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じん‐かん【人間】🔗🔉

じん‐かん【人間】 人の住んでいる世界。世間。にんげん。「老人に身をやつしまして暫く―に住んでおりました」〈中勘助・鳥の物語〉

にん‐げん【人間】🔗🔉

にん‐げん【人間】 ひと。人類。「―の歴史」人柄。また、人格。人物。「―がいい」「―ができている」人の住む世界。人間界。世の中。じんかん。「―五十年下天のうちをくらぶれば」〈幸若・敦盛〉 [類語](ひと)・人類・人倫・万物の霊長・考える葦(あし)・米の虫・ホモサピエンス・人物・人士・仁(じん)・者(もの)(ひと)・人柄・為人(ひととなり)・人物・人格・器量・器(うつわ)・人(にん)

人間到(いた)る所青山(せいざん)あり🔗🔉

人間到(いた)る所青山(せいざん)あり 《幕末の僧、月性(げつしよう)の「清狂遺稿」から》故郷ばかりが骨を埋めるべき土地ではない。大志を抱いて、郷里を出て大いに活動すべきである。→青山(せいざん)

人間は万物の尺度である🔗🔉

人間は万物の尺度である 古代ギリシアの哲学者プロタゴラスの言葉。個々の人間の知覚こそ、真理の基準であり、絶対的な真理は存在しないの意とされる。

人間万事塞翁(さいおう)が馬🔗🔉

人間万事塞翁(さいおう)が馬 塞翁(さいおう)が馬

にんげん‐えいせい【人間衛星】‐ヱイセイ🔗🔉

にんげん‐えいせい【人間衛星】‐ヱイセイ 人間を乗せて地球を周回する宇宙船。一九六一年四月にソ連が打ち上げたボストーク一号が最初で、ガガーリンが乗り、地球を一周した。

にんげん‐かい【人間界】🔗🔉

にんげん‐かい【人間界】 人間の住む世界。人界(にんがい)

にんげん‐かがく【人間科学】‐クワガク🔗🔉

にんげん‐かがく【人間科学】‐クワガク 人間にかかわる諸事象を総合的に研究しようとする経験科学の総称。

にんげん‐がく【人間学】🔗🔉

にんげん‐がく【人間学】 人間の本質を哲学的に研究する学問。神や宇宙に対する人間の関係あるいは身体や精神の在り方など、人間に関する考察は古くからなされてきたが、人間学という概念は近世になってからできたもので、哲学の基礎学としての性格が強い。→人類学

にんげんがくてき‐しょうめい【人間学的証明】🔗🔉

にんげんがくてき‐しょうめい【人間学的証明】(フランス)preuve anthropologique》デカルトによる神の存在証明の一。人間は自分が不完全であることを完全者たる神の観念に比較して知る。しかし、この完全者の観念を不完全な存在である人間がみずから生み出すことはできないから、完全者たる神が人間のほかに存在していて人間にその観念を与えたとするもの。人性論的証明。

にんげんかんきょう‐せんげん【人間環境宣言】ニンゲンクワンキヤウ‐🔗🔉

にんげんかんきょう‐せんげん【人間環境宣言】ニンゲンクワンキヤウ‐ 一九七二年、ストックホルムでの国連人間環境会議で採択された宣言。前文七項と二六の原則からなり、現在および将来の世代のために人間環境を保全し向上させることなどをうたっている。ストックホルム宣言。

にんげん‐かんけい【人間関係】‐クワンケイ🔗🔉

にんげん‐かんけい【人間関係】‐クワンケイ 集団や組織内における人と人との関係。特に成員相互の間の心理的関係をいう。ヒューマンリレーションズ。

にんげん‐きかいろん【人間機械論】🔗🔉

にんげん‐きかいろん【人間機械論】(フランス)homme-machine》人間のあらゆる機能は物理的に分析できるとし、人間は一種の機械であるとする考え。フランスのラ=メトリの同名の著書によって確立。

にんげんきげき【人間喜劇】🔗🔉

にんげんきげき【人間喜劇】 《原題、(フランス)La Comdie humaine》バルザックが自作の小説九十数編に付けた総題。風俗的研究・哲学的研究・分析的研究の三部に大別。大革命直後から二月革命直前までのフランスの完全な社会史を企図したもの。ダンテの「神曲」(原題「神聖喜劇」)に対してつけられた題。

にんげん‐ぎょらい【人間魚雷】🔗🔉

にんげん‐ぎょらい【人間魚雷】 人間が乗って操縦する魚雷。第二次大戦中にイタリアが使用したものは爆発前に人間が脱出するものであったが、旧日本海軍の回天と命名されたものは、乗員が乗ったまま敵艦に体当たりする特攻兵器であった。

