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うら【浦】🔗⭐🔉
うら【浦】
《「裏」と同語源で、外海に対して内側の意》
海や湖が湾曲して陸地に入り込んだ所。入り江。
海辺。浜。
海や湖が湾曲して陸地に入り込んだ所。入り江。
海辺。浜。
うらが【浦賀】🔗⭐🔉
うらが【浦賀】
神奈川県横須賀市東部の地名。嘉永六年(一八五三)米国のペリー来航で知られる。
うらが‐すいどう【浦賀水道】‐スイダウ🔗⭐🔉
うらが‐すいどう【浦賀水道】‐スイダウ
三浦半島と房総半島との間の水域。東京湾の入り口にあたる。
うら‐かぜ【浦風】🔗⭐🔉
うら‐かぜ【浦風】
海辺を吹く風。浜風。
うら‐かた【浦方】🔗⭐🔉
うら‐かた【浦方】
中世・近世、漁村のこと。また、その住民。
うらかた‐ばんしょ【浦方番所】🔗⭐🔉
うらかた‐ばんしょ【浦方番所】
江戸時代に、浦々の取り締まりのために設けられた番所。難破船の救助、海難船の処理、異国船の監視、密貿易の取り締まりなどにあたった。
うらが‐ぶぎょう【浦賀奉行】‐ブギヤウ🔗⭐🔉
うらが‐ぶぎょう【浦賀奉行】‐ブギヤウ
江戸幕府の遠国(おんごく)奉行の一。江戸湾に出入りする船、および奥羽・大坂間の廻船の荷物を検査し、併せて付近の幕府領と浦賀の町政をつかさどった。
うらかみ【浦上】🔗⭐🔉
うらかみ【浦上】
長崎市北部の地名。キリシタンの里で、浦上天主堂がある。原爆の爆心地。
うらがみ【浦上】🔗⭐🔉
うらがみ【浦上】
姓氏の一。
うらがみ‐ぎょくどう【浦上玉堂】‐ギヨクダウ🔗⭐🔉
うらがみ‐ぎょくどう【浦上玉堂】‐ギヨクダウ
[一七四五〜一八二〇]江戸中期の南画家。姓は紀、名は弼(たすく)。字(あざな)は君輔。備前池田家の支藩鴨方(かもがた)に仕えたが、江戸に出て、詩や琴、絵を学ぶ。のちに脱藩して、各地を遊歴した。画は深い自然観をたたえ、濃淡交えた繊細な渇筆を駆使した山水画に独自の境地を開いた。
うらかみ‐くずれ【浦上崩れ】‐くづれ🔗⭐🔉
うらかみ‐くずれ【浦上崩れ】‐くづれ
江戸幕府が寛政二〜慶応三年(一七九〇〜一八六七)にかけて四回にわたって長崎浦上の隠れキリシタンを弾圧した事件。
うらがみ‐しゅんきん【浦上春琴】🔗⭐🔉
うらがみ‐しゅんきん【浦上春琴】
[一七七九〜一八四六]江戸後期の南画家。玉堂の長子。名は選。諸国遍歴ののち、京都に住み、頼山陽らと交わる。細緻鮮麗な山水花鳥を得意とした。
うらかみ‐てんしゅどう【浦上天主堂】‐テンシユダウ🔗⭐🔉
うらかみ‐てんしゅどう【浦上天主堂】‐テンシユダウ
長崎市浦上にあるカトリックの大聖堂。大正三年(一九一四)にほぼ完成。大浦天主堂とともに二大天主堂といわれる。原爆により全壊。昭和三四年(一九五九)再建された。
うらかわ【浦河】うらかは🔗⭐🔉
うらかわ【浦河】うらかは
北海道中南部、浦河郡の地名。日高支庁所在地。日高馬や競走馬の飼育が盛ん。
うら‐ぎく【浦菊】🔗⭐🔉
うら‐ぎく【浦菊】
キク科の越年草。海岸の湿地に生え、高さ約一メートル。茎は直立し、赤みを帯びる。葉は披針(ひしん)形。秋、周囲が紫色で中心が黄色の頭状花を多数つける。実には長い白い毛がある。浜紫苑(はましおん)。
うら‐ぎって【浦切手】🔗⭐🔉
うら‐ぎって【浦切手】
《「うらきって」とも》江戸時代、遭難した船が海岸にたどりついた場合、その土地の役人が船の破損状態や積み荷の状態を調査して作った証明書。浦証文。浦手形。
