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いぬ【犬・×狗】🔗⭐🔉
いぬ【犬・×狗】
[名]
食肉目イヌ科の哺乳類。嗅覚・聴覚が鋭く、古くから猟犬・番犬・牧畜犬などとして家畜化。多くの品種がつくられ、大きさや体形、毛色などはさまざま。警察犬・軍用犬・盲導犬・競走犬・愛玩犬など用途は広い。
他人の秘密などをかぎ回って報告する者。スパイ。「官憲の―」
人をののしっていう語。「請ふらくは君わが家の―に語れ」〈今昔・九・三〇〉
〔接頭〕名詞に付く。
卑しめ軽んじる意を表す。「―侍」
むだで役に立たない意を表す。「―死に」
よく似てはいるが、実は違っているという意を表す。「―蓼(たで)」
[下接語]秋田犬・御伽(おとぎ)犬・飼い犬・甲斐(かい)犬・狩り犬・紀州犬・小犬・狛(こま)犬・里犬・地犬・柴(しば)犬・喪家の狗(いぬ)・鷹(たか)犬・土佐犬・野犬・野良犬・負け犬・尨(むく)犬・山犬
[名]
食肉目イヌ科の哺乳類。嗅覚・聴覚が鋭く、古くから猟犬・番犬・牧畜犬などとして家畜化。多くの品種がつくられ、大きさや体形、毛色などはさまざま。警察犬・軍用犬・盲導犬・競走犬・愛玩犬など用途は広い。
他人の秘密などをかぎ回って報告する者。スパイ。「官憲の―」
人をののしっていう語。「請ふらくは君わが家の―に語れ」〈今昔・九・三〇〉
〔接頭〕名詞に付く。
卑しめ軽んじる意を表す。「―侍」
むだで役に立たない意を表す。「―死に」
よく似てはいるが、実は違っているという意を表す。「―蓼(たで)」
[下接語]秋田犬・御伽(おとぎ)犬・飼い犬・甲斐(かい)犬・狩り犬・紀州犬・小犬・狛(こま)犬・里犬・地犬・柴(しば)犬・喪家の狗(いぬ)・鷹(たか)犬・土佐犬・野犬・野良犬・負け犬・尨(むく)犬・山犬
犬が西向きゃ尾は東🔗⭐🔉
犬が西向きゃ尾は東
当然であること。また、それをことさらめいていう言葉。
犬と猿🔗⭐🔉
犬と猿
仲の悪い間柄のたとえ。犬猿(けんえん)の仲。
犬に論語🔗⭐🔉
犬に論語
いくら道理を説いて聞かせても益がないことのたとえ。馬の耳に念仏。
犬の川端(かわばた)歩き🔗⭐🔉
犬の川端(かわばた)歩き
食べ物の落ちていない川端では犬は歩くだけであるが、そのように途中で飲食することなく、どこかへ行って帰ってくること。犬川。
犬の糞(くそ)で敵(かたき)を討つ🔗⭐🔉
犬の糞(くそ)で敵(かたき)を討つ
ごく卑劣な手段で仕返しをすることのたとえ。
犬の遠吠(とおぼ)え🔗⭐🔉
犬の遠吠(とおぼ)え
臆病な人が陰でいばり、陰口をたたくことのたとえ。
犬骨折(ほねお)って鷹(たか)の餌食(えじき)になる🔗⭐🔉
犬骨折(ほねお)って鷹(たか)の餌食(えじき)になる
鷹狩りでは犬がせっかく骨折って追い出した獲物も鷹に取られてしまう。苦労して得たものを他人に横取りされることのたとえ。
犬も歩けば棒に当たる🔗⭐🔉
犬も歩けば棒に当たる
