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しゃ‐かい【社会】‐クワイ🔗⭐🔉
しゃ‐かい【社会】‐クワイ
《明治初期、福地源一郎によるsocietyの訳語》
人間の共同生活の総称。また、広く、人間の集団としての営みや組織的な営みをいう。「―に奉仕する」「―参加」「―生活」「国際―」「縦―」
人々が生活している、現実の世の中。世間。「―に重きをなす」「―に適応する」「―に出る」
ある共通項によってくくられ、他から区別される人々の集まり。また、仲間意識をもって、みずからを他と区別する人々の集まり。「学者の―」「海外の日本人―」「上流―」
共同で生活する同種の動物の集まりを
になぞらえていう語。「ライオンの―」
「社会科」の略。
[類語](
)ソサエティー・コミュニティー/(
)世(よ)・世の中・世間・民間・巷間(こうかん)・市井(しせい)・江湖(こうこ)・天下・世俗・俗世








しゃかい‐あく【社会悪】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐あく【社会悪】シヤクワイ‐
社会の矛盾から発生して、災いを及ぼす害悪。貧困・差別・犯罪など。
しゃかい‐いがく【社会医学】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐いがく【社会医学】シヤクワイ‐
生活環境と健康との関係を研究する医学の一分野。環境医学・公害医学や保健衛生行政なども含まれる。
しゃかい‐いしき【社会意識】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐いしき【社会意識】シヤクワイ‐
慣習・道徳・思想・世論などにみられる、社会共通の意識。
社会に対する関心や考え方。


しゃかい‐うんどう【社会運動】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐うんどう【社会運動】シヤクワイ‐
社会問題の解決や、社会制度そのものの改良・変革を目的として行われる運動。
しゃかい‐えいせいがく【社会衛生学】シヤクワイヱイセイガク🔗⭐🔉
しゃかい‐えいせいがく【社会衛生学】シヤクワイヱイセイガク
国民の健康状態の改善、向上の方法を研究する衛生学の一分野。
しゃかい‐か【社会化】シヤクワイクワ🔗⭐🔉
しゃかい‐か【社会化】シヤクワイクワ
社会が形成されていく過程。
個人が、集団の構成員となるために必要な意識を身につけていく過程。
生産手段などを、個人の所有・管理から社会の所有・管理へと変えること。



しゃかい‐か【社会科】シヤクワイクワ🔗⭐🔉
しゃかい‐か【社会科】シヤクワイクワ
小学校・中学校・高等学校の教科の一。社会生活に関する基本的な知識・理解を与え、また、社会の成員として必要な資質を養成することを目的とする。昭和二二年(一九四七)新学制の施行とともに新設。社会。
しゃかい‐かいはつ【社会開発】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐かいはつ【社会開発】シヤクワイ‐
生産第一主義の経済開発を改めて、国民の生活環境の向上を図る総合策。
しゃかい‐かいりょうしゅぎ【社会改良主義】シヤクワイカイリヤウシユギ🔗⭐🔉
しゃかい‐かいりょうしゅぎ【社会改良主義】シヤクワイカイリヤウシユギ
資本主義制度を維持しつつ、その欠陥を改良し、問題点を解決していこうとする立場または主張。改良主義。
しゃかい‐がく【社会学】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐がく【社会学】シヤクワイ‐
《(フランス)sociologie》人間や集団の諸関係、特に社会の構造・機能などを研究対象とする社会科学の一分野。コントが命名した。
しゃかい‐かくめい【社会革命】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐かくめい【社会革命】シヤクワイ‐
