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アイヒマン【Karl Adolf Eichmann】🔗🔉

アイヒマン【Karl Adolf Eichmann】一九〇六〜一九六二]ドイツのナチス親衛隊中佐。第二次大戦中のユダヤ人大量虐殺の責任者。大戦後アルゼンチンへ逃亡したが、イスラエル秘密警察に誘拐・逮捕され、エルサレムで裁判ののち処刑された。

ウィットフォーゲル【Karl August Wittfogel】🔗🔉

ウィットフォーゲル【Karl August Wittfogel】一八九六〜一九八八]米国の経済史家。ドイツの生まれ。一九三四年、米国に亡命。東洋社会、特に中国農業社会を研究。著「解体過程にある中国の経済と社会」など。

カーバ【Kaaba】🔗🔉

カーバ【Kaaba】 《立方体の意》メッカのハラーム‐モスクにあるイスラム教の最も聖なる所。石造の聖殿で、その壁に聖なる黒石が安置されている。「神の館」として、巡礼の目ざすところ。また、礼拝はこの方向に向かって行われる。

カーブル【Kabul】🔗🔉

カーブル【Kabul】 カブール

カーマ【梵Kma】🔗🔉

カーマ【梵Kma】 《意欲・愛欲の意》インド神話で、愛の神。リグ‐ベーダでは宇宙創造の原動力としてうたわれたが、のち愛欲の神とされた。

カーマスートラ【梵Kmastra】🔗🔉

カーマスートラ【梵Kmastra】 古代インドの性愛書。四世紀ごろのバラモンの学者バーツヤーヤナの作と伝えられる。性愛に関する事項をサンスクリットの韻文で記し、文学的価値も高い。愛経。

カーリダーサ【Klidsa】🔗🔉

カーリダーサ【Klidsa】 四世紀後半から五世紀初めごろのインドの詩人・劇作家。サンスクリット文学の代表者。叙事詩「ラグバンシャ」、叙情詩「メーガドゥータ」、戯曲「シャクンタラー」など。

カール【ドイツKar】🔗🔉

カール【ドイツKar】 氷河の浸食によって、山頂直下の斜面が、すくい取ったように円形に削られた地形。日本では飛騨・赤石・日高山脈などにみられる。圏谷(けんこく)

カール【Karl】🔗🔉

カール【Karl】 (一世)[七四二〜八一四]フランク王。小ピピンの子。ゲルマン民族を統合し、西欧をほぼ統一。法制を整備して中央集権国家をつくり、八〇〇年、教皇から西ローマ帝国皇帝を戴冠。学術文化を奨励、その成果はカロリング‐ルネッサンスとよばれた。カール大帝。シャルルマーニュ大帝。(四世)[一三一六〜一三七八]神聖ローマ帝国皇帝。チェコ王。ボヘミア王ヨハンの子。金印勅書を発布して皇帝選挙の手続きを確定。アビニョン幽閉中の教皇のローマ帰還を実現した。プラーグ大学の創立者。(五世)[一五〇〇〜一五五八]神聖ローマ帝国皇帝。スペイン王としてはカルロス一世。生涯、内外の反乱の処理に終始。宗教改革に反対してルター派を弾圧、新教諸侯と争ったが、アウグスブルクの宗教和議で、信教の自由を承認。(一二世)[一六八二〜一七一八]スウェーデン王。列強のスウェーデン分割に対抗、北方戦争を起こしたが、ポルタバの戦いで敗北。

カール‐たいてい【カール大帝】🔗🔉

カール‐たいてい【カール大帝】 《Karl der Groe》カール

カーンプル【Kanpur】🔗🔉

カーンプル【Kanpur】 インド中北部、ウッタル‐プラデーシ州のガンジス川西岸にある商工業都市。交通の要衝。織物・機械などの工業が盛ん。人口、都市圏二一一万(一九九一)