何かをしようとすれば、何かと災難に遭うことも多いというたとえ。
出歩けば思わぬ幸運に出会うことのたとえ。
何かをしようとすれば、何かと災難に遭うことも多いというたとえ。
出歩けば思わぬ幸運に出会うことのたとえ。
犬も食わぬ🔗⭐🔉
犬も食わぬ
食えるものなら何でも食うはずの犬さえも食わない。ひどく嫌われることのたとえ。また、ばかばかしくて相手にする気になれないことのたとえ。「夫婦げんかは―」
犬も朋輩(ほうばい)鷹(たか)も朋輩🔗⭐🔉
犬も朋輩(ほうばい)鷹(たか)も朋輩
鷹狩りで、犬と鷹は違った待遇を受けるが、同じ主人に仕える同僚である。役目や地位が違っていても、同じ主人に仕えれば同僚であることに変わりはないことのたとえ。
いぬ‐アカシア【犬アカシア】🔗⭐🔉
いぬ‐アカシア【犬アカシア】
ハリエンジュの別名。
いぬ‐あわ【犬×粟】‐あは🔗⭐🔉
いぬ‐あわ【犬×粟】‐あは
イネ科の多年草。湿った草地に生え、高さ約一メートル。茎は細く直立し、ほとんど分枝しない。葉は線形で、縁に細かいぎざぎざがある。秋、緑色の穂をつける。
いぬ‐あわせ【犬合(わ)せ】‐あはせ🔗⭐🔉
いぬ‐あわせ【犬合(わ)せ】‐あはせ
犬をかみ合わせて勝負をさせること。闘犬。犬食い。
いぬ‐い【犬居】‐ゐ🔗⭐🔉
いぬ‐い【犬居】‐ゐ
犬が座っている姿勢。人がしりもちをついた姿や、両手を地面について座り込んでいるようすをいう。「童が腹巻きの引き合はせをあなたへつっと射ぬかれて、―に倒れぬ」〈平家・一一〉
いぬ‐うど【犬独=活】🔗⭐🔉
いぬ‐うど【犬独=活】
シシウドの別名。
いぬ‐おうもの【犬追物】‐おふもの🔗⭐🔉
いぬ‐おうもの【犬追物】‐おふもの
騎射の練習の一。円形の馬場の中に放した犬を追いながら、馬上から蟇目(ひきめ)の矢で射る。鎌倉・室町時代を通じて盛んに行われ、故実も整えられたが、明治に至って衰えた。
騎射の練習の一。円形の馬場の中に放した犬を追いながら、馬上から蟇目(ひきめ)の矢で射る。鎌倉・室町時代を通じて盛んに行われ、故実も整えられたが、明治に至って衰えた。
いぬ‐およぎ【犬泳ぎ】🔗⭐🔉
いぬ‐およぎ【犬泳ぎ】
「犬掻(か)き」に同じ。
いぬ‐かい【犬飼】‐かひ🔗⭐🔉
いぬ‐かい【犬飼】‐かひ
鷹(たか)狩りに使う猟犬を飼育する業の人。いぬかいびと。
いぬかい‐ぼし【犬飼星】いぬかひ‐🔗⭐🔉
いぬかい‐ぼし【犬飼星】いぬかひ‐
牽牛(けんぎゆう)星。彦星。《季 秋》
いぬ‐がえし【犬返し】‐がへし🔗⭐🔉
いぬ‐がえし【犬返し】‐がへし
犬も通れないような、断崖となった海岸や河岸。犬もどり。
いぬ‐かき【犬×掻き】🔗⭐🔉
いぬ‐かき【犬×掻き】
犬が泳ぐときのように、頭を水面に出して、両手で左右交互に水をかき、両足で水をける泳法。犬泳ぎ。
いぬがた‐レプトスピラびょう【犬型レプトスピラ病】‐ビヤウ🔗⭐🔉
いぬがた‐レプトスピラびょう【犬型レプトスピラ病】‐ビヤウ
レプトスピラ病の一。病原体が犬によって媒介され、六〜八月に流行する。症状は黄疸(おうだん)出血性レプトスピラ病に似るが、軽い。
