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○落ちが来るおちがくる🔗⭐🔉
○落ちが来るおちがくる
(→)「おちを取る」に同じ。
⇒おち【落ち】
おち‐かさな・る【落ち重なる】
〔自五〕
落ちたものの上に、さらに落ちて重なる。
おち‐かた【落ち方】
①落ちる様子。
②花などの落ちようとする頃。枕草子83「お前の梅は…少し―になりたれど」
③逃げて行く先。逃げる機会。太平記38「兵粮尽きて―もなかりければ」
おち‐かた【遠方】ヲチ‥
あちらの方。遠方えんぽう。遠い所。万葉集13「泊瀬の川の―に妹らは立たし」
⇒おちかた‐びと【遠方人】
おちかた‐びと【遠方人】ヲチ‥
①遠方の人。万葉集10「秋萩咲きぬ今だにも匂ひに行かな―に」
②旅人。壬二みに集「―の霞みゆくらむ」
⇒おち‐かた【遠方】
お‐ちかづき【御近付き】
⇒ちかづき
おち‐がみ【落髪】
抜けおちた髪。おち毛。拾遺和歌集恋「朝な朝なけづれば積る―の乱れて物を思ふころかな」
おち‐ぐさ【落草】
鷹が鳥を追い落とした草原。また、鳥が飛びおりて隠れ場所とする草むら。風雅和歌集冬「御狩する片山かげの―に隠れもあへず立つきぎすかな」
おち‐ぐち【落ち口】
①落ちはじめ。拾遺和歌集物名「あしひきの山の木の葉の―は」
②水の流れの落ちる所。
③くじや入札に当たった人。
おち‐くび【落首】
①首を切ること。うちくび。
②首を下に傾けること。
おち‐くぼ【落窪】
家の中で、床の一段低くさがった所。おちま。落窪物語1「―なる所の二間なるになむ住ませ給ひける」
おち‐くぼ・む【落ち窪む】
〔自五〕
深く窪む。一部分が大きくへこむ。「やつれて―・んだ目」
おちくぼものがたり【落窪物語】
平安初期の物語。4巻。作者不詳、男性であろう。10世紀末の成立か。継母のために落窪の間に押し込められた中納言忠頼の女むすめ落窪の姫君が、侍女阿漕あこぎの手引で左近少将道頼に懸想され救出されて幸福な生活に入り、中納言一家も栄える。継子いじめ物語の先駆。
→文献資料[落窪物語]
おち‐ぐり【落栗】
①地面に落ちた栗の実。〈[季]秋〉
②(落栗色の略)
㋐染色の名。黒ずんだ紅色。
㋑襲かさねの色目。表は黒みのある蘇芳すおう、裏は香色こういろ。また、表は濃紅、裏は紅色。
おち‐げ【落毛】
抜け毛。落ち髪。
おち‐けん【落研】
(「落らく」を「おち」と読みかえていう)落語研究会の略称。
お‐ちご【御児・御稚児】
①⇒ちご3・4。
②「おちごわげ」の略。
⇒おちご‐なり【御児成】
⇒おちご‐わげ【御稚児髷】
おち‐こち【遠近・彼方此方】ヲチ‥
①遠い所と近い所。あちらこちら。ここかしこ。万葉集17「若き子どもは―に騒き泣くらむ」
②将来と現在。万葉集4「ま玉つく―兼ねて言ことはいへど」
⇒おちこち‐びと【遠近人】
おちこち‐びと【遠近人】ヲチ‥
あちこちの人。伊勢物語「信濃なる浅間のたけに立つ煙―の見やはとがめぬ」
⇒おち‐こち【遠近・彼方此方】
おちご‐なり【御児成】
祭礼などで、稚児が列をつくって練り歩くこと。
⇒お‐ちご【御児・御稚児】
おち‐こぼれ【落ち零れ】
①落ちてちらばっているもの。
②あまりもの。残り物。
③普通一般から取り残された人。特に、授業についていけない生徒。
おち‐こ・む【落ち込む】
〔自五〕
①低い所に落ちて入る。はまる。
②わるい状態になる。「危険に―・む」「成績が―・む」
③深くくぼむ。陥没する。「眼が―・む」
④金などが、自然に手にはいる。ころげこむ。
⑤意気消沈してふさぐ。「気持が―・む」
おち‐ころび【落ち転び】
①落ちてころぶこと。
②おちめ。不運。
おちご‐わげ【御稚児髷】
⇒ちごまげ
⇒お‐ちご【御児・御稚児】
おち‐ざ【落座】
