ほう【砲】_ハウ 大砲。大筒_{（おおづつ）}。火砲。「五門の―が火を噴く」

ほう‐えん【砲煙・砲_×烟】_ハウ‐ 大砲を発射するときに出る煙。

ほうえん‐だんう【砲煙弾雨】_{ハウエン‐} 砲煙と激しく飛んでくる弾丸。戦闘の激しいようすをいう。

ほう‐か【砲火】_ハウクワ 火砲を発射したときに出る火。また、発射した砲弾。「―を浴びせる」「十字―」

砲火を交・える 互いに発砲し合う。戦闘状態にある。「国境線で―・える」

ほう‐か【砲架】_ハウ‐ 砲身をのせる台。

ほう‐かん【砲艦】_ハウ‐ 海岸・河川の警備に用いられる喫水の浅い小艦。大砲を積んだ艦。

ほう‐がん【砲丸】_{ハウグワン} 大砲のたま。砲弾。陸上競技の砲丸投げに用いる金属球。男子用七・二五七キロ以上、女子用四キロ以上。高校男子用は五・四四三キロ以上。

ほう‐がん【砲眼】_ハウ‐ 砲塔・城壁などに設けた、砲弾を発射するための穴。砲門。

ほうがん‐なげ【砲丸投げ】_{ハウグワン‐} 陸上競技で、投擲_{（とうてき）}種目の一。直径二・一三五メートルのサークル内から片手で所定の重さの砲丸を投げ、その投げた距離を競う競技。

ほう‐きん【砲金】_ハウ‐ 銅と錫_（すず）、あるいは銅と錫・亜鉛との合金。青銅の一種。鋳造性がよく、強くて耐食性に富み、軸受けなどに用いる。古く錫一〇パーセント程度のものが大砲の鋳造に使用されたところからの名。ガンメタル。

ほう‐げき【砲撃】_ハウ‐ ［名］_スル砲弾で攻撃すること。「海上から―する」→爆撃

ほう‐こう【砲口】_ハウ‐ 砲身の先端の弾丸が出る口。

ほう‐こう【砲_×腔】_ハウカウ 砲身内部の空洞部分。

ほう‐こう【砲_×熕】_ハウ‐ 《「熕」はおおづつの意》大砲。

ほう‐ざ【砲座】_ハウ‐ 砲を据える台座。

ほう‐しゃ【砲車】_ハウ‐ 砲架に車輪をつけたもの。

ほう‐しゅ【砲手】_ハウ‐ 火砲を発射する役目の兵士。

ほう‐じゅつ【砲術】_ハウ‐ 火砲を操作する術。

ほう‐しん【砲身】_ハウ‐ 大砲の弾丸を込める薬室と砲弾の通る腔綫_{（こうせん）}のある円筒の部分。

ほう‐じん【砲陣】_ハウヂン 主として大砲を並べた陣地。

ほう‐せい【砲声】_ハウ‐ 大砲を発射する音。

ほう‐せん【砲戦】_ハウ‐ ［名］_スル火砲を撃ち合って戦うこと。砲撃戦。「港内の敵艦が陸上の陸兵と―致し居る者と見えて」〈独歩・愛弟通信〉

ほう‐だい【砲台】_ハウ‐ 大砲を据えつけた構築物。

ほう‐だん【砲弾】_ハウ‐ 火砲用の弾丸。基本的に弾体・炸薬・信管・弾帯からなり、目的により榴弾・徹甲弾・照明弾・焼夷弾・ガス弾などがある。

ほう‐とう【砲塔】_ハウタフ 軍艦や要塞などで、砲・砲手などを攻撃から防護するための、厚い鋼鉄製の囲い。

ほう‐どう【砲銅】_ハウ‐ 砲金_{（ほうきん）}

ほうとう‐せんばん【砲塔旋盤】_{ハウタフ‐} タレット旋盤

ほう‐へい【砲兵】_ハウ‐ 陸軍で、火砲を用いて敵を砲撃し、歩兵や戦車の行う戦闘の支援を任務とする兵。また、その兵科。

ほうへい‐こうしょう【砲兵工_×廠】_{ハウヘイコウシヤウ} 日本の陸軍造兵廠_{（りくぐんぞうへいしよう）}の前身。

ほう‐もん【砲門】_ハウ‐ 砲身の弾丸が発射される口。砲口。「砲眼」に同じ。

砲門を閉・じる 砲撃を終える。攻撃をやめる。

砲門を開・く 砲撃を開始する。攻撃を始める。

ほう‐るい【砲塁】_ハウ‐ 大砲を備えつけたとりで。

砲 ［音］ホウ ［部首］石 ［総画数］１０ ［コード］区点　　　　４３０４ 　　　　　ＪＩＳ　　　４Ｂ２４ 　　　　　Ｓ‐ＪＩＳ　９６４３ ［分類］常用漢字