いぬ‐がみ【犬神】🔗⭐🔉
いぬ‐がみ【犬神】
俗信で、人にとり憑(つ)いて害をなすという動物霊。犬の霊とされる。中国・四国・九州の諸地方に伝わる。
いぬがみ‐つかい【犬神使い】‐つかひ🔗⭐🔉
いぬがみ‐つかい【犬神使い】‐つかひ
呪術師の一。犬神を使って害をなす人。
いぬがみ‐つき【犬神×憑き】🔗⭐🔉
いぬがみ‐つき【犬神×憑き】
犬神がとり憑いたとする一種の精神異常。また、その状態の人。
いぬかみ‐の‐みたすき【犬上御田鍬】🔗⭐🔉
いぬかみ‐の‐みたすき【犬上御田鍬】
飛鳥時代の官人。推古天皇二二年(六一四)遣隋使として中国に渡り、翌年帰国。舒明天皇二年(六三〇)には第一回遣唐使として渡り、同四年に帰国。生没年未詳。
いぬ‐がらし【犬芥=子】🔗⭐🔉
いぬ‐がらし【犬芥=子】
アブラナ科の多年草。道端やあぜに生え、高さ三〇〜四〇センチ。多くの枝に分かれ、葉は長楕円形で縁にぎざぎざがある。春から夏、黄色い小花を総状につけ、線形の実がなる。あぜだいこん。のがらし。
いぬ‐かわ【犬川】‐かは🔗⭐🔉
いぬ‐かわ【犬川】‐かは
「犬の川端(かわばた)歩き」の略。
いぬ‐がんそく【犬×雁足】🔗⭐🔉
いぬ‐がんそく【犬×雁足】
オシダ科のシダ。山地に生え、根茎は太く横にはう。栄養葉は長さ約一メートル。胞子葉は秋に出て短く、葉身は退化している。
いぬ‐ぎり【犬×桐】🔗⭐🔉
いぬ‐ぎり【犬×桐】
アブラギリの別名。
いぬ‐くい【犬食い】‐くひ🔗⭐🔉
いぬ‐くい【犬食い】‐くひ
《「いぬぐい」とも》
犬のように、うつむいてがつがつ食べること。また、食器を食卓や食膳に置いたまま物を食べること。品のよくない食べ方。
闘犬。犬合わせ。「朝夕好む事とては、―、田楽などをぞ愛しける」〈増鏡・むら時雨〉
犬のように、うつむいてがつがつ食べること。また、食器を食卓や食膳に置いたまま物を食べること。品のよくない食べ方。
闘犬。犬合わせ。「朝夕好む事とては、―、田楽などをぞ愛しける」〈増鏡・むら時雨〉
いぬ‐くぎ【犬×釘】🔗⭐🔉
いぬ‐くぎ【犬×釘】
鉄道のレールを枕木に固定するために打つ大きな釘。釘の頭部が犬の頭に似ているのでいう。
いぬ‐くぐり【犬△潜り】🔗⭐🔉
いぬ‐くぐり【犬△潜り】
犬が出入りできるように垣根や塀などに設けた小さい穴。
いぬ‐ぐす【犬×樟】🔗⭐🔉
いぬ‐ぐす【犬×樟】
タブノキの別名。
いぬ‐くぼう【犬△公方】‐クバウ🔗⭐🔉
いぬ‐くぼう【犬△公方】‐クバウ
江戸幕府第五代将軍、徳川綱吉の通称。生類(しようるい)憐みの令を出し、極端に犬を愛護したことによる。
いぬ‐こうじゅ【犬香×
】‐カウジユ🔗⭐🔉
いぬ‐こうじゅ【犬香×
】‐カウジユ
シソ科の一年草。山野の日当たりのよい地に生え、高さ二〇〜六〇センチ。葉は長楕円形で縁にぎざぎざがある。秋、淡紫色で唇形の小花を多数総状につける。
】‐カウジユ
