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いぬ【犬・狗】🔗🔉

いぬ【犬・狗】 [1]   (1)食肉目イヌ科の哺乳類。オオカミを家畜化した動物と考えられている。よく人になれ,番用・愛玩用・狩猟用・警察用として飼育される。   (2)(比喩的に)まわし者。スパイ。「警察の―」 [2](接頭)   (1)卑しめ軽んじる意を表す。「―侍」   (2)似て非なるものの意を表す。「―山椒」   (3)むだであることを表す。「―死に」

いぬアカシア【犬アカシア】🔗🔉

いぬアカシア【犬アカシア】 ハリエンジュの別名。

いぬおうもの【犬追物】🔗🔉

いぬおうもの【犬追物】 騎馬の武士が蟇目(ひきめ)の矢で犬を射る武術。騎射の三種の一。鎌倉時代に起こった。犬に傷をつけないために蟇目(ひきめ)矢を用いる。

いぬかいつよし【犬養毅】🔗🔉

いぬかいつよし【犬養毅】 (1855-1932) 政治家。備中庭瀬藩郷士の子に生まれる。慶応義塾に学ぶ。号は木堂。1929 年(昭和 4)政友会総裁となり,31 年政友会内閣を組織。五・一五事件で暗殺された。

いぬかき【犬掻き】🔗🔉

いぬかき【犬掻き】 両手で水を掻き,両足で水をたたいて進む泳ぎ方。

いぬかみのみたすき【犬上御田鍬】🔗🔉

いぬかみのみたすき【犬上御田鍬】 飛鳥時代の官人。614 年遣隋使として,630 年第 1 回の遣唐使として中国に渡航。生没年未詳。

いぬがや【犬榧】🔗🔉

いぬがや【犬榧】 イヌガヤ科の常緑小高木。葉は線形。雌雄異株。種子から油をとり,昔,灯油とした。ヘボガヤ。

いぬがらし【犬芥】🔗🔉

いぬがらし【犬芥】 アブラナ科の多年草。路傍や庭に普通に見られる。高さ約 30cm。春から夏にかけて黄色の十字花を多数つける。果実は線形。

いぬくい【犬食い】🔗🔉

いぬくい【犬食い】 〔「いぬぐい」とも〕 食膳やテーブルに食器を置いたまま,顔を食器に近づけて犬のように物を食べること。無作法とされる。

いぬくぎ【犬釘】🔗🔉

いぬくぎ【犬釘】 鉄道のレールを枕木に取り付けるための大きな釘。

いぬくぐり【犬潜り】🔗🔉

いぬくぐり【犬潜り】 犬の出入りのために垣根や塀などに設けた小さい穴。

いぬくぼう【犬公方】🔗🔉

いぬくぼう【犬公方】 江戸幕府第 5 代将軍徳川綱吉の異名。生類憐(しようるいあわれ)みの令を出したことからの名。

いぬサフラン【犬サフラン】🔗🔉

いぬサフラン【犬サフラン】 ユリ科の多年草。薬用・観賞用に栽培。秋,淡紅色の六弁花を開く。種子からコルヒチンを採る。コルチカム。

いぬざんしょう【犬山椒】🔗🔉

いぬざんしょう【犬山椒】 ミカン科の落葉低木。山野に自生。サンショウに似るが,葉に悪臭がある。

いぬじに【犬死に】🔗🔉

いぬじに【犬死に】 無駄に命を落とすこと。

いぬたで【犬蓼】🔗🔉

いぬたで【犬蓼】 タデ科の一年草。路傍に自生。高さ 30cm 内外。夏,茎上に約 5cm の穂状花序を出し紅色の小花をつける。アカノマンマ。アカマンマ。

いぬちくしょう【犬畜生】🔗🔉

いぬちくしょう【犬畜生】 卑しい者,不道徳な人をののしっていう語。「―にも劣る奴」

いぬつくばしゅう【犬筑波集】🔗🔉

いぬつくばしゅう【犬筑波集】 俳諧撰集。山崎宗鑑編。享禄末から天文初年頃に成るか。俳諧が文芸として独立する機運を示した句集。誹諧連歌。誹諧連歌抄。新撰犬筑波集。犬筑波。

いぬつげ【犬黄楊】🔗🔉

いぬつげ【犬黄楊】 モチノキ科の常緑低木。山地に自生。高さ 1.5〜3m。ツゲに似るが,別種。庭木・盆栽用。

いぬのふぐり【犬の陰嚢】🔗🔉

いぬのふぐり【犬の陰嚢】 ゴマノハグサ科の二年草。路傍に自生。茎は長さ 5〜15cm で,地を這(は)う。早春,淡青紫色の小花をつける。果実が犬の陰嚢(いんのう)に似るのでこの名がある。ヒョウタングサ。テンニンカラクサ。

