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○皮裏の陽秋ひりのようしゅう🔗⭐🔉
○皮裏の陽秋ひりのようしゅう
[晋書外戚伝、褚裒](「陽秋」は五経の一つ「春秋」のこと。その筆法の中に孔子の歴史批判が含められているとされる)心中で是非善悪を批判し、おもてにはあらわさないこと。
⇒ひ‐り【皮裏】
ひり‐ひり
皮膚や粘膜が小刻みに刺されるような痛みや辛みを持続的に感ずるさま。「傷口が―する」
びり‐びり
①布・紙などの裂ける音。また、大きく裂けているさま。「―に引き裂く」
②くだり腹の大便の出る音。びちびち。
③障子の紙など、物が小刻みにふるえ動くさま。
④急に電気などの刺激を感ずるさま。「コンセントに触れたら―と来た」
ぴり‐ぴり
①笛などを吹き鳴らし続ける音。
②皮膚や粘膜が小刻みにはじかれるような痛みや辛みを持続的に感ずるさま。「唐辛子で舌が―する」
③気持や雰囲気が異常に緊張して、反応しやすくなっているさま。「受験で―している」
④(丹波地方で)雨の少しだけ降るさま。「雨が―してきた」
ひ‐り‐ほう‐けん‐てん【非理法権天】‥ハフ‥
(楠木正成が、その旗に記したという「非は理に勝たず、理は法に勝たず、法は権に勝たず、権は天に勝たず」という語に基づく)人事はつまるところ天の命のままに動くもの、天を欺くことはできないとの意。
ピリミジン【pyrimidine】
塩基性有機化合物の一つ。強い刺激臭のある結晶。誘導体のシトシン・チミン・ウラシルなどは、プリン誘導体とともに核酸の重要な成分。
ビリャ【Francisco Villa】
メキシコ革命の軍事的指導者。貧農出身の匪賊で、パンチョの名で親しまれた伝説的英雄。本名ドロテオ=アランゴ(Doroteo Arango)。暗殺。ビジャ。(1878〜1923)
ビリヤード【billiards】
室内競技の一つ。ラシャ張りの長方形の台上に数個の玉を置き、棒(キュー)で突いて他の玉にあてて勝敗を争うもの。15世紀頃イギリス・フランス両国に始まり、日本には1850年(嘉永3)頃オランダ人が伝えた。玉突き。撞球どうきゅう。
ひ‐りゅう【飛竜】
⇒ひりょう
び‐りゅう【微粒】‥リフ
非常に細かい粒。
び‐りゅう【鼻瘤】‥リウ
(→)「ざくろばな(石榴鼻)」に同じ。
び‐りゅうし【微粒子】‥リフ‥
粒状の微小なもの。
⇒びりゅうし‐げんぞう【微粒子現像】
⇒びりゅうし‐びょう【微粒子病】
⇒びりゅうし‐びょうげんたい【微粒子病原体】
びりゅうし‐げんぞう【微粒子現像】‥リフ‥ザウ
写真の現像において、銀粒子が微細に仕上がるよう、特殊な現像液を使って処理すること。
⇒び‐りゅうし【微粒子】
びりゅうし‐びょう【微粒子病】‥リフ‥ビヤウ
蚕の伝染病の一種。感染すると、体表に微小な黒褐色の斑点を生じ、発育が阻害され、死ぬ。母体伝染するので、蚕種製造において母蛾検査を行なっている。
⇒び‐りゅうし【微粒子】
びりゅうし‐びょうげんたい【微粒子病原体】‥リフ‥ビヤウ‥
微粒子病を起こさせる原生動物。1857年ネーゲリが記載。パスツールがその防除法を確立。微粒子病原虫。
⇒び‐りゅうし【微粒子】
ひりゅうず【飛竜頭】‥ヅ
⇒ひりょうず2
び‐りょ【尾閭】
①大海の底にあって、絶えず水を洩らしているといわれる所。太平記34「―洩らせども乾かず」
②排泄すること。また、その所。
⇒びりょ‐こつ【尾閭骨】
ひ‐りょう【比量】‥リヤウ
①くらべはかること。比較。
②〔仏〕(因明いんみょうの用語)推論による認識。↔現量。
⇒ひりょう‐てき【比量的】
ひ‐りょう【肥料】‥レウ
土地の生産力を維持増進し作物の生長を促進させるため、普通は耕土に施す物質。窒素・リン酸・カリをその3要素という。成分、性質、施肥形態などのちがいから有機肥料・無機肥料、直接肥料・間接肥料、速効性肥料・緩効性肥料などに分ける。広義には土壌改良資材も含む。こやし。
