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じん‐かん【人間】🔗⭐🔉
じん‐かん【人間】
⇒にんげん(人間)1
にん‐げん【人間】🔗⭐🔉
にん‐げん【人間】
①人の住む所。世の中。世間。じんかん。
②(社会的存在として人格を中心に考えた)ひと。また、その全体。→人類。
③人物。ひとがら。「―ができている」
⇒にんげん‐かい【人間界】
⇒にんげん‐かがく【人間科学】
⇒にんげん‐がく【人間学】
⇒にんげんがくてき‐しょうめい【人間学的証明】
⇒にんげん‐かんきょう‐せんげん【人間環境宣言】
⇒にんげん‐かんけい【人間関係】
⇒にんげん‐きかい‐ろん【人間機械論】
⇒にんげん‐ぎょらい【人間魚雷】
⇒にんげん‐くさ・い【人間臭い】
⇒にんげん‐げんり【人間原理】
⇒にんげん‐こうがく【人間工学】
⇒にんげん‐こくほう【人間国宝】
⇒にんげん‐しゃくど‐ろん【人間尺度論】
⇒にんげん‐せい【人間世】
⇒にんげん‐せい【人間性】
⇒にんげん‐せんげん【人間宣言】
⇒にんげん‐ぞう【人間像】
⇒にんげん‐ちゅうしん‐しゅぎ【人間中心主義】
⇒にんげん‐ちゅうしん‐てき【人間中心的】
⇒にんげん‐てき【人間的】
⇒にんげん‐どう【人間道】
⇒にんげん‐ドック【人間ドック】
⇒にんげん‐なみ【人間並】
⇒にんげん‐ばなれ【人間離れ】
⇒にんげん‐み【人間味】
⇒にんげん‐もよう【人間模様】
⇒にんげん‐わざ【人間業】
⇒人間到る処青山あり
⇒人間万事塞翁が馬
○人間到る処青山ありにんげんいたるところせいざんあり🔗⭐🔉
○人間到る処青山ありにんげんいたるところせいざんあり
(「人間」はジンカンとも読む)[月性、将東遊題壁詩]故郷ばかりが墳墓の地ではない、人間の活動のできる所はどこにでもあるの意。大望を達するために故郷を出て大いに活動すべきことをいう。→月性げっしょう
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐かい【人間界】
(天上界などに対して)人の棲息し生活する世界。人の世。人界にんがい。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐かがく【人間科学】‥クワ‥
(human sciences)広い意味で人間的事象を取り扱う科学の総称。狭義には人文科学とほぼ同義だが、現代では社会科学に加え精神医学や動物行動学などを含む包括的な学問領域を指す。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐がく【人間学】
(anthropology)人間の存在と本質を明らかにしようとする学問。カントは人間学を実践的と生理的とに分けたが、前者は哲学的人間学として発展し、後者は人間を生物学的に研究する人類学(原語は同一)として発達した。これらとは別に心理学・教育学・政治学・芸術などの見地からの人間学もある。→人類学→文化人類学。
⇒にん‐げん【人間】
にんげんがくてき‐しょうめい【人間学的証明】
(anthropological argument)デカルトの唱えた神の存在証明の一つ。われわれが自らを不完全だと知るのは最完全者たる神の観念との比較にもとづく。しかるに不完全なわれわれが最完全者の観念を自ら生みだすことはできないから、われわれの外に最完全者たる神が存在していてその観念をわれわれに与えなければならない。故に神は必然的に存在するという論証。人性論的証明。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐かんきょう‐せんげん【人間環境宣言】‥クワンキヤウ‥
1972年、国連人間環境会議で採択された宣言。現在および将来の世代のために人間環境を擁護し向上させることを至上の目標の一つであるとした。ストックホルム宣言。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐かんけい【人間関係】‥クワン‥
社会や集団における人と人とのつきあい。感情的な対応を含む個人と個人との関係。「職場での―に悩む」
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐きかい‐ろん【人間機械論】
