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ば・る【張る】🔗🔉

ば・る【張る】 〔接尾〕《動詞五(四)段型活用。動詞「は(張)る」の接尾語化》名詞の下に付いて、そのことが一段と顕著である、そのことを強く押し通す意を表す。「四角―・る」「格式―・る」「欲―・る」

はる‐あき【春秋】🔗🔉

はる‐あき【春秋】 春と秋。しゅんじゅう。年月。歳月。しゅんじゅう。「平穏に―が過ぎる」

はる‐あらし【春×嵐】🔗🔉

はる‐あらし【春×嵐】 春先に吹く強い風。春荒れ。《季 春》「―鉄路に墓を吹き寄せぬ/波郷」

はる‐あれ【春荒れ】🔗🔉

はる‐あれ【春荒れ】春嵐(はるあらし)」に同じ。《季 春》

はる‐いのこ【春×亥の子】‐ゐのこ🔗🔉

はる‐いのこ【春×亥の子】‐ゐのこ 兵庫・鳥取などで、陰暦二月の初亥の日に田の神を祭る行事。→亥の子

バルール【フランスvaleur】🔗🔉

バルール【フランスvaleur】 色価(しきか)

バルーン【balloon】🔗🔉

バルーン【balloon】 風船。気球。「アド―」漫画などで登場人物の言葉を示す囲み。吹き出し。

はるか・す【晴るかす・×霽るかす】🔗🔉

はるか・す【晴るかす・×霽るかす】 [動サ四]晴らす。はればれとさせる。「愛執の罪を―・し聞こえ給ひて」〈源・夢浮橋〉

バルカローラ【イタリアbarcarola】🔗🔉

バルカローラ【イタリアbarcarola】 ベネチアのゴンドラの舟歌。また、それを模した、ふつう八分の六拍子で緩やかな速度の楽曲。

バルカロール【フランスbarcarolle】🔗🔉

バルカロール【フランスbarcarolle】 バルカローラ

バルカン【Balkan】🔗🔉

バルカン【Balkan】 《トルコ語で山の意》バルカン半島一帯の称。◆「巴爾幹」とも書く。

バルカン【Vulcan】🔗🔉

バルカン【Vulcan】 ローマ神話の火と鍛冶(かじ)の神ウルカヌスの英語名。

バルカン‐さんみゃく【バルカン山脈】🔗🔉

バルカン‐さんみゃく【バルカン山脈】 ブルガリア中央部を東西に走る山脈。最高峰は中部にあるボーテフ山で標高二七六三メートル。ブルガリア語名スターラ‐プラニナ。

バルカン‐せんそう【バルカン戦争】‐センサウ🔗🔉

バルカン‐せんそう【バルカン戦争】‐センサウ 一九一二年、イタリア‐トルコ戦争で敗北したトルコに対し、ブルガリア・セルビア・ギリシア・モンテネグロがバルカン同盟を結んで起こした戦争。トルコが敗れ、ロンドン条約でバルカン半島の大部分の領土を割譲した。一九一三年、トルコの割譲した領土の分配をめぐる対立から、ブルガリアがセルビア・ギリシア・モンテネグロ・ルーマニア・トルコと行った戦争。ブルガリアが敗れてブカレスト平和条約が締結された。

バルカン‐はんとう【バルカン半島】‐ハンタウ🔗🔉

バルカン‐はんとう【バルカン半島】‐ハンタウ ヨーロッパ大陸南東部、地中海に突出する大半島。東に黒海がある。ユーゴスラビア・ブルガリア・アルバニア・ギリシアなどの国があり、バルカン諸国とよばれる。

バルカン‐ファイバー🔗🔉

バルカン‐ファイバー 《vulcanized fiberから》化学パルプや木綿繊維を塩化亜鉛の濃い水溶液に浸して膨潤させてから、水洗・圧縮・乾燥させた皮革状のもの。運搬用具・スポーツ用具・絶縁材料などに使用。