⇒ひりょう‐ねんど【肥料年度】
ひ‐りょう【飛竜】
①空を飛びまわるという竜。
②聖人が天子の位にあることをたとえていう語。
ひ‐りょう【匙量】‥リヤウ
薬剤をはかる匙さじで1杯の分量。
ひ‐りょう【悲涼】‥リヤウ
かなしくさびしいさま。
ひ‐りょう【悲寥】‥レウ
かなしくものさびしいこと。
ひ‐りょう【費了】‥レウ
すべて使い果たすこと。
び‐りょう【微量】‥リヤウ
きわめてわずかの量。
⇒びりょう‐げんそ【微量元素】
⇒びりょう‐てんびん【微量天秤】
⇒びりょう‐ぶんせき【微量分析】
⇒びりょう‐ようそ【微量養素】
び‐りょう【鼻梁】‥リヤウ
はなすじ。はなばしら。
び‐りょう【檳榔】‥リヤウ
〔植〕
⇒びろう
びりょう‐げんそ【微量元素】‥リヤウ‥
生物が正常な生命活動を営むために、微量ではあるが必要不可欠な元素。高等動物ではフッ素・ケイ素・銅など15元素がこれにあたる。
⇒び‐りょう【微量】
ひりょうず【飛竜頭】‥ヅ
(ポルトガル語filhosから。「飛竜子」とも書く)
①粳米うるちまいと糯米もちごめとの粉を等分に混ぜて練り合わせ、ゆでて油で揚げた食品。
②がんもどきの関西での異称。ひりゅうず。
ひりょう‐てき【比量的】‥リヤウ‥
(→)論弁的に同じ。
⇒ひ‐りょう【比量】
びりょう‐てんびん【微量天秤】‥リヤウ‥
(microbalance)微量分析に用いる天秤。微量化学天秤。
⇒び‐りょう【微量】
ひりょう‐ねんど【肥料年度】‥レウ‥
肥料取締法に基づく肥料の管理年度。7月に始まり、翌年6月に終わる。
⇒ひ‐りょう【肥料】
びりょう‐ぶんせき【微量分析】‥リヤウ‥
微量な試料について行う化学分析。ミリグラム分析ともいう。
⇒び‐りょう【微量】
びりょう‐ようそ【微量養素】‥リヤウヤウ‥
微量ではあるが必要不可欠な栄養素のこと。植物の生育に必要なきわめて微量な元素。鉄・亜鉛・マンガンなど。また、微量で作用する動物の栄養素。ビタミンの類。
⇒び‐りょう【微量】
ひ‐りょく【臂力】
(「臂」は腕の意)腕の力。また、何か事をする能力。
び‐りょく【微力】
①勢力の乏しいこと。力の弱いこと。
②身分の低いこと。
③自分の力量の謙譲語。「―ながらお役に立ちたい」
びりょ‐こつ【尾閭骨】
(→)尾骨びこつに同じ。
⇒び‐りょ【尾閭】
ひり‐り
ひりひり。
びり‐り
びりびり。
ビリリ【bilis ラテン】
(胆汁の意)オランダ人の伝えた、魚の胆に薬を加えた薬剤。苦味がつよい。食傷・痢病・歯痛・霍乱かくらん、蛇毒・虫毒の解毒などに効があるという。
ぴり‐り
ぴりぴり。「山椒さんしょうは小粒でも―と辛い」
ビリルビン【bilirubin】
胆汁色素の主成分。ヘモグロビンおよびミオグロビンの中にあるヘムの分解産物。血中を流れ肝臓を経て胆汁の成分となり、腸に排泄される。胆汁や糞便を黄褐色にし、また血中に異常に増加した状態が黄疸。胆赤素。
ひ‐りん【比倫】
なかま。たぐい。ならび。比類。
ひ‐りん【比隣】
軒を並べるとなり。のきならび。近隣。
ひ‐りん【飛輪】
太陽の異称。
ひ‐りん【賁臨】
(「賁」は飾りの意)客の来訪を敬っていう語。光臨。来臨。光来。賁来。
ひ‐りん【碑林】
中国陝西省西安市の孔子廟(現在の陝西省博物館)にある2300基余の碑石。また、その陳列所。その碑文の拓本を碑林本といい、開成石経など重要資料が多い。西安碑林。曲阜など、他の地にもある。
ひ‐りん【鄙吝】
いやしくしわいこと。けちなこと。
び‐りん【尾輪】
飛行機の降着装置の一部で、機体の後端近くに取り付けた車輪。
び‐りん【美林】
美しくりっぱな林。
ピリング【pilling】