社会体制全般にわたる根本的な変革。
しゃかいかくめい‐とう【社会革命党】シヤクワイカクメイタウ🔗⭐🔉
しゃかいかくめい‐とう【社会革命党】シヤクワイカクメイタウ
ロシア帝政時代の政党。一九〇一年創立。ナロードニキの流れをくみ、専制の打倒と土地革命を目標とした。二月革命によって政権をになったが、十月革命後は左右に分裂して勢力を失った。略称はSR(エス‐エル)。
しゃかい‐かてい【社会過程】シヤクワイクワテイ🔗⭐🔉
しゃかい‐かてい【社会過程】シヤクワイクワテイ
社会生活の継続や変動の動態的経過。社会を構成する個人や集団の相互作用の過程。
しゃかい‐きょういく【社会教育】シヤクワイケウイク🔗⭐🔉
しゃかい‐きょういく【社会教育】シヤクワイケウイク
学校教育以外に、主として青少年や成人を対象に行われる組織的な教育活動。
しゃかいきょういく‐ほう【社会教育法】シヤクワイケウイクハフ🔗⭐🔉
しゃかいきょういく‐ほう【社会教育法】シヤクワイケウイクハフ
社会教育の振興のため、国や地方公共団体が遂行すべき任務や社会教育の助成に必要な措置を定める法律。昭和二四年(一九四九)施行。
しゃかい‐けい【社会型】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐けい【社会型】シヤクワイ‐
社会集団や社会関係の基礎的な類型。デュルケームの環節的社会と有機的社会、テニエスの共同社会と利益社会、スペンサーの軍事型社会と産業型社会など。社会類型。
しゃかいけいざい‐こうせいたい【社会経済構成体】シヤクワイケイザイ‐🔗⭐🔉
しゃかいけいざい‐こうせいたい【社会経済構成体】シヤクワイケイザイ‐
物質的生産力の一定の発展段階に照応する生産関係の総体と、これを土台とする社会の上部構造を総括的に把握する概念。史的唯物論の立場から社会発展の歴史的段階として、原始共同体・奴隷制社会・封建制社会・資本主義社会・共産主義社会の五つの構成体に区分される。経済的社会構成体。
しゃかいけいたい‐がく【社会形態学】シヤクワイケイタイ‐🔗⭐🔉
しゃかいけいたい‐がく【社会形態学】シヤクワイケイタイ‐
土地の広狭、人口の量・密度・分布などの、社会の外部的形態を研究対象とする社会学の一分野。デュルケームらによって開拓された。
しゃかいけいやく‐せつ【社会契約説】シヤクワイケイヤク‐🔗⭐🔉
しゃかいけいやく‐せつ【社会契約説】シヤクワイケイヤク‐
社会・国家は、それを構成する個人相互間の、自由意志に基づく契約によって成立するという理論。主に一七〜一八世紀のイギリス・フランスで、ホッブズ・ロック・ルソーらによって主張された。民約論。契約説。国家契約説。
しゃかい‐げき【社会劇】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐げき【社会劇】シヤクワイ‐
社会問題を主題とした演劇。登場人物の属する環境や階級などを重視して書かれたもの。イプセンの「人形の家」など。
しゃかい‐けん【社会権】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐けん【社会権】シヤクワイ‐
人間に値する生活を営むために国民が国家に対して保障を要求する権利。ワイマール憲法で初めて規定され、日本国憲法は、生存権、教育を受ける権利、勤労権、勤労者の団結権・団体交渉権などを規定している。
しゃかい‐げんごがく【社会言語学】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐げんごがく【社会言語学】シヤクワイ‐
《sociolinguistics》言語学の一分野。言語を社会的要因との関連で研究するもので、階級・職業・年齢・性別・人種などさまざまな社会層や場面の性質による言語の違いが主要な研究対象となる。言語社会学。
しゃかい‐げんしょう【社会現象】シヤクワイゲンシヤウ🔗⭐🔉
しゃかい‐げんしょう【社会現象】シヤクワイゲンシヤウ