カイザー【ドイツKaiser】🔗🔉

カイザー【ドイツKaiser】 カイゼル

カイゼル【ドイツKaiser】🔗🔉

カイゼル【ドイツKaiser】 《皇帝の意で、ローマのカエサルに由来》ドイツ皇帝の称号。日本ではウィルヘルム二世を指すことが多い。カイザー。

カイラス‐さん【カイラス山】🔗🔉

カイラス‐さん【カイラス山】 《Kailas》中国、チベット自治区南西部にある山。ヒマラヤ山脈の北側に位置するカイラス山脈の主峰。標高六六五六(六七一四とも)メートル。ラマ教・仏教・ヒンズー教の聖山。カンリンポチェ峰。ガンディセ山。

カオリナイト【kaolinite】🔗🔉

カオリナイト【kaolinite】 粘土鉱物の一。アルミニウムの含水珪酸塩(けいさんえん)で、塊状・土状のことが多く、白、黄または灰色。火山岩・長石・雲母(うんも)などが風化してできる。カオリンの主成分。

カオリン【kaolin】🔗🔉

カオリン【kaolin】 《中国語から》長石を含む岩石の風化によってできた粘土。カオリナイトなどが主成分。名は、産地であった中国江西省の景徳鎮付近の山、高陵Kaolingに由来。陶磁器、アート紙のコーティング、化粧品、薬の賦形剤(ふけいざい)などの原料にする。白陶土。磁土。高陵土。

カップリ🔗🔉

カップリ 《切るの意の、(オランダ)kappenからか》江戸時代に、オランダから渡来した小形のナイフ。「武士も具足のいらぬ御時なれば、まして色座敷へは―も出さぬがよし」〈浮・男色大鑑・八〉◆「割瓜」とも書く。

カッペ【ドイツKappe】🔗🔉

カッペ【ドイツKappe】 坑道の天盤を支える金属製の梁(はり)。相互に連結でき、鉄柱と組み合わせて使用。

カデンツ【ドイツKadenz】🔗🔉

カデンツ【ドイツKadenz】 カデンツァ

カドモス【Kadmos】🔗🔉

カドモス【Kadmos】 ギリシア神話で、エウロペの弟。テーベの都の建設者で、初代の王となった。ギリシアに文字を伝えたとされる。

カナウジ【Kanauj】🔗🔉

カナウジ【Kanauj】 インド北部、ガンジス川流域にあった都市。七世紀にバルダナ朝の首都となり、一二世紀末まで繁栄。カノージ。カーニャクブジャ。

カナカ【Kanaka】🔗🔉

カナカ【Kanaka】 《ポリネシア語で、人の意》ハワイに住むポリネシア系原住民。また、ミクロネシアに住むチャモロ族以外の人々の総称。カナカ族。

カナマイシン【kanamycin】🔗🔉

カナマイシン【kanamycin】 放線菌のストレプトミセス‐カナミセティクスが産出する抗生物質。昭和三二年(一九五七)梅沢浜夫らが分離。水溶性で、結核菌・赤痢菌・ぶどう球菌・大腸菌などに有効。

カニシカ【Kanika】🔗🔉

カニシカ【Kanika】 二世紀ころの古代インドのクシャン王朝の国王。王朝の最盛期を現出した。仏教を保護し、首都プルシャブラに寺院を建立、また仏典結集(けつじゆう)を行った。カニュシカ。迦膩色迦。

カニューレ【ドイツKanle】🔗🔉

カニューレ【ドイツKanle】 体腔・血管内などに挿入し、薬液の注入や体液の排出、気管切開の際の空気の通路とする場合などに用いるパイプ状の医療器具。

カノン【オランダkanon】🔗🔉

カノン【オランダkanon】 「カノン砲」の略。◆「加農」とも書く。

カバディ【ヒンデイーkabaddi】🔗🔉

カバディ【ヒンデイーkabaddi】 インドの国技。一チーム七人の二組みが攻撃側と守備側とに分かれ、攻撃側の一人が「カバディ」と連呼しながら、息の続く間守備側のからだや手にタッチし、守備側はタックルなどで妨害する。触れた人の数が得点になる。

かびらえ【迦毘羅衛】カビラヱ🔗🔉

かびらえ【迦毘羅衛】カビラヱ 《梵Kapilavastuの漢名。vastuは城の意》釈迦(しやか)族の住んでいた都城。現在のネパール王国タライ地方にあった。釈迦牟尼はこの地で生まれたという。カピラバストゥ。