いぬのみ【犬蚤】🔗🔉

いぬのみ【犬蚤】 ノミの一種。体長約 2mm。主に犬に寄生するが,人にもつく。ヒトノミのように跳ねない。

いぬはりこ【犬張り子】🔗🔉

いぬはりこ【犬張り子】 玩具の一。犬の立ち姿の張り子細工。子供の魔除(よ)けとして,宮参りやひな祭りの贈り物などに使われた。

いぬびえ【犬稗】🔗🔉

いぬびえ【犬稗】 イネ科の一年草。荒れ地や路傍に自生。高さ 1m 内外。夏,茎頂に緑色の花穂をつける。サルビエ。

いぬびゆ【犬🔗🔉

いぬびゆ【犬 ヒユ科の一年草。路傍に生える。高さ 30cm 内外。夏,緑色の花穂をつける。ノビユ。

いぬびわ【犬枇杷】🔗🔉

いぬびわ【犬枇杷】 クワ科の落葉低木。暖地の海辺に自生。高さ 3m 内外。イチジク状の偽果は食べられる。イタブ。イタビ。コイチジク。古名イチジク。

いぬふせぎ【犬防ぎ・犬防木】🔗🔉

いぬふせぎ【犬防ぎ・犬防木】 (1)寺社の内陣と外陣との境に設けた格子。 (2)建物の門前に設けた低い柵。駒寄せ。犬除け。

いぬぶな【犬🔗🔉

いぬぶな【犬 ブナ科の落葉高木。山地に自生し,高さ 20m に達する。材は建材など用途が広い。クロブナ。

いぬぼうガルタ【犬棒ガルタ】🔗🔉

いぬぼうガルタ【犬棒ガルタ】 いろはガルタの一種。最初の「い」の札が「犬も歩けば棒に当たる」であるところからいう。江戸時代後期,江戸で作られ広く行われた。

いぬぼうさき【犬吠埼】🔗🔉

いぬぼうさき【犬吠埼】 千葉県銚子市東端の岬。1874 年(明治 7)設置の日本最初の回転式灯台がある。水郷筑波国定公園に属する。

いぬほおずき【犬酸漿】🔗🔉

いぬほおずき【犬酸漿】 ナス科の一年草。高さ 20〜90cm。夏,5 弁の白花をつける。全草有毒だが,薬草として用いる。竜葵(りゆうき)。

いぬまき【犬槙】🔗🔉

いぬまき【犬槙】 マキ科の常緑高木。高さ 20m に達する。果実は緑色,果托は赤色に色づき食べられる。庭木・生け垣にする。クサマキ。マキ。

いぬやま【犬山】🔗🔉

いぬやま【犬山】 愛知県北西部の市。もと城下町。犬山城や明治村と日本ラインの名勝などで知られる。

いぬやまじょう【犬山城】🔗🔉

いぬやまじょう【犬山城】 犬山市にある平山城。織田・豊臣の大名が城主となり,江戸時代には平岩氏・成瀬氏がはいる。天守(国宝)が現存。白帝城。

いぬわし【犬鷲・狗鷲】🔗🔉

いぬわし【犬鷲・狗鷲】 タカ目タカ科の鳥。体は黒褐色で,後頭部に金色の羽毛がある。翼を開くと 2m に及ぶ。主に深山に生息し,小獣・鳥類を捕食する。北半球に広く分布。日本では本州山地で繁殖するが生息数は少ない。天然記念物。絶滅危惧種。

いぬわらび【犬蕨】🔗🔉

いぬわらび【犬蕨】 オシダ科の夏緑性シダ植物。葉は広卵形。葉に白斑のあるものをニシキシダという。

いぬをつれたおくさん【犬を連れた奥さん】🔗🔉

いぬをつれたおくさん【犬を連れた奥さん】 〔(ロ) Dama ssobachkoi〕 チェーホフの短編小説。1899 年発表。避暑地ヤルタ・サラトフ・モスクワを舞台に,妻子ある男グーロフと,美しい人妻アンナの不倫の恋を描く。

