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いぬ【犬(狗)】🔗🔉

いぬ【犬(狗)】 最も古く家畜化されたイヌ科の哺乳ほにゅう類。嗅覚きゅうかく・聴覚が鋭く、よく人になれることから、愛玩あいがん犬・番犬・狩猟犬・警察犬・盲導犬・介助犬などとして飼育される。品種はきわめて多く、体形・毛色などはさまざま。キャンキャン、ワンワンと鳴く。幼児語で、ワンワン、ワンちゃん。 「一匹いっぴき…」と数える。大きいものは「一頭いっとう…」とも。 他人の秘密などをかぎ回って密告する者。スパイ。回し者。 「官憲の━」 ◇卑しめた言い方。 ◆「狗」はもと子犬の意。慣用的な「喪家そうかの狗」などを除き、一般には「犬」を使う。 (造) 《名詞に付いて》恥知らずの。軽蔑けいべつすべき。 「━侍ざむらい・━医者」 《植物名に付いて》似ているが分類上は異なる、利用・観賞上の価値が劣るなどの意を表す。 「━ツゲ・━タデ・━グス」 むだである意を表す。 「━死に」

犬と猿🔗🔉

犬と猿 仲の悪い間柄のたとえ。犬猿けんえんの仲。

犬の遠吠とおぼ🔗🔉

犬の遠吠とおぼ 遠くでしり込みしながらほえる犬のように、臆病おくびょう者が陰でいばったり陰口をたたいたりすることのたとえ。負け犬の遠ぼえ。

犬も歩けば棒ぼうに当たる🔗🔉

犬も歩けば棒ぼうに当たる 何かをしようとすれば、思いがけない災難に遭うことも多いというたとえ。 何かをしているうちに思いがけない幸運に出会うこともあるというたとえ。 ◆「いろはガルタ」の第一句。

犬も食わな・い🔗🔉

犬も食わな・い 誰も取り合わないことのたとえ。 「夫婦げんかは━」 ◇何でも食う犬さえも食わない意から。

いぬ‐かき【犬き】🔗🔉

いぬ‐かき【犬き】 犬のように、頭を上げて両手で水をかき、両足をばたばたさせて進む泳ぎ方。犬泳ぎ。

いぬ‐くぎ【犬釘】🔗🔉

いぬ‐くぎ【犬釘】 鉄道のレールを枕木まくらぎに固定させるために打つ大きなくぎ。 ◇くぎの頭部が犬の頭の形をしていたことから。

いぬ‐くぐり【犬潜り】🔗🔉

いぬ‐くぐり【犬潜り】 塀や垣根の下方にあけてある、犬の出入りする穴。

いぬ‐ころ【犬ころ】🔗🔉

いぬ‐ころ【犬ころ】 犬の子。子犬。いぬっころ。

いぬ‐じに【犬死に】🔗🔉

いぬ‐じに【犬死に】 名・自サ変死ぬことが何の役にもたたないこと。むだ死に。

いぬ‐はりこ【犬張り子】🔗🔉

いぬ‐はりこ【犬張り子】 犬の形をした張り子のおもちゃ。 ◇古くは子供の魔よけとして宮参りなどの贈り物などにした。

けん【犬】🔗🔉

けん【犬】 (造)いぬ。 「━歯」 「愛━・猟━・盲導━」

けん‐えん【犬猿】━ヱン🔗🔉

けん‐えん【犬猿】━ヱン 犬と猿さる。仲が悪いことのたとえ。 「━の仲」

けん‐し【犬歯】🔗🔉

けん‐し【犬歯】 門歯と臼歯きゅうしとの間にあるとがった歯。上下左右に一本ずつ、計四本ある。糸切り歯。 ◇肉食動物では発達してきばとなる。

けん‐じゅ【犬儒】🔗🔉

けん‐じゅ【犬儒】 犬儒学派の哲学者。キニク学派。キュニコス学派。 ◇Kynikosギリシア(=犬のような)から。犬儒学派は古代ギリシア哲学の一派。社会的制度・慣習を無視して無欲な自然生活を営むことを理想とした。

けん‐ば【犬馬】🔗🔉

けん‐ば【犬馬】 犬と馬。

犬馬の労ろう🔗🔉

犬馬の労ろう 主君や他人のために尽くす労苦を謙けんそんしていう語。 「━を取る」

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