ウール製品の表面を摩擦することにより、繊維がもつれあって毛玉の発生すること。また、その毛玉。
ピリン‐ざい【ピリン剤】
アミノピリン・アンチピリン・スルピリンなどの解熱鎮痛剤。体質によって服用後に全身の発疹(ピリン疹)をおこすことがある。
ひ‐りんず【緋綸子】
緋色のりんず。
ひる【昼】
①日の出から日没までの太陽が昇って明るい間。ひるま。日中。万葉集2「夜はも夜のことごと―はも日のことごと」→朝。
②まひる。正午。また、その前後。午時ひるどき。伊勢物語「あしたより曇りて、―晴れたり」。「―休み」「―すぎ」
③ひるめし。昼食。「そろそろ―にしよう」
⇒昼を欺く
ひる【蛭】
ヒル綱の環形動物の総称。体は細長くやや扁平で、34体節から成る。前後両端の腹面に吸盤があり、前吸盤の中に口がある。雌雄同体。吸血または肉食。池沼・水田・渓流などにすみ、チスイビル・ウマビル・ヤマビルなど種類が多い。〈[季]夏〉。〈新撰字鏡8〉
⇒蛭に塩
ひる【蒜】
ネギ・ニンニク・ノビルなどの総称。万葉集16「醤酢ひしおすに―つき合かてて」
ヒル【hill】
丘。小山。
ひる【干る・乾る】
〔自上一〕
(奈良時代には終止形「ふ」で上二段活用)
①かわく。古今和歌集恋「夕さればいとどひがたき我が袖に」
②海・川の水が涸かれて底が現れる。古今和歌集物名「涙川沖ひむ時や底は知られん」
③終わる。果てる。尽きる。天草本伊曾保物語「我と身を大きにほむる者は、まだその言葉もひぬうちに面目を失ふものぢや」
ひ・る【放る】
〔他五〕
体外へ出す。ひりだす。宇治拾遺物語12「尻をかかげて楾はんぞうの口より水を出すやうに―・り散らす」。日葡辞書「ヘヲヒル」
ひる【嚏る】
〔他上一〕
(奈良時代には終止形「ふ」で上二段活用)くしゃみをする。はなひる。万葉集11「鼻をそひつる」
ひる【簸る】
〔他上一〕
箕みで、穀物などをあおって屑を除く。新撰字鏡12「簸米、米比留」
ビル
ビルディングの略。「駅―」「ボディー‐―」「マネー‐―」
ビル【bill】
①書付。勘定書。明細書。
②手形。
ビル【Max Bill】
スイスの彫刻家。バウハウスの系統に基づいて独自の幾何学的立体を創始。(1908〜1994)
びる
〔接尾〕
体言、形容詞の語幹などに付き、上一段活用の動詞を作る。文語の「ぶ」(上二)にあたる。…のような状態である、…のようにふるまうの意。「おとなびる」「いなかびる」
ピル【pill】
(元来は丸薬・錠剤の意)卵胞ホルモン(エストロゲン)・黄体ホルモン(プロゲステロン)の作用を持つ2種類の合成ステロイドを含む経口避妊薬。排卵機能を抑制し、無排卵状態を起こして受精を防ぎ、また精子の進入、受精卵の着床を妨げる。
ひる‐あんどん【昼行灯】
日中に火をともしている行灯の意で、ぼんやりしている人や役に立たない人をあざけっていう語。
ひ‐るい【比類】
くらべるもの。たぐい。「―なき宝」
ひ‐るい【悲涙】
悲しんで流す涙。かなしみの涙。
ひる‐いい【昼飯】‥イヒ
ひるめし。ひるげ。昼食。
び‐るいかん【鼻涙管】‥クワン
涙道の一部。涙嚢るいのうに集まった涙液を鼻腔に導く部分。涙鼻管。
ひる‐いし【蛭石】
黒雲母の風化物。多量の水を含み、熱すると水分が放散して蛭ののびるように延長する。風化した花崗岩などに含まれる。バーミキュライトともいうが、鉱物種としてのバーミキュライトとは全く別のもの。
ひる‐かい【蛭飼・蛭
】‥カヒ
悪血を蛭に吸わせて治療すること。
ビル‐がい【ビル街】
ビルの立ち並ぶ地域。
ひるがえ・す【翻す】ヒルガヘス
〔他五〕
①ひらりと返す。裏がえす。太平記5「蓋したる櫃ひつ二つを開きて…底を―・して見けれども」。「手のひらを―・す」
②旗などを風にひらめかせる。太平記5「北の峰より赤旗三流みながれ、松の嵐に―・して」
③身体をおどらせて飛ばす。「身を―・して飛び込む」