にんげん‐ぎらい【人間嫌い】‐ぎらひ🔗🔉

にんげん‐ぎらい【人間嫌い】‐ぎらひ 世間の人とつきあうのを嫌うこと。また、その人。◆戯曲名別項

にんげんぎらい【人間嫌い】ニンゲンぎらひ🔗🔉

にんげんぎらい【人間嫌い】ニンゲンぎらひ 《原題、(フランス)Le Misanthrope》モリエールの戯曲。五幕。一六六六年初演。上流社会の不義・不正や虚偽を憎む人間嫌いの潔癖な青年アルセストが、コケットな未亡人に恋するというジレンマをめぐって繰り広げられる性格喜劇。

にんげん‐こうがく【人間工学】🔗🔉

にんげん‐こうがく【人間工学】 人間の身体的、心理的特性に適合した機械や器具を作ることで、操作性を向上させるとともに、作業者の負担軽減、作業効率および安全性を高めることを目的とする学問。エルゴノミックス。

にんげん‐こくほう【人間国宝】🔗🔉

にんげん‐こくほう【人間国宝】 重要無形文化財保持者のこと。→無形文化財

にんげんしっかく【人間失格】🔗🔉

にんげんしっかく【人間失格】 太宰治の小説。昭和二三年(一九四八)発表。人間の生活の営みに適応できずに破滅していく主人公を、作者自身の体験と生涯を投影させて手記の形で描く。

にんげん‐せい【人間性】🔗🔉

にんげん‐せい【人間性】 人間特有の本性。人間として生まれつきそなえている性質。人間らしさ。「―にもとる行為」「―を疑う」

にんげん‐ぞう【人間像】‐ザウ🔗🔉

にんげん‐ぞう【人間像】‐ザウ 性格・容貌・行動・思想などのすべてを含めたその人の姿。「社会に期待される―」

にんげん‐てき【人間的】🔗🔉

にんげん‐てき【人間的】 [形動]人間としての性格・行動などに関するさま。「―な欠陥」人間らしい性質・感情などがあるさま。「―な優しい心」

にんげん‐どう【人間道】‐ダウ🔗🔉

にんげん‐どう【人間道】‐ダウ 人間として行うべき道徳。人道(じんどう)仏語。六道の一。人界(にんがい)。人道(にんどう)

にんげん‐ドック【人間ドック】🔗🔉

にんげん‐ドック【人間ドック】 健康状態を総合的に精密検査するための短期間の入院。船体点検のドック入りになぞらえたもの。

にんげん‐なみ【人間並(み)】🔗🔉

にんげん‐なみ【人間並(み)】 [名・形動]世間一般の人と同じような程度であること。また、そのさま。ひとなみ。「―の暮らし」人間でないものが、人間と同じであるさま。「ロボットが―に働く」

にんげんのじょうけん【人間の条件】ニンゲンのデウケン🔗🔉

にんげんのじょうけん【人間の条件】ニンゲンのデウケン 《原題、(フランス)La Condition humaine》マルローの長編小説。一九三三年刊。一九二七年の上海クーデターを背景に、革命に参加する人々の生と死を描く。

にんげん‐ばなれ【人間離れ】🔗🔉

にんげん‐ばなれ【人間離れ】 [名]スル性質・能力などが普通の人とかけ離れていること。「―した仙人のような生活」

にんげん‐み【人間味】🔗🔉

にんげん‐み【人間味】 人間としての豊かな情緒。また、人間らしい思いやりや、やさしさ。人情味。「―にあふれた人」

にんげん‐らし・い【人間らしい】🔗🔉

にんげん‐らし・い【人間らしい】 [形]人間としてふさわしい。また、人間味がある。「―・い生活」

にんげん‐わざ【人間業】🔗🔉

にんげん‐わざ【人間業】 人間の能力でなしうること。「―とは思えない」

ひと‐あい【人△間】‐あひ🔗🔉

ひと‐あい【人間】‐あひ 人づきあい。交際。「―、心様、優に情けありければ」〈平家・八〉

ひと‐ま【人間】🔗🔉

ひと‐ま【人間】 人のいない間。人の気づかぬすき。「―にも月を見ては、いみじく泣き給ふ」〈竹取〉人との交わりが絶えること。「少し契りのさはりある、―をまことと思ひけるか」〈謡・女郎花〉

ひと‐まちがい【人間違い】‐まちがひ🔗🔉

ひと‐まちがい【人間違い】‐まちがひ [名]スル人違い」に同じ。

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