人間の行動を心的活動も含めて機械をモデルにして解釈・説明しようとする立場。ラ=メトリの著書に由来する語。現代ではコンピューターをモデルに、認知科学や人工知能論を基盤として構想される。
⇒にん‐げん【人間】
にんげんきげき【人間喜劇】
(La Comédie humaine フランス)バルザックの小説90編余の総題。1833〜48年刊。風俗研究・哲学的研究・分析的研究の3部門に大別。フランス社会全体を描く。「ウージェニー=グランデ」「幻滅」「従妹ベット」「従兄ポンス」など。
にんげん‐ぎょらい【人間魚雷】
旧日本海軍が考案・使用した水中特攻兵器の通称。魚雷に乗員1名が乗り組み、操縦しながら敵艦に接近し体当りする。
⇒にん‐げん【人間】
にんげんぎらい【人間嫌い】‥ギラヒ
モリエールの喜劇「ミザントロープ」の邦訳題名。
にんげん‐くさ・い【人間臭い】
〔形〕
①人が生活している様子が感じられる。夏目漱石、吾輩は猫である「漸くの事で何となく人間臭ひ所へ出た」
②人が誰でも持つような感情や欲望が感じられる。「英雄の―・いエピソード」
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐げんり【人間原理】
宇宙進化論においてアメリカの物理学者ディッケ(Robert Henry Dicke1916〜1997)が提唱した基本原理。宇宙の基本定数と人間存在の間には一定の関係があるとする。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐こうがく【人間工学】
(human engineering; ergonomics)人間と人間の取り扱う機械とを一つの系(人間‐機械系)として考え、その関係を医学・心理学・物理学・工学の各方面から研究して、人間の生理的・心理的または動作・行動の特性に適合した機械やシステムを設計することを目的とする学問。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐こくほう【人間国宝】
重要無形文化財保持者の通称。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐しゃくど‐ろん【人間尺度論】
万物の尺度は人間であるとする主張。ものごとの真似は人がどう思うかによって決まるのであり、事態は、各自にかくあると思われているように、また実際ありもするとされる。ギリシアの哲学者プロタゴラスが唱えた。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐せい【人間世】
人間界としての世の中。人世。浄瑠璃、津国女夫池「忠と不忠と善悪は―の境間さいめにて」
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐せい【人間性】
人間としての本性。人間らしさ。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐せんげん【人間宣言】
1946年1月1日、昭和天皇が国民に発した「新日本建設に関する詔書」の通称。天皇を神とする考え方を自らが否定し、天皇制の改革が進んでいることを国内外にアピールした。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐ぞう【人間像】‥ザウ
性格・外見・行動などを通して得られる、その人の姿・イメージ。
⇒にん‐げん【人間】
にんげんちせいろん【人間知性論】
(An Essay concerning Human Understanding)ロックの哲学上の主著。1690年刊。生得的知識を否定し、すべての知識の源泉は経験にあるとして、イギリス経験論の出発点となった。
にんげん‐ちゅうしん‐しゅぎ【人間中心主義】
(anthropocentrism)
①西欧近代において、人間を神や教会の支配から解放し、人間理性を世界の中心に置いて自然や歴史を理解しようとする立場。
②現代の環境思想において、人間の利害を中心に置く立場。ディープ‐エコロジーなどの自然中心主義と対立。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐ちゅうしん‐てき【人間中心的】