バルカン‐ほう【バルカン砲】‐ハウ🔗🔉

バルカン‐ほう【バルカン砲】‐ハウ 米国で開発された多銃身機関砲の通称。航空機用のほか、対空防御用に地上や艦艇にも配備される。

バルキー【bulky】🔗🔉

バルキー【bulky】 布の分厚いもの。糸などの太いもの。また、それらで作った衣類。「―セーター」

バルキューレ【Valkyria】🔗🔉

バルキューレ【Valkyria】 ワルキューレ

はる・く【晴るく・×霽るく】🔗🔉

はる・く【晴るく・×霽るく】 [動カ下二]晴れるようにする。迷いなどを晴らす。気分をすっきりさせる。「いとせめて思ふ心を年の内に―・くる事も知らせてしがな」〈かげろふ・下〉払いのける。「紅葉の朽ち葉、少し―・け」〈源・総角〉

はる‐くさ【春草】🔗🔉

はる‐くさ【春草】 春になってもえ出る草。若草。しゅんそう。《季 春》

はるくさ‐の【春草の】🔗🔉

はるくさ‐の【春草の】 〔枕〕芽生えた春の草の愛らしい意から、「めづらし」にかかる。「―いやめづらしき我が大君かも」〈万・二三九〉春の草が生い繁る意から、「しげし」にかかる。「―繁き我(あ)が恋大き海の」〈万・一九二〇〉

はる‐け・し【×遥けし】🔗🔉

はる‐け・し【×遥けし】 [形ク]空間的、時間的、心理的に遠くはなれている。「ほととぎす鳴く音―・し里遠みかも」〈万・三九八八〉「もろこしも夢に見しかば近かりき思はぬなかぞ―・かりける」〈古今・恋五〉

バルコニー【balcony】🔗🔉

バルコニー【balcony】 洋風建築で、階上の室外に張り出した手すり付きの所。露台。バルコン。劇場の二階席。桟敷。

バルコン【フランスbalcon】🔗🔉

バルコン【フランスbalcon】 バルコニー

バルサ【スペインbalsa】🔗🔉

バルサ【スペインbalsa】 パンヤ科の常緑高木。葉は五〜七角形に角張る。花は大きく、花びらの長さは約一五センチ、白色。生長が速く、材は比重が〇・二と軽いので、筏(いかだ)や救命具に利用。熱帯アメリカの原産。

はる‐さき【春先】🔗🔉

はる‐さき【春先】 春の初め。早春。《季 春》

はる‐さく【春作】🔗🔉

はる‐さく【春作】 春に栽培すること。また、春にとれる作物。

バルザック【Honor de Balzac】🔗🔉

バルザック【Honor de Balzac】一七九九〜一八五〇]フランスの小説家。近代リアリズム小説の代表者。フランス社会のあらゆる階層の人物が登場する約九〇編の小説にみずから「人間喜劇」の総題をつけた。作「ゴリオ爺さん」「谷間の百合」「従妹ベット」。→人間喜劇

バルサム【balsam】🔗🔉

バルサム【balsam】 植物から分泌される粘りけのある液体。樹脂と精油との混合物。松やにの類。香料・塗料などに利用。

バルサム‐の‐き【バルサムの木】🔗🔉

バルサム‐の‐き【バルサムの木】 マツ科の常緑高木。葉は線形で密生し、強い香りをもつ。北アメリカに産し、樹脂からバルサムを作り、米国ではクリスマスツリーに利用。バルサムもみ。

バルジ【bulge】🔗🔉

バルジ【bulge】 船の舷側の喫水線付近に設けられたふくらみ。商船では復原力の向上に、軍艦では魚雷防御に効果がある。

はる‐すすき【春△薄】🔗🔉

はる‐すすき【春薄】 柳のこと。

バルセロナ【Barcelona】🔗🔉

バルセロナ【Barcelona】 スペイン北東部、地中海に臨む港湾都市。カタルーニャ地方の商工業・文化の中心地。紀元前三世紀にカルタゴが建設した植民市に始まる。人口、都市圏一六七万(一九八九)

