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○何の事はないなんのことはない🔗⭐🔉
○何の事はないなんのことはない
たいしたことではない。取り上げて問題とするほどのことではない。「―、ただの思い過しだった」
⇒なん‐の【何の】
なんの‐そ‐の【何の其の】
何ほどのことがあろうか、何でもない。「悪天候も―」
⇒なん‐の【何の】
なん‐ば【南蛮】
(ナンバンの下略)
①外国渡来のもの、珍奇・異風のもの、新規に工夫・開発されたものを言う語。
②(普通、ナンバと書く)
㋐歌舞伎や舞踊の演技で、右足が出る時右手を出すような、普通とは逆の手足の動作。樏かんじきや田下駄をナンバと言い、これを履はいた時の所作の意か。
㋑右手と右足、左手と左足とが、それぞれ同時に前に出るような歩行の仕方。「―走り」
→なんばん。
⇒なんば‐きび【南蛮黍】
⇒なんば‐の‐ほこ【南蛮の鉾】
なんば【難波】
大阪市中央区道頓堀以南、浪速区の北部にわたる一帯の汎称。私鉄・地下鉄の難波駅がある。
難波
撮影:的場 啓
⇒なんば‐に【難波煮】
なん‐ば【難場】
難儀する場所または場合。難所。
なん‐ぱ【軟派】
①軟弱な意見の党派。強硬な主張をなし得ないもの。「―議員」
②文芸上エロチシズムを主とするもの。「江戸―」
③新聞・雑誌で、社会面や文学または艶物を担当するもの。「―記者」
④軟弱な風潮に関心を示す人々。
⑤転じて、女性などを誘惑すること。
↔硬派
なん‐ぱ【難破】
暴風雨などにあって船が破損したり沈んだりすること。「―船」
ナンバー【number】
①数字。番号。順位。
②雑誌などの号数。「バック‐―」
③曲目。「スタンダード‐―」
⇒ナンバー‐エイト【number eight】
⇒ナンバー‐スクール
⇒ナンバー‐ディスプレー
⇒ナンバー‐プレート【number plate】
⇒ナンバー‐ワン【number one; No.1】
ナンバー‐エイト【number eight】
ラグビーで、スクラムの最後尾に位置する選手。
⇒ナンバー【number】
ナンバー‐スクール
(number school)設立順に数字を校名に入れたエリート養成の学校。旧制高等学校では一高から八高まで。旧制中等学校も多くの都道府県で採用。
⇒ナンバー【number】
ナンバー‐ディスプレー
(calling number display)発信者の電話番号を着信側の電話機に着信時に表示させる機能。
⇒ナンバー【number】
ナンバー‐プレート【number plate】
自動車などの登録番号を記した金属製の板。
⇒ナンバー【number】
ナンバー‐ワン【number one; No.1】
第1番。第一人者。トップ。
⇒ナンバー【number】
なんば‐うり【魚場売】
鯡にしん漁場へ来る行商人。
なんば‐きび【南蛮黍】
⇒なんばんきび。
⇒なん‐ば【南蛮】
なん‐ぱく【軟白】
ウド・アスパラガスなどの野菜類の茎葉の白く軟らかな部分。また、日除けや地下栽培などで、それをつくること。
なんばこ
米粉をこねて油で揚げた菓子。秋田県の郷土菓子。唐辛子を「南蛮」といい、その形に似せて作るところからの名。
なんば‐に【難波煮】
魚・野菜などをぶつ切りのネギとともに、出し汁・酒・醤油・味醂みりんなどで煮た料理。
⇒なんば【難波】
なんば‐の‐ほこ【南蛮の鉾】
南蛮鉄の鉾。狂言、連歌毘沙門「―を取り直し真中よりざつくり」
⇒なん‐ば【南蛮】
なんばら【南原】
姓氏の一つ。
⇒なんばら‐しげる【南原繁】
なんばら‐しげる【南原繁】
政治学者。香川県生れ。東大卒、同教授・総長。対日講和条約締結にあたり、全面講和を唱え吉田茂首相と対立。著「国家と宗教」など。(1889〜1974)
南原繁
撮影:田村 茂
⇒なんばら【南原】
ナンバリング【numbering】
①番号をつけること。
②ナンバリング‐マシンの略。
⇒ナンバリング‐マシン【numbering machine】
