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こん‐い【懇意】🔗🔉

こん‐い【懇意】 [名・形動]親しく交際していること。仲よくつきあうこと。また、そのさま。「一〇年来―にしている」「―な間柄の人」親切な心。「御―の段忝存まする」〈伎・幼稚子敵討〉

こん‐がん【懇願・×悃願】‐グワン🔗🔉

こん‐がん【懇願・×悃願】‐グワン [名]スルねんごろに願うこと。ひたすらお願いすること。「留学させてくれるよう親に―する」

こん‐こん【懇懇・×悃×悃】🔗🔉

こん‐こん【懇懇・××悃】 [ト・タル][形動タリ]心の込もったさま。また、心を込めて丁寧に説くさま。「―とさとす」

こん‐し【懇志】🔗🔉

こん‐し【懇志】 親切で行き届いたこころざし。ねんごろな心。厚志。信徒が寺に米や銭をささげること。また、その米や銭。

こん‐しょ【懇書】🔗🔉

こん‐しょ【懇書】 親切丁寧な手紙。心のこもった手紙。また、相手を敬ってその手紙をいう語。「ご―を賜りまして」

こん‐じょう【懇情】‐ジヤウ🔗🔉

こん‐じょう【懇情】‐ジヤウ 親切で真心を尽くした心くばり。こんせい。「ご―、肝に銘じております」

こん‐しん【懇親】🔗🔉

こん‐しん【懇親】 [名・形動]ねんごろで親しいこと。また、そのさま。親切。じっこん。「―にお交際(つきあい)したい」〈福沢・福翁自伝〉親しく交際すること。親しみ合うこと。親睦(しんぼく)。「メンバーの―を深める」

こんしん‐かい【懇親会】‐クワイ🔗🔉

こんしん‐かい【懇親会】‐クワイ 懇親のために催す会合。また、組織。親睦会。

こん‐せい【懇情】🔗🔉

こん‐せい【懇情】 こんじょう(懇情)

こん‐せい【懇誠・×悃誠】🔗🔉

こん‐せい【懇誠・×悃誠】 [名・形動]まごころがこもっていること。また、そのさま。「極めて―に、飽くまで痛切に言わねば止まぬ」〈紅葉・多情多恨〉

こん‐せい【懇請】🔗🔉

こん‐せい【懇請】 [名]スル心を込めてひたすら頼むこと。また、その頼み。「許可を―する」

こん‐せつ【懇切】🔗🔉

こん‐せつ【懇切】 [名・形動]細かいところまで心が行き届いて親切なこと。また、そのさま。「―に説明する」「―丁寧な指導」強く願い求めること。また、そのさま。「我れ昔経論を披(ひらき)見るに往生の浄業たやすからず、然るに欣求の念―なり」〈私聚百因縁集〉 [派生]こんせつさ[名]

こん‐たい【懇待】🔗🔉

こん‐たい【懇待】 てあつくもてなすこと。

こん‐だん【懇談】🔗🔉

こん‐だん【懇談】 [名]スル打ち解けて親しく話し合うこと。「先生と父兄が―する」「―会」

こん‐とう【懇到】‐タウ🔗🔉

こん‐とう【懇到】‐タウ [名・形動]きわめて丁寧で行き届いていること。また、そのさま。懇篤。懇切。「私塾を設立し、親切―に教授しければ」〈福田英子・妾の半生涯〉

こん‐とく【懇篤・×悃篤】🔗🔉

こん‐とく【懇篤・×悃篤】 [名・形動]懇切丁寧で、心がこもっていること。また、そのさま。「―を極めた追悼文」「―な書状」「―そうな老人」

こん‐ぼう【懇望】‐バウ🔗🔉

こん‐ぼう【懇望】‐バウ [名]スルこんもう(懇望)

こん‐めい【懇命】🔗🔉

こん‐めい【懇命】 ねんごろな仰せ。親切な心添え。

こん‐もう【懇望】‐マウ🔗🔉

こん‐もう【懇望】‐マウ [名]スルひたすら願い望むこと。こんぼう。「世話役に―される」

こん‐ゆ【懇諭】🔗🔉

こん‐ゆ【懇諭】 [名]スル心をこめてさとすこと。親切に言って聞かせること。「生徒に―する」

こん‐わ【懇話】🔗🔉

こん‐わ【懇話】 [名]スル打ち解けて親しく話し合うこと。また、その話。懇談。「父兄と教師が―する」「―会」

ねもころ【△懇ろ】🔗🔉

ねもころ【懇ろ】 [形動ナリ]《「ねんごろ」の古形。「ねもごろ」とも》「ねんごろ」に同じ。「我妹子(わぎもこ)が里にしあれば―に見まく欲しけど」〈万・二〇七〉[副]に同じ。「足引きの山に生ひたる菅の根の―見まく欲しき君かも」〈万・五八〇〉

ねもころごろ‐に【△懇ろごろに】🔗🔉

ねもころごろ‐に【懇ろごろに】 [副]「ねもころ」に同じ。「菅(すが)の根の―我(あ)が思へる妹によりては」〈万・三二八四〉

ねんごろ【懇ろ】🔗🔉

ねんごろ【懇ろ】 《「ねもころ」の音変化》[形動][ナリ]心がこもっているさま。親身であるさま。「―にとむらう」「―なもてなし」親しいさま。特に、男女の仲が親密であるさま。「―な間柄」[名]親密になること。「おまへは貧乏神と―してござるかして」〈浮・禁短気・一〉男女が情を通じること。「此のお夏は手代と―して」〈浄・歌祭文〉男色関係を持つこと。「主の子を―して」〈浮・男色大鑑・一〉

懇ろにな・る🔗🔉

懇ろにな・る 親しい仲になる。特に、男女が情を通じる間柄になる。

ねんごろ‐あい【懇ろ合ひ】‐あひ🔗🔉

ねんごろ‐あい【懇ろ合ひ】‐あひ 親しい間柄であること。また、男女が情を交わした仲であること。「小かんがいとしがる人と言うて互ひの―」〈浄・氷の朔日〉

ねんごろ‐が・る【懇ろがる】🔗🔉

ねんごろ‐が・る【懇ろがる】 [動ラ四]親しいようすをする。「―・らむ人のねぎごとに」〈源・常夏〉

ねんごろ‐き・る【懇ろ切る】🔗🔉

ねんごろ‐き・る【懇ろ切る】 [動ラ四]縁を切る。男女の関係を断つ。「傾城なれば飽いた時は―・る」〈浄・用明天王〉

ねんごろ‐ぶん【懇ろ分】🔗🔉

ねんごろ‐ぶん【懇ろ分】 親しい間柄の人。特に、男色の関係を結んでいる人。「役者仲間に―を求めて」〈浮・男色大鑑・七〉

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[音]コン [訓]ねんご‐ろ [部首]心 [総画数]17 [コード]区点    2609      JIS   3A29      S‐JIS 8DA7 [分類]常用漢字 [難読語] →じっ‐こん【昵懇】

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