人間の社会生活や社会関係から生じる、経済・道徳・法律・宗教・芸術などのすべての現象。
しゃかい‐こうがく【社会工学】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐こうがく【社会工学】シヤクワイ‐
社会科学の知識を総合して、工学的手法によって社会問題の解決方法を開発しようとする学問。
しゃかい‐こうぞう【社会構造】シヤクワイコウザウ🔗⭐🔉
しゃかい‐こうぞう【社会構造】シヤクワイコウザウ
ある社会における人々の相互関係・相互作用の形態・態様・枠組。社会における制度や組織の総称。
しゃかい‐し【社会史】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐し【社会史】シヤクワイ‐
歴史研究の一分野。従来の歴史学に対して、人間をとりまく生態系や環境を含むすべての日常生活を把握するために、自然科学・人類学・民俗学・人文地理学など隣接諸科学の方法・視点・成果を多面的にとりいれ、人間とその社会を深層から全体的・具体的に分析しようとするもの。フランスのアナール学派が主唱。→アナール学派
しゃかい‐じぎょう【社会事業】シヤクワイジゲフ🔗⭐🔉
しゃかい‐じぎょう【社会事業】シヤクワイジゲフ
社会からの援助を必要とする人に対し、公私の団体が行う生活改善や保護教化の組織的な事業。消極的な貧困者救済にとどまらず、積極的な福祉の向上を目ざす点で慈善事業と区別される。社会福祉事業。
しゃかい‐しほん【社会資本】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐しほん【社会資本】シヤクワイ‐
道路・港湾・上下水道・公園・公営住宅・病院・学校など、産業や生活の基盤となる公共施設のこと。社会的間接資本。社会共通資本。
しゃかい‐しゅぎ【社会主義】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐しゅぎ【社会主義】シヤクワイ‐
《socialism》
生産手段の社会的共有・管理によって平等な社会を実現しようとする思想・運動。空想的社会主義・共産主義・社会民主主義など。
マルクス主義で、資本主義から共産主義へと続く第一段階としての社会体制。各人は能力に応じて働き、働きに応じて分配を受けるとされる。


しゃかいしゅぎ‐インターナショナル【社会主義インターナショナル】シヤクワイシユギ‐🔗⭐🔉
しゃかいしゅぎ‐インターナショナル【社会主義インターナショナル】シヤクワイシユギ‐
一九五一年に結成された社会民主主義諸政党の国際組織。第二次大戦時に消滅した第二インターナショナルの流れをくみ、日本からは日本社会党・民社党が参加。本部はロンドン。
しゃかいしゅぎ‐かくめい【社会主義革命】シヤクワイシユギ‐🔗⭐🔉
しゃかいしゅぎ‐かくめい【社会主義革命】シヤクワイシユギ‐
社会主義の樹立を目ざす革命。プロレタリア革命。
しゃかいしゅぎ‐けんきゅうかい【社会主義研究会】シヤクワイシユギケンキウクワイ🔗⭐🔉
しゃかいしゅぎ‐けんきゅうかい【社会主義研究会】シヤクワイシユギケンキウクワイ
明治三一年(一八九八)安部磯雄・片山潜・幸徳秋水らを中心とし、社会主義理論の研究を目的として結成された団体。同三三年社会主義協会に改組し、同三七年解散。
しゃかいしゅぎしゃちんあつ‐ほう【社会主義者鎮圧法】シヤクワイシユギシヤチンアツハフ🔗⭐🔉
しゃかいしゅぎしゃちんあつ‐ほう【社会主義者鎮圧法】シヤクワイシユギシヤチンアツハフ
一八七八年、ドイツの宰相ビスマルクが社会主義団体を弾圧する目的で制定した法律。かえって社会主義者たちの団結を強める結果となり、一八九〇年に廃止された。
しゃかいしゅぎしんずい【社会主義神髄】シヤクワイシユギシンズイ🔗⭐🔉
しゃかいしゅぎしんずい【社会主義神髄】シヤクワイシユギシンズイ
評論。幸徳秋水著。明治三六年(一九〇三)刊。科学的社会主義の理論と運動を紹介したもので、明治期社会主義の理論的礎石となった。
しゃかいしゅぎ‐リアリズム【社会主義リアリズム】シヤクワイシユギ‐🔗⭐🔉