(anthropocentric)人間を世界の中心と考え、他のあらゆるものは人間のためにあるとする考え方。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐てき【人間的】
人間に関するさま。動物的・機械的などに対して、人の行為・感情の人間らしいさま。特に、思いやりがあることなどにいう。「―な扱い」
⇒にん‐げん【人間】
にんけん‐てんのう【仁賢天皇】‥ワウ
記紀に記された5世紀末の天皇。磐坂市辺押磐いわさかのいちのべのおしわ皇子の第1王子。名は億計おけ。父が雄略天皇に殺された時、弟(顕宗天皇)とともに播磨に逃れた。のちに清寧天皇の皇太子となり、弟に次いで即位したという。→天皇(表)
にんげん‐どう【人間道】‥ダウ
①人間として行うべき道徳。人道。
②〔仏〕六道の一つ。(→)人界にんがいに同じ。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐ドック【人間ドック】
(船がドックに入るように)短期間入院して、全身の精密検査を行い、疾病の早期発見・健康指導などを行うこと。また、その施設。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐なみ【人間並】
普通一般の人と同様な状態。ひとなみ。「―に扱う」「―な暮し」
⇒にん‐げん【人間】
にんげんのじょうけん【人間の条件】‥デウ‥
小説。五味川純平作。1956〜58年刊。第二次大戦下の中国東北部を舞台とし、一人の若い知識人の生き方を通して戦争や軍隊のメカニズムをえぐる長編。
にんげん‐ばなれ【人間離れ】
性質・技術・考えなどが常人とかけ離れていること。「―した体力」
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐かい【人間界】🔗⭐🔉
にんげん‐かい【人間界】
(天上界などに対して)人の棲息し生活する世界。人の世。人界にんがい。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐かがく【人間科学】‥クワ‥🔗⭐🔉
にんげん‐かがく【人間科学】‥クワ‥
(human sciences)広い意味で人間的事象を取り扱う科学の総称。狭義には人文科学とほぼ同義だが、現代では社会科学に加え精神医学や動物行動学などを含む包括的な学問領域を指す。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐がく【人間学】🔗⭐🔉
にんげん‐がく【人間学】
(anthropology)人間の存在と本質を明らかにしようとする学問。カントは人間学を実践的と生理的とに分けたが、前者は哲学的人間学として発展し、後者は人間を生物学的に研究する人類学(原語は同一)として発達した。これらとは別に心理学・教育学・政治学・芸術などの見地からの人間学もある。→人類学→文化人類学。
⇒にん‐げん【人間】
にんげんがくてき‐しょうめい【人間学的証明】🔗⭐🔉
にんげんがくてき‐しょうめい【人間学的証明】
(anthropological argument)デカルトの唱えた神の存在証明の一つ。われわれが自らを不完全だと知るのは最完全者たる神の観念との比較にもとづく。しかるに不完全なわれわれが最完全者の観念を自ら生みだすことはできないから、われわれの外に最完全者たる神が存在していてその観念をわれわれに与えなければならない。故に神は必然的に存在するという論証。人性論的証明。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐かんきょう‐せんげん【人間環境宣言】‥クワンキヤウ‥🔗⭐🔉
にんげん‐かんきょう‐せんげん【人間環境宣言】‥クワンキヤウ‥
1972年、国連人間環境会議で採択された宣言。現在および将来の世代のために人間環境を擁護し向上させることを至上の目標の一つであるとした。ストックホルム宣言。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐かんけい【人間関係】‥クワン‥🔗⭐🔉