うら‐ざと【浦里】🔗⭐🔉
うら‐ざと【浦里】
海辺の村里。漁村。「願ひの男、豊前(ぶぜん)の―にあるなれば」〈浮・永代蔵・四〉
うらざと‐ときじろう【浦里時次郎】‐ときジラウ🔗⭐🔉
うらざと‐ときじろう【浦里時次郎】‐ときジラウ
新内節「明烏夢泡雪(あけがらすゆめのあわゆき)」の二人の中心人物、浦里と時次郎。また、二人の情話を扱う戯曲・歌曲などの総称。
うら‐じ【浦路】‐ぢ🔗⭐🔉
うら‐じ【浦路】‐ぢ
浦伝いの道。「旅寝する須磨の―のさよ千鳥声こそ袖の波はかけけれ」〈千載・羇旅〉
うらしま【浦島】🔗⭐🔉
うらしま【浦島】
浦島太郎のこと。
謡曲。脇能物。宝生流番外曲。勅使が丹後水の江の浦島明神にもうでると、明神・竜神が現れ、不死の薬を与える。
狂言。大蔵・和泉(いずみ)流番外曲。釣った亀を祖父と孫が助けると、亀の精が現れ、箱を置いていく。箱を開くと祖父は若い男になる。
歌舞伎舞踊。長唄。二世瀬川如皐(せがわじよこう)作詩、四世杵屋三郎助(きねやさぶろうすけ)作曲。七変化「拙筆力七以呂波(にじりがきななついろは)」の一つとして、文政一一年(一八二八)江戸中村座で中村芝翫(なかむらしかん)が初演。
浦島太郎のこと。
謡曲。脇能物。宝生流番外曲。勅使が丹後水の江の浦島明神にもうでると、明神・竜神が現れ、不死の薬を与える。
狂言。大蔵・和泉(いずみ)流番外曲。釣った亀を祖父と孫が助けると、亀の精が現れ、箱を置いていく。箱を開くと祖父は若い男になる。
歌舞伎舞踊。長唄。二世瀬川如皐(せがわじよこう)作詩、四世杵屋三郎助(きねやさぶろうすけ)作曲。七変化「拙筆力七以呂波(にじりがきななついろは)」の一つとして、文政一一年(一八二八)江戸中村座で中村芝翫(なかむらしかん)が初演。
うらしま‐がい【浦島貝】‐がひ🔗⭐🔉
うらしま‐がい【浦島貝】‐がひ
トウカムリガイ科の巻き貝。浅海の砂泥底にすむ。貝殻は卵球形で、殻高六センチくらい。殻表は浅い溝状の横縞(よこじま)があるが滑らかで、淡褐色に濃褐色の斑点が規則正しく並ぶ。
うらしま‐せつわ【浦島説話】🔗⭐🔉
うらしま‐せつわ【浦島説話】
伝説「浦島太郎」の原型となる説話。古く雄略紀・逸文丹後国風土記・万葉集・続日本紀(しよくにほんぎ)にみえ、平安時代以後も「浦島子伝」など多くの文献がある。大筋は「浦島太郎」と同じであるが、「浦島の子」は釣った亀の化した女性に従って仙境に至り、夫婦になって三年を過ごしたという形になっている。仙郷滞留説話の一つで、同類型は世界的に分布。
うらしま‐そう【浦島草】‐サウ🔗⭐🔉
うらしま‐そう【浦島草】‐サウ
サトイモ科の多年草。日陰地に生え、高さは四〇〜五〇センチ。葉は多数に裂けていて、長い柄をもつ。雌雄異株。晩春、紫緑色の仏炎苞(ぶつえんほう)に包まれた軸に、多数の雄花、雌花をつける。軸の一部は紫黒色で長い糸状に伸びる。名は、これを浦島太郎の釣り糸に見立てたもの。有毒。《季 夏》「蜑(あま)が家(や)の簾(すだれ)の下の―/青邨」
サトイモ科の多年草。日陰地に生え、高さは四〇〜五〇センチ。葉は多数に裂けていて、長い柄をもつ。雌雄異株。晩春、紫緑色の仏炎苞(ぶつえんほう)に包まれた軸に、多数の雄花、雌花をつける。軸の一部は紫黒色で長い糸状に伸びる。名は、これを浦島太郎の釣り糸に見立てたもの。有毒。《季 夏》「蜑(あま)が家(や)の簾(すだれ)の下の―/青邨」
