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○灯涼しひすずし🔗🔉

○灯涼しひすずし 夏の夜、遠く近くにまたたく灯が涼しく感じられる。〈[季]夏〉 ⇒ひ【火】 ビスタvista】 ①見通し。通景。眺望。 ②建築で、公園などに記念碑や噴水を置き、これに向かう歩行者に対し景観として演出を行う設計手法。 ピスタチオpistachio】 ウルシ科の落葉樹。また、その実。実は殻付きのままあぶってつまみ物とするほか、料理や製菓の材料として用いる。 ヒスタミンhistamine】 蛋白質中のヒスチジンの分解により生じるアミン。血管拡張、腸管・子宮筋収縮などの作用がある。動物の血液・組織中、特に肥満細胞に不活性な状態で含まれ、これが体内に過剰に遊離するとアレルギー症状を呈する。 ⇒ヒスタミン‐じゅようたい【ヒスタミン受容体】 ヒスタミン‐じゅようたいヒスタミン受容体】 細胞膜上の、ヒスタミンと特異的に結合する蛋白質。ヒスタミンが結合すると細胞内へシグナルを伝達し作用する。 ⇒ヒスタミン【histamine】 ひずちヒヅチ ⇒ひつじ ビスチェbustier フランス⇒ビュスチェ ヒスチジンhistidine】 蛋白質を構成するアミノ酸の一つ。塩基性を示す。 ひず・つヒヅツ 〔自四〕 (ヒヂ(泥)ウツの約)泥でよごれる。また、濡れる。万葉集15「朝露に裳の裾―・ち」 ピステPiste ドイツ(→)ゲレンデに同じ。 ビステキ (明治期の言い方)ビーフ‐ステーキのこと。夏目漱石、野分「―の生焼は消化がいいつていふぜ」 ヒステリーHysterie ドイツ】 ①神経症の一型。劣等感・孤独・性的不満・対人関係などの心理的感情的葛藤が運動や知覚の障害などの身体症状に無意識的に転換される反応。歩行不能・四肢の麻痺・痙攣・自律神経失調・皮膚感覚鈍麻・痛覚過敏・失声・嘔吐など多彩で、健忘・昏迷などの精神症状を示すこともある。いずれも、他者の注意をひきその支持を期待する合目的性が本人の意識しない形で含まれていると見られる。これらの症状が急に起こる場合をヒステリー発作という。 ②転じて、病的な興奮を示し、感情を統御できず、激しく泣いたり怒ったりする状態一般をいう。「―を起こす」 ③性格障害の一つ。ヒステリー性格。自己顕示欲性格。 ヒステリシスhysteresis】 強磁性体の磁化の強さが、その時の磁場の強さだけで決まらず、それまでの磁化の経路に関係すること。一般に、ある量の大きさが変化の経路によって異なる現象。履歴現象。 ヒステリックhysteric】 ヒステリーを起こしたようなさま。「―な声」 ヒストグラムhistogram】 度数分布を表す棒グラフの一種。ある幅をもった区間または階級を横軸上にとり、各区間上にその区間の相対度数を高さとする長方形を描いて得られる柱状図形。柱状図。柱状グラフ。 ヒストプラスマhistoplasma】 真菌の一つ。土壌中に菌糸型で存在。胞子の吸収により肺結核に類似の症状をとることがある。多くは無症状。中部アメリカ、ヨーロッパに多い。HIV感染者で重症化することがある。 ヒストリーhistory】 歴史。沿革。由緒。 ピストルpistol】 ①軍用または護身用の小形の銃。片手で操作でき、構造上、回転式(リボルバー)・自動式(オートマチック)に大別。拳銃。短銃。福沢諭吉、実業論「生来刀剣の取扱ひに慣れざること日本人の―に於けるが如く」 ②(盗人仲間の隠語)強盗。