シソ科の一年草。山野の日当たりのよい地に生え、高さ二〇〜六〇センチ。葉は長楕円形で縁にぎざぎざがある。秋、淡紫色で唇形の小花を多数総状につける。
いぬ‐ごま【犬×胡麻】🔗⭐🔉
いぬ‐ごま【犬×胡麻】
シソ科の多年草。湿地に生え、高さ三〇〜七〇センチ。茎は四角柱で、下向きのとげがある。葉は対生。夏、淡紅色の唇形花が輪生する。
いぬ‐こりやなぎ【犬△行×李柳】🔗⭐🔉
いぬ‐こりやなぎ【犬△行×李柳】
ヤナギ科の落葉低木。原野の湿地に多く、葉は長楕円形で、裏面は白い。雌雄異株。早春、青みがかった小花が集まった穂をつける。種子は綿毛をもち風に飛ぶ。
いぬ‐ざくら【犬桜】🔗⭐🔉
いぬ‐ざくら【犬桜】
バラ科の落葉高木。山野に自生。樹皮は暗灰色でつやがあり、春、白い小花を密につけるが、見劣りするのでこの名がある。実は黄赤色から黒紫色に変わる。《季 春》
いぬ‐サフラン【犬サフラン】🔗⭐🔉
いぬ‐サフラン【犬サフラン】
ユリ科の多年草。卵形の鱗茎(りんけい)から茎が伸び、秋、サフランに似た花を数個開く。花の色は淡紅紫色・白色・藤色など。種子からアルカロイドの一種で、植物の品種改良に用いるコルヒチンを採る。地中海沿岸の原産。コルチカム。
ユリ科の多年草。卵形の鱗茎(りんけい)から茎が伸び、秋、サフランに似た花を数個開く。花の色は淡紅紫色・白色・藤色など。種子からアルカロイドの一種で、植物の品種改良に用いるコルヒチンを採る。地中海沿岸の原産。コルチカム。
いぬ‐ざむらい【犬侍】‐ざむらひ🔗⭐🔉
いぬ‐ざむらい【犬侍】‐ざむらひ
武士の道をわきまえない侍をののしっていう語。
いぬ‐ざんしょう【犬山×椒】‐ザンセウ🔗⭐🔉
いぬ‐ざんしょう【犬山×椒】‐ザンセウ
ミカン科の落葉低木。山野に自生。サンショウに似るが、茎のとげは一本ずつ離れてつき、互生する葉には悪臭がある。雌雄異株。夏、緑色の小花が群生。果実・葉は民間で薬用とする。《季 秋》
いぬ‐しだ【犬羊=歯】🔗⭐🔉
いぬ‐しだ【犬羊=歯】
コバノイシカグマ科の多年生のシダ。山野の岩の間やがけに生え、葉は長さ一〇〜二五センチで白い軟毛が密生し、羽状に裂けている。
いぬ‐しで【犬四手】🔗⭐🔉
いぬ‐しで【犬四手】
カバノキ科の落葉高木。山野に自生。樹皮は暗灰色。若枝や若葉に白い毛が多い。初夏、黄褐色の雄花が尾状の穂となって垂れ下がり、淡緑色の雌花は群生して咲いて、秋に果穂が垂れ下がる。しろしで。そね。
いぬ‐じに【犬死に】🔗⭐🔉
いぬ‐じに【犬死に】
[名]スル何の役にも立たない死に方をすること。徒死。むだじに。「志半ばで斃(たお)れた彼を―させるな」
いぬ‐じにん【犬△神人】🔗⭐🔉
いぬ‐じにん【犬△神人】
中世、近畿地方の大社に隷属した身分の低い神人。特に京都祇園社(八坂神社)に属した者をいう。社内の清掃、祇園会の山鉾(やまぼこ)巡幸の警固、葬送・埋葬などに従事し、祇園社の本所である延暦寺の兵卒となることもあった。弓矢を製造販売して「つるめそ」ともよばれた。いぬじんにん。
いぬ‐じもの【犬じもの】🔗⭐🔉