にんげん‐かんけい【人間関係】‥クワン‥
社会や集団における人と人とのつきあい。感情的な対応を含む個人と個人との関係。「職場での―に悩む」
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐きかい‐ろん【人間機械論】🔗⭐🔉
にんげん‐きかい‐ろん【人間機械論】
人間の行動を心的活動も含めて機械をモデルにして解釈・説明しようとする立場。ラ=メトリの著書に由来する語。現代ではコンピューターをモデルに、認知科学や人工知能論を基盤として構想される。
⇒にん‐げん【人間】
にんげんきげき【人間喜劇】🔗⭐🔉
にんげんきげき【人間喜劇】
(La Comédie humaine フランス)バルザックの小説90編余の総題。1833〜48年刊。風俗研究・哲学的研究・分析的研究の3部門に大別。フランス社会全体を描く。「ウージェニー=グランデ」「幻滅」「従妹ベット」「従兄ポンス」など。
にんげん‐ぎょらい【人間魚雷】🔗⭐🔉
にんげん‐ぎょらい【人間魚雷】
旧日本海軍が考案・使用した水中特攻兵器の通称。魚雷に乗員1名が乗り組み、操縦しながら敵艦に接近し体当りする。
⇒にん‐げん【人間】
にんげんぎらい【人間嫌い】‥ギラヒ🔗⭐🔉
にんげんぎらい【人間嫌い】‥ギラヒ
モリエールの喜劇「ミザントロープ」の邦訳題名。
にんげん‐くさ・い【人間臭い】🔗⭐🔉
にんげん‐くさ・い【人間臭い】
〔形〕
①人が生活している様子が感じられる。夏目漱石、吾輩は猫である「漸くの事で何となく人間臭ひ所へ出た」
②人が誰でも持つような感情や欲望が感じられる。「英雄の―・いエピソード」
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐げんり【人間原理】🔗⭐🔉
にんげん‐げんり【人間原理】
宇宙進化論においてアメリカの物理学者ディッケ(Robert Henry Dicke1916〜1997)が提唱した基本原理。宇宙の基本定数と人間存在の間には一定の関係があるとする。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐こうがく【人間工学】🔗⭐🔉
にんげん‐こうがく【人間工学】
(human engineering; ergonomics)人間と人間の取り扱う機械とを一つの系(人間‐機械系)として考え、その関係を医学・心理学・物理学・工学の各方面から研究して、人間の生理的・心理的または動作・行動の特性に適合した機械やシステムを設計することを目的とする学問。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐こくほう【人間国宝】🔗⭐🔉
にんげん‐こくほう【人間国宝】
重要無形文化財保持者の通称。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐しゃくど‐ろん【人間尺度論】🔗⭐🔉
にんげん‐しゃくど‐ろん【人間尺度論】
万物の尺度は人間であるとする主張。ものごとの真似は人がどう思うかによって決まるのであり、事態は、各自にかくあると思われているように、また実際ありもするとされる。ギリシアの哲学者プロタゴラスが唱えた。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐せい【人間世】🔗⭐🔉
にんげん‐せい【人間世】
人間界としての世の中。人世。浄瑠璃、津国女夫池「忠と不忠と善悪は―の境間さいめにて」
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐せい【人間性】🔗⭐🔉
にんげん‐せい【人間性】
人間としての本性。人間らしさ。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐せんげん【人間宣言】🔗⭐🔉
にんげん‐せんげん【人間宣言】
1946年1月1日、昭和天皇が国民に発した「新日本建設に関する詔書」の通称。天皇を神とする考え方を自らが否定し、天皇制の改革が進んでいることを国内外にアピールした。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐ぞう【人間像】‥ザウ🔗⭐🔉