尾崎紅葉、西洋娘形気「這この―野郎め、又うせやがつたな」 ビストロbistro(t) フランス】 (居酒屋の意)小さな、肩が凝らないフランス料理店。フランス風居酒屋。 ヒストンhistone】 塩基性単純蛋白質の一群の総称。DNAと結合してヌクレオヒストンとなり、ほとんどの細胞核中に見出される。染色質の構造形成に重要な役割を果たす。遺伝情報の発現にも関与するとされる。 ピストンpiston】 シリンダーの中にあって往復運動できる栓状の部材。往復動機関または往復動ポンプのシリンダー内を内壁に密着しながら往復運動する筒形の盤。シリンダー内に吸入された流体の圧力によって運動を起こし、その力を外部に伝え、また逆に外力によって運動し、シリンダー内の流体に圧力を伝える。喞子しょくし。活塞かっそく。吸鍔すいつば。ラム。 ⇒ピストン‐エンジン【piston engine】 ⇒ピストン‐ピン【piston pin】 ⇒ピストン‐ぼう【ピストン棒】 ⇒ピストン‐ポンプ【piston pump】 ⇒ピストン‐ゆそう【ピストン輸送】 ⇒ピストン‐リング【piston ring】 ピストン‐エンジンpiston engine】 内燃機関の一種。燃料ガスの爆発によってシリンダー内のピストンを往復運動させ、クランク軸によって回転運動に変えて、エネルギーを取り出す装置。レシプロ‐エンジン。 ⇒ピストン【piston】 ピストン‐ピンpiston pin】 連接棒をピストンに揺動できるように結合するピン。 ⇒ピストン【piston】 ピストン‐ぼうピストン棒‥バウ ピストンに連結され、ピストンの運動をシリンダー外の連接棒に伝える作用をする棒。ピストン桿。ピストン‐ロッド。 ⇒ピストン【piston】 ピストン‐ポンプpiston pump】 往復ポンプの一種。シリンダー内をピストンが往復して送水するポンプの総称。 ⇒ピストン【piston】 ピストン‐ゆそうピストン輸送】 車や船などを休みなく往復させて、次々に輸送すること。 ⇒ピストン【piston】 ピストン‐リングpiston ring】 ピストンの周囲にはめ、ピストンとシリンダー内壁との隙間をへらし、流体が漏れるのを防ぐための環。吸鍔環すいつばかん⇒ピストン【piston】 ひず‐なます氷頭鱠ヒヅ‥ 氷頭をなますとしたもの。鮭が多く使われる。〈[季]秋〉。日葡辞書「サケ(鮭)ノヒヅナマス」 ヒスパニックHispanic】 アメリカ合衆国で、スペイン語を日常語とするラテン‐アメリカ系の住民の総称。→ラティーノ ビスマーク‐しょとうビスマーク諸島‥タウ (Bismarck Archipelago)ニューギニア島北東にある火山島群。ビスマルクに因む名。主島はニュー‐ブリテン島。ドイツ領・オーストラリア領を経て、1975年パプア‐ニューギニア独立時にその一部となる。 ひ‐すまし洗歪・樋清・樋洗】 平安時代以降、宮中で便所の掃除に当たった下級の女官。御厠人みかわやうど。洗すまし。源氏物語玉鬘「―めく者、古き下衆げす女、二人ばかりぞある」 ビスマスbismuth】 金属元素の一種。元素記号Bi 原子番号83。原子量209.0。灰白色で赤みを帯び、結晶は極めてもろい。往々天然に遊離して、あるいはビスマス華・輝蒼鉛鉱として産出。鉛・錫・カドミウムと可融合金をつくり、また、薬用・顔料・陶器上絵用とする。