④態度や説をにわかに変える。翻然と改める。「前言を―・す」
ひるがえっ‐て【翻って】ヒルガヘツテ
〔副〕
反対に。他の方面から。「―考えてみるに」
ひるがえ・る【翻る】ヒルガヘル
〔自五〕
①ひらりと返る。裏面が現れる。裏がえる。懐風藻「寒蝉唱うたひて柳葉―・り」。「裾が―・る」
②旗などが風にひらひらとする。日本霊異記中「幡足はんそくは八方に―・り」。「校旗が―・る」
③おどり飛ぶ。「風に落葉が―・る」
④態度や説が反対になる。ひっくりかえる。太平記14「憑たのまれつる大友・塩冶えんやは忽に―・つて、親王に向ひ奉つて弓を引き」。「評決が―・る」
⑤心が改まる。仮名草子、伊曾保「悪心たちまち―・りて」
ひる‐がお【昼顔】‥ガホ
ヒルガオ科の蔓性多年草。原野に自生。茎は他物にからむ。夏、アサガオに似た小形で淡紅色の花が昼開いて夕刻しぼむ。全体を乾して利尿剤とし、若芽は食用。漢名、旋花・鼓子花。〈[季]夏〉。〈書言字考節用集〉
ヒルガオ
提供:OPO
⇒ひるがお‐か【昼顔科】
ひるがお‐か【昼顔科】‥ガホクワ
双子葉植物の一科。通常左巻の蔓性草本。花は両性、花弁は4〜5で合弁。つぼみのときに上半部が回旋する特徴がある。雄しべは4〜5、子房上位。アサガオ・サツマイモ・ネナシカズラなどを含む。熱帯に多く、約50属1600種が知られる。
⇒ひる‐がお【昼顔】
ひる‐かぎ【蛭鉤】
蛭の形をした中太のかぎ。釣釜などを吊り下げるのに用いる。
ひる‐が‐こじま【蛭ヶ小島】
(→)「ひるがしま」に同じ。
ひる‐が‐しま【蛭ヶ島】
静岡県伊豆の国市四日町の古跡。源頼朝の流謫地として有名。当時は狩野川の中洲として大蛭島・小蛭島・和田島があった。蛭ヶ小島。
ビル‐かぜ【ビル風】
高層ビルの影響で起こる強風や風の乱れ。
ひる‐がれい【昼餉】‥ガレヒ
昼食。ひるげ。浄瑠璃、出世景清「人足と覚しくて―の櫃ひつを荷ひ」
ひる‐かわ【昼川・昼河】‥カハ
昼間行う川漁。朝川・夜川に対する。
ひる‐がんどう【昼強盗】‥ダウ
昼間の強盗。ひるごうとう。
ひる‐ぎ【蛭木・紅樹】
ヒルギ科のオヒルギ・メヒルギ・オオバヒルギなどの総称。マングローブを形成する。常緑の低木または高木で、呼吸根をもち、胎生種子をつける。耐塩性など特異な生理的・形態的特徴がある。
ひる‐ぎつね【昼狐】
昼間巣の外へ出た狐の意で、あつかましい者やきょろきょろして落ち着かない人をののしっていう語。ひとりね「さてもさても―めかな」
ヒル‐クライム【hill climb】
主に自転車競技で、山道や丘陵の上り坂を走る速さを競うレース。
ピルグリム‐ファーザーズ【Pilgrim Fathers】
1620年、メーフラワー号でアメリカ大陸に移住し、ニュー‐イングランド最初の植民地を開いたイギリス清教徒の一団。巡礼者父祖。
ひる‐げ【昼餉・昼食】
(ヒルケとも。ケは食事の意)ひるめし。ちゅうしょく。
ビルゲ‐かがん【Bilg̀ä Khaghan・毗伽可汗】
突厥とっけつ第二帝国の可汗。弟キュル=テギンに推され即位。突厥民族の統一につとめ、唐と妥協政策をとった。その死後、突厥は衰運に向かった。(在位716〜734)(684〜734)
ひる‐こ【蛭子】
日本神話で、伊弉諾いざなぎ・伊弉冉いざなみ二神の間に最初に生まれた子。3歳になっても脚が立たず、流し捨てられたと伝える。中世以後、これを恵比須えびすとして尊崇。ひるのこ。古事記上「子みこ―を生みたまひき」
ひる‐ご【昼後】
ひるすぎ。午後。歌舞伎、勧善懲悪覗機関「―のお廻りからお帰りなすつたばかり故」
ひる‐ごはん【昼御飯】
「ひるめし」を丁寧にいう語。
ひる‐さがり【昼下り】
正午を少し過ぎた頃。午後2時頃。
ひる‐さき【蒜頭】
蒜の塊根。〈倭名類聚鈔17〉
ひる‐ざけ【昼酒】
昼間、酒を飲むこと。また、その酒。