かびら‐せん【迦毘羅仙】🔗🔉

かびら‐せん【迦毘羅仙】 《梵Kapilamahiの漢名》前三〇〇年ころのインドの哲学者。六派哲学の一、サーンキヤ学派の開祖とされる。「サーンキヤスートラ」の著者といわれるがこの書は実際には後世の作。カピラ。生没年未詳。

カブール【Kabul】🔗🔉

カブール【Kabul】 アフガニスタン共和国の首都。ヒンズークシュ山脈の南麓にあり、インドと中央アジアを結ぶ交通の要地。人口、行政区一四二万(一九八八)。カーブル。

カポック【kapok】🔗🔉

カポック【kapok】 パンヤ

カミツレ【オランダkamille】🔗🔉

カミツレ【オランダkamille】 カミルレ

カミルレ【オランダkamille】🔗🔉

カミルレ【オランダkamille】 キク科の一年草または越年草。高さ三〇〜六〇センチ。全体に香りがあり、葉は羽状に細かく裂けている。夏、周辺が白色で中央が黄色の頭状花を開く。ヨーロッパの原産。花を乾燥して煎じ、発汗・駆風剤とする。カモミルラ。カモミール。カミツレ。◆「加密列」「加密爾列」とも書く。

カムチャツカ‐はんとう【カムチャツカ半島】‐ハンタウ🔗🔉

カムチャツカ‐はんとう【カムチャツカ半島】‐ハンタウ 《Kamchatka》ロシア連邦北東部の半島。長さ約一二〇〇キロ。ベーリング海とオホーツク海とを分ける。クリュチェフスカヤ山など火山が多く、近海では漁業が盛ん。中心都市、ペトロパブロフスク‐カムチャツキー。

カメハメハ【Kamehameha】🔗🔉

カメハメハ【Kamehameha】 ハワイの王朝。また、王の名。一八一〇年、カメハメハ一世がハワイ諸島を統一して成立したが、外国勢力の進出により衰退。九八年、アメリカに併合されて消滅。

カヤプテ【オランダkajapoet; kajaput】🔗🔉

カヤプテ【オランダkajapoet; kajaput】 フトモモ科の常緑高木。高さ一五〜三〇メートル。樹皮は白色、枝が垂れ下がる。葉から油をとり、鎮痛や香料に用いる。東南アジア・オーストラリア原産。カユプテ。

カユプテ【マライkajuputih】🔗🔉

カユプテ【マライkajuputih】 カヤプテ

カラ‐アザール【ヒンデイーkl-zr】🔗🔉

カラ‐アザール【ヒンデイーkl-zr】 《黒い病気の意》鞭毛虫(べんもうちゆう)の一種リーシュマニア‐ドノバニの感染で起こる悪性の伝染病。サシチョウバエが媒介。発熱と皮膚の黒褐色の色素沈着とが目立つため黒熱病ともいわれ、致命率が高い。流行地は中国の揚子江以北・インド・中近東・地中海沿岸・中南米。

カラーム【アラビアkalm】🔗🔉

カラーム【アラビアkalm】 《言葉・議論の意》イスラム教の思弁哲学のこと。

カラガンダ【Karaganda】🔗🔉

カラガンダ【Karaganda】 カザフスタン北東部の工業都市。大炭田があり、瀝青(れきせい)炭を産出。機械・食品加工業も盛ん。人口、行政区六一万(一九九〇)

カラキタイ【Kara Khitai】🔗🔉

カラキタイ【Kara Khitai】 遼の王族、耶律大石(やりつたいせき)が、一一三二年に中央アジアに建てた国。都はフス‐オルダ(ベラサグン)。三代八〇年近く続いたのち、一二一一年、トルコ系のナイマン部族に滅ぼされた。西遼。◆「黒契丹」とも書く。

カラクム‐さばく【カラクム砂漠】🔗🔉

カラクム‐さばく【カラクム砂漠】 《Karakumは、黒い砂の意》トルクメニスタンの大部分を占める砂漠。豊富な地下水とアムダリアからの運河による灌漑により、放牧や綿花栽培が行われる。