民家で、土間の片側にあり、一段と床を低く落とした室。藁・籾殻などを敷き込み、多く使用人などの寝室に用いる。おちや。おちま。
おち‐ざま【落ち様】
①落ちる様子。
②落ちようとする時。おちしな。「―に水こぼしけり花椿」(芭蕉)
おち‐しお【落潮】‥シホ
(→)「引き潮」に同じ。
おち‐ぜい【落勢】
負けて逃げて行く軍勢。
おち‐そ・う【落ち添ふ】‥ソフ
〔自四〕
落ちて加わる。落窪物語4「涙河わが涙さへ―・ひて」
おち‐たぎ・つ【落ち滾つ】
〔自四〕
高い所から水が落ちて激しくわきかえる。おちたぎる。万葉集17「峰高み谷を深みと―・つ清き河内に」
おち‐つき【落着き】
①移動して、ある所にとどまること。また、その所。行く先。
②宿屋などに着いてまず飲食する物。新撰六帖2「うまやうまやの―に」
③安定すること。物のすわりぐあい。「相場が―をとりもどす」「―の悪いテーブル」
④心や色合いなどが、おだやかにしずまっていること。「―を失う」「―のある色」
⇒おちつき‐ぞうに【落着き雑煮】
おちつき‐ぞうに【落着き雑煮】‥ザフ‥
婚礼の日、婚家に着いて嫁が初めて食べる、餅を入れた澄まし汁。「落着きの吸物」「落着きの餅」ともいう。
⇒おち‐つき【落着き】
おちつき‐はら・う【落ち着き払う】‥ハラフ
〔自五〕
あわてずにゆっくり構える。沈着であわてない。「―・って動かない」
おち‐つ・く【落ち着く】
[一]〔自五〕
①居所・職業がきまって居つく。更級日記「あづまに下りし親、…西山なる所に―・きたれば」。「サラリーマンに―・く」
②到着する。太平記38「七条の道場へ夜半ばかりに―・きたりけるを」
③帰結する。「A案に―・く」
④鎮まる。「人心が―・く」「景気が―・く」
⑤得心する。納得する。狂言、惣八「やれやれ、そなたの咄を聞いて、―・いた」
⑥言動が軽率でない。沈着である。「―・いて話せ」
⑦色・音・模様などが地味でしっとりしている。「―・いた柄がら」
[二]〔他下二〕
⇒おちつける(下一)
おち‐つ・ける【落ち着ける】
〔他下一〕[文]おちつ・く(下二)
①心または物を、おちつくようにする。「気を―・ける」「腰を―・ける」
②決着をつける。「話をそこに―・けた」
おち‐つ‐とし【彼つ年・遠つ年】ヲチ‥
先年。
おち‐つの【落角】
毎年夏に落ちる牡鹿の角。
おち‐つばき【落椿】
散り落ちた椿の花。〈[季]春〉
落ち椿
撮影:関戸 勇
おち‐ど【落度】
⇒おちど(越度)
おち‐ど【越度】ヲチ‥
(ヲツドの転。「落度」とも当てる)あやまち。手おち。失敗。保元物語(金刀比羅本)「今迄各々を見知らざりけるこそ―なれ」。「こちらにも―がある」
おち‐とま・る【落ち留る】
〔自四〕
①物がそのままあとに残る。源氏物語紅葉賀「―・れる御指貫・帯など、つとめて奉れり」
②居残る。生き残る。源氏物語総角「はかばかしき後見なくて―・る身どもの悲しきを」
おち‐の‐ひと【御乳人】
貴人の子の乳母うば。おち。
おち‐の・びる【落ち延びる】
〔自上一〕[文]おちの・ぶ(上二)
遠くまで逃げおおせる。
おち‐ば【落葉】
①散り落ちた葉。特に、晩秋から冬にかけて散る落葉樹の葉。〈[季]冬〉。「―焚き」
②おとしだね。落胤らくいん。源氏物語常夏「朝臣や、さやうの―をだにひろへ」
③落葉色の略。
⇒おちば‐いろ【落葉色】
⇒おちば‐ごろも【落葉衣】
⇒おちば‐たき【落葉焚き】
⇒おちば‐ぶね【落葉船】
おちば‐いろ【落葉色】
枯れた落葉の色。茶に黄赤をおびた色。
⇒おち‐ば【落葉】
おちば‐ごろも【落葉衣】
①木の間をもれる月光などが衣の上にさして、落葉を散らした模様に見えるもの。
②落葉の散りかかった衣。
⇒おち‐ば【落葉】
おちばしゅう【落葉集】‥シフ