触媒としての用途も多く、化合物半導体の成分にもなる。蒼鉛。 ビスマルクOtto von Bismarck】 ドイツの政治家。ユンカー出身。1862年からプロイセン首相。普墺戦争・普仏戦争に勝利して71年ドイツ統一を達成。ドイツ帝国宰相を兼ね、ヨーロッパ外交の主導権を握り、複雑な同盟関係の構築により帝国の安全保障に努力。内政では保護関税政策をとり産業を育成、社会主義運動を弾圧。90年ウィルヘルム2世と衝突、辞職。鉄血宰相。(1815〜1898)→飴あめと鞭むち→文化闘争 ひずみ歪みヒヅミ ①形がゆがんでいること。いびつ。また、比喩的に、ある事の結果として現れた悪い影響。「福祉行政の―」 ②〔理〕(strain; deformation)物体が外力の作用を受けた時に生ずる形や体積の変化。変形。ゆがみ。 ひす・む潜む】 〔自四〕 (→)「ひそむ」に同じ。 ひず・む歪むヒヅム [一]〔自五〕 力が加わって、形が不正になる。いびつになる。まがる。ゆがむ。〈日葡辞書〉。「家が―・む」 [二]〔他下二〕 ①曲げる。ゆがめる。玉塵抄41「弓の反つたを押し当ててためつ―・めつする木あり」 ②かがめる。小さくする。 ③転じて、苦しめる。さいなむ。浄瑠璃、淀鯉出世滝徳「おため顔で旦那を―・め」 び‐ずら角髪ビヅラ ⇒みずら。宇津保物語梅花笠「うなゐは―結ひて」 ひすら・ぐ磷ぐ】 〔自四〕 すれてうすくなる。うすらぐ。ひすろぐ。〈類聚名義抄〉 ひすらこ・し 〔形ク〕 わるがしこい。こすい。ひすい。 ひすら・し 〔形ク〕 (→)「ひすらこし」に同じ。日本永代蔵3「なほ―・く、人に情をしらず」 ひ・する比する】 〔他サ変〕[文]比す(サ変) くらべる。なぞらえる。比較する。太平記11「命を塵芥に―・し」。「姉に―・して妹は大柄だ」 ひ・する批する】 〔他サ変〕[文]ひ・す(サ変) 是非を判定する。品定めする。批評・批判する。 ひ・する秘する】 〔他サ変〕[文]秘す(サ変) 見えないようにかくす。ひめる。秘密にする。平家物語11「余りに―・して子の親方には教へずして」。「特に名を―・す」 ひずるし・いヒヅルシイ 〔形〕 (遠州・三河地方などで)日差しがまぶしい。 ひすろ・ぐ磷ぐ】 〔自四〕 (→)「ひすらぐ」に同じ。 ひ‐せい批正】 批評して訂正すること。「御―を乞う」 ひ‐せい非勢】 形勢がよくないこと。不利。 ひ‐せい秕政・粃政】 (「秕」「粃」ともに悪い意)悪い政治。悪政。 び‐せい美声】 うつくしい声。「―の持主」 び‐せい微声】 かすかなこえ。こごえ。 ひ‐せいき‐こよう非正規雇用】 正規雇用に対して、パートタイム・有期・派遣などの雇用。その範囲は明確ではない。 ひ‐せいさんてき非生産的】 役に立つものを何も生み出さないさま。「―な考え方」 びせい‐の‐しん尾生の信】 [荘子盗跖](尾生が女と橋の下で会う約束をしたが女は来ず、大雨で増水してきたのに待ちつづけ、ついに溺死したという故事に基づく)固く約束を守ること。愚直なこと。 ひ‐せいふ‐そしき非政府組織】 (non-governmental organizationの訳語)(→)NGOに同じ。 び‐せいぶつ微生物】 肉眼では観察できない微小な生物の総称。真核生物の藻類・原生動物・真菌、原核生物の細菌・藍藻菌などがあり、細菌にはクラミジア・リケッチア・放線菌も含まれる。ウイルスも含む。 ⇒びせいぶつ‐がく【微生物学】 びせいぶつ‐がく微生物学】 (microbiology)微生物に関する科学の総称。病原微生物学・発酵微生物学・土壌微生物学などの諸分野がある。 ⇒び‐せいぶつ【微生物】 ビゼーGeorges Bizet】 フランスの作曲家。明快な旋律に富み、管弦楽を色彩的に駆使、南欧の地方色をとり入れた。歌劇「カルメン」、組曲「アルルの女」など。(1838〜1875) ビゼー 提供:Lebrecht Music & Arts/APL →歌劇「カルメン」 闘牛士 提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株) →組曲「アルルの女」 ファランドール 提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株) ひ‐せき丕績】 (「丕」は大の意)大きなてがら。大功。偉績。 ひ‐せき肥瘠】 地味や身体のこえていることとやせていること。 ⇒ひせき‐けいすう【肥瘠係数】 ひ‐せき砒石】 ヒ素を含む鉱物の一種の古称。土塊に似てもろく、黒色または灰色で猛毒。銀鉱または鉛鉱に伴って産する。砒霜石。礜石よせきひ‐せき飛跡】 〔理〕(track)ウィルソン霧箱・泡箱・放電箱・原子核乾板などの中を帯電粒子が通過したとき、その通路に水滴や泡や銀粒子などが生じて見える線状の跡。種々の素粒子または放射線の観測に利用。 ひ‐せき秘跡・秘蹟】 〔宗〕カトリック教会におけるサクラメントの訳語。 ひ‐せき碑石】 ①碑の材となる石。 ②石碑。 ひ‐せき】 鉱床の中で鉱石に伴って出る無価値な鉱物。脈石。 ひ‐ぜき火堰】 ボイラー・炉などの火格子ひごうしの奥に耐火煉瓦れんがで築いた突起で、燃料が火格子より奥に落ちるのを防ぎ、かつ完全燃焼をたすけるもの。 び‐せき美績】 立派な成績。立派な手柄。立派な治績。 ひせき‐けいすう肥瘠係数】 船の形状の瘠せ具合を表す指標。船の水面下の体積と、船の長さ・幅・喫水の積との比。 ⇒ひ‐せき【肥瘠】 び‐せき‐ぶん微積分】 ①微分と積分。 ②微積分学の略称。 ⇒びせきぶん‐がく【微積分学】 びせきぶん‐がく微積分学】 微分と積分、および両者の関連などを研究する学問。 ⇒び‐せき‐ぶん【微積分】 ひ‐ぜせり火ぜせり】 炭火などをいじりまわすこと。浄瑠璃、聖徳太子絵伝記「火箸手種の―して」 ひ‐せつ飛雪】 風に吹き飛ばされて降る雪。または、積雪が強風に吹き飛ばされるもの。ふぶき。〈[季]冬〉 ひ‐せつ秘説】 秘めて人に知らせない説。 び‐せつ眉雪】 眉毛が雪のように白いこと。また、その眉毛。老人の形容。 び‐せつ微雪】 雪が少し降ること。また、その雪。 ひ‐ぜに日銭】 ①日ごとに入る金銭。 ②日ごとにいくらかずつ返済する約束で貸す高利・無担保の金銭。日済銭ひなしぜにひ‐ぜめ火攻め】 火をつけて攻めること。やきうち。源平盛衰記34「―にせよと下知しければ」 ひ‐ぜめ火責め】 火を用いてする拷問ごうもん。弁慶物語「―にすべきか、水責めにすべきかと」 ひ‐せん卑賤・鄙賤】 身分・地位の低くいやしいこと。 ひ‐せん飛仙】 飛行する仙人。 ひ‐せん飛泉】 ①高い所から落下する水。たき。飛瀑。 ②ふき出る泉。噴泉。 ひ‐せん飛船】 飛ぶように速く走る船。 ひ‐せん飛銭】 唐・宋時代、茶・塩・絹など長距離間の取引の隆盛に伴って発行された為替手形。便換。換銭。 ひ‐せん飛箭】 飛んで来る矢。 