しゃかいしゅぎ‐リアリズム【社会主義リアリズム】シヤクワイシユギ‐
現実を革命的発展の観点からとらえ、それを歴史的、具体的に描写しようとするリアリズム。一九三四年、第一回ソビエト作家大会で採択された芸術創造上の理論。
しゃかい‐しょうせつ【社会小説】シヤクワイセウセツ🔗⭐🔉
しゃかい‐しょうせつ【社会小説】シヤクワイセウセツ
社会的・政治的問題を取り上げ、その矛盾や暗黒面を描いた小説。日本では、明治三〇年代前半に発表された内田魯庵(うちだろあん)の「くれの廿八日」「社会百面相」など。
しゃかい‐じん【社会人】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐じん【社会人】シヤクワイ‐
実社会で働いている人。学生・生徒などに対していう。「―になる」「―一年生」
社会の構成員としての個人。


しゃかい‐しんか【社会進化】シヤクワイシンクワ🔗⭐🔉
しゃかい‐しんか【社会進化】シヤクワイシンクワ
社会が一定方向に向かって変動・発展していくこと。スペンサーの用語。
しゃかい‐しんりがく【社会心理学】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐しんりがく【社会心理学】シヤクワイ‐
人間の社会的意識や行動を、社会的環境や条件との関連で分析し理論化しようとする社会科学の一分野。
しゃかい‐じんるいがく【社会人類学】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐じんるいがく【社会人類学】シヤクワイ‐
人類学の一分野。人類の文化的・社会的起源およびその発展を実証的に研究する学問。しばしば異なる社会との比較研究の形をとる。文化人類学ともいう。
しゃかい‐せい【社会性】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐せい【社会性】シヤクワイ‐
集団を作って生活しようとする、人間の根本的性質。
他人との関係など、社会生活を重視する性格。また、社会生活を営む素質・能力。「―のない人」
広く社会に通じる性質。社会生活に関連する度合い。「―の強い文学」



しゃかい‐せいぎ【社会正義】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐せいぎ【社会正義】シヤクワイ‐
人間が社会生活を営む上で、正しいとされる道理。
しゃかいせい‐こんちゅう【社会性昆虫】シヤクワイセイ‐🔗⭐🔉
しゃかいせい‐こんちゅう【社会性昆虫】シヤクワイセイ‐
同種の個体が集団をなし、分業や個体間の協力の著しい昆虫。ミツバチ・アリ・シロアリなど。
しゃかい‐せいさく【社会政策】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐せいさく【社会政策】シヤクワイ‐
資本主義社会における労働問題に対して国家が行う諸政策。労使紛争の調停、社会保険、失業対策など。
しゃかい‐せいど【社会制度】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐せいど【社会制度】シヤクワイ‐
社会組織のうちで、特に法や慣習によって確立したもの。
しゃかい‐せいぶつがく【社会生物学】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐せいぶつがく【社会生物学】シヤクワイ‐
動物社会学の新しい流れで、現代的な自然選択理論に基づき、動物の社会的な行動や現象を遺伝的な適応の面から研究する学問。利他行動や家族内対立関係などを探る。方法として集団遺伝学モデルや適応戦略分析、野外の動物観察データなどが用いられる。
しゃかい‐そしき【社会組織】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐そしき【社会組織】シヤクワイ‐
社会において、人々が何らかの目的をもってつくる一定の結びつきやきまり。また、そのように組織化された集団。