はる‐た【△墾田】🔗🔉

はる‐た【墾田】 《「はる」は開墾の意》乾田(かんでん)。沼田・湿田などをいう地方もある。

はる‐たうち【春田打ち】🔗🔉

はる‐たうち【春田打ち】 正月に一年の稲作の過程をまねて実演し、豊作を祈る行事。また、子供たちが村の家々を回り、餅(もち)などをもらい歩く行事。

バルチスタン【Baluchistan】🔗🔉

バルチスタン【Baluchistan】 パキスタン南西部からイラン南東部にまたがる乾燥地帯。イラン系バルチ族が遊牧生活を営む。

バルチック‐かい【バルチック海】🔗🔉

バルチック‐かい【バルチック海】 《Baltic Sea》バルト海

バルチック‐かんたい【バルチック艦隊】🔗🔉

バルチック‐かんたい【バルチック艦隊】 バルト海に根拠地を置いた、ロシア帝国の主力艦隊。日露戦争のときに東洋に回航され、一九〇五年(明治三八)五月の日本海海戦で日本連合艦隊に撃滅された。

バルチック‐さんごく【バルチック三国】🔗🔉

バルチック‐さんごく【バルチック三国】 バルト三国(さんごく)

バルト【Karl Barth】🔗🔉

バルト【Karl Barth】一八八六〜一九六八]スイスの神学者。弁証法神学の創唱者の一人。神の啓示を神学の中心問題とし、聖書的福音主義を唱え現代神学に大きな影響を与えた。著「ロマ書」「教会教義学」など。

バルト【Roland Barthes】🔗🔉

バルト【Roland Barthes】一九一五〜一九八〇]フランスの批評家。構造主義の立場から、文学・言語・芸術など広範な分野で先鋭的な批評活動を展開。著「零度のエクリチュール」「モードの体系」「文学の記号学」。

バルトーク【Bartk Bla】🔗🔉

バルトーク【Bartk Bla】一八八一〜一九四五]ハンガリーの作曲家。マジャール古民謡を収集し、独自の音楽技法を開拓。作品に六曲の「弦楽四重奏曲」、「弦楽器・打楽器・チェレスタのための音楽」など。

バルト‐かい【バルト海】🔗🔉

バルト‐かい【バルト海】 《Baltic Sea》ヨーロッパ大陸とスカンジナビア半島に囲まれる内海。ボスニア湾・フィンランド湾・リガ湾などをもち、北海と細いカテガット海峡でつながる。バルチック海。

バルト‐ごは【バルト語派】🔗🔉

バルト‐ごは【バルト語派】 インド‐ヨーロッパ語族の一語派。スラブ語派に近い。リトアニア語・ラトビア語のほかに、古プロイセン語などの死語を含む。

バルト‐さんごく【バルト三国】🔗🔉

バルト‐さんごく【バルト三国】 《Baltic States》バルト海沿岸のエストニア・ラトビア・リトアニア三国の総称。中世以来、ドイツ騎士団・ポーランド・スウェーデン・ロシアなどの支配を経て、第一次大戦後独立。一九四〇年ソ連に編入、九一年再び三国とも独立。

ハルトマン【Hartmann】🔗🔉

ハルトマン【Hartmann】 (Karl Robert Eduard von 〜)[一八四二〜一九〇六]ドイツの哲学者。シェリングの影響のもとで、ショーペンハウアーの「意志」とヘーゲルの「理性」とを包括する「無意識者」をたて、これを万有の根源とした。著「無意識者の哲学」。(Nicolai 〜)[一八八二〜一九五〇]ドイツの哲学者。初め新カント学派に属して認識論を研究したが、フッサールの現象学の影響を受けて存在論を哲学の中心と考えるようになり、独自の批判的存在論を提唱した。著「認識の形而上学綱要」「存在論の基礎づけ」など。

はる‐とらのお【春×虎の尾】‐とらのを🔗🔉

はる‐とらのお【春×虎の尾】‐とらのを タデ科の多年草。高さ約一〇センチ。早春に白色の花が穂状に咲く。ちちのはぐさ。いろはそう。

バルトリド【Vasiliy Vladimirovich Bartol'd】🔗🔉

バルトリド【Vasiliy Vladimirovich Bartol'd】一八六九〜一九三〇]ソ連の東洋学者。中央アジアおよび西アジア・イスラム世界の歴史・地理・考古・民俗・言語の諸分野ですぐれた業績を残した。著「モンゴル侵入期のトルキスタン」など。