いぬ‐じもの【犬じもの】
《「じもの」は接尾語》
犬のようなもの。転じて、取るに足りないもの。「昇如き―の為に恥辱を取ッた」〈二葉亭・浮雲〉
(副詞的に用いて)犬のように。「―道に臥してや命過ぎなむ」〈万・八八六〉
犬のようなもの。転じて、取るに足りないもの。「昇如き―の為に恥辱を取ッた」〈二葉亭・浮雲〉
(副詞的に用いて)犬のように。「―道に臥してや命過ぎなむ」〈万・八八六〉
いぬ‐ちくしょう【犬畜生】‐チクシヤウ🔗⭐🔉
いぬ‐ちくしょう【犬畜生】‐チクシヤウ
犬などのけだもの。また、道徳に外れた行いをする人をののしっていう語。「―にも劣る行為だ」
いぬつくばしゅう【犬筑波集】いぬつくばシフ🔗⭐🔉
いぬつくばしゅう【犬筑波集】いぬつくばシフ
室町後期の俳諧集。一冊。山崎宗鑑編。享禄(一五二八〜一五三二)末から天文(一五三二〜一五五五)初年前後の成立か。卑俗でこっけいな表現を打ち出し、俳諧が連歌から独立する契機となった。俳諧連歌抄。新撰犬筑波集。
いぬ‐つげ【犬黄=楊】🔗⭐🔉
いぬ‐つげ【犬黄=楊】
モチノキ科の常緑低木。山地や湿地に生え、高さ約二メートル。枝は細分し、堅い小さな葉が密につく。雌雄異株。夏、白い花が咲き、実は丸く、熟すと黒い。庭木とする。
モチノキ科の常緑低木。山地や湿地に生え、高さ約二メートル。枝は細分し、堅い小さな葉が密につく。雌雄異株。夏、白い花が咲き、実は丸く、熟すと黒い。庭木とする。
いぬ‐の‐ひげ【犬の×鬚】🔗⭐🔉
いぬ‐の‐ひげ【犬の×鬚】
ホシクサ科の一年草。田や水辺に生え、高さ一〇〜二〇センチ。葉は線形で、葉脈は網目状。秋、多数の花茎を出し、中央に雄花、周りに雌花が集まった半球形の花をつけ、先のとがった苞(ほう)を多数もつ。
いぬ‐の‐ふぐり【犬の陰=嚢】🔗⭐🔉
いぬ‐の‐ふぐり【犬の陰=嚢】
ゴマノハグサ科の越年草。道端や畑に生える。茎の下部は地をはい、長さ約一五センチ。葉は卵円形。春、淡紅紫色の小花を開く。実は扁平な球形で、名は実の形に由来。ひょうたんぐさ。てんにんからくさ。《季 春》
いぬ‐のみ【犬×蚤】🔗⭐🔉
いぬ‐のみ【犬×蚤】
ヒトノミ科のノミ。体長二ミリほどで、全体が赤褐色。犬や猫・ネズミなどに寄生。
いぬ‐ばこ【犬箱】🔗⭐🔉
いぬ‐ばこ【犬箱】
犬が伏した形に作った、雌雄で一対の小箱。昔、安産や子供の健康を祈るまじないに用いられた。犬張り子の源流といわれる。御伽(おとぎ)犬。
いぬ‐ばしり【犬走り】🔗⭐🔉
いぬ‐ばしり【犬走り】
《犬が通れるほどの空間の意》築地(ついじ)や城の垣などと溝・堀との間に設けられた通路状の空き地。
建物の外壁面を保護するために、その周りの地盤をコンクリートや砂利で固めた所。
堤防・護岸などの斜面の下の、側溝との間の狭い平らな所。土砂の流入を防ぐ。
小走りに走ること。「一時(ひととき)三里―日暮れまでにはもどってくる」〈浄・歌祭文〉
《犬が通れるほどの空間の意》築地(ついじ)や城の垣などと溝・堀との間に設けられた通路状の空き地。
