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すき【好き】🔗🔉

すき【好き】 [名・形動]心がひかれること。気に入ること。また、そのさま。「―な人」「―な道に進む」嫌い。片寄ってそのことを好むさま。物好き。また、特に、好色。色好み。「幹事を買って出るなんて、君も―だねえ」「―者」自分の思うままに振る舞うこと。また、そのさま。「―なだけ遊ぶ」「どうとも―にしなさい」すき(数寄) [下接語]大(だい)好き・不(ぶ)好き(ずき)遊び好き・男好き・女好き・客好き・綺麗(きれい)好き・子供好き・酒好き・好き好き・世話好き・出好き・派手好き・話好き・人好き・物好き・横好き・侘(わ)び好き

好きこそ物の上手(じようず)なれ🔗🔉

好きこそ物の上手(じようず)なれ 好きな事にはおのずと熱中できるから、上達が早いものだ。

ずき【好き】🔗🔉

ずき【好き】 〔語素〕名詞の下に付いて、複合語をつくる。あること、また、あるものが好きであることを表す。また、そのような人をもいう。「外出―の人」「酒―」それに好かれる性質をもっていることを表す。「人―のする性質」「若者―のスタイル」

すき‐あ・う【好き合う】‐あふ🔗🔉

すき‐あ・う【好き合う】‐あふ [動ワ五(ハ四)]互いに好く。恋いし合う。「―・って一緒になる」

すき‐あり・く【好き△歩く】🔗🔉

すき‐あり・く【好き歩く】 [動カ四]あちこち浮気をしてまわる。「なほ同じごと―・きければ」〈源・夕顔〉風流を好んであちこち歩きまわる。「花の下、月の前と―・きけり」〈宇治拾遺・一五〉

すき‐かって【好き勝手】🔗🔉

すき‐かって【好き勝手】 [名・形動]気ままに振る舞うこと。また、そのさま。「―な一人暮らし」「―に行動する」

すき‐がま・し【好きがまし】🔗🔉

すき‐がま・し【好きがまし】 [形シク]色好みらしい。好色らしい。「かかること、ゆめ人に言ふな。―・しきやうなり」〈和泉式部日記〉

すき‐きらい【好き嫌い】‐きらひ🔗🔉

すき‐きらい【好き嫌い】‐きらひ 好きなことと、嫌いなこと。また、えりごのみ。「何かと―の激しい性格」

すき‐ごころ【好き心】🔗🔉

すき‐ごころ【好き心】 色好みの心。「―を出す」好奇心。また、風流を好む心。

すき‐ごと【好き事】🔗🔉

すき‐ごと【好き事】 物好き。「かかる―をし給ふこととそしりあへり」〈竹取〉色好みの行為。色恋沙汰(ざた)。「かかる―どもを末の世にも聞き伝へて」〈源・帚木〉

すき‐このみ【好き好み】🔗🔉

すき‐このみ【好き好み】 好みとすること。また、そのもの。嗜好(しこう)。「子供の―に合わせる」

すき‐この・む【好き好む】🔗🔉

すき‐この・む【好き好む】 [動マ五(四)](多く「好き好んで」の形で)特に好む。とりわけ好きになる。「―・んで苦労をする者はいない」

すき‐ざんまい【好き三×昧】🔗🔉

すき‐ざんまい【好き三×昧】 [名・形動]「好き放題」に同じ。「―をぬかしての」〈滑・浮世風呂・三〉

すき‐しゃ【好き者・数寄者・数奇者】🔗🔉

すき‐しゃ【好き者・数寄者・数奇者】 物好きな人。好事家(こうずか)。すきもの。「―の間に平七が細工求めたき旨申さるる仁(じん)出来(いでき)」〈露伴・風流魔〉数寄の道に専念する人。特に、茶道についていう。風流人。色好みの人。好色家。すきもの。

すき‐ずき【好き好き】🔗🔉

すき‐ずき【好き好き】 人それぞれに好みが違うこと。「―のある味」「蓼(たで)食う虫も―」

すきずき・し【好き好きし】🔗🔉

すきずき・し【好き好きし】 [形シク]いかにも風流である。また、物好きである。「―・しく、あはれなる事どもなり」〈宇治拾遺・三〉色好みめいて見える。好色らしい。「昔より―・しき御心にて、なほざりに通ひ給ひける所々」〈源・蓬生〉

すき‐たわ・む【好き×撓む】🔗🔉

すき‐たわ・む【好き×撓む】 [動マ四]好色で人にたやすくなびく。「―・めらむ女に心おかせ給へ」〈源・帚木〉

すき‐ば・む【好きばむ】🔗🔉

すき‐ば・む【好きばむ】 [動マ四]好色らしく見える。「―・みたる気色あるかとは思しかけざりけり」〈源・蜻蛉〉

すき‐びと【好き人・数寄人・数奇人】🔗🔉

すき‐びと【好き人・数寄人・数奇人】 風流・風雅を解する人。また、物好きな人。すきもの。「茶饗して―をあそばしむ」〈胆大小心録〉色好みの人。すきもの。「ある―ほのかに見奉りて、人知れず思ひ初め候ひける袖の色」〈伽・秋夜長〉

すき‐ぶすき【好き不好き】🔗🔉

すき‐ぶすき【好き不好き】 好き嫌い。「おもいおもいの―で、人情何処(どこ)でも格別の変りはねえが」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉

すき‐ほうだい【好き放題】‐ハウダイ🔗🔉

すき‐ほうだい【好き放題】‐ハウダイ [名・形動]自分の好きなだけ気ままに振る舞うこと。また、そのさま。「老後は―をして暮らしたい」「―なことを言う」

すき‐め【好き目】🔗🔉

すき‐め【好き目】 好色であること。また、その人。好き者。「思ひの外なる―」〈浮・一代女・一〉

すき‐もの【好き者・数寄者・数奇者】🔗🔉

すき‐もの【好き者・数寄者・数奇者】 物好きな人。好事家(こうずか)。また、風流を好む人。すきしゃ。好色な人。色好み。

すき‐わざ【好き業】🔗🔉

すき‐わざ【好き業】 色好みの所業。浮気な行い。「心のすさびにまかせて、かく―するは」〈源・葵〉

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