ひ‐ぜん皮癬(→)疥癬かいせんに同じ。 ⇒ひぜん‐だに【皮癬蜱】 ひぜん肥前】 旧国名。一部は今の佐賀県、一部は長崎県。 ⇒ひぜん‐ざ【肥前座】 ⇒ひぜん‐ぶし【肥前節】 ⇒ひぜん‐ふどき【肥前風土記】 ⇒ひぜん‐もの【肥前物】 ⇒ひぜん‐やき【肥前焼】 び‐せん微賤】 身分のいやしいこと。また、そういう人。卑賤。微細。 び‐ぜん美髯】 美しいほおひげ。「―をたくわえる」 びぜん備前】 ①旧国名。吉備きび国を大化改新後に前・中・後に分けた一つ。713年(和銅6)、北部は美作みまさかとして分離独立。今の岡山県の南東部。 ②岡山県南東部、瀬戸内海の片上湾に臨む市。もと山陽道の宿駅。備前焼を特産。閑谷しずたに学校の所在地。人口4万。 ⇒びぜん‐くらげ【備前水母】 ⇒びぜん‐ぞり【備前反】 ⇒びぜん‐づくり【備前作り】 ⇒びぜん‐ぼうちょう【備前庖丁】 ⇒びぜん‐もの【備前物】 ⇒びぜん‐やき【備前焼】 び‐ぜん靡然】 なびくさま。なびきしたがうさま。 ひせんきょ‐けん被選挙権】 選挙されうる権利。当選人となり有効に当選を受諾できる資格。日本では、衆議院選挙では25歳以上、参議院選挙では30歳以上の者に被選挙権が与えられている。 ひせんきょ‐にん被選挙人】 選挙される人。被選挙権をもつ人。 びぜん‐くらげ備前水母】 ビゼンクラゲ目(根口こんこう水母類)の鉢虫類。傘は半球状で深く、寒天質は厚く硬い。直径約50センチメートルに達する。青藍色で、触手は乳白色、口腕は8本。夏、瀬戸内海・九州沿岸で多く獲れ、傘は食用とする。 ⇒びぜん【備前】 ひぜん‐ざ肥前座】 江戸の操浄瑠璃あやつりじょうるり座。江戸肥前掾が江戸堺町に創設。別に豊竹肥前掾が江戸へ下って、堺町で寛保(1741〜1744)年間から天明8年(1788)頃まで興行。 ⇒ひぜん【肥前】 びぜん‐ぞり備前反】 (古い備前刀に多いからいう)腰反こしぞりの異称。 ⇒びぜん【備前】 ひぜん‐だに皮癬蜱】 ダニの一種。体長0.3ミリメートル内外。卵円形で白色、体表に細かい横皺がある。4対の脚は短く、筍状。全世界に分布し、ヒトその他の哺乳類に寄生。疥癬を起こす。ヒゼンムシ。カイセンチュウ。 ⇒ひ‐ぜん【皮癬】 びぜん‐づくり備前作り(→)備前物びぜんものに同じ。 ⇒びぜん【備前】 びせん‐とう眉尖刀‥タウ 中国の刀剣の一種。日本の薙刀なぎなたに同じ。 ひ‐せんとういん非戦闘員‥ヰン 戦争に関する国際法上の概念で、広義では戦闘に関与しない一切の人。特に文民、一般市民。狭義では、交戦国の軍隊に間接に属し戦闘以外の事務に従事する者。経理官・法官・衛生員・看護人・野戦郵便局員・獣医などの軍属。 ひぜん‐ぶし肥前節】 ①古浄瑠璃の一派。寛文(1661〜1673)の頃、江戸肥前掾(杉山丹後掾の子)が江戸で語った。江戸節。 ②歌舞伎囃子。時代物で武将の物語の間などに、大鼓・小鼓を伴って弾く合方あいかたの名称。 ⇒ひぜん【肥前】 ひぜん‐ふどき肥前風土記】 古風土記の一つ。1巻。肥前国11郡のうち10郡の地誌が抄本で残る。713年(和銅6)の詔によって奈良中期に撰進されたものと考えられる。肥前国風土記。 ⇒ひぜん【肥前】 びぜん‐ぼうちょう備前庖丁‥バウチヤウ 備前産の庖丁。狂言、鱸庖丁「―紙一重おつ取り添へ」 ⇒びぜん【備前】 ひぜん‐もの肥前物】 肥前の刀工忠吉ただよし一門の作った新刀の総称。 ⇒ひぜん【肥前】 びぜん‐もの備前物】 備前の刀工が製作した刀の総称。