建物の外壁面を保護するために、その周りの地盤をコンクリートや砂利で固めた所。
堤防・護岸などの斜面の下の、側溝との間の狭い平らな所。土砂の流入を防ぐ。
小走りに走ること。「一時(ひととき)三里―日暮れまでにはもどってくる」〈浄・歌祭文〉
いぬ‐びえ【犬×稗】🔗⭐🔉
いぬ‐びえ【犬×稗】
イネ科の一年草。道端や水田に生え、高さ〇・六〜一メートル。葉は線形。夏、穂を出して、緑色の花を多数つける。さるびえ。のびえ。
いぬ‐ひと【犬人・×狗人】🔗⭐🔉
いぬ‐ひと【犬人・×狗人】
上代、犬のほえ声をまねて発し、宮廷を警備した隼人(はやと)。「汝(いましみこと)の俳人(わざびと)たらむ。一に云はく、―」〈神代紀・下〉
いぬ‐びゆ【犬×
】🔗⭐🔉
いぬ‐びゆ【犬×
】
ヒユ科の一年草。道端にみられ、高さ約三〇センチ。全体に柔らかく、葉はひし状卵形。夏から秋、緑色の小花を穂状につける。
】
ヒユ科の一年草。道端にみられ、高さ約三〇センチ。全体に柔らかく、葉はひし状卵形。夏から秋、緑色の小花を穂状につける。
いぬ‐びわ【犬×枇×杷・天=仙=果】‐ビハ🔗⭐🔉
いぬ‐びわ【犬×枇×杷・天=仙=果】‐ビハ
クワ科の落葉低木。暖地に自生。葉は倒卵形。雌雄異株。春、イチジク状の花をつけ、熟すと黒紫色になり、食べられる。こいちじく。いたび。《季 夏》
いぬ‐ふせぎ【犬防ぎ】🔗⭐🔉
いぬ‐ふせぎ【犬防ぎ】
殿舎や門の前などに設けた低い柵(さく)。また、仏堂の内陣と外陣との境にある透かしの粗い柵。
いぬ‐ぶな【犬×
・仙=毛=欅】🔗⭐🔉
いぬ‐ぶな【犬×
・仙=毛=欅】
ブナ科の落葉高木。山地に自生し、高さは約二五メートルに達する。樹皮は黒褐色、いぼ状の皮目がありざらつく。葉は楕円形で裏面に毛があり灰白色。五月ごろ花をつける。主に太平洋側のブナ帯下部に分布。くろぶな。
・仙=毛=欅】
ブナ科の落葉高木。山地に自生し、高さは約二五メートルに達する。樹皮は黒褐色、いぼ状の皮目がありざらつく。葉は楕円形で裏面に毛があり灰白色。五月ごろ花をつける。主に太平洋側のブナ帯下部に分布。くろぶな。
いぬぼう‐カルタ【犬棒カルタ】🔗⭐🔉
いぬぼう‐カルタ【犬棒カルタ】
いろはガルタの一。最初の札が、「犬も歩けば棒に当たる」であるところからいう。近世末期以来、最も一般的なカルタ。
いぬぼう‐さき【犬吠埼】🔗⭐🔉
いぬぼう‐さき【犬吠埼】
《「いぬぼうざき」とも》千葉県銚子市にある岬。太平洋に突出し、突端の崖上に日本最初の回転式灯台がある。犬吠岬。
いぬ‐ぼえ【犬×吠・×狗×吠】🔗⭐🔉
いぬ‐ぼえ【犬×吠・×狗×吠】
上代、元日・即位・大嘗祭(だいじようさい)などに、宮門を守る隼人(はやと)が犬の遠吠えをまねた声を発したこと。また、その声。→犬人(いぬひと)
いぬ‐ほおずき【犬酸=漿】‐ほほづき🔗⭐🔉
いぬ‐ほおずき【犬酸=漿】‐ほほづき