ひる‐さぶらい【昼侍】‥サブラヒ
宜陽殿ぎようでんの東廂ひがしのひさしにあった部屋の名。弁・少納言・外記などの詰所。
ビルジ【bilge】
①船底の湾曲部。
②船底にたまった水。淦水かんすい。あか。
⇒ビルジ‐キール【bilge keel】
ビルジ‐キール【bilge keel】
船の横揺れを少なくする目的で、船底湾曲部に沿って両側に取り付けた板状の突起。湾曲部竜骨。
⇒ビルジ【bilge】
ひる‐じぶん【昼時分・午時分】
①正午頃。昼ごろ。
②衣服などが古くなりかけていること。ひるごろ。洒落本、客者評判記「ひぢりめんの少ししみはあれど、―の下帯」
ひる‐じまい【昼仕舞】‥ジマヒ
勤務や仕事を午前中までで終えること。
びるしゃな【毘盧遮那】
〔仏〕(梵語Vairocana 「輝きわたるもの」の意。光明遍照こうみょうへんじょうと訳す)(→)毘盧遮那仏に同じ。
⇒びるしゃな‐きょう【毘盧遮那経】
⇒びるしゃな‐ぶつ【毘盧遮那仏】
びるしゃな‐きょう【毘盧遮那経】‥キヤウ
大日経の異称。
⇒びるしゃな【毘盧遮那】
びるしゃな‐ぶつ【毘盧遮那仏】
華厳経などの教主で、万物を照らす宇宙的存在としての仏。密教では大日如来と同じ。「毘盧遮那」は新訳華厳経で、「盧舎那仏」は旧訳華厳経で用いられる。遮那。舎那。遍照遮那仏。
⇒びるしゃな【毘盧遮那】
ひる‐しょく【午食】
(主として明治・大正期に用いた語)(→)昼飯ひるめしに同じ。
ヒルジン【hirudin】
吸血性ヒルの唾液腺に含まれるポリペプチド。トロンビンの作用を抑制し、血液凝固を阻止する。吸血性昆虫の唾液腺にも類似物質がある。
ひる‐すぎ【昼過ぎ】
①正午を少し過ぎた頃。
②古くなったこと。また、盛りをすぎたこと。傾城買四十八手「―の小袖」
ひるぜん【蒜山】
岡山・鳥取両県の境に位置する火山群。上・中・下の3山から成る溶岩円頂丘で、蒜山三座ともいう。最高峰の上蒜山は標高1202メートル。
蒜山
提供:オフィス史朗
⇒ひるぜん‐ばら【蒜山原】
ビルゼン【virgem ポルトガル】
(キリシタン用語)処女。童貞女。特に聖母マリアを指す。ヒイデスの導師「御誕生あると雖も、御母は―にてまします也」
ピルゼン【Pilsen】
プルゼニュのドイツ語名。
ひるぜん‐ばら【蒜山原】
蒜山の南麓に広がる高原。黒ぼくという火山灰土から成る。戦時中は陸軍演習場などがあり、第二次大戦後は開拓されて酪農と観光開発が進んだ。
蒜山高原
撮影:山梨勝弘
⇒ひるぜん【蒜山】
ひる‐た【蛭田】
蛭の多くいる田。
ビルダー【builder】
合成洗剤に配合して洗浄作用を向上させる物質。衣料用洗剤に添加するゼオライトなど。
ひる‐だち【昼立ち】
ひるま出発すること。
ひる‐つ‐かた【昼つ方】
昼の頃。源氏物語葵「―渡り給ひて」
ひる‐つき【搗蒜韲】
蒜ひるを搗つきつぶしてつくったあえもの。〈倭名類聚鈔16〉
ひる‐つ‐ほど【昼つ程】
昼の頃。昼時分。ひるつかた。蜻蛉日記中「―に立ちしかば」
ヒルティ【Carl Hilty】
スイスの哲学者・公法学者・政治家。著「幸福論」「眠られぬ夜のために」など。(1833〜1909)
ビルディング【building】
①鉄筋コンクリートなどで造った高層建築物。ビル。
②築くこと。作ること。「ボディー‐―」
ヒルデガルト【Hildegard von Bingen】
ドイツの修道女・神秘家。ベネディクト会に入会、後に修道院長。文学・音楽・自然学・医学にも卓越し、ラインの女預言者と呼ばれる。ビンゲンのヒルデガルト。(1098〜1179)
ヒルト【Friedrich Hirth】
ドイツの中国学者。1870〜97年税関員として清に滞在。東西文化交渉・中国美術を中心に広範な研究を発表。著「中国古代史」「中国美術に及ぼせる外国の影響」など。(1845〜1927)
