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○綿のように疲れるわたのようにつかれる🔗⭐🔉
○綿のように疲れるわたのようにつかれる
甚だしく疲労する。
⇒わた【綿・棉・草綿】
わた‐はな【綿花】
男踏歌おとことうかの時に用いた綿の造花。かざしのわた。源氏物語竹河「にほひもなく見苦しき―も」
わた‐ばね【綿羽】
鳥の羽の根元に生える柔らかい羽毛。
わだ‐ひでまつ【和田英松】
歴史学者・国文学者。備後鞆とも生れ。「大日本史料」の編纂に従い、「官職要解」「栄花物語詳解」「本朝書籍目録考証」などを著す。(1865〜1937)
⇒わだ【和田】
わた‐ぼうし【綿帽子】
①真綿をひろげて造ったかぶりもの。もと男女共に防寒用。後には装飾化して、婚礼に新婦の顔をおおうのに用いた。かずきわた。おきわた。額綿ひたいわた。〈[季]冬〉
綿帽子
②樹木などに積もった雪。
⇒わたぼうし‐ゆき【綿帽子雪】
わたぼうし‐ゆき【綿帽子雪】
大片の雪。ぼたゆき。
⇒わた‐ぼうし【綿帽子】
わた‐ぼこり【綿埃】
①綿屑がほこりのように散らかったもの。
②ほこりが集まってできた、綿のようなかたまり。
わた‐まし【移徙・渡座】
①転居。とのうつり。転宅。移徙いし。狂言、連歌盗人「これは先月―が有つたが、其の時の発句であらう」
②神輿の渡御。
③「わたましのいわい」の略。
⇒わたまし‐の‐いわい【渡座の祝】
わたまし‐の‐いわい【渡座の祝】‥イハヒ
①転居の祝。新築落成の祝。
②(沖縄の石垣島で)墓の落成の祭。
⇒わた‐まし【移徙・渡座】
わた‐まゆ【綿繭】
真綿をとる下等の繭。
わだま・る【蟠る】
〔自四〕
(→)「わだかまる」に同じ。〈新撰字鏡8〉
わだ‐まんきち【和田万吉】
国文学者。美濃(岐阜県)生れ。東大教授。書誌学に精通、図書館学に尽力した。編著「謡曲物語」「西洋笑府」「馬琴日記」「モンタヌス日本誌」など。(1865〜1934)
⇒わだ【和田】
わた‐み【曲水】
(ワダミとも)流れが入りまがってたまっている水。
わだ‐みさき【和田岬】
神戸市兵庫区にあり、神戸港の南西隅をなす岬。砂嘴さしで、内側は古代の大輪田泊おおわだのとまり、中世・近世の兵庫津。現在は埋立地に工場が立地。岬頭に、1864年(元治1)江戸幕府の築造した菱形の旧砲台、また、灯台がある。
わた‐むし【綿虫】
〔動〕(→)雪虫ゆきむし1に同じ。〈[季]冬〉
わた‐もち【腸持】
(臓腑ぞうふを持っている意)木や土でつくったものに対し、生身なまみであるもの。生きているもの。浄瑠璃、用明天皇職人鑑「―の釈迦阿弥陀が出たるとて」
わた‐や【綿屋】
①綿をあきなう家。また、その人。
②打ち綿を作る家。また、その人。
わた‐ゆき【綿雪】
綿をちぎったような、雪片の大きな雪。〈[季]春〉
わた‐ゆみ【綿弓】
(→)「わたうちゆみ」に同じ。「―や琵琶になぐさむ竹の奥」(芭蕉)
わだ‐よしもり【和田義盛】
鎌倉初期の武将。幕府初代の侍所別当。三浦義明の孫。源頼朝挙兵以後、常に従って功を立てた。代表的な鎌倉武士であったが、北条氏の挑発に乗り挙兵して敗死、一族がほとんど滅亡。(1147〜1213)