うらしま‐たろう【浦島太郎】‐タラウ🔗⭐🔉
うらしま‐たろう【浦島太郎】‐タラウ
浦島説話の主人公である「浦島の子」の、御伽草子以降の呼び方。また、その伝説。丹後国の漁師浦島は、ある日助けた亀の誘いで海中の竜宮に行き、乙姫の歓待を受ける。土産に玉手箱をもらって村に戻ると、地上ではすでに三〇〇年が過ぎていたので、厳禁されていた玉手箱を開けてしまうと、白い煙とともにたちまち老翁となってしまう。
御伽草子。一巻。作者未詳。室町時代の成立か。浦島説話を題材にしたもの。浦島が老翁となったあと鶴と化し、乙姫が化した亀と夫婦の明神になる。
浦島説話の主人公である「浦島の子」の、御伽草子以降の呼び方。また、その伝説。丹後国の漁師浦島は、ある日助けた亀の誘いで海中の竜宮に行き、乙姫の歓待を受ける。土産に玉手箱をもらって村に戻ると、地上ではすでに三〇〇年が過ぎていたので、厳禁されていた玉手箱を開けてしまうと、白い煙とともにたちまち老翁となってしまう。
御伽草子。一巻。作者未詳。室町時代の成立か。浦島説話を題材にしたもの。浦島が老翁となったあと鶴と化し、乙姫が化した亀と夫婦の明神になる。
うら‐しょうもん【浦証文】🔗⭐🔉
うら‐しょうもん【浦証文】
浦切手
浦切手
うら‐す【浦州・浦×洲】🔗⭐🔉
うら‐す【浦州・浦×洲】
入り江にある州。「―には千鳥妻呼び」〈万・一〇六二〉
うらそえ【浦添】うらそへ🔗⭐🔉
うらそえ【浦添】うらそへ
沖縄県那覇市の北にある市。一二〜一四世紀、舜天(しゆんてん)・英祖・察度三王朝の王都。近年、宅地化が急激に進んでいる。昭和四五年(一九七〇)市制。人口九・五万。
うら‐づたい【浦伝い】‐づたひ🔗⭐🔉
うら‐づたい【浦伝い】‐づたひ
浦から浦へとたどって行くこと。舟で海岸沿いに行くこと。
うら‐づた・う【浦伝ふ】‐づたふ🔗⭐🔉
うら‐づた・う【浦伝ふ】‐づたふ
[動ハ四]浦々を伝って行く。舟で海辺に沿って行く。「岩越ゆる荒磯波にたつ千鳥心ならでや―・ふらむ」〈千載・冬〉
うら‐てがた【浦手形】🔗⭐🔉
うら‐てがた【浦手形】
浦切手
浦切手
うらどめ‐かいがん【浦富海岸】🔗⭐🔉
うらどめ‐かいがん【浦富海岸】
鳥取県北東部、岩美(いわみ)郡岩美町の日本海沿岸一帯の称。海食地形に富む名勝地。
うらど‐わん【浦戸湾】🔗⭐🔉
うらど‐わん【浦戸湾】
高知県中央部、土佐湾から入り込んだ湾。湾奥に高知市がある。湾口の昭和四七年(一九七二)架橋の浦戸大橋は長さ一四八〇メートル。
うら‐なみ【浦波】🔗⭐🔉
うら‐なみ【浦波】
海岸に打ち寄せる波。「朝風に―騒き夕波に玉藻は来寄る」〈万・一〇六五〉
うら‐にし【浦西】🔗⭐🔉
うら‐にし【浦西】
主に山陰地方で、晩秋から冬にかけて吹く西風、または北西の風。
うら‐びと【浦人】🔗⭐🔉
うら‐びと【浦人】
漁師など海辺で生活する人。漁民。「―は歌い山人はののしり、最(い)と賑々(にぎにぎ)しけれど」〈独歩・源叔父〉
うら‐びゃくしょう【浦百姓】‐ビヤクシヤウ🔗⭐🔉
うら‐びゃくしょう【浦百姓】‐ビヤクシヤウ
中・近世、漁村の住民をいう語。また、本百姓(一般の農民)に対して、漁業に従事する住民をいう。
うら‐まつり【浦祭(り)】🔗⭐🔉
うら‐まつり【浦祭(り)】
磯祭り
磯祭り
うら‐み【浦見】🔗⭐🔉
うら‐み【浦見】
海辺を眺めること。和歌で、多く「恨み」に掛けて用いる。「浜千鳥跡のとまりを尋ぬとて行くへもしらぬ―をやせむ」〈かげろふ・上〉