しゃかいたいしゅう‐とう【社会大衆党】シヤクワイタイシユウタウ🔗⭐🔉
しゃかいたいしゅう‐とう【社会大衆党】シヤクワイタイシユウタウ
昭和七年(一九三二)安部磯雄を党首に、社会民衆党・全国労農大衆党との合同により成立した政党。反資本・反共・反ファシズムの三反主義を掲げ勢力を伸ばしたが、しだいに右傾化。同一五年解散。
しゃかい‐たいせい【社会体制】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐たいせい【社会体制】シヤクワイ‐
ある社会を全体的に表した体制。民主主義体制・ファシズム体制・資本主義体制・社会主義体制・戦時体制など。
しゃかい‐ちつじょ【社会秩序】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐ちつじょ【社会秩序】シヤクワイ‐
社会生活が混乱なく営まれている状態。また、そのために必要な社会の制度や仕組み。
しゃかい‐つうしんきょういく【社会通信教育】シヤクワイツウシンケウイク🔗⭐🔉
しゃかい‐つうしんきょういく【社会通信教育】シヤクワイツウシンケウイク
通信教育


しゃかい‐つうねん【社会通念】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐つうねん【社会通念】シヤクワイ‐
社会一般に通用している常識または見解。法の解釈や裁判調停などにおいて、一つの判断基準として用いられる。
しゃかい‐てき【社会的】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐てき【社会的】シヤクワイ‐
[形動]社会に関係するさま。社会性があるさま。「―な活動」「―責任」
しゃかいてき‐きょり【社会的距離】シヤクワイテキ‐🔗⭐🔉
しゃかいてき‐きょり【社会的距離】シヤクワイテキ‐
個人と個人との間、集団と集団との間における親密性・親近性の程度。
しゃかいてき‐じじつ【社会的事実】シヤクワイテキ‐🔗⭐🔉
しゃかいてき‐じじつ【社会的事実】シヤクワイテキ‐
個人にとって外在的で、拘束を課すもの。法・道徳・宗教・流行など。デュルケームはこれを社会学固有の研究対象とした。
しゃかいてき‐せいかく【社会的性格】シヤクワイテキ‐🔗⭐🔉
しゃかいてき‐せいかく【社会的性格】シヤクワイテキ‐
特定の集団や文化に属する人々が共通にもっている性格上の中心的諸特徴。共通の経験や欲求によって形成される。男(女)らしさ・職人気質・国民性など。
しゃかいてき‐そくしん【社会的促進】シヤクワイテキ‐🔗⭐🔉
しゃかいてき‐そくしん【社会的促進】シヤクワイテキ‐
集団で作業をすると、同じ仕事をする他者の存在が刺激となって、一人でやるよりも達成効果が増大する現象。
しゃかいてき‐そんざい【社会的存在】シヤクワイテキ‐🔗⭐🔉
しゃかいてき‐そんざい【社会的存在】シヤクワイテキ‐
史的唯物論で、社会の経済的構造をなす生産関係の総体。これが土台であり、社会的意識を規定するものとされる。
しゃかいてき‐ひよう【社会的費用】シヤクワイテキ‐🔗⭐🔉
しゃかいてき‐ひよう【社会的費用】シヤクワイテキ‐
企業などによる私的経済活動の結果、第三者または社会全体が負担させられ、それを引き起こした経済主体には計上されない損失。公害・環境破壊など。ソーシャルコスト。社会原価。
しゃかいてき‐ふてきおう【社会的不適応】シヤクワイテキ‐🔗⭐🔉
しゃかいてき‐ふてきおう【社会的不適応】シヤクワイテキ‐
社会の一員として生活していくことがうまくできないこと。
しゃかい‐とう【社会党】シヤクワイタウ🔗⭐🔉
しゃかい‐とう【社会党】シヤクワイタウ
社会主義または社会民主主義を主張する政党。
「日本社会党」の略称。


しゃかい‐とうけい【社会統計】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐とうけい【社会統計】シヤクワイ‐
社会現象に関する統計。人口統計・経済統計・文化統計など。