⇒わだ【和田】
わたらい【渡らい】ワタラヒ
世を渡ること。なりわい。渡世。大和物語「年頃―などもいとわろくなりて」
⇒わたらい‐ぐさ【渡らい種】
⇒わたらい‐ごころ【渡らい心】
わたらい【度会】ワタラヒ
三重県南東部、熊野灘に面する郡。また、そのうちの町名。明治初期に度会県が置かれ、1876年(明治9)三重県に合併。
わたらい【度会】ワタラヒ
姓氏の一つ。伊勢外宮げくうの祠官の一族。祢宜ねぎ・権祢宜を世襲した。
⇒わたらい‐いえゆき【度会家行】
⇒わたらい‐しんとう【度会神道】
⇒わたらい‐つねよし【度会常昌】
⇒わたらい‐のぶよし【度会延佳】
⇒わたらい‐ゆきただ【度会行忠】
わたらい‐いえゆき【度会家行】ワタラヒイヘ‥
南北朝時代、伊勢外宮の祢宜で、伊勢神道の大成者。村松家行ともいう。著「類聚神祇本源」など。(1256〜1362一説に1256〜1351)
⇒わたらい【度会】
わたらい‐ぐさ【渡らい種】ワタラヒ‥
世渡りのてだて。わたりぐさ。躬恒集「―はみるめなりけり」
⇒わたらい【渡らい】
わたらい‐ごころ【渡らい心】ワタラヒ‥
世渡りの心がけ。宇津保物語祭使「若き時に貯へ―ある人につきて」
⇒わたらい【渡らい】
わたらい‐しんとう【度会神道】ワタラヒ‥タウ
伊勢神道の別称。
⇒わたらい【度会】
わたらい‐つねよし【度会常昌】ワタラヒ‥
鎌倉末期の神道家。伊勢外宮の祢宜。初名、常良。後宇多・後醍醐天皇に近づき、伊勢神道の弘布に努めた。(1263〜1339)
⇒わたらい【度会】
わたらい‐のぶよし【度会延佳】ワタラヒ‥
江戸前期の神道学者。伊勢外宮の祢宜。出口延佳とも。伊勢神道を再興、伝家の学説に易学を加えて説く。宮崎文庫を創設。著「陽復記」「鼇頭ごうとう古事記」など。(1615〜1690)
⇒わたらい【度会】
わたらい‐の‐みや【度会の宮】ワタラヒ‥
豊受大神宮とようけだいじんぐうの別称。
わたらい‐ゆきただ【度会行忠】ワタラヒ‥
鎌倉後期の神道家。伊勢外宮の祢宜。伊勢神道の基礎を築いた。(1236〜1305)
⇒わたらい【度会】
わたら・う【渡らふ】ワタラフ
〔自四〕
(ワタルに接尾語フの付いた語)
①渡って行く。万葉集2「雲間より―・ふ月の」
②世を渡る。生計を立てる。仁徳紀「汝いましに寄つけて―・はむ」
わたらせ‐がわ【渡良瀬川】‥ガハ
利根川の支流。栃木県の足尾山塊に発源、栃木・群馬、埼玉・茨城の県界を流れ、埼玉県栗橋町の北で利根川に注ぐ。長さ108キロメートル。その沿岸に1890年代以降、足尾鉱毒事件が起こった。
わたり【辺】
あたり。ほとり。近所。伊勢物語「東の五条―に」
わたり【径】
さしわたし。直径。保元物語(金刀比羅本)「―六寸の大雁股ねぢすゑたり」
わたり【渡り】
①渡ること。また、「行くこと」「来ること」の尊敬語。枕草子114「初瀬にまうでて淀の―といふものをせしかば」。「将軍様のお―」
②渡るべき所。わたし。わたしば。渡船場。古事記中「宇治の―にさを取りに」
③海峡。継体紀「向離むかさくる壱岐いきの―を」