にんげん‐ぞう【人間像】‥ザウ
性格・外見・行動などを通して得られる、その人の姿・イメージ。
⇒にん‐げん【人間】
にんげんちせいろん【人間知性論】🔗⭐🔉
にんげんちせいろん【人間知性論】
(An Essay concerning Human Understanding)ロックの哲学上の主著。1690年刊。生得的知識を否定し、すべての知識の源泉は経験にあるとして、イギリス経験論の出発点となった。
にんげん‐ちゅうしん‐しゅぎ【人間中心主義】🔗⭐🔉
にんげん‐ちゅうしん‐しゅぎ【人間中心主義】
(anthropocentrism)
①西欧近代において、人間を神や教会の支配から解放し、人間理性を世界の中心に置いて自然や歴史を理解しようとする立場。
②現代の環境思想において、人間の利害を中心に置く立場。ディープ‐エコロジーなどの自然中心主義と対立。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐ちゅうしん‐てき【人間中心的】🔗⭐🔉
にんげん‐ちゅうしん‐てき【人間中心的】
(anthropocentric)人間を世界の中心と考え、他のあらゆるものは人間のためにあるとする考え方。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐てき【人間的】🔗⭐🔉
にんげん‐てき【人間的】
人間に関するさま。動物的・機械的などに対して、人の行為・感情の人間らしいさま。特に、思いやりがあることなどにいう。「―な扱い」
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐どう【人間道】‥ダウ🔗⭐🔉
にんげん‐どう【人間道】‥ダウ
①人間として行うべき道徳。人道。
②〔仏〕六道の一つ。(→)人界にんがいに同じ。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐ドック【人間ドック】🔗⭐🔉
にんげん‐ドック【人間ドック】
(船がドックに入るように)短期間入院して、全身の精密検査を行い、疾病の早期発見・健康指導などを行うこと。また、その施設。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐なみ【人間並】🔗⭐🔉
にんげん‐なみ【人間並】
普通一般の人と同様な状態。ひとなみ。「―に扱う」「―な暮し」
⇒にん‐げん【人間】
にんげんのじょうけん【人間の条件】‥デウ‥🔗⭐🔉
にんげんのじょうけん【人間の条件】‥デウ‥
小説。五味川純平作。1956〜58年刊。第二次大戦下の中国東北部を舞台とし、一人の若い知識人の生き方を通して戦争や軍隊のメカニズムをえぐる長編。
にんげん‐ばなれ【人間離れ】🔗⭐🔉
にんげん‐ばなれ【人間離れ】
性質・技術・考えなどが常人とかけ離れていること。「―した体力」
⇒にん‐げん【人間】
○人間万事塞翁が馬にんげんばんじさいおうがうま
世の吉凶禍福は転変常なく、何が幸で何が不幸か予測しがたいことをいう。→塞翁が馬
⇒にん‐げん【人間】
○人間万事塞翁が馬にんげんばんじさいおうがうま🔗⭐🔉
○人間万事塞翁が馬にんげんばんじさいおうがうま
世の吉凶禍福は転変常なく、何が幸で何が不幸か予測しがたいことをいう。→塞翁が馬
⇒にん‐げん【人間】
にんげんほんせいろん【人間本性論】
(A Treatise of Human Nature)ヒュームの哲学上の主著。3巻。1739〜40年刊。全ての知識の源泉は知覚であり、物体や自我は「知覚の束」にすぎず、対象の同一性や外的実在は虚構の産物にほかならないとする。人性論。
にんげん‐み【人間味】
人間らしいあじわい。人間としての情味。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐もよう【人間模様】‥ヤウ
複雑な人間同士の関係を、織物の模様にたとえた語。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐わざ【人間業】
人間の力でできる仕事。「とても―とは思えない」
⇒にん‐げん【人間】
にんこう‐てんのう【仁孝天皇】‥カウ‥ワウ