備前は全国の約半数近い刀工をもち、平安時代から幕末に及ぶまで名工を多く出した。古備前派・一文字派・長船おさふね派・畠田はたけだ派など。備前作り。 ⇒びぜん【備前】 ひぜん‐やき肥前焼】 肥前から産出する陶磁器の総称。有田焼(伊万里焼)・唐津焼・波佐見はさみ焼・平戸焼など。 ⇒ひぜん【肥前】 びぜん‐やき備前焼】 岡山県備前市伊部いんべ一帯で12世紀頃から作られる焼締めの炻器せっき。多くは赤褐色で無釉。伊部焼。 ⇒びぜん【備前】 ひせん‐ろん非戦論】 戦争をすべきでないとする議論・意見。反戦論。特に日露戦争に反対した内村鑑三・幸徳秋水・堺利彦らの運動を指す。「―を唱える」 →資料:『戦争廃止論』 ひ‐そ桧曾・桧楚】 2〜3寸角の角材。 ひ‐そ砒素・ヒ素】 (arsenic)窒素族元素の一種。元素記号As 原子番号33。原子量74.92。灰色砒素・黄色砒素・黒色砒素という3種の同素体がある。単体も化合物も猛毒。化合物半導体の成分として用いる。 び‐そ鼻祖】 (中国で、胎生の動物はまず鼻から形ができるとされたことから)始祖。元祖。先祖。 ひ‐そう皮相‥サウ ①うわべ。表面。 ②真相をきわめず、表面のみを見て下す浅薄な判断。「―な考え」「―的」 ⇒ひそう‐でんりょく【皮相電力】 ひ‐そう皮層】 ①皮のかさなり。 ②高等植物の表皮と中心柱との間を充たす部分。主として細胞壁の薄い柔細胞から成り、葉緑素を含むことが多い。 ③海綿動物の体表を被う細胞層。 ひ‐そう肥壮‥サウ 肥えて勢いのさかんなこと。 ひ‐そう肥痩】 こえることとやせること。 ひ‐そう非想‥サウ 〔仏〕非想天の略。 ⇒ひそう‐てん【非想天】 ⇒ひそう‐ひひそう‐てん【非想非非想天】 ひ‐そう悲壮‥サウ あわれにまた勇ましいこと。悲しい結果が予想されるにもかかわらず、雄々しい意気込みのあること。「―な決意」 ⇒ひそう‐び【悲壮美】 ひ‐そう悲愴‥サウ かなしく愴いたましいこと。「―な気持」 ⇒ひそう‐こうきょうきょく【悲愴交響曲】 ひ‐ぞう非常‥ザウ ヒジャウの直音化。宇津保物語国譲上「わが―の時にもあひ見でやみぬべきか」 ひ‐ぞう秘蔵‥ザウ (古くはヒソウ)秘めて大切におさめ持つこと。大切にしてしまっておくこと。また、そのもの。古今著聞集16「ならびなき美女ありけり、兵庫頭仲正なん思ひて―しけり」。「―の品」「―の娘」 ⇒ひぞう‐えぼし【秘蔵烏帽子】 ⇒ひぞう‐っ‐こ【秘蔵っ子】 ひ‐ぞう脾臓‥ザウ 内臓の一つ。胃の左後にある。暗赤色で重さ約100グラム。内部は海綿状の血管腔(赤脾髄)とリンパ組織(白脾髄)とから成る。老廃した血球の破壊、血中の異物や細菌に対する免疫の機能をもつ。ひ。よこし。→内臓(図) び‐そう美相‥サウ 美しいすがた。源氏物語帚木「―なきいへとうじの」 び‐そう美装‥サウ 美しくよそおうこと。盛装。 び‐ぞう微増】 わずかに増すこと。 ひぞう‐えぼし秘蔵烏帽子‥ザウ‥ (「えぼし」は「えぼし子」の意)わが子のようにかわいがっている子。浮世床2「寵愛の―が来たわいのう」 ⇒ひ‐ぞう【秘蔵】 ひそう‐こうきょうきょく悲愴交響曲‥サウカウキヤウ‥ (Symphonie pathétique フランス)チャイコフスキー作曲の交響曲第6番ロ短調。1893年作。作曲者自身の命名。 