ナス科の一年草。畑や道端に生え、高さ三〇〜九〇センチ。葉は卵形。夏から秋、白い五弁花を開き、実は球形で熟すと黒くなる。有毒。全草を乾燥したものを漢方で竜葵(りゆうき)といい、解熱薬・利尿薬にする。うしほおずき。
いぬ‐まき【犬×槙】🔗⭐🔉
いぬ‐まき【犬×槙】
マキ科の常緑高木。関東以南の山地に自生し、高さは約二五メートルに達する。葉は扁平な線形または披針(ひしん)形で、密に互生。雌雄異株。庭園に植栽し、材は建築材などにする。名は、昔、杉をマキとよんだのに対し、この木を卑しんで呼んだことに由来するという。まき。くさまき。
いぬ‐やま【犬山】🔗⭐🔉
いぬ‐やま【犬山】
山野で、飼いならした犬を使ってする狩り。「この人―といふ事をして…山に入りて猪鹿を犬に
(く)ひ殺さしめて」〈今昔・二六・七〉
(く)ひ殺さしめて」〈今昔・二六・七〉
いぬやま【犬山】🔗⭐🔉
いぬやま【犬山】
愛知県北西部の市。もと尾張藩家老成瀬氏の城下町。犬山城・明治村・京大霊長類研究所や日本ラインなどがある。人口七・〇万。
いぬやま‐じょう【犬山城】‐ジヤウ🔗⭐🔉
いぬやま‐じょう【犬山城】‐ジヤウ
犬山市にある城。天文六年(一五三七)織田信康が築いた平山城(ひらやまじろ)。のち元和三年(一六一七)に尾張藩家老成瀬氏の居城となる。現存の天守閣は日本最古のもので国宝。白帝(はくてい)城。
いぬやま‐やき【犬山焼】🔗⭐🔉
いぬやま‐やき【犬山焼】
犬山で焼いた陶器。染め付け・赤絵など各種のものがある。丸山焼。
いん‐の‐こ【△犬の子】🔗⭐🔉
いん‐の‐こ【△犬の子】
《「いぬのこ」の音変化》子供が夢をみておびえているときなどに唱えた、まじないの言葉。「泣くな泣くな。夢でも見たか。―、―」〈伎・小袖曾我〉
え‐の‐こ【△犬子・△犬△児・×狗】ゑ‐🔗⭐🔉
え‐の‐こ【△犬子・△犬△児・×狗】ゑ‐
子犬。えのころ。「白い―の走り出でたるをとらんとて」〈平家・一二〉
えのこしゅう【犬子集】ゑのこシフ🔗⭐🔉
えのこしゅう【犬子集】ゑのこシフ
江戸初期の俳諧集。一七巻五冊。松江重頼編。寛永一〇年(一六三三)刊。「守武千句」「犬筑波集」以後の発句・付句の秀作集。
えのこ‐ろ【犬=子・犬=児・×狗】ゑのこ‐🔗⭐🔉
えのこ‐ろ【犬=子・犬=児・×狗】ゑのこ‐
「えのこ」に同じ。「折ふし―一疋(ぴき)来るをとらヘて抱き」〈咄・きのふはけふ・下〉
けん‐えん【犬猿】‐ヱン🔗⭐🔉
けん‐えん【犬猿】‐ヱン
犬と猿。仲の悪いもののたとえ。「―の仲」
犬猿も啻(ただ)ならず🔗⭐🔉
犬猿も啻(ただ)ならず
犬と猿との間よりも、もっと仲が悪い。
けん‐が【犬×牙】🔗⭐🔉
けん‐が【犬×牙】
犬のきば。
犬のきばのように、互いに食い違ったり入り組んだりしていること。「―錯綜(さくそう)」
犬のきば。
犬のきばのように、互いに食い違ったり入り組んだりしていること。「―錯綜(さくそう)」
けんが‐そうせい【犬×牙相制】‐サウセイ🔗⭐🔉
けんが‐そうせい【犬×牙相制】‐サウセイ
《「史記」孝文本紀から》隣りあう二国の領土を犬のきばのように入り組ませて、相互に牽制させること。