カラクン‐ちょう【カラクン鳥】‐テウ🔗🔉

カラクン‐ちょう【カラクン鳥】‐テウ(オランダ)kalkoenからか》シチメンチョウの別名。カラクン。

カラコルム‐さんみゃく【カラコルム山脈】🔗🔉

カラコルム‐さんみゃく【カラコルム山脈】 《Karakorum》カシミールと中国との国境地帯にある大山脈。七〇〇〇メートル級の高山が多く、最高峰はK2の八六一一メートル。

カラチ【Karachi】🔗🔉

カラチ【Karachi】 パキスタン最大の商工業・港湾都市。インダス川のデルタ地帯にあり、アラビア海に面する。独立時から一九五九年まで首都。人口、都市圏五一八万(一九八一)

カラハリ‐さばく【カラハリ砂漠】🔗🔉

カラハリ‐さばく【カラハリ砂漠】 《Kalahari》南アフリカからボツワナ・ナミビアにかけて広がる砂漠。

カラビナ【ドイツKarabiner】🔗🔉

カラビナ【ドイツKarabiner】 登山用具の一。一部が開閉できる金属製の環で、ハーケンなどとザイルとを連絡するのに用いる。

カラ‐ホージョ【Kara-Khj🔗🔉

カラ‐ホージョ【Kara-Khj 《荒れ果てた高昌(こうしよう)の意》中国新疆(しんきよう)ウイグル自治区のトルファンの南東にある都城址。五〜七世紀に高昌国の首都だった。ハラホジョ。◆「哈拉和卓」とも書く。

カランコエ【ラテンKalanchoe】🔗🔉

カランコエ【ラテンKalanchoe】 ベンケイソウ科カランコエ属の多肉植物の総称。マダガスカル島など熱帯に分布。日本では園芸上、特にベニベンケイをさし、花茎の先に四弁花が多数房状につき、色は赤・橙・桃・黄色などがある。

カリ【オランダkali】🔗🔉

カリ【オランダkali】 カリウムの略称。「―ガラス」「―肥料」炭酸カリウムの俗称。カリウム塩のこと。「青酸―」◆「加里」とも書く。

カリーニングラード【Kaliningrad】🔗🔉

カリーニングラード【Kaliningrad】 ロシア連邦西端部の港湾都市。バルト海沿岸にあり、リトアニアの南西方に位置する。カリーニングラード州の州都。造船・機械工業が盛ん。一三世紀に建設され、第二次大戦まで東プロイセンの中心都市で、ケーニヒスベルクと称した。哲学者カントの生地。

カリウム【ドイツKalium】🔗🔉

カリウム【ドイツKalium】 アルカリ金属元素の一。単体は銀白色の軟らかい金属で、水より軽い。化学的性質はナトリウムに似るが、より活性があり、水と反応して水素を発生し、紫色の炎を上げて燃える。石油中に貯蔵。天然には地殻中に長石・雲母などの成分として分布し、海水中や動植物の細胞内液にイオンとして存在。元素記号K 原子番号一九。原子量三九・一〇。

カリエス【ドイツKaries】🔗🔉

カリエス【ドイツKaries】 骨が壊疽(えそ)を起こして崩壊していく疾患。結核菌による脊椎カリエスが代表的。骨瘍(こつよう)。骨疽(こつそ)

カリ‐ガラス🔗🔉

カリ‐ガラス 《和kali(オランダ)+glas(オランダ)》ナトリウムよりもカリウムを多く含有するソーダ石灰ガラス。屈折率が増し、不純物による着色がないので、クリスタルガラス・光学ガラス・理化学用ガラスなどに利用。

カリスト【Kallist🔗🔉

カリスト【Kallist ギリシア神話で、アルテミスに仕えたニンフ。ゼウスに愛されてアルカスを産んだため、ゼウスの妃ヘラによって熊にされた。→アルカス木星の第四衛星。ガリレイが一六一〇年に発見。学名 (ラテン)Callisto

カリマコス【Kallimachos】🔗🔉

カリマコス【Kallimachos】前三一〇ころ〜?]古代ギリシアの詩人。アレクサンドリアの図書館の司書として、「大目録」一二〇巻を作成。詩論家としても活躍し、作「アイティア」などの断片が残っている。