しゃかい‐とうた【社会×淘×汰】シヤクワイタウタ🔗⭐🔉
しゃかい‐とうた【社会×淘×汰】シヤクワイタウタ
社会的条件によって、人間の寿命・出生率・死亡率が影響される現象。
しゃかい‐どうとく【社会道徳】シヤクワイダウトク🔗⭐🔉
しゃかい‐どうとく【社会道徳】シヤクワイダウトク
人間が社会的生活を行う上で守るべき道徳。
しゃかい‐なべ【社会×鍋】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐なべ【社会×鍋】シヤクワイ‐
救世軍が歳末などに行う生活困窮者のための街頭募金運動。また、それに用いる鍋。慈善鍋。《季 冬》「伊達の娘がみて通りたる―/蛇笏」
しゃかい‐の‐ぼくたく【社会の木×鐸】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐の‐ぼくたく【社会の木×鐸】シヤクワイ‐
社会の人々を指導する人。
しゃかい‐ファシズム【社会ファシズム】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐ファシズム【社会ファシズム】シヤクワイ‐
第一次大戦後の社会民主主義が、社会主義を標榜しながら資本主義と妥協し、結果的にファシズムへの道を開いたとの認識から、社会民主主義に対してコミンテルンが与えた名称。
しゃかい‐ふくし【社会福祉】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐ふくし【社会福祉】シヤクワイ‐
生活困窮者、身寄りのない老人・児童、身体障害者など、社会的弱者に対する公私の保護および援助。生活保護法・児童福祉法・母子及び寡婦福祉法・老人福祉法・身体障害者福祉法・精神薄弱者福祉法などによって国や地方公共団体が行うものと、社会福祉事業法によって社会福祉法人が行うものとがある。
しゃかいふくしじぎょう‐ほう【社会福祉事業法】シヤクワイフクシジゲフハフ🔗⭐🔉
しゃかいふくしじぎょう‐ほう【社会福祉事業法】シヤクワイフクシジゲフハフ
社会福祉事業に関する基本事項を定め、公明かつ適正にその事業が行われることを確保し、社会福祉の増進に資することを目的とする法律。昭和二六年(一九五一)施行。
しゃかいふくし‐ほうじん【社会福祉法人】シヤクワイフクシハフジン🔗⭐🔉
しゃかいふくし‐ほうじん【社会福祉法人】シヤクワイフクシハフジン
社会福祉事業法の規定により、社会福祉事業を行うことを目的として設立された法人。都道府県知事や厚生大臣の認可を受け、設立の登記をすることによって成立する。
しゃかい‐ふっき【社会復帰】シヤクワイフクキ🔗⭐🔉
しゃかい‐ふっき【社会復帰】シヤクワイフクキ
[名]スル病気や事故で正常な社会活動ができなくなっていた人が、回復して再び社会で活動するようになること。
しゃかい‐ぶんか【社会分化】シヤクワイブンクワ🔗⭐🔉
しゃかい‐ぶんか【社会分化】シヤクワイブンクワ
社会構造が単純で同質的な状態から、複雑で異質的な状態へと変化すること。
しゃかい‐へんかく【社会変革】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐へんかく【社会変革】シヤクワイ‐
社会体制を計画的、意図的に変えること。改良主義的な穏健な方法と、革命的な過激な方法とがある。
しゃかい‐ほう【社会法】シヤクワイハフ🔗⭐🔉
しゃかい‐ほう【社会法】シヤクワイハフ
個人的利益に基礎をおく市民法を、社会の公共的利益を優先する立場から修正する法の総称。労働法・経済法・社会福祉に関する法など。
しゃかい‐ほうし【社会奉仕】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐ほうし【社会奉仕】シヤクワイ‐
社会の福祉のために個人的利害を考えないでする行為。
しゃかい‐ほけん【社会保険】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐ほけん【社会保険】シヤクワイ‐