ナンバリング‐マシン【numbering machine】
自動番号押捺器。番号印字器。
⇒ナンバリング【numbering】
なん‐ばん【南蛮】
(南方の野蛮人の意)
①古く中国で、インドシナをはじめとする南海の諸国の称。↔北狄ほくてき。
②室町末期から江戸時代にかけて、シャム・ルソン・ジャワその他南洋諸島の称。また、その地を経由して渡来した西欧の人や品物。また、(多く他の語に冠して)珍奇・異風なもの。
③特に、オランダを紅毛というのに対して、ポルトガル・スペインをいい、キリシタンと同じ意に用いられた語。
④唐辛子あるいは葱ねぎのこと。
⑤南蛮煮の略。「鴨―」
→南蛮なんば。
⇒なんばん‐あかあずき【南蛮赤小豆】
⇒なんばん‐え【南蛮絵】
⇒なんばん‐がし【南蛮菓子】
⇒なんばん‐がらし【南蛮辛子】
⇒なんばん‐ギセル【南蛮煙管】
⇒なんばん‐きび【南蛮黍】
⇒なんばん‐ぎり【南蛮錐】
⇒なんばん‐じ【南蛮寺】
⇒なんばん‐しぼり【南蛮絞り】
⇒なんばん‐しゅう【南蛮宗】
⇒なんばん‐じん【南蛮人】
⇒なんばん‐ずな【南蛮砂】
⇒なんばん‐せん【南蛮船】
⇒なんばん‐づけ【南蛮漬】
⇒なんばん‐つば【南蛮鐔】
⇒なんばん‐てつ【南蛮鉄】
⇒なんばん‐なわすだれ【南蛮縄簾】
⇒なんばん‐に【南蛮煮】
⇒なんばん‐はこべ【南蛮蘩蔞】
⇒なんばん‐びじゅつ【南蛮美術】
⇒なんばん‐びょうぶ【南蛮屏風】
⇒なんばん‐ぶき【南蛮吹き】
⇒なんばん‐ぶんか【南蛮文化】
⇒なんばん‐ぶんがく【南蛮文学】
⇒なんばん‐ぼうえき【南蛮貿易】
⇒なんばん‐もの【南蛮物】
⇒なんばん‐やき【南蛮焼】
⇒なんばん‐りゅう【南蛮流】
なんばん‐あかあずき【南蛮赤小豆】‥アヅキ
マメ科の熱帯性高木。種子は小豆に似て赤く固く、乾燥してネックレスなどの工芸品にする。
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐え【南蛮絵】‥ヱ
桃山時代前後に渡来した西洋画。また、それを模倣した画風で西洋の風俗・宗教的題材を描いたもの。
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐がし【南蛮菓子】‥グワ‥
ポルトガル・スペイン・オランダなどの諸外国から渡来した菓子、すなわち金米糖コンペイトー・ボーロ・カルメラ・カステラなどの総称。
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐がらし【南蛮辛子】
トウガラシの異称。
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐ギセル【南蛮煙管】
ハマウツボ科の一年生寄生植物。ススキ・ミョウガなどの根に寄生し、全体に葉緑素を欠く。高さ約15センチメートル。秋、淡紅紫色花を頂につけ、横を向いて開く。花冠は長い筒形、先は5裂。古名、おもいぐさ。〈[季]秋〉
なんばんギセル
ナンバンギセル
提供:OPO
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐きび【南蛮黍】
トウモロコシの異称。なんばんとうのきび。〈[季]秋〉。物類称呼「玉蜀黍、なんばんきび」
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐ぎり【南蛮錐】
先端が螺旋らせん状で、丁字形のハンドルを両手で回しながら孔をうがつ錐。ボルト錐。錑錐もじぎり。もじ。
南蛮錐
提供:竹中大工道具館
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐じ【南蛮寺】
室町末期〜安土桃山時代、日本各地に建てられたキリスト教寺院の称。織田信長の許しを得て京都四条坊門と安土とに建てられたものが最も著名。1587年(天正15)の豊臣秀吉の禁教によって破毀。
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐しぼり【南蛮絞り】