カリマンタン【Kalimantan】🔗🔉

カリマンタン【Kalimantan】 ボルネオ島のインドネシア領の呼称。全島の南部約八割を占め、大半が森林地帯。

カリュプソー【Kalypso】🔗🔉

カリュプソー【Kalypso】 ギリシア神話のニンフ。オーギュギア島に住み、トロヤからの帰途難破して漂着したオデュッセウスを七年間ひきとめた。

かりょうびんが【×迦陵頻×伽】🔗🔉

かりょうびんが【×迦陵頻×伽】 《梵kalavikaの音写。妙声・美音・妙音鳥などと訳す》雪山(せつせん)あるいは極楽浄土にいるという想像上の鳥。聞いて飽きることない美声によって法を説くとされ、浄土曼荼羅(まんだら)には人頭・鳥身の姿で表される。

カリンガ【Kaliga】🔗🔉

カリンガ【Kaliga】 インド南東部オリッサ州辺りにあった古代の国名。前三世紀アショカ王に征服された。◆「迦陵伽」とも書く。

カルキ【オランダkalk】🔗🔉

カルキ【オランダkalk】 石灰。《「クロルカルキ」の略》さらし粉(こ)のこと。「―くさい水」

カルグーリー【Kalgoorlie】🔗🔉

カルグーリー【Kalgoorlie】 オーストラリア南西部の鉱山都市。金・ニッケルを産する。

かるだい【伽留陀夷】🔗🔉

かるだい【伽留陀夷】 《梵Klodyinの音写》仏弟子の一人。修行僧としてふさわしくない行いが多く、そのため仏が戒律を制定したという。

カルバラー【Karbal'】🔗🔉

カルバラー【Karbal'】 イラク中部の商業都市。六八〇年、アリーの次男フサインがスンニー派との戦いで殉死した地で、イスラム教シーア派の聖地。

カルミア【kalmia】🔗🔉

カルミア【kalmia】 ツツジ科の常緑低木。葉は長楕円形で厚い。初夏、淡紅色の花を散房状につけ、花びらは浅く五つに裂けていて、絵日傘に似る。北アメリカの原産で、日本には大正四年(一九一五)に渡来。はながさしゃくなげ。アメリカしゃくなげ。

カレードスコープ【kaleidoscope】🔗🔉

カレードスコープ【kaleidoscope】 万華鏡(まんげきよう)

カレリア【Kareliya】🔗🔉

カレリア【Kareliya】 ロシア連邦を構成する自治共和国。西はフィンランドに接し、東に白海を抱く。首都ペトロザボーツク。木材加工業などが盛ん。フィン族のカレリア人が居住。

カレワラ【Kalevala】🔗🔉

カレワラ【Kalevala】 フィンランドの英雄叙事詩。全五〇章。エリアス=リョンロート編。一八三五〜四九年刊。古くからの口承文芸を集録したもので、雄大な構想を豊かな想像力で描いており、フィンランド独立運動の精神的支えとなった。

かん【缶・×罐・×鑵】クワン🔗🔉

かん【缶・×罐・×鑵】クワン 《英canまたは、(オランダ)kanから、「缶」「罐」「鑵」は当て字》金属の薄い板で作った容器。特に、ブリキ製のものをいう。「石油―」「缶詰」の略。「鮭(さけ)―」

カンガルー【kangaroo】🔗🔉

カンガルー【kangaroo】 有袋目カンガルー科の哺乳類の総称。尾が長く、後ろ足が大きく発達し、跳躍が巧み。草食性。雌の下腹部に育児嚢(いくじのう)があり、産まれた子は独力でここに入り乳を吸う。オーストラリア・ニューギニア島および周辺の島に分布。アカカンガルー・オオカンガルーなどの頭胴長約一・五メートルの大形種のほか、小形のワラビーなどもいる。

カンザス【Kansas】🔗🔉

カンザス【Kansas】 米国中央部の州。州都トピーカ。小麦の大産地。航空機・車両工業なども盛ん。

カンザス‐シティー【Kansas City】🔗🔉

カンザス‐シティー【Kansas City】 米国ミズーリ州西部の都市。カンザス州の同名の都市と接する。農産物の集散地。食品加工業も盛ん。米国カンザス州東部の都市。小麦栽培・畜産業が盛ん。