江戸後期の天皇。光格天皇の第6皇子。名は恵仁あやひと。学習所(後の学習院)設立に着手。(在位1817〜1846)(1800〜1846)→天皇(表)
にん‐ごく【任国】
①国司として任命された国。
②大公使・領事が赴任する国。
にん‐さい【認済】
認可のすんだこと。認可ずみ。
にんさん‐ばけしち【人三化七】
(人間が3分で化物が7分の意)容貌がきわめて醜い人。多く、女性について侮蔑していう語。
にん‐さん‐ぷ【妊産婦】
妊婦と産婦。出産前後の女性。
にん‐し【仁祠】
⇒じんし
にん‐し【任使】
委任して使うこと。
にん‐じ【人事】
人生の諸事。人としてする事や人とのつきあいなど。徒然草「―多かる中に、道を楽しむより気味深きはなし」
にんじ【仁治】‥ヂ
(ニンチとも)[書儀・新唐書]鎌倉中期、四条・後嵯峨天皇朝の年号。延応2年7月16日(1240年8月5日)改元、仁治4年2月26日(1243年3月18日)寛元に改元。
にん‐しき【認識】
①〔哲〕(cognition イギリス・Erkenntnis ドイツ)人間が物事を知る働きおよびその内容。知識とほぼ同じ意味。知識が主として知りえた成果を指すのに対して、認識は知る作用および成果の両者を指すことが多い。
②物事を見定め、その意味を理解すること。「時局を―する」「―が足りない」
⇒にんしきある‐かしつ【認識ある過失】
⇒にんしき‐こんきょ【認識根拠】
⇒にんしき‐しゃかいがく【認識社会学】
⇒にんしき‐しょく【認識色】
⇒にんしきなき‐かしつ【認識なき過失】
⇒にんしき‐ばんごう【認識番号】
⇒にんしき‐ひはん【認識批判】
⇒にんしき‐ひょう【認識票】
⇒にんしき‐ぶそく【認識不足】
⇒にんしき‐りゆう【認識理由】
⇒にんしき‐ろん【認識論】
にんしきある‐かしつ【認識ある過失】‥クワ‥
〔法〕行為者が、違法な結果の発生する可能性を認識したにもかかわらず、最終的には結果の発生を避けられると考えて行為し、結果を成立させた場合の過失。衝突の危険を知りながら自己の技能を過信した運転手の過失の類。
⇒にん‐しき【認識】
にんしき‐こんきょ【認識根拠】
(→)認識理由に同じ。
⇒にん‐しき【認識】
にんしき‐しゃかいがく【認識社会学】‥クワイ‥
社会学の一領域。認識を中心とする思考作用に関し、その社会的性格を研究する。フランス社会学派が首唱し、ドイツのイェルザレム(W. Jerusalem1854〜1923)・シェーラーらに影響して知識社会学の成立を刺激した。
⇒にん‐しき【認識】
にんしき‐しょく【認識色】
〔生〕動物の同じ種の仲間同士が認識しあうのに役立つと思われる体色。例えば、鹿の尻の白色部など。→婚姻色。
⇒にん‐しき【認識】
にんしきなき‐かしつ【認識なき過失】‥クワ‥
〔法〕結果発生の認識なしに行為し、結果を発生させた場合の過失。普通の過失はこれに当たる。
⇒にん‐しき【認識】
にんしき‐ばんごう【認識番号】‥ガウ
各兵士に与えられ、認識票に彫りつけられた番号。表に各個人番号、裏に所属連隊番号を刻む。
⇒にん‐しき【認識】
にんしき‐ひはん【認識批判】
認識の可能性・妥当性・限界などの研究。認識論とほぼ同義。
⇒にん‐しき【認識】
にんしき‐ひょう【認識票】‥ヘウ
各兵士に与えられた認識番号を彫りつけた金属票。戦死者の身許確認に役立てる。
⇒にん‐しき【認識】
にんしき‐ぶそく【認識不足】
ある問題に対し正しく判断を下す知識が不足していること。
⇒にん‐しき【認識】
にんしき‐りゆう【認識理由】‥イウ
実在理由に対する語。一定事実の存在するための理由ではなく、それを認識するための理由。例えば、発熱の実在理由は病気であるが、発熱は病気の認識理由である。認識根拠。
⇒にん‐しき【認識】
にんしき‐ろん【認識論】
(epistemology; theory of knowledge イギリス・Erkenntnistheorie ドイツ)認識の起源・本質・方法・妥当範囲などを論究する哲学の一部門。近代に入ってロックが哲学の中心問題として取り上げ、カントによって体系的に確立された。認識の起源については経験論・合理論、その対象については実在論・観念論などがある。知識論。知識哲学。
⇒にん‐しき【認識】
にん‐じゃ【忍者】
忍びの者。忍術使い。
にん‐じゃく【人尺】
(ニンシャクとも)人のせいの丈。謡曲、鉄輪「茅ちの人形を―に作り」