けん‐し【犬歯】🔗⭐🔉
けん‐し【犬歯】
切歯(門歯)と臼歯(きゆうし)の間の歯。上下一対、左右に計四本ある。糸切り歯。肉食獣では発達して牙(きば)となる。
けん‐しゅ【犬種】🔗⭐🔉
けん‐しゅ【犬種】
イヌの品種。シェパード・ポメラニアン・秋田犬(あきたいぬ)・柴犬(しばいぬ)など。
けん‐じゅう【犬×戎】🔗⭐🔉
けん‐じゅう【犬×戎】
古代中国の西戎(せいじゆう)の一。殷(いん)・周・春秋の時代に陝西(せんせい)省方面で勢力を振るったが、秦に圧迫されて衰えた。犬夷(けんい)。昆夷(こんい)。
けんじゅ‐がくは【犬儒学派】🔗⭐🔉
けんじゅ‐がくは【犬儒学派】
キニク学派
キニク学派
けん‐ば【犬馬】🔗⭐🔉
けん‐ば【犬馬】
犬と馬。また、人に使われる者や身分の低い者をたとえたり、自分をへりくだっていったりする語。
犬馬の心🔗⭐🔉
犬馬の心
《「史記」三王世家から》臣下が君主に忠節を尽くし、その恩に報いようと思う心。
犬馬の年🔗⭐🔉
犬馬の年
《曹植「黄初六年令」から。犬や馬のようにむだに年をとる意》自分の年齢をへりくだっていう語。犬馬の齢(よわい)。
犬馬の養い🔗⭐🔉
犬馬の養い
《「論語」為政から》犬や馬にえさを与えるのと同じように、父母を養うのに、ただ衣食を与えるだけで敬意が伴わないこと。
犬馬の労🔗⭐🔉
犬馬の労
主君や他人のために力を尽くして働くことをへりくだっていう語。「―をいとわない」
けん‐ばい【犬×吠】🔗⭐🔉
けん‐ばい【犬×吠】
犬がほえること。また、その声。「絶えて鶏鳴―を聞かず」〈織田訳・花柳春話〉
けん‐ぴ【犬皮】🔗⭐🔉
けん‐ぴ【犬皮】
犬の皮。安物の三味線の胴に張った。「皮の性(しやう)が悪いから、―の三味線になってな」〈滑・浮世床・二〉
犬🔗⭐🔉
犬
[音]ケン
[訓]いぬ
[部首]犬
[総画数]4
[コード]区点 2404
JIS 3824
S‐JIS 8CA2
[分類]常用漢字
[難読語]
→いぬかい【犬養】
→いぬぼう‐さき【犬吠埼】
→え‐の‐こ【犬子・犬児・狗】
→えのこ‐ろ【犬子・犬児・狗】
→かり‐いぬ【狩(り)犬・猟犬】
→けん‐ばい【犬吠】
→こま‐いぬ【狛犬】
→ヌクテー【勒犬】
→むく‐いぬ【尨犬】
→やま‐いぬ【病犬】
[音]ケン
[訓]いぬ
[部首]犬
[総画数]4
[コード]区点 2404
JIS 3824
S‐JIS 8CA2
[分類]常用漢字
[難読語]
→いぬかい【犬養】
→いぬぼう‐さき【犬吠埼】
→え‐の‐こ【犬子・犬児・狗】
→えのこ‐ろ【犬子・犬児・狗】
→かり‐いぬ【狩(り)犬・猟犬】
→けん‐ばい【犬吠】
→こま‐いぬ【狛犬】
→ヌクテー【勒犬】
→むく‐いぬ【尨犬】
→やま‐いぬ【病犬】
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犬をかたどった張り子のおもちゃ。子供の魔よけとして、宮参りの祝い物にもする。