④外国から渡来すること。「古―の珊瑚さんご」
⑤鳥などが季節によって生息地を変えること。→渡り鳥。
⑥話をつけること。かけあうこと。「―をつける」
⑦職場をあちこちかえてわたりあるくこと。また、その職人。近世では、中間ちゅうげん・小者などにいう。わたり者。
⑧囲碁で、2群の石が盤端で連絡すること。
⑨〔言〕(glide)発音上ある単音に付随して、それと異なる音が発せられる現象。また、その音。
⇒わたり‐あご【渡り腮】
⇒わたり‐いた【渡り板】
⇒わたり‐かせぎ【渡り稼ぎ】
⇒わたり‐かち【渡り徒士】
⇒わたり‐がに【渡り蟹】
⇒わたり‐がゆ【渡り粥】
⇒わたり‐がらす【渡り烏】
⇒わたり‐がわ【渡り川】
⇒わたり‐がわ【渡り革】
⇒わたり‐ぐさ【渡り種】
⇒わたり‐こしょう【渡り小姓】
⇒わたり‐ざけ【渡り酒】
⇒わたり‐ざむらい【渡り侍】
⇒わたり‐じゅす【渡り繻子】
⇒わたり‐しょう【渡荘】
⇒わたり‐ぜ【渡り瀬】
⇒わたり‐ぜりふ【渡り台詞】
⇒わたり‐ぞめ【渡り初め】
⇒わたり‐だん【渡り段】
⇒わたり‐で【渡手】
⇒わたり‐どの【渡殿】
⇒わたり‐どり【渡り鳥】
⇒わたりどり‐じょうやく【渡り鳥条約】
⇒わたり‐ながれ【渡り流れ】
⇒わたり‐なみ【渡り並】
⇒わたり‐の‐やま【渡の山】
⇒わたり‐ば【渡り場】
⇒わたり‐ばし【渡り箸】
⇒わたり‐びと【渡り人】
⇒わたり‐びょうし【渡拍子】
⇒わたり‐ぶね【渡り船】
⇒わたり‐ぼうこう【渡り奉公】
⇒わたり‐ま【渡り間】
⇒わたり‐まい【渡り米】
⇒わたり‐もの【渡り物】
⇒わたり‐もの【渡り者】
⇒わたり‐もり【渡り守】
⇒わたり‐やぐら【渡り櫓】
⇒わたりやぐら‐もん【渡り櫓門】
⇒わたり‐りょう【渡領】
⇒わたり‐ろう【渡り廊】
⇒わたり‐ろうか【渡り廊下】
⇒渡りに船
⇒渡りをつける
わたり‐あ・う【渡り合う・渉り合う】‥アフ
〔自五〕
①相手になって斬りあう。戦う。日葡辞書「テキニワタリヤウ」
②相手になって論戦する。「上役と―・う」
わたり‐あご【渡り腮】
〔建〕木造仕口しくちの一種。二つの部材を水平に直交させて接合するもの。上の木の下端を下の木の幅よりやや狭く欠き取り、下の木の上端の両側を上の木の幅だけ欠き取ってはめ込む。あごかき。
⇒わたり【渡り】
わたり‐ある・く【渡り歩く】
〔自五〕
あちこちを転々として歩く。「いくつもの職場を―・く」
わたり‐いた【渡り板】
船から岸へかけてわたす通路の板。わたり。歩み板。渡り段。
⇒わたり【渡り】
わたり‐かせぎ【渡り稼ぎ】
諸所をわたりあるいてかせぐこと。
⇒わたり【渡り】
わたり‐かち【渡り徒士】
江戸時代、小禄の旗本などに渡り奉公した侍。
⇒わたり【渡り】
わたり‐がに【渡り蟹】
ガザミの異称。よく泳ぐのでいう。
⇒わたり【渡り】
わたり‐がゆ【渡り粥】
①粥をふるまうこと。椀飯おうばんの粥。源氏物語順集「―の饗」
②(「渡る」は移り住む意)新築移転の際の祝いに炊いてふるまう粥。屋移り粥。屋粥啜やがいすすり。
⇒わたり【渡り】
わたり‐がらす【渡り烏】