にん‐じゅ【人数】
①(→)「にんずう」に同じ。太平記2「その―には入らざりしかども」
②多数の人々。大勢の人々。にんずう。謡曲、隅田川「僧俗を嫌はず―を集め候」
⇒にんじゅ‐だて【人数立】
にんじゅ【仁寿】
平安前期、文徳天皇朝の年号。嘉祥4年4月28日(851年6月1日)改元、仁寿4年11月30日(854年12月23日)斉衡に改元。
にん‐じゅ【忍受】
忍びこらえて受けること。
にん‐じゅう【人中】‥ヂユウ
⇒にんちゅう1
にん‐じゅう【忍従】
忍耐して服従すること。
にんじゅ‐だて【人数立】
人員の配列。軍勢の手分け。にんずだて。徒然草「主殿寮とのもりょう―」
⇒にん‐じゅ【人数】
にん‐じゅつ【忍術】
密偵術の一種。武家時代に、間諜・暗殺などの目的で、忍者が変装・隠形おんぎょう・詭計などを利用し、人の虚につけこんで大胆・機敏に行動した術策。隠形の術に金遁・木遁・水遁・火遁・土遁の5道があり、甲賀流・伊賀流などが最も有名。遁形の術。忍びの術。「―使い」
にん‐しょ【人処】
人の住むところ。
にん‐しょ【任所】
官吏などの赴任する地。任務のために駐在する場所。任地。
にん‐しょう【人称】
〔言〕(person)話し手との関係を表す文法範疇。話し手自身を指す一人称(自称)、話しかける相手を指す二人称(対称)、それ以外の人や物を指す三人称(他称)の3種に分ける。
⇒にんしょう‐ごび【人称語尾】
⇒にんしょう‐だいめいし【人称代名詞】
にん‐しょう【人証】
⇒じんしょう
にんしょう【忍性】‥シヤウ
鎌倉時代の律宗の僧。字は良観。大和の人。叡尊・覚盛に真言律を学び、諸国を遊歴し、鎌倉の光泉寺・極楽寺、常陸の三村寺など多くの寺を創設・復興。また、道路・橋・救貧救病所の修造など社会事業に尽力。(1217〜1303)
にん‐しょう【認証】
①一定の行為または文書が正当な手続・方式でなされたことを公の機関が証明すること。特定公務員の任免、批准書や外交文書には天皇の認証が必要とされ、また、株式会社の定款には公証人が認証を行う。
②コンピューター‐システムで、対象の信頼性・正当性を確認すること。ユーザーの利用資格を確認することなど。暗号技術を用いて実現される。
⇒にんしょう‐かん【認証官】
⇒にんしょう‐しき【認証式】
にん‐じょう【人定】‥ヂヤウ
(訓読して「人定まる」とも)人の寝しずまる時刻、すなわち昔の四つ時、今の午後10時頃。〈色葉字類抄〉
にん‐じょう【人長】‥ヂヤウ
宮中の神楽の舞人の長。昔は近衛の官人がつとめた。巻纓けんえい・老懸おいかけ・摺衣をつけ、神楽の進行をつかさどり、榊さかきをとり、舞を舞う。枕草子80「心地よげなるもの…御神楽みかぐらの―」→神楽(図)
にん‐じょう【人情】‥ジヤウ
①自然に備わる人間の愛情。いつくしみ。なさけ。幸田露伴、五重塔「―の花も失なくさず義理の幹も確然しっかり立てゝ」。「―のあつい人」
②人心の自然の動き。「―の機微」
⇒にんじょう‐ばなし【人情話・人情噺】
⇒にんじょう‐ぼん【人情本】
⇒にんじょう‐み【人情味】
にん‐じょう【刃傷】‥ジヤウ
刃物で人を傷つけること。
⇒にんじょう‐ざた【刃傷沙汰】
にんしょう‐かん【認証官】‥クワン
その任免が天皇により認証されるべき官職。国務大臣・宮内庁長官・侍従長・最高裁判所判事・高等裁判所長官・検事総長・次長検事・検事長・会計検査院検査官・人事官・公正取引委員会委員長など。
⇒にん‐しょう【認証】
にんしょう‐ごび【人称語尾】
主語の人称に従って変化する動詞の活用語尾。語尾の決定にはほかに数・時制・法・態などが関係する。
⇒にん‐しょう【人称】
にんじょう‐ざた【刃傷沙汰】‥ジヤウ‥
刃物を持って争うこと。また、刃傷に至った喧嘩。「―に及ぶ」
⇒にん‐じょう【刃傷】
にんしょう‐しき【認証式】
認証官に任ぜられた者に天皇が行う認証のための儀式。
⇒にん‐しょう【認証】
にんしょう‐だいめいし【人称代名詞】
代名詞のうち、話し手と聞き手それぞれの領域内にあるかどうかで事物を区分する指示代名詞に対し、話し手・聞き手・それ以外の事物という三つの区分をするもの。人代名詞じんだいめいし。
⇒にん‐しょう【人称】
にんじょう‐ばなし【人情話・人情噺】‥ジヤウ‥
落語で、世情・人情を題材としたもの。多く真打しんうちが演ずる。情話。