ビルド‐アップ【buildup】
①増強。強化。
②ランニングで、徐々にペースを上げていくトレーニングの方法。
ビルト‐イン【built-in】
作りつけ。内蔵。「―焜炉こんろ」
⇒ビルトイン‐スタビライザー【built-in stabilizers】
ビルトイン‐スタビライザー【built-in stabilizers】
〔経〕財政の自動安定化装置。財政構造そのものに、有効需要や国民所得の変動を自動的に安定化するように組み込まれている仕組。景気の拡大・縮小に応じて増減する所得税・法人税や失業給付などはその典型。
⇒ビルト‐イン【built-in】
ビルドゥングスロマン【Bildungsroman ドイツ】
(→)教養小説。
ひる‐どき【昼時】
①正午の頃。
②昼飯を食べる時分。
ピルトダウン‐じん【ピルトダウン人】
(Piltdown)1910年代にイギリス、サセックス地方のピルトダウンでドーソン(C. Dawson1864〜1916)が発見したと称した贋にせの原人化石。50年代に現代人の頭骨とオランウータンの下顎骨とを組み合わせたものと判明。エオアントロプス。あけぼの人。
ビルト‐ツァイトゥング【Bild-Zeitung】
ドイツの日刊大衆新聞。1952年創刊。本社はハンブルク。
ビルドラック【Charles Vildrac】
⇒ヴィルドラック
ひる‐とんび【昼鳶】
昼間、人家に忍び入って金品をかすめさらうぬすびと。ひるとび。また、すり。
ひる‐なか【昼中】
ひるま。まひる。日中。紫式部日記「くもりなき―に扇もはかばかしくも持たせず」
ひる‐な・る
〔自四〕
⇒おひるなる(御昼成る)
】‥カヒ
悪血を蛭に吸わせて治療すること。
ビル‐がい【ビル街】
ビルの立ち並ぶ地域。
ひるがえ・す【翻す】ヒルガヘス
〔他五〕
①ひらりと返す。裏がえす。太平記5「蓋したる櫃ひつ二つを開きて…底を―・して見けれども」。「手のひらを―・す」
②旗などを風にひらめかせる。太平記5「北の峰より赤旗三流みながれ、松の嵐に―・して」
③身体をおどらせて飛ばす。「身を―・して飛び込む」
④態度や説をにわかに変える。翻然と改める。「前言を―・す」
ひるがえっ‐て【翻って】ヒルガヘツテ
〔副〕
反対に。他の方面から。「―考えてみるに」
ひるがえ・る【翻る】ヒルガヘル
〔自五〕
①ひらりと返る。裏面が現れる。裏がえる。懐風藻「寒蝉唱うたひて柳葉―・り」。「裾が―・る」
②旗などが風にひらひらとする。日本霊異記中「幡足はんそくは八方に―・り」。「校旗が―・る」
③おどり飛ぶ。「風に落葉が―・る」
④態度や説が反対になる。ひっくりかえる。太平記14「憑たのまれつる大友・塩冶えんやは忽に―・つて、親王に向ひ奉つて弓を引き」。「評決が―・る」
⑤心が改まる。仮名草子、伊曾保「悪心たちまち―・りて」
ひる‐がお【昼顔】‥ガホ
ヒルガオ科の蔓性多年草。原野に自生。茎は他物にからむ。夏、アサガオに似た小形で淡紅色の花が昼開いて夕刻しぼむ。全体を乾して利尿剤とし、若芽は食用。漢名、旋花・鼓子花。〈[季]夏〉。〈書言字考節用集〉
ヒルガオ
提供:OPO
⇒ひるがお‐か【昼顔科】
ひるがお‐か【昼顔科】‥ガホクワ
双子葉植物の一科。通常左巻の蔓性草本。花は両性、花弁は4〜5で合弁。つぼみのときに上半部が回旋する特徴がある。雄しべは4〜5、子房上位。アサガオ・サツマイモ・ネナシカズラなどを含む。熱帯に多く、約50属1600種が知られる。
⇒ひる‐がお【昼顔】
ひる‐かぎ【蛭鉤】
蛭の形をした中太のかぎ。釣釜などを吊り下げるのに用いる。
ひる‐が‐こじま【蛭ヶ小島】
(→)「ひるがしま」に同じ。
ひる‐が‐しま【蛭ヶ島】
静岡県伊豆の国市四日町の古跡。源頼朝の流謫地として有名。当時は狩野川の中洲として大蛭島・小蛭島・和田島があった。蛭ヶ小島。