はるとり‐の【春鳥の】🔗🔉

はるとり‐の【春鳥の】 〔枕〕春の鳥のようにの意から、「音(ね)のみ泣く」「さまよふ」にかかる。「―音のみ泣きつつあぢさはふ夜昼知らず」〈万・一八〇四〉

バルトリン‐せん【バルトリン×腺】🔗🔉

バルトリン‐せん【バルトリン×腺】 女性性器の膣(ちつ)入り口の左右にある分泌腺。性交の際に潤滑液の役をする粘液を分泌する。デンマークの解剖医バルトリンC.T.Bartholinが発見。大前庭腺。

バルナ【梵vara】🔗🔉

バルナ【梵vara】 《色の意》古代インド社会で形成された四種の階層。バラモン(祭司)・クシャトリヤ(王侯・武士)・バイシャ(平民)・シュードラ(隷属民)から成り、のちのカーストの母体。四種姓。四姓。→カースト

バルナ【梵Varua】🔗🔉

バルナ【梵Varua】 インド神話で、司法神。天則(リタ)の守護者で、人々を監視し背く者を罰する。のち、仏教にとり入れられて水神となった。

バルナウル【Barnaul】🔗🔉

バルナウル【Barnaul】 ロシア連邦、西シベリア南部の工業都市。オビ川上流にある。人口、行政区六一万、都市圏六七万(一九九二)

はるな‐こ【榛名湖】🔗🔉

はるな‐こ【榛名湖】 榛名山の火口原湖。面積一・一九平方キロメートル。最大深度一二・五メートル。湖面標高一〇八四メートル。

はるな‐さん【榛名山】🔗🔉

はるな‐さん【榛名山】 群馬県中部にある二重式火山。妙義山・赤城山とともに上毛(じようもう)三山をなす。最高峰は外輪部にある掃部(かもん)岳で標高一四四八メートル。中央火口には榛名富士と榛名湖とがあり、北東麓に伊香保温泉がある。

はる‐にれ【春×楡】🔗🔉

はる‐にれ【春×楡】 ニレ科の落葉高木。山地に生え、高さ約三〇メートル。樹皮は灰褐色。葉は倒卵形でざらつく。春、葉より先に、黄緑色の小花が群がりつく。エルム。やにれ。にれ。

バルネラビリティー【vulnerability】🔗🔉

バルネラビリティー【vulnerability】 脆弱(ぜいじやく)性。もろさ。特に、高度にコンピューター化した社会がもつ脆弱性。

はる‐の【春野】🔗🔉

はる‐の【春野】 春の野原。春の野。《季 春》

はるのうみ【春の海】🔗🔉

はるのうみ【春の海】 新日本音楽の一。箏(そう)・尺八二重奏曲。昭和四年(一九二九)宮城道雄が歌会始(うたかいはじめ)の勅題「海辺の巌」にちなんで作曲。

はる‐の‐こころ【春の心】🔗🔉

はる‐の‐こころ【春の心】 春のころの気持ち。「世の中にたえて桜のなかりせば―はのどけからまし」〈伊勢・八二〉恋心。春情。「今年より―し変はらずはまさぐられつつ君が手につむ」〈平中・九〉

はるのさいてん【春の祭典】🔗🔉

はるのさいてん【春の祭典】 《原題、(フランス)Le Sacre du Printemps》ストラビンスキー作曲のバレエ音楽。一九一三年パリで初演。ロシアの異教時代の祭りを描く。

はる‐の‐たむらそう【春の田村草】‐たむらサウ🔗🔉

はる‐の‐たむらそう【春の田村草】‐たむらサウ シソ科の多年草。山地に生え、高さ一〇〜二〇センチ。葉は羽状複葉。四〜六月、白い唇形の花が数段輪生して咲く。紀伊半島から西に分布。