チャイコフスキー 提供:Lebrecht Music & Arts/APL →交響曲第6番「悲愴」 第二楽章 提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株) ⇒ひ‐そう【悲愴】 びそう‐じゅつ美爪術‥サウ‥ 爪の美容法。手の爪のマニキュアと足の爪のペディキュアとがある。 ひそう‐せき砒霜石‥サウ‥ (→)砒石ひせきに同じ。 ひ‐そうぞく‐にん被相続人‥サウ‥ 相続される財産・権利のもとの所有者。↔相続人 ひぞう‐っ‐こ秘蔵っ子‥ザウ‥ ⇒ひぞっこ ⇒ひ‐ぞう【秘蔵】 ひそう‐てん非想天‥サウ‥ 非想非非想天の略。 ⇒ひ‐そう【非想】 ひそう‐でんりょく皮相電力‥サウ‥ 見かけ上の電力。電圧の実効値と電流の実効値との積。単位はボルト‐アンペア(VA)。→有効電力→無効電力 ⇒ひ‐そう【皮相】 ひそう‐び悲壮美‥サウ‥ 美的範疇の一つ。悲しさとともに崇高さを伴う美。→壮美 ⇒ひ‐そう【悲壮】 ひそう‐ひぞく非僧非俗】 (親鸞が自身を言った「僧に非ず俗に非ず」より)僧侶でもなく俗人でもないこと。 ひそう‐ひひそう‐てん非想非非想天‥サウ‥サウ‥ 無色界むしきかいの第4天で三界諸天中の最高。ここに生まれる者は粗あらい想念の煩悩ぼんのうがないから非想というが、微細なものが残っているから非非想という。仏教以外のインド宗教では解脱げだつの境地。仏教では迷いの境地。有頂天うちょうてん。非想天。非有想非無想天。 ⇒ひ‐そう【非想】 ひぞう‐ぶつ被造物‥ザウ‥ 神によって造り出されたもの。 ひぞうほうやく秘蔵宝鑰‥ザウ‥ 空海の著。3巻。830年(天長7)ごろ成る。「十住心論」の内容を簡略化して記したもの。 ひそか密か】 他人に知られないように、隠れてするさま。人目をさけるさま。こっそり。三蔵法師伝延久頃点「私ヒソカに商人あきんどと与ともに侶ともがらを結びて」。「―に出発する」「―な想い」 ⇒ひそか‐ごと【密か事】 ひそか‐ごと密か事】 ひそかにすること。ないしょうごと。〈新撰字鏡2⇒ひそか【密か】 ひ‐そく秘色】 ①中国浙江省の越州窯で晩唐・五代に作られた青磁。宇津保物語藤原君「―の坏つき」 ②秘色色ひそくいろの略。 Munsell color system: 5B8/3 ⇒ひそく‐いろ【秘色色】 ひ‐ぞく卑俗】 いやしく俗っぽいこと。下品なこと。低俗。また、そういう人。「―な趣向」 ひ‐ぞく卑属】 〔法〕親等上、子と同列以下にある血族。子・孫などの直系卑属と甥おい・姪めいなどの傍系卑属に分ける。↔尊属。 ⇒ひぞく‐しん【卑属親】 ひ‐ぞく匪賊】 (「匪」は悪者の意)徒党を組んで出没し、殺人・掠奪を事とする盗賊。匪徒。 ひ‐ぞく鄙俗】 ①いなかびていること。 ②いやしいこと。卑俗。「―なことば」 び‐そく鼻息】 ①はないき。 ②他人の機嫌・意向。 ⇒鼻息を仰ぐ ⇒鼻息を窺う び‐ぞく美俗】 うつくしい風俗。よい風俗。「醇風―」 ひそく‐いろ秘色色】 ①瑠璃るり色。 Munsell color system: 5B8/3 ②襲かさねの色目。表は瑠璃色、裏は薄色。または表は経たて紫、緯ぬき青の織色で、裏は薄色。 ⇒ひ‐そく【秘色】 ひぞく‐しん卑属親】 卑属の関係にある親族。 ⇒ひ‐ぞく【卑属】 びそくど‐さつえい微速度撮影】 撮影機を標準速度よりはるかに遅くまわして撮影すること。このフィルムを標準速度で映写すれば、長時間かかる運動や変化を短時間で見ることができ、主に学術・文化映画に応用。

広辞苑 ページ 16500 での○灯涼し単語。