ビル‐かぜ【ビル風】
高層ビルの影響で起こる強風や風の乱れ。
ひる‐がれい【昼餉】‥ガレヒ
昼食。ひるげ。浄瑠璃、出世景清「人足と覚しくて―の櫃ひつを荷ひ」
ひる‐かわ【昼川・昼河】‥カハ
昼間行う川漁。朝川・夜川に対する。
ひる‐がんどう【昼強盗】‥ダウ
昼間の強盗。ひるごうとう。
ひる‐ぎ【蛭木・紅樹】
ヒルギ科のオヒルギ・メヒルギ・オオバヒルギなどの総称。マングローブを形成する。常緑の低木または高木で、呼吸根をもち、胎生種子をつける。耐塩性など特異な生理的・形態的特徴がある。
ひる‐ぎつね【昼狐】
昼間巣の外へ出た狐の意で、あつかましい者やきょろきょろして落ち着かない人をののしっていう語。ひとりね「さてもさても―めかな」
ヒル‐クライム【hill climb】
主に自転車競技で、山道や丘陵の上り坂を走る速さを競うレース。
ピルグリム‐ファーザーズ【Pilgrim Fathers】
1620年、メーフラワー号でアメリカ大陸に移住し、ニュー‐イングランド最初の植民地を開いたイギリス清教徒の一団。巡礼者父祖。
ひる‐げ【昼餉・昼食】
(ヒルケとも。ケは食事の意)ひるめし。ちゅうしょく。
ビルゲ‐かがん【Bilg̀ä Khaghan・毗伽可汗】
突厥とっけつ第二帝国の可汗。弟キュル=テギンに推され即位。突厥民族の統一につとめ、唐と妥協政策をとった。その死後、突厥は衰運に向かった。(在位716〜734)(684〜734)
ひる‐こ【蛭子】
日本神話で、伊弉諾いざなぎ・伊弉冉いざなみ二神の間に最初に生まれた子。3歳になっても脚が立たず、流し捨てられたと伝える。中世以後、これを恵比須えびすとして尊崇。ひるのこ。古事記上「子みこ―を生みたまひき」
ひる‐ご【昼後】
ひるすぎ。午後。歌舞伎、勧善懲悪覗機関「―のお廻りからお帰りなすつたばかり故」
ひる‐ごはん【昼御飯】
「ひるめし」を丁寧にいう語。
ひる‐さがり【昼下り】
正午を少し過ぎた頃。午後2時頃。
ひる‐さき【蒜頭】
蒜の塊根。〈倭名類聚鈔17〉
ひる‐ざけ【昼酒】
昼間、酒を飲むこと。また、その酒。
ひる‐さぶらい【昼侍】‥サブラヒ
宜陽殿ぎようでんの東廂ひがしのひさしにあった部屋の名。弁・少納言・外記などの詰所。
ビルジ【bilge】
①船底の湾曲部。
②船底にたまった水。淦水かんすい。あか。
⇒ビルジ‐キール【bilge keel】
ビルジ‐キール【bilge keel】
船の横揺れを少なくする目的で、船底湾曲部に沿って両側に取り付けた板状の突起。湾曲部竜骨。
⇒ビルジ【bilge】
ひる‐じぶん【昼時分・午時分】
①正午頃。昼ごろ。
②衣服などが古くなりかけていること。ひるごろ。洒落本、客者評判記「ひぢりめんの少ししみはあれど、―の下帯」
ひる‐じまい【昼仕舞】‥ジマヒ
勤務や仕事を午前中までで終えること。
びるしゃな【毘盧遮那】
〔仏〕(梵語Vairocana 「輝きわたるもの」の意。光明遍照こうみょうへんじょうと訳す)(→)毘盧遮那仏に同じ。
⇒びるしゃな‐きょう【毘盧遮那経】
⇒びるしゃな‐ぶつ【毘盧遮那仏】
びるしゃな‐きょう【毘盧遮那経】‥キヤウ
大日経の異称。
⇒びるしゃな【毘盧遮那】
びるしゃな‐ぶつ【毘盧遮那仏】
華厳経などの教主で、万物を照らす宇宙的存在としての仏。密教では大日如来と同じ。「毘盧遮那」は新訳華厳経で、「盧舎那仏」は旧訳華厳経で用いられる。遮那。舎那。遍照遮那仏。
⇒びるしゃな【毘盧遮那】
ひる‐しょく【午食】
(主として明治・大正期に用いた語)(→)昼飯ひるめしに同じ。
ヒルジン【hirudin】
吸血性ヒルの唾液腺に含まれるポリペプチド。トロンビンの作用を抑制し、血液凝固を阻止する。吸血性昆虫の唾液腺にも類似物質がある。
ひる‐すぎ【昼過ぎ】
①正午を少し過ぎた頃。