カンダハル【Kandahar】🔗🔉

カンダハル【Kandahar】 アフガニスタン南部の商業都市。パキスタンへの交通の要地。

カンチェンジュンガ【Kanchenjunga】🔗🔉

カンチェンジュンガ【Kanchenjunga】 ヒマラヤ山脈東部の高峰。エベレストの東方、ネパールとインドのシッキム州との国境にあり、標高八五九八メートルは世界第三位の高さ。一九五五年、英国隊が初登頂。

カンテ【ドイツKante】🔗🔉

カンテ【ドイツKante】 登山で、岩壁の稜角(りようかく)スキーのジャンプ競技で、踏み切り台の先端。

カンテラ【オランダkandelaar】🔗🔉

カンテラ【オランダkandelaar】 《燭台の意》手提げ用の石油ランプ。ブリキ・銅などで作った筒形の容器に石油を入れ、綿糸を芯にして火をともす。

カンパニア【ロシアkampanija】🔗🔉

カンパニア【ロシアkampanija】 政治的な目的で組織された大衆行動。大衆闘争。カンパ。「一大―」

カンパラ【Kampala】🔗🔉

カンパラ【Kampala】 ウガンダ共和国の首都。赤道直下、ビクトリア湖北岸近くの冷涼な高原にある。コーヒー・綿花の集散地。人口、都市圏四六万(一九八〇)

カンプチア【クメールKampuchea】🔗🔉

カンプチア【クメールKampuchea】 カンボジア

カンフル【オランダkamfer】🔗🔉

カンフル【オランダkamfer】 樟脳(しようのう)のこと。クスノキから得られるほか化学合成もされ、中枢神経興奮・局所刺激・防腐作用がある。かつては蘇生(そせい)薬として知られた。カンファー。だめになりかけた物事を蘇生させるのに効果のある措置。カンフル剤。「大幅減税が景気回復の―となる」

かん‐ぼう【官房】クワンバウ🔗🔉

かん‐ぼう【官房】クワンバウ(ドイツ)Kammer》行政機関の内局の一つ。内閣・府・省などに置かれ、機密・人事・文書・統計などの事務を取り扱う。絶対王制時代のドイツで、君主の側近に仕える重臣が執務した小室に由来。

きゃら【×伽羅】🔗🔉

きゃら【×伽羅】 《梵klguruの音写「伽羅阿伽」の略。また、tagaraの音写「多伽羅」の略とも》ジンコウの別名。香木として有名。香料の一種。ジンコウなどの香木の樹心から製する良質の香。「伽羅木(きやらぼく)」の略。よいものをほめていう語。「姿こそひなびたれ、心は―にて候」〈浄・十六夜物語〉江戸時代、遊里で、金銭のこと。

ケー【K・k】🔗🔉

ケー【K・k】 英語のアルファベットの第一一字。〈K〉《King》チェス・トランプで、キングの記号。〈K〉《(ドイツ)Kalium》カリウムの元素記号。〈k〉《(フランス)kilo》数の単位、キロの記号。〈K〉《(ドイツ)Kelvin》絶対温度の記号。〈K〉《(オランダ)karaat》金の純度の単位、カラットの記号。

ケー‐ツー【K2】🔗🔉

ケー‐ツー【K2】 《カラコルム山脈測量番号二号の意》カシミール北部、カラコルム山脈にある、世界第二の高峰。標高八六一一メートル。一九五四年、イタリア隊が初登頂。ゴッドウィン‐オースチン。チョゴリ。

ケール【kale】🔗🔉

ケール【kale】 アブラナ科の越年草。キャベツ・ブロッコリーなどの原種で、結球しない。生ジュース用。

こう【×劫】コフ🔗🔉

こう【×劫】コフ 《梵kalpaの音写「劫波」の略。「ごう」とも》仏語。きわめて長い時間。古代インドにおける時間の単位のうち、最長のもの。囲碁で、一目を双方で交互に取りうる場合、一方で取られたあと、すぐ他方で取り返すことのできない約束で一目を争うこと。