はる‐の‐ななくさ【春の七草】🔗🔉

はる‐の‐ななくさ【春の七草】 正月七日の七草粥(ななくさがゆ)に入れる七種の若菜。芹(せり)・薺(なずな)・御形(ごぎよう)(ハハコグサ)・繁縷(はこべら)・仏(ほとけ)の座(タビラコ)・菘(すずな)(カブ)・蘿蔔(すずしろ)(ダイコン)。→秋の七草

はるのひ【春の日】🔗🔉

はるのひ【春の日】 江戸前期の俳諧集。一冊。山本荷兮(やまもとかけい)編。貞享三年(一六八六)刊。蕉門の連句・発句を集めたもの。俳諧七部集の一。

はるのひ‐の【春の日の】🔗🔉

はるのひ‐の【春の日の】 〔枕〕春の日の長い意から、「長し」にかかる。「―長くや人をつらしと思はむ」〈古今・恋三〉

はる‐の‐みなと【春の×湊】🔗🔉

はる‐の‐みなと【春の×湊】 春の行きつくところ。春の果て。はるのとまり。「暮れて行く―は知らねども霞に落つる宇治の柴舟(しばぶね)」〈新古今・春下〉

はる‐の‐みや【春の宮】🔗🔉

はる‐の‐みや【春の宮】 《「春宮(とうぐう)」を訓読みした語》皇太子の宮殿。また、皇太子の称。東宮。

はる‐の‐よ【春の夜】🔗🔉

はる‐の‐よ【春の夜】 春の、夜気が肌にやわらかくて、気持ちがはなやいでくるような夜。《季 春》「―や籠人(こもりど)ゆかし堂の隅/芭蕉」

ハルハ【Khalkha】🔗🔉

ハルハ【Khalkha】 モンゴルの一部族。中国の明代、ダヤン=ハンの二子がハルハ河流域に牧地を分与され、内ハルハ・外ハルハと称したのに始まる。のち、康熙帝の時、清に服属。現在のモンゴル国の住民の大多数を占める。◆「喀爾喀」とも書く。

バルハシ‐こ【バルハシ湖】🔗🔉

バルハシ‐こ【バルハシ湖】 《Balkhash》カザフスタン南東部にある湖。東西に細長く、イリ川などが流入し、西部は淡水、東部は塩水。北岸にバルハシ市がある。

バルバドス【Barbados】🔗🔉

バルバドス【Barbados】 カリブ海東部、小アンチル諸島東部にあるバルバドス島を占める共和国。首都ブリッジタウン。サトウキビ栽培が盛んで、砂糖・ラム酒を産する。もと英国領から、英連邦の一員として一九六六年独立。人口二六万(一九九二)

はる‐はな【春花】🔗🔉

はる‐はな【春花】 春咲く花。春の花。しゅんか。

はるはな‐の【春花の】🔗🔉

はるはな‐の【春花の】 〔枕〕春の花が美しく咲きほこるところから、「にほえ栄ゆ」「めづらし」などにかかる。「―にほえ栄えて」〈万・四二一一〉貴重な春の花は散りやすいところから、「貴(たふと)し」「うつろふ」などにかかる。「―貴からむと」〈万・一六七〉

バルパライソ【Valparaso】🔗🔉

バルパライソ【Valparaso】 チリ中部、太平洋岸の港湾都市。サンチアゴの外港をなす。商業のほか、繊維・皮革・食品加工業が盛ん。

バルバロイ【ギリシアbarbaroi】🔗🔉

バルバロイ【ギリシアbarbaroi】 《訳の分らない言葉を話す者の意》古代ギリシア人が東方の民族に対して用いた蔑称。古代ローマではギリシア・ローマ文化に浴さないもの、特にゲルマン人をさす。→ヘレネス

バルビゾン‐は【バルビゾン派】🔗🔉

バルビゾン‐は【バルビゾン派】 一九世紀中ごろ、パリ近郊フォンテヌブローの森の一隅にある小村バルビゾンBarbizonに滞在して風景などを描いた画家たちの総称。テオドール=ルソーやミレー・コローなど。フォンテヌブロー派。