②古くなったこと。また、盛りをすぎたこと。傾城買四十八手「―の小袖」
ひるぜん【蒜山】
岡山・鳥取両県の境に位置する火山群。上・中・下の3山から成る溶岩円頂丘で、蒜山三座ともいう。最高峰の上蒜山は標高1202メートル。
蒜山
提供:オフィス史朗
⇒ひるぜん‐ばら【蒜山原】
ビルゼン【virgem ポルトガル】
(キリシタン用語)処女。童貞女。特に聖母マリアを指す。ヒイデスの導師「御誕生あると雖も、御母は―にてまします也」
ピルゼン【Pilsen】
プルゼニュのドイツ語名。
ひるぜん‐ばら【蒜山原】
蒜山の南麓に広がる高原。黒ぼくという火山灰土から成る。戦時中は陸軍演習場などがあり、第二次大戦後は開拓されて酪農と観光開発が進んだ。
蒜山高原
撮影:山梨勝弘
⇒ひるぜん【蒜山】
ひる‐た【蛭田】
蛭の多くいる田。
ビルダー【builder】
合成洗剤に配合して洗浄作用を向上させる物質。衣料用洗剤に添加するゼオライトなど。
ひる‐だち【昼立ち】
ひるま出発すること。
ひる‐つ‐かた【昼つ方】
昼の頃。源氏物語葵「―渡り給ひて」
ひる‐つき【搗蒜韲】
蒜ひるを搗つきつぶしてつくったあえもの。〈倭名類聚鈔16〉
ひる‐つ‐ほど【昼つ程】
昼の頃。昼時分。ひるつかた。蜻蛉日記中「―に立ちしかば」
ヒルティ【Carl Hilty】
スイスの哲学者・公法学者・政治家。著「幸福論」「眠られぬ夜のために」など。(1833〜1909)
ビルディング【building】
①鉄筋コンクリートなどで造った高層建築物。ビル。
②築くこと。作ること。「ボディー‐―」
ヒルデガルト【Hildegard von Bingen】
ドイツの修道女・神秘家。ベネディクト会に入会、後に修道院長。文学・音楽・自然学・医学にも卓越し、ラインの女預言者と呼ばれる。ビンゲンのヒルデガルト。(1098〜1179)
ヒルト【Friedrich Hirth】
ドイツの中国学者。1870〜97年税関員として清に滞在。東西文化交渉・中国美術を中心に広範な研究を発表。著「中国古代史」「中国美術に及ぼせる外国の影響」など。(1845〜1927)
ビルド‐アップ【buildup】
①増強。強化。
②ランニングで、徐々にペースを上げていくトレーニングの方法。
ビルト‐イン【built-in】
作りつけ。内蔵。「―焜炉こんろ」
⇒ビルトイン‐スタビライザー【built-in stabilizers】
ビルトイン‐スタビライザー【built-in stabilizers】
〔経〕財政の自動安定化装置。財政構造そのものに、有効需要や国民所得の変動を自動的に安定化するように組み込まれている仕組。景気の拡大・縮小に応じて増減する所得税・法人税や失業給付などはその典型。
⇒ビルト‐イン【built-in】
ビルドゥングスロマン【Bildungsroman ドイツ】
(→)教養小説。
ひる‐どき【昼時】
①正午の頃。
②昼飯を食べる時分。
ピルトダウン‐じん【ピルトダウン人】
(Piltdown)1910年代にイギリス、サセックス地方のピルトダウンでドーソン(C. Dawson1864〜1916)が発見したと称した贋にせの原人化石。50年代に現代人の頭骨とオランウータンの下顎骨とを組み合わせたものと判明。エオアントロプス。あけぼの人。
ビルト‐ツァイトゥング【Bild-Zeitung】
ドイツの日刊大衆新聞。1952年創刊。本社はハンブルク。
ビルドラック【Charles Vildrac】
⇒ヴィルドラック
ひる‐とんび【昼鳶】
昼間、人家に忍び入って金品をかすめさらうぬすびと。ひるとび。また、すり。
ひる‐なか【昼中】
ひるま。まひる。日中。紫式部日記「くもりなき―に扇もはかばかしくも持たせず」
ひる‐な・る
〔自四〕
⇒おひるなる(御昼成る)
広辞苑 ページ 16836 での【○皮裏の陽秋】単語。