こうていえんぶきょく【皇帝円舞曲】クワウテイヱンブキョク🔗🔉

こうていえんぶきょく【皇帝円舞曲】クワウテイヱンブキョク 《原題、(ドイツ)Kaiserwaltzer》ヨハン=シュトラウス二世作曲の円舞曲。一八八八年作。オーストリア皇帝フランツ=ヨーゼフ一世在位四〇周年を記念して作曲。

こんごう‐どうじ【金剛童子】コンガウ‐🔗🔉

こんごう‐どうじ【金剛童子】コンガウ‐ 《梵Kaikrodha;Vajra-kumraの訳》密教の護法神。童形で怒りの相を表し、二臂(にひ)・六臂があり、二臂のものは左手に三鈷杵(さんこしよ)を持つ。阿弥陀仏の化身ともいう。

こんでい‐ごま【陟駒・金泥駒】🔗🔉

こんでい‐ごま【陟駒・金泥駒】 《梵Kahakaの音写》悉達(しつた)太子が、出家するため王宮を去るときに乗った白い馬の名。

たいいのむすめ【大尉の娘】タイヰのむすめ🔗🔉

たいいのむすめ【大尉の娘】タイヰのむすめ 《原題、(ロシア)Kapitanskaya dochka》プーシキンの歴史小説。一八三六年刊。プガチョフの反乱を背景に、司令官の娘マリアと士官グリニョフとの恋など、さまざまな事件を、グリニョフの手記のかたちで描く。

チェルニー【Karl Czerny】🔗🔉

チェルニー【Karl Czerny】一七九一〜一八五七]オーストリアのピアノ奏者・教育家・作曲家。ベートーベン・クレメンティらに師事。ピアノのための練習曲を多数作曲し、その教則本は今日でも広く用いられる。

チャペック【Karel apek】🔗🔉

チャペック【Karel apek】一八九〇〜一九三八]チェコの劇作家・小説家。科学技術と人間のエゴイズムとの結び付きによって生まれる人類の危機を風刺した作品で知られる。「ロボット」の語を初めて用いた戯曲「R・U・R」のほか、小説「山椒魚戦争」、童話「長い長いお医者さんの話」など。

ハルデンベルク【Karl August Hardenberg】🔗🔉

ハルデンベルク【Karl August Hardenberg】一七五〇〜一八二二]プロイセンの政治家。一八一〇年、シュタインの後を継いで宰相となり、ウィーン会議に全権として出席し、領土拡大に成功。ギルドの廃止、商業の自由の確立、各種税制の改革などに努力した。

バルト【Karl Barth】🔗🔉

バルト【Karl Barth】一八八六〜一九六八]スイスの神学者。弁証法神学の創唱者の一人。神の啓示を神学の中心問題とし、聖書的福音主義を唱え現代神学に大きな影響を与えた。著「ロマ書」「教会教義学」など。

はんそく‐おう【斑足王】‐ワウ🔗🔉

はんそく‐おう【斑足王】‐ワウ 《梵Kalmapdaの訳》インドの伝説上の王。父王と牝獅子とが交わって生まれ、足に斑点があったところから名づけられた。千人の王の首を得ようとしたが、千人目の普明王によって悔悟し、出家したという。斑足太子。

ブラウン【Karl Ferdinand Braun】🔗🔉

ブラウン【Karl Ferdinand Braun】一八五〇〜一九一八]ドイツの物理学者。ブラウン管の発明や、無線通信技術などに業績がある。一九〇九年、G=マルコーニとともにノーベル物理学賞受賞。

ブルークマン【Karl Brugmann】🔗🔉

ブルークマン【Karl Brugmann】一八四九〜一九一九]ドイツの言語学者。青年文法学派の中核としてインド‐ヨーロッパ語学・比較言語学の研究に多大な業績を残した。著「インド‐ゲルマン語比較文法綱要」など。

ベーム【Karl Bhm】🔗🔉

ベーム【Karl Bhm】一八九四〜一九八一]オーストリアの指揮者。ドレスデン・ウィーンの国立歌劇場、ウィーン‐フィルハーモニーなどの指揮者をつとめた。

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