粗銅中の銀を採取する方法。銀を含む粗銅に鉛を加え、吹き溶かして圧搾し、銀を含む鉛を流出させる。1591年(天正19)住友家の祖、政友の義兄である蘇我理右衛門が南蛮人から習得したという。南蛮吹き。
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐しゅう【南蛮宗】
室町末期から江戸初期、カトリック教の称。天主教。キリシタン宗。
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐じん【南蛮人】
南蛮の人。ポルトガル人・スペイン人などを指す。室町末期から江戸時代に至る間の呼び方。
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐ずな【南蛮砂】
(→)硼砂ほうしゃの異称。
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐せん【南蛮船】
室町末期〜江戸時代にルソン・ジャワ・シャム・天川あまかわなど南洋方面から渡来したスペイン・ポルトガルなどの船。→紅毛船。
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐づけ【南蛮漬】
揚げたり焼いたりした魚・肉類を唐辛子や葱ねぎを加えた合せ酢に漬けたもの。
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐つば【南蛮鐔】
南蛮鉄で作った、刀の鐔。南蛮船で舶載したものと江戸中期に長崎銀屋町などの工人がそれを模造したものとがある。円形で、竜・唐草・宝尽しなどを透し彫にし、銀の象嵌ぞうがんなどのある中国風のもの。
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐てつ【南蛮鉄】
室町末期から日本へ渡来した精錬鉄。多く日本刀の地金・鐔つば、兜などを作るのに用いた。くろがね。
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐なわすだれ【南蛮縄簾】‥ナハ‥
南蛮焼の水指・建水で、胴に縄簾に似た模様のあるもの。
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐に【南蛮煮】
①野菜・魚鳥などを油で炒めて煮た料理。
②唐辛子や葱ねぎを加えて煮た料理。なんばん。
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐はこべ【南蛮蘩蔞】
ナデシコ科の多年草。山野に生え、茎は細長く、蔓性で這う。夏から秋に白色鐘形の5弁花を開く。果実は球形で大きく、黒熟。渡来種ではない。ツルセンノウ。
なんばんはこべ
ナンバンハコベ
提供:OPO
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐びじゅつ【南蛮美術】
桃山時代から江戸初期にかけ、西洋風の主題・意匠・技法のいずれかに影響を受けて制作された絵画や工芸。
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐びょうぶ【南蛮屏風】‥ビヤウ‥
桃山時代から江戸初期にかけ、ポルトガル人来航の情景を描いた風俗屏風。その技法・様式は全く日本在来のものによるが、主題において当時の異国趣味を反映する。長崎屏風。
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐ぶき【南蛮吹き】
(→)「南蛮絞り」に同じ。
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐ぶんか【南蛮文化】‥クワ
ポルトガル人の来航とともにもたらされたヨーロッパ文化。カトリック的色彩が濃い。