⇒にん‐じょう【人情】
にんじょう‐ぼん【人情本】‥ジヤウ‥
文政(1818〜1830)初年頃から明治初年まで行われた小説の一種。江戸市民の恋愛生活を描いた風俗小説で、洒落本から転じ、読本よみほんをやわらげた色調を加える。体裁は中本ちゅうほん。為永春水が大成。中本。泣本なきほん。粋書。
⇒にん‐じょう【人情】
にんじょう‐み【人情味】‥ジヤウ‥
人としてのやさしさやあたたかさ。「―豊かな人」
⇒にん‐じょう【人情】
にん・じる【任じる】
〔自他上一〕
(→)「任ずる」に同じ。
にん‐しん【妊娠】
女性が体内に受精卵またはそれが発育した胎児を身ごもっている状態。正常の妊娠持続期間、すなわち受精から分娩までの期間は、最終月経から数えて約280日。懐妊。懐胎。
⇒にんしん‐おそ【妊娠悪阻】
⇒にんしん‐じん【妊娠腎】
⇒にんしん‐ちゅうぜつ【妊娠中絶】
⇒にんしん‐ちゅうどくしょう【妊娠中毒症】
にん‐じん【人身】
⇒じんしん。平家物語1「―は請け難く、仏教には遇ひ難し」
にん‐じん【人参】
①セリ科の一年生または二年生根菜。葉は羽状に細裂、初夏、茎頂に大きな白色の散形花序をつける。原産地は西アジア。日本には16世紀頃に中国から渡来。根は長円錐形または紡錘形で赤色だが、白色・黄色・褐色のものもあり、カロテンに富む。栽培品種には東洋系とヨーロッパ系とがある。根と若葉とは食用。セリニンジン。ハタニンジン。漢名、胡蘿蔔こらふ。〈[季]冬〉。「人参の花」は〈[季]夏〉。
ニンジン(花)
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②チョウセンニンジンのこと。
⇒にんじん‐ざ【人参座】
⇒にんじん‐とう【人参湯】
⇒にんじん‐ぼく【人参木】
⇒人参で行水
⇒人参飲んで首縊る
にんじん
(Poil de Carotte フランス)ルナールの小説。1894年作。家庭に無関心な父親とヒステリックな母親との間に挟まる赤毛の少年「にんじん」の微妙な心理を描く。のちに作者自ら一幕物に脚色。
にんしん‐おそ【妊娠悪阻】‥ヲ‥
妊娠2〜3カ月目から起こる食欲不振・悪心おしん・嘔吐など、いわゆる「つわり」が病的に悪化したもの。
⇒にん‐しん【妊娠】
にんじん‐ざ【人参座】
江戸時代、国産の薬用人参を販売・普及させるため1763年(宝暦13)に幕府が設置した座。
⇒にん‐じん【人参】
にんしん‐じん【妊娠腎】
妊娠の経過中、特にその後半期に起こる腎臓の病変。妊娠中毒症の一種。浮腫・蛋白尿・乏尿が見られる。しばしば高血圧を伴い、子癇しかんを誘発する。妊娠腎炎。
⇒にん‐しん【妊娠】
にんしん‐ちゅうぜつ【妊娠中絶】
人工妊娠中絶の略。
⇒にん‐しん【妊娠】
にんしん‐ちゅうどくしょう【妊娠中毒症】‥シヤウ
妊娠が原因となって起きる高血圧・蛋白尿・浮腫など身体の特殊な異常の総称。
⇒にん‐しん【妊娠】

にんげんほんせいろん【人間本性論】🔗⭐🔉
にんげんほんせいろん【人間本性論】
(A Treatise of Human Nature)ヒュームの哲学上の主著。3巻。1739〜40年刊。全ての知識の源泉は知覚であり、物体や自我は「知覚の束」にすぎず、対象の同一性や外的実在は虚構の産物にほかならないとする。人性論。
にんげん‐み【人間味】🔗⭐🔉
にんげん‐み【人間味】
人間らしいあじわい。人間としての情味。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐もよう【人間模様】‥ヤウ🔗⭐🔉
にんげん‐もよう【人間模様】‥ヤウ
複雑な人間同士の関係を、織物の模様にたとえた語。
⇒にん‐げん【人間】
にんげん‐わざ【人間業】🔗⭐🔉
にんげん‐わざ【人間業】
人間の力でできる仕事。「とても―とは思えない」
⇒にん‐げん【人間】
ひと‐あい【人間】‥アヒ🔗⭐🔉
ひと‐あい【人間】‥アヒ
他人とのつきあい。人の気受け。平家物語8「―心ざま優に情ありければ」
ひと‐ま【人間】🔗⭐🔉
ひと‐ま【人間】
①人のいないすき。また、人の見えない間。竹取物語「―には月を見て」
②人との間が絶えること。うとくなること。謡曲、女郎花「少し契のさはりある―をまことと思ひけるか」
広辞苑に「人間」で始まるの検索結果 1-38。