時代、親王・摂関・公卿家に仕えて家務を執行した者。多く五位・六位に叙せられた。 ③武器をもって貴族の警固に任じた者。平安中期、禁中滝口たきぐち、院の北面ほくめん、東宮の帯刀たちはきなどの武士の称。 ④「さぶらいどころ」の略。古今和歌集「―にてをのこどもの酒たうべけるに」 ⑤(→)下侍しもさぶらいに同じ。源氏物語桐壺「―にまかで給ひて」 ⑥⇒さむらい⇒さぶらい‐だいしょう【侍大将】 ⇒さぶらい‐どころ【侍所】 ⇒さぶらい‐な【侍名・候名】 ⇒さぶらい‐びと【侍人】 ⇒さぶらい‐わらわ【侍童】

さむらい【侍】サムラヒ🔗🔉

さむらいサムラヒ (サブラヒの転) ①(→)「さぶらい」に同じ。 ②(「士」とも書く)武士。中世では一般庶民を意味する凡下ぼんげと区別される身分呼称で、騎馬・服装・刑罰などの面で特権的な扱いを受けた。江戸時代には幕府の旗本、諸藩の中小姓以上、また士農工商のうちの士身分の者を指す。 ③転じて、なかなかの人物。「彼は大した―だ」 ④近世初期、武士の奉公人の最上位。若党。 ⑤侍所さむらいどころの略。 ⇒さむらい‐えぼし【侍烏帽子】 ⇒さむらい‐かたぎ【侍気質】 ⇒さむらい‐ぎ【侍気】 ⇒さむらい‐けがし【侍汚し】 ⇒さむらい‐さい【サムライ債】 ⇒さむらい‐しゅう【侍衆】 ⇒さむらい‐だいしょう【侍大将】 ⇒さむらい‐たいしょうぐん【侍大将軍】 ⇒さむらい‐どころ【侍所】 ⇒さむらい‐ほうし【侍法師】 ⇒さむらい‐みょうが【侍冥加】 ⇒さむらい‐みょうじ【侍名字】 ⇒さむらい‐みょうり【侍冥利】

じ【侍】🔗🔉

】 律令制で、篤疾とくしつ者や高齢者に仕えるために、庸・雑徭ぞうようを免じられた、家族・近親者などの人。

[漢]侍🔗🔉

 字形  筆順 〔人(亻・)部6画/8画/常用/2788・3B78〕 〔音〕(呉) シ(漢) 〔訓〕さむらい・さぶらう・はべる [意味] ①はべる。さぶらう。貴人や目上の人のそば近く仕える(人)。「去年の今夜清涼(=清涼殿)に侍す」〔菅原道真〕「近侍・内侍ないし・侍者・侍従」 ②特に、主君の身辺にさぶらい、その警固に当たる人。さむらい。武士。 ▷文語「はべり」は、丁寧の意を表す補助動詞としても使う。 [解字] 形声。「人」+音符「寺」(=手足を動かしてはたらく)。貴人のそばで雑用をする人の意。 [下ツキ 夾侍・挟侍・脇侍・近侍・掌侍・尚侍・典侍・内侍

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