うら‐み【浦×廻・浦△回】🔗⭐🔉
うら‐み【浦×廻・浦△回】
《「み」は動詞「み(廻)る」の連用形から。曲がりめぐること、また、そのようになっている地形》
舟で浦を漕ぎ巡っていくこと。「藤波を仮廬(かりほ)に造り―する人とは知らに海人(あま)とか見らむ」〈万・四二〇二〉
海岸の湾曲した所。うらわ。うらま。「大和路の島の―に寄する波間(あひだ)もなけむ我(あ)が恋ひまくは」〈万・五五一〉
舟で浦を漕ぎ巡っていくこと。「藤波を仮廬(かりほ)に造り―する人とは知らに海人(あま)とか見らむ」〈万・四二〇二〉
海岸の湾曲した所。うらわ。うらま。「大和路の島の―に寄する波間(あひだ)もなけむ我(あ)が恋ひまくは」〈万・五五一〉
うら‐やく【浦役】🔗⭐🔉
うら‐やく【浦役】
漁村で浜や漁業を管理する役目。浜役。浜がかり。
江戸時代、漁村民に課せられた賦役(ふえき)・雑税。浜役。
漁村で浜や漁業を管理する役目。浜役。浜がかり。
江戸時代、漁村民に課せられた賦役(ふえき)・雑税。浜役。
うらやく‐せん【浦役銭】🔗⭐🔉
うらやく‐せん【浦役銭】
室町時代、漁業税として、浦方の住民に課した臨時の税。また、江戸時代、浦役として代納された金銭。
うらやす【浦安】🔗⭐🔉
うらやす【浦安】
千葉県西部の市。東京湾に面し、ノリ・アサリ・ハマグリの養殖が盛んであったが、埋め立てが進み、近年都市化が著しい。東京ディズニーランドがある。人口一一・八万。
うらやす‐の‐くに【浦安の国】🔗⭐🔉
うらやす‐の‐くに【浦安の国】
《「心安(うらやす)の国」の意》大和国、または日本国の美称。「この国を目(なづ)けて曰(い)はく、日本(やまと)は―、細戈(ほそほこ)の千足る国」〈神武紀〉
うら‐やま【浦山】🔗⭐🔉
うら‐やま【浦山】
浦と山。海山。「なほ立ち重ね行く道の、―かけてはるばると」〈謡・鵜羽〉
海に沿った山。海辺の山。「かかる―へ馬の背ばかりにて荷物をとらば」〈浮・永代蔵・二〉
浦と山。海山。「なほ立ち重ね行く道の、―かけてはるばると」〈謡・鵜羽〉
海に沿った山。海辺の山。「かかる―へ馬の背ばかりにて荷物をとらば」〈浮・永代蔵・二〉
うら‐わ【浦△曲・浦×廻】🔗⭐🔉
うら‐わ【浦△曲・浦×廻】
《上代語で「み」とよむべき「廻」を旧訓で「わ」とよんだために生じた語》「うらみ(浦廻)」に同じ。「玉寄する―の風に空晴れて光をかはす秋の夜の月」〈千載・秋上〉
うらわ【浦和】🔗⭐🔉
うらわ【浦和】
埼玉県南東部の市。県庁所在地。中山道(なかせんどう)の宿駅として発展。関東大震災後、住宅地として発展し、商工業も盛ん。東部の見沼低地に通船堀(つうせんぼり)遺構、西部に田島ヶ原サクラソウ自生地がある。人口四三・八万。
浦🔗⭐🔉
浦
[音]ホ
[訓]うら
[部首]水
[総画数]10
[コード]区点 1726
JIS 313A
S‐JIS 8959
[分類]常用漢字
[難読語]
→いづら【五浦】
→ウラジオストク【Vladivostok】
→うらそえ【浦添】
→うらどめ‐かいがん【浦富海岸】
→うら‐み【浦廻・浦回】
→うら‐わ【浦曲・浦廻】
→かい‐ぶ【海部・海賦・海浦】
→かなんふ【河南浦】
→さいもっぽ【済物浦】
→だいもつ‐の‐うら【大物浦】
→つくも‐がみ【九十九髪・江浦草髪】
→とゆら‐でら【豊浦寺】
→まつら【松浦】
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