国民の生活保障のため、疾病・老齢・出産・失業・死亡など生活を脅かす事由が発生したとき、一定基準の給付を行う保険。健康保険・労働者災害補償保険・雇用保険・厚生年金保険など。
しゃかいほけん‐ちょう【社会保険庁】シヤクワイホケンチヤウ🔗⭐🔉
しゃかいほけん‐ちょう【社会保険庁】シヤクワイホケンチヤウ
厚生省の外局の一。政府管掌健康保険・日雇労働者健康保険・船員保険・厚生年金保険・国民年金など、社会保険事業の運営を行う。昭和三七年(一九六二)設置。
しゃかいほけん‐ろうむし【社会保険労務士】シヤクワイホケンラウムシ🔗⭐🔉
しゃかいほけん‐ろうむし【社会保険労務士】シヤクワイホケンラウムシ
各種社会保険に関する提出書類の作成や書類提出の代行などの業務を行う者。国家試験がある。社労士。
しゃかい‐ほしょう【社会保障】シヤクワイホシヤウ🔗⭐🔉
しゃかい‐ほしょう【社会保障】シヤクワイホシヤウ
国民の生存権を確保することを目的とする保障。日本では、社会保険・公的扶助・社会福祉事業・公衆衛生など。
しゃかいみんしゅう‐とう【社会民衆党】シヤクワイミンシユウタウ🔗⭐🔉
しゃかいみんしゅう‐とう【社会民衆党】シヤクワイミンシユウタウ
大正一五年(一九二六)労働農民党の左翼化に反対した一派により結成された右翼的無産政党。昭和七年(一九三二)全国労農大衆党と合同し、社会大衆党に改組。
しゃかい‐みんしゅしゅぎ【社会民主主義】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐みんしゅしゅぎ【社会民主主義】シヤクワイ‐
革命的共産主義に対して、議会を通じて漸進的に社会の変革を実現しようとする改良主義的立場。ベルンシュタインが提唱。第二次大戦後の西欧ではこの立場をとる政党が多くなった。民主的社会主義といわれることもある。社民主義。社民。
しゃかいみんしゅ‐とう【社会民主党】シヤクワイミンシユタウ🔗⭐🔉
しゃかいみんしゅ‐とう【社会民主党】シヤクワイミンシユタウ
明治三四年(一九〇一)五月、片山潜・安部磯雄・幸徳秋水らによって創立された日本最初の社会主義政党。二日後に禁止された。
ドイツの政党。一八七五年に結成されたドイツ社会主義労働者党が九〇年に改称したもの。九一年にマルクス主義的なエルフルト綱領を採択。第二インターナショナルの指導的地位を占めた。一九一八年の十一月革命後、第一党として政権を担当したが、ナチスによって非合法化され、第二次大戦後、西ドイツではマルクス主義を捨て、社会民主主義をとる国民政党となった。


しゃかい‐めん【社会面】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐めん【社会面】シヤクワイ‐
新聞で、社会の一般的な事件に関する記事を載せたページ。三面。
しゃかい‐もんだい【社会問題】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐もんだい【社会問題】シヤクワイ‐
社会生活に支障をきたすような、社会の欠陥・矛盾・不合理から生じる各種の問題。労働問題・住宅問題・公害問題・失業問題・農村問題・青少年問題・婦人問題など。
しゃかいゆうきたい‐せつ【社会有機体説】シヤクワイイウキタイ‐🔗⭐🔉
しゃかいゆうきたい‐せつ【社会有機体説】シヤクワイイウキタイ‐
社会を生物有機体の体制になぞらえて説明する社会理論。一九世紀、フランスのコント、イギリスのスペンサーらによって主張された。
しゃかい‐りっぽう【社会立法】シヤクワイリツパフ🔗⭐🔉
しゃかい‐りっぽう【社会立法】シヤクワイリツパフ
社会政策的な立場や方針に基づいて行われる立法。
しゃかい‐れんたいしゅぎ【社会連帯主義】シヤクワイ‐🔗⭐🔉
しゃかい‐れんたいしゅぎ【社会連帯主義】シヤクワイ‐
社会の成員間における相互依存・相互扶助が社会生活の原理であり、義務であるとする思想。フランスのレオン=ブルジョアが提唱した。
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