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○縒りを戻すよりをもどす🔗⭐🔉
○縒りを戻すよりをもどす
もと通りにする。転じて、別れた男女がまた一緒になるのにいう。
⇒より【縒り】
よる【夜】
日没から日の出までの時間。太陽が没して暗い間。夜よ。夜間。万葉集15「あかねさす昼は物思もひぬばたまの―はすがらに哭ねのみし泣かゆ」
⇒夜の帳が下りる
⇒夜を昼になす
よ・る
〔自下二〕
つかれる。疲労する。謡曲、鉢木「―・れに―・れたる痩馬なれば」
よ・る【因る・由る・拠る・依る】
〔自五〕
➊そのことに基づく。
①原因する。万葉集17「君に―・り吾が名はすでに竜田山」。竹取物語「いささかなる功徳を翁作りけるに―・りて」。「漏電に―・る火災」
②事物の性質・内容いかんに関する。応じる。大鏡伊尹「験もしなに―・ることなれば」。平家物語(延慶本)「仏神も事に―・り、時に随ふ事なれば」。狂言、宗論「夫れは其の時の様に―・らう」。「見方に―・る」「時と場合に―・る」「所に―・って一時雨」
③たよる。手段とする。「文筆に―・って生計をたてる」「書物に―・って知識をひろめる」「武力に―・る解決」「木と紙に―・ってできた家」
➋拠り所とする。
①根拠地として立てこもる。継体紀「磐井、火豊二国に掩ひ―・りて」。「堅城に―・る」
②根拠とする。のっとる。平家物語(延慶本)「心地観経の第八巻に―・らば」。「4月1日現在の調査に―・る」「法に―・る決定」
◇一般には仮名書きが多い。漢字の場合は、➊1に「因」「由」、2・3に「依」、➋には「拠」がしばしば使われる。
⇒由らしむべし、知らしむべからず
よ・る【寄る・凭る・頼る】
〔自五〕
事物や現象が一方向や一点にいちじるしく近づき、また集まってあらわれる意。
➊空間的に、ある地点に引きつけられる。
①その方向ばかりに接近する。近づく。允恭紀「とこしへに君も会へやもいさな取り海の浜藻の―・る時々を」。竹取物語「かぐや姫のかたはらに―・るべくだにあらざりけり」。「そばへ―・る」
②道の途中で訪れる。立ち寄る。万葉集19「さし―・らむ磯のさきざき漕ぎはてむとまりとまりに」。「帰りに―・る」
③もたれかかる。古事記下「やすみしし我が大君の朝戸にはい―・り立たし夕戸にはい―・り立たす」。「壁に―・る」
④相撲などで、土俵際まで押して行く。今昔物語集23「成村いかりて起つままに、ただ―・りに―・りて取り合ひぬ」
⑤片方にずれる。片隅の方へ行く。仁徳紀「末うら桑の木―・るましじき川の隈々くまぐま」。「額が右に―・っている」
⑥集まる。万葉集18「波立てば奈呉の浦みに―・る貝の間なき恋にそ年はへにける」。「三人―・れば文殊の知恵」
⑦積もり重なる。重なりふえる。平家物語4「入道も年こそ―・つて候へども子どもひき具してまゐり候べし」。「皺しわが―・る」
⑧神霊・物の怪けなどが乗り移る。今昔物語集31「幾ばくもなくて病付きて日頃を経て遂に失せにけり。その女、―・りたるにやとぞ」
⑨寄進される。寄付される。宇治拾遺物語8「かかる所に庄など―・りぬれば、別当なにくれなど出で来て、なかなかむつかしく」
➋心理的に対象に引きつけられる。
①気持がかたむく。万葉集4「打ち靡き心は君に―・りにしものを」
②より添う。服従する。万葉集14「武蔵野の草はもろ向きかもかくも君がまにまに我あは―・りにしを」
③たよる。たよりにしてそこに定着する。古今和歌集雑体「沖つ波…伊勢の蜑も船流したるここちして―・らむ方なく悲しきに」。「―・るべき人もない」
④考えが及ぶ。思いつく。金葉和歌集恋「逢ふまでは思ひも―・らず夏引のいとほしとだにいふと聞かばや」
⇒寄ってたかって
⇒寄らば大樹の蔭
⇒寄ると触ると
⇒寄る年波には勝てぬ
よ・る【揺る】
〔自四〕
ゆれる。武烈紀「下とよみ地ないが―・り来ば」
よ・る【選る・択る】
〔他五〕
(エルの転)多くの中からえらび出す。える。えらぶ。〈日葡辞書〉。「良品を―・る」
よ・る【縒る・撚る】
[一]〔他五〕
①まじえてねじり合わせる。組んで巻きつかせる。万葉集7「紫の糸をそ我が―・るあしひきの山橘を貫ぬかむと念ひて」。徒然草「女の髪筋を―・れる綱には大象もよくつながれ」。「こよりを―・る」
②まげる。また、ねじりまげる。日葡辞書「セ(背)ヲヨル」
[二]〔自下二〕
⇒よれる(下一)
よ‐るい【余類】
残りの党類。余党。残党。
よる‐がお【夜顔】‥ガホ
ヒルガオ科の蔓性多年草で、園芸上は一年草。熱帯アメリカの原産。茎を切ると白汁を出す。葉は心臓形で長さ10センチメートル余、時に3浅裂。夏、葉腋にアサガオ型で直径約15センチメートル、純白の数花をつけ、夕方開き香気を放つ。通称、夕顔(ウリ科のものとは別)。別称、夜会草。
ヨルガオ
提供:OPO
よる‐がた【夜型】
仕事や勉強を夜(特に深夜)に集中してする生活習慣。また、夜になると活力のでる人。↔朝型
よる‐さらず【夜去らず】
(ヨイサラズとも)毎夜毎夜。万葉集10「―見む妹があたりは」
よる‐せき【夜席】
寄席よせで、夜の部に行う興行。↔昼席
ヨルダン【Jordan】
①西アジア、パレスチナにある川。シリアのヘルモン山の西斜面に発源、南流して死海に注ぐ。長さ約320キロメートル。イエスがここで洗礼を受けた。
②アラビア半島北西部の王国。第一次大戦後オスマン帝国領からイギリス委任統治領、1923年トランス‐ヨルダン首長国となり、46年独立。48年ヨルダン川西岸地域を併合し、翌年ヨルダン‐ハシェミット王国と改称。67年中東戦争後、イスラエルが西岸地域を占領。住民は主にイスラム教徒で、アラビア語を使用。面積9万8000平方キロメートル。人口535万(2004)。首都アンマン。→パレスチナ→西アジア(図)
ローマ劇場(アンマン)
撮影:田沼武能


広辞苑 ページ 20378 での【○縒りを戻す】単語。