けんえん【犬猿】🔗🔉

けんえん【犬猿】 犬と猿。不仲のたとえにされる。「―の仲」

けんし【犬歯】🔗🔉

けんし【犬歯】 上下左右の門歯と臼歯の間にある 4 本の歯。食肉動物では鋭く発達して牙となる。糸切り歯。

けんしゃ【犬舎】🔗🔉

けんしゃ【犬舎】 犬小屋。

けんしゅ【犬種】🔗🔉

けんしゅ【犬種】 品種で分けた,犬の種類。

けんじゅう【犬戎】🔗🔉

けんじゅう【犬戎】 古代中国の西戎(せいじゆう)の一。西北辺境で威をふるい,周を東遷させたが,戦国時代に秦に圧迫され衰えた。

けんじゅがくは【犬儒学派】🔗🔉

けんじゅがくは【犬儒学派】 ⇒キニク学派

けんば【犬馬】🔗🔉

けんば【犬馬】 (1)犬と馬。 (2)人につかえる者や,身分の卑しい者のたとえ。

【犬】🔗🔉

【犬】 〔画 数〕4画 − 常用漢字 〔区 点〕2404〔JIS〕3824〔シフトJIS〕8CA2 〔音 訓〕ケン・いぬ 〔熟語一覧〕 →愛犬(あいけん) →アイヌ犬(アイヌいぬ) →県犬養三千代(あがたいぬかいのみちよ) →秋田犬(あきたいぬ) →アンダルシアの犬(アンダルシアのいぬ) →一犬(いっけん) →犬・狗(いぬ) →犬アカシア(いぬアカシア) →犬追物(いぬおうもの) →犬養毅(いぬかいつよし) →犬掻き(いぬかき) →犬上御田鍬(いぬかみのみたすき) →犬榧(いぬがや) →犬芥(いぬがらし) →犬食い(いぬくい) →犬釘(いぬくぎ) →犬潜り(いぬくぐり) →犬公方(いぬくぼう) →犬サフラン(いぬサフラン) →犬山椒(いぬざんしょう) →犬死に(いぬじに) →犬蓼(いぬたで) →犬畜生(いぬちくしょう) →犬筑波集(いぬつくばしゅう) →犬黄楊(いぬつげ) →犬の陰嚢(いぬのふぐり) →犬蚤(いぬのみ) →犬張り子(いぬはりこ) →犬稗(いぬびえ) →犬(いぬびゆ) →犬枇杷(いぬびわ) →犬防ぎ・犬防木(いぬふせぎ) →犬(いぬぶな) →犬棒ガルタ(いぬぼうガルタ) →犬吠埼(いぬぼうさき) →犬酸漿(いぬほおずき) →犬槙(いぬまき) →犬山(いぬやま) →犬山城(いぬやまじょう) →犬鷲・狗鷲(いぬわし) →犬蕨(いぬわらび) →犬を連れた奥さん(いぬをつれたおくさん) →エスキモー犬(エスキモーけん) →大犬座(おおいぬざ) →大犬の陰嚢(おおいぬのふぐり) →飼い犬(かいいぬ) →甲斐犬(かいいぬ) →介助犬(かいじょけん) →樺太犬(からふとけん) →紀州犬(きしゅういぬ) →狂犬(きょうけん) →狂犬病(きょうけんびょう) →警察犬(けいさつけん) →犬猿(けんえん) →犬歯(けんし) →犬舎(けんしゃ) →犬種(けんしゅ) →犬戎(けんじゅう) →犬儒学派(けんじゅがくは) →犬馬(けんば) →小犬・子犬(こいぬ) →小犬座(こいぬざ) →狛犬(こまいぬ) →災害救助犬(さいがいきゅうじょけん) →里見八犬伝(さとみはっけんでん) →四国犬(しこくいぬ) →柴犬(しばいぬ) →新撰犬筑波集(しんせんいぬつくばしゅう) →駄犬(だけん) →畜犬(ちくけん) →忠犬(ちゅうけん) →聴導犬(ちょうどうけん) →闘犬(とうけん) →土佐犬(とさいぬ) →南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん) →日本犬(にほんけん) →野良犬(のらいぬ) →八犬伝(はっけんでん) →番犬(ばんけん) →フランダースの犬(フランダースのいぬ) →牧羊犬(ぼくようけん) →北海道犬(ほっかいどういぬ) →負け犬(まけいぬ) →尨犬(むくいぬ) →名犬(めいけん) →猛犬(もうけん) →盲導犬(もうどうけん) →野犬(やけん) →山犬(やまいぬ) →洋犬(ようけん) →猟犬(りょうけん) →猟犬座(りょうけんざ)

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