カラスの一種。大形で、ヨーロッパ・アジア・北アフリカ・北アメリカに分布。日本では冬期北海道に渡来するが少ない。
ワタリガラス
撮影:小宮輝之
⇒わたり【渡り】
わたり‐がわ【渡り川】‥ガハ
(→)「三途さんずの川」に同じ。古今和歌集哀傷「―水まさりなば返りくるがに」
⇒わたり【渡り】
わたり‐がわ【渡り革】‥ガハ
舶来の皮革。
⇒わたり【渡り】
わたり‐ぐさ【渡り種】
世渡りの手段。生計の方法。
⇒わたり【渡り】
わたり‐こしょう【渡り小姓】‥シヤウ
江戸時代、大名・旗本に渡り奉公をした美童の若衆。
⇒わたり【渡り】
わたり‐ざけ【渡り酒】
舶来の酒。
⇒わたり【渡り】
わたり‐ざむらい【渡り侍】‥ザムラヒ
渡り奉公をして歩く侍。
⇒わたり【渡り】
わたりじま【渡島】
(海を渡った向うの辺境の意)北海道南端部一帯、今日の渡島おしまの古称か。斉明紀「―の蝦夷えみし」
わたり‐じゅす【渡り繻子】
舶来の繻子しゅす。
⇒わたり【渡り】
わたり‐しょう【渡荘】‥シヤウ
渡領わたりりょうの荘園。世襲の荘園。源平盛衰記4「紀伊国田中庄は殿下の―なりけれども」
⇒わたり【渡り】
わたり‐ぜ【渡り瀬】
(→)「わたせ」に同じ。古事記中「宇治の渡りに―に」
⇒わたり【渡り】
わたり‐ぜりふ【渡り台詞】
歌舞伎で、一つづきの台詞を数人で分けて順次に言うもの。
⇒わたり【渡り】
わたり‐ぞめ【渡り初め】
橋の開通式に、初めてその橋を渡ること。また、その式典。多く高齢の夫婦、または3代の夫婦がそろった一家を選んで行う。誹風柳多留7「―すむと葬礼二つ行き」
⇒わたり【渡り】
わたり‐だん【渡り段】
(→)「わたりいた」に同じ。
⇒わたり【渡り】
わたり‐で【渡手】
(「て」は所の意)わたる所。仁徳紀「宇治の渡りに―に立てる梓弓檀あずさゆみまゆみ」
⇒わたり【渡り】
わたり‐どの【渡殿】
(→)「わたどの」に同じ。
⇒わたり【渡り】
わたり‐どり【渡り鳥】
①繁殖地と越冬地とを異にし、毎年定まった季節に移動をくりかえす鳥類。一地方にすむ鳥は、渡りによって「留鳥りゅうちょう」・「夏鳥」・「冬鳥」・「旅鳥」・「漂鳥ひょうちょう」・「迷鳥めいちょう」に分類される。しかし同一種でも地域によって渡りの性質が違う場合があり、固定したものではない。候鳥。〈[季]秋〉
日本列島の主な渡り鳥(表)
②舶来の鳥。クジャク・オウム・インコの類。世間胸算用4「いろいろの―調へて都に上りしに」
③渡り稼ぎする人。
⇒わたり【渡り】
わたりどり‐じょうやく【渡り鳥条約】‥デウ‥
渡り鳥が往来する国と国との間で、捕獲や輸出入の規制、生息地の保護などのために結ぶ条約。渡り鳥等保護条約。
⇒わたり【渡り】
わたり‐ながれ【渡り流れ】
流れにまかせて渡ること。さすらいながら世を渡ること。ながれわたり。
⇒わたり【渡り】
わたり‐なみ【渡り並】
世間並み。普通。浄瑠璃、山崎与次兵衛寿の門松「―の客に身を売るは傾城の習ひ」
⇒わたり【渡り】



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