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐ぶんがく【南蛮文学】
16世紀中頃から17世紀中頃(天文末年から寛永年間)に至る約100年間に日本語で著述または翻訳されたキリシタン宗教文学。広義には、それと関連して現れた語学書や反キリシタン書を含む。→キリシタン文学。
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐ぼうえき【南蛮貿易】
室町末期から江戸初期にかけて、主にポルトガル・スペインの船(南蛮船)との間に行われた貿易。実質的には日中間の中継貿易。銀などを輸出し、生糸・絹織物などを輸入した。鎖国により断絶。
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐もの【南蛮物】
南蛮渡来の物。狂言、膏薬「―も倭物わものも色々入るる内に、稀なものが一色ある」
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐やき【南蛮焼】
①古く中国南部・東南アジア方面から舶載された粗陶器。多くは紫黒色・炻器せっき質で、ふつう無釉のものをいう。日本の茶人が茶壺・茶入・水指などに賞用。
②和歌山県田辺名産の蒲鉾。はんぺんを厚くしたような正方形で、中央に丸い焼き色をつける。なんばやき。
⇒なん‐ばん【南蛮】
なんばん‐りゅう【南蛮流】‥リウ
①南蛮渡来の流儀。
②南蛮流の外科。ポルトガル人フェレイラ(日本名、沢野忠庵)がカトリック司教として来日とともにもたらした西洋外科術を祖とし、門人西玄甫( 〜1684)らが継承した外科の一派。
③古砲術の一派。武宮嘉兵衛の創始という。
⇒なん‐ばん【南蛮】
なん‐ぴと【何人】
(ナンビトとも。ナニビトの音便)どういう人。だれ。「―といえども」
なん‐びょう【難病】‥ビヤウ
①なおりにくい病気。難症。
②厚生労働省が指定した特定疾患の俗称。
なんぴょう‐よう【南氷洋】‥ヤウ
(→)南極海に同じ。
なん‐ぴん【難平】
(ピンは唐音。難すなわち損を平ならす意)
①予想に反して相場が騰貴または下落した時に、さらに売増しまたは買増しをして、売値の平均を引き上げまたは買値の平均を引き下げて、損失を回復しようとすること。
②転じて、身のほどを知らない者。おろか者。好色一代女1「銀かね遣ふ客をおろそかにして、不断隙ひまで暮すは主だふし、我が身しらずの―なり」
⇒なんぴん‐うりあがり【難平売上り】
⇒なんぴん‐かいさがり【難平買下り】
なんぴん‐うりあがり【難平売上り】
相場が高くなればなるほど売り増して難平すること。
⇒なん‐ぴん【難平】
なんぴん‐かいさがり【難平買下り】‥カヒ‥
相場が下がれば下がるほど買い増して難平すること。
⇒なん‐ぴん【難平】
なんぴん‐は【南蘋派】
江戸中期〜後期に流行した日本画の一流派。沈南蘋しんなんぴんの系統を伝えたもの。熊斐ゆうひ・宋紫石などがこれに属する。写生の花鳥画を主とし、円山応挙・岸駒がんく・伊藤若冲じゃくちゅう・渡辺崋山も影響を受けた。
なんぶ【南部】
南部氏の旧領地の通称。青森・岩手・秋田3県にまたがる。特に、盛岡をいう。
⇒なんぶ‐うしおい‐うた【南部牛追い唄】
⇒なんぶ‐うま【南部馬】
⇒なんぶ‐おり【南部織】
⇒なんぶ‐がま【南部釜】
⇒なんぶ‐ごよみ【南部暦】
⇒なんぶ‐じま【南部縞】
⇒なんぶ‐つむぎ【南部紬】
⇒なんぶ‐てつびん【南部鉄瓶】
⇒なんぶ‐ぬり【南部塗】
⇒なんぶ‐ふじ【南部富士】
なんぶ【南部】
姓氏の一つ。陸奥の豪族、外様大名。
⇒なんぶ‐ちゅうへい【南部忠平】
なん‐ぷう【南風】
①南から吹く風。
②夏の風。〈[季]夏〉
③南の国の勢力。
④南方の歌謡。
⇒南風競わず
なん‐ぷう【軟風】
そよそよと肌に心地よく感ずるほどの風。
なん‐ぷう【難風】
航行する船舶をなやます暴風。







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