バルビタール【barbital】🔗🔉

バルビタール【barbital】 マロン酸と尿素との縮合によって得られるバルビツール酸系の代表的な催眠薬。白色の結晶。ジエチルバルビツール酸。

はるひ‐の【春日の】🔗🔉

はるひ‐の【春日の】 〔枕〕「はるひ」に同じ。「―春日の国に」〈継体紀・歌謡〉

バルビュス【Henri Barbusse】🔗🔉

バルビュス【Henri Barbusse】一八七三〜一九三五]フランスの小説家。人間の情念を赤裸々に描いた「地獄」、次いで反戦小説「砲火」で注目を浴びる。のち「クラルテ」を発表し、平和運動にも尽力。→クラルテ

はるひ‐を【春日を】🔗🔉

はるひ‐を【春日を】 〔枕〕「はるひ」に同じ。「―春日の山の高座の三笠の山に」〈万・三七二〉

バルブ【bulb】🔗🔉

バルブ【bulb】 球根。鱗茎(りんけい)電球。特に、写真撮影で用いる閃光(せんこう)電球。フラッシュランプ。カメラのシャッター目盛りの一。シャッターボタンを押している間じゅうシャッターが開いている。

バルブ【valve】🔗🔉

バルブ【valve】(べん)」に同じ。

バルフォア【Arthur James Balfour】🔗🔉

バルフォア【Arthur James Balfour】一八四八〜一九三〇]英国の政治家。一九〇二〜〇五年の首相在任中に英仏協商を締結。第一次大戦中、外相としてユダヤ民族のパレスチナ復帰を支持する「バルフォア宣言」を発表。

はる‐へ【春△方】🔗🔉

はる‐へ【春方】 《後世は「はるべ」》春のころ。春。「―には花折りかざし」〈万・一九六〉

バルボア【Vasco Nez Balboa】🔗🔉

バルボア【Vasco Nez Balboa】一四七五ころ〜一五一七]スペインの探検家。パナマ地峡を横断し、一五一三年にヨーロッパ人として初めて太平洋を発見、南の海と命名。のちパナマ総督と不和になり処刑された。

はる‐まつり【春祭(り)】🔗🔉

はる‐まつり【春祭(り)】 春行われる祭り。その年の豊作を祈願するものが多い。《季 春》「老桑の瑞(ずい)の芽立や―/秋桜子」

はるみ【晴海】🔗🔉

はるみ【晴海】 東京都中央区南部の地名。昭和六年(一九三一)完成の埋立地。国際貿易センター・晴海埠頭(ふとう)がある。

はる‐め・く【春めく】🔗🔉

はる‐め・く【春めく】 [動カ五(四)]春らしくなる。「一雨ごとに―・く」《季 春》「―・きてものの果てなる空の色/蛇笏」

はる‐やすみ【春休み】🔗🔉

はる‐やすみ【春休み】 学校の春季の休暇。旧学年が終わって新学年が始まるまでの休暇をいう。《季 春》「―はじめてかけし眼鏡かな/万太郎」

はる‐やま【春山】🔗🔉

はる‐やま【春山】 春のころの山。春の趣を呈した山。春の山。《季 春》

はるやま‐の【春山の】🔗🔉

はるやま‐の【春山の】 〔枕〕春、野山の草木が萌え出すようにの意から、「おぼつかなくも」「しなひさかえて」にかかる。「―しなひ栄えて秋山の色なつかしき」〈万・三二三四〉

はるやまのかすみ‐おとこ【春山之霞壮夫】‐をとこ🔗🔉

はるやまのかすみ‐おとこ【春山之霞壮夫】‐をとこ 古事記に見える神。神々の求婚に応じない伊豆志袁登売(いずしおとめ)の神との結婚に、母の計らいで藤の花の弓矢と衣をまとって行き成功。兄、秋山の下氷壮夫(したひおとこ)との賭(か)けに勝つ。

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[音]ユ [訓]こ‐える    いよいよ    はるか‐に [部首] [総画数]13 [コード]区点    7807      JIS   6E27      S‐JIS E7A5

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