(「松の葉」にもれた歌を集めた意)流行歌や歌舞伎歌の集。大木扇徳編。7巻。1704年(宝永1)刊。絵入松の落葉。
おちば‐たき【落葉焚き】
落葉を集めて燃やすこと。〈[季]冬〉
⇒おち‐ば【落葉】
おちば‐ぶね【落葉船】
水面の落葉を船に見立てていう語。
⇒おち‐ば【落葉】
おち‐びと【落人】
⇒おちうど
おち‐ひばり【落雲雀】
空からまっすぐに降下する雲雀。〈[季]春〉。↔あげひばり
おち‐ふだ【落札】
入札で当たった札。らくさつ。
おち‐ぶな【落鮒】
秋、水温の下がる頃、深みに集まるフナ。〈[季]秋〉
おち‐ぶ・れる【零落れる・落魄れる】
〔自下一〕[文]おちぶ・る(下二)
身分や生活状態が下がって、みじめになる。零落れいらくする。源氏物語蓬生「世に―・れて受領ずりょうの北の方になり給へるあり」。「―・れて故郷に帰る」
おち‐ぼ【落穂】
収穫のあとに落ち散ったイネ・ムギなどの穂。〈[季]秋〉
⇒おちぼ‐ひろい【落穂拾い】
おち‐ほそ・る【落ち細る】
〔自四〕
髪などが抜け落ちて少なくなる。紫式部日記「丈に一尺よ余りたりけるを―・りて侍り」
おちぼ‐ひろい【落穂拾い】‥ヒロヒ
①落穂を拾い集めること。〈[季]秋〉
②比喩的に、いったん選び残したものの中から、いくらか良いものを拾い取ること。
⇒おち‐ぼ【落穂】
おち‐ま【落間】
①(→)「おちくぼ」に同じ。「おちざ」とも。〈日葡辞書〉
②(→)「切りおとし」2のこと。
③家の土間、上がり口。
おち‐みず【復水・変若水】ヲチミヅ
飲めば若返るという水。万葉集13「月夜見つくよみの持てる―い取り来て」
おち‐むしゃ【落武者】
戦いに負けて逃げ落ちる武士。反故集「一陣敗れて―と成る時は」。「平家の―」
⇒落武者は薄の穂にも怖じる
おち‐ど【落度】
⇒おちど(越度)
おち‐ど【越度】ヲチ‥
(ヲツドの転。「落度」とも当てる)あやまち。手おち。失敗。保元物語(金刀比羅本)「今迄各々を見知らざりけるこそ―なれ」。「こちらにも―がある」
おち‐とま・る【落ち留る】
〔自四〕
①物がそのままあとに残る。源氏物語紅葉賀「―・れる御指貫・帯など、つとめて奉れり」
②居残る。生き残る。源氏物語総角「はかばかしき後見なくて―・る身どもの悲しきを」
おち‐の‐ひと【御乳人】
貴人の子の乳母うば。おち。
おち‐の・びる【落ち延びる】
〔自上一〕[文]おちの・ぶ(上二)
遠くまで逃げおおせる。
おち‐ば【落葉】
①散り落ちた葉。特に、晩秋から冬にかけて散る落葉樹の葉。〈[季]冬〉。「―焚き」
②おとしだね。落胤らくいん。源氏物語常夏「朝臣や、さやうの―をだにひろへ」
③落葉色の略。
⇒おちば‐いろ【落葉色】
⇒おちば‐ごろも【落葉衣】
⇒おちば‐たき【落葉焚き】
⇒おちば‐ぶね【落葉船】
おちば‐いろ【落葉色】
枯れた落葉の色。茶に黄赤をおびた色。
⇒おち‐ば【落葉】
おちば‐ごろも【落葉衣】
①木の間をもれる月光などが衣の上にさして、落葉を散らした模様に見えるもの。
②落葉の散りかかった衣。
⇒おち‐ば【落葉】
おちばしゅう【落葉集】‥シフ
(「松の葉」にもれた歌を集めた意)流行歌や歌舞伎歌の集。大木扇徳編。7巻。1704年(宝永1)刊。絵入松の落葉。
おちば‐たき【落葉焚き】
落葉を集めて燃やすこと。〈[季]冬〉
⇒おち‐ば【落葉】
おちば‐ぶね【落葉船】
水面の落葉を船に見立てていう語。
⇒おち‐ば【落葉】
おち‐びと【落人】
⇒おちうど
おち‐ひばり【落雲雀】
空からまっすぐに降下する雲雀。〈[季]春〉。↔あげひばり
おち‐ふだ【落札】
入札で当たった札。らくさつ。
おち‐ぶな【落鮒】
秋、水温の下がる頃、深みに集まるフナ。〈[季]秋〉
おち‐ぶ・れる【零落れる・落魄れる】
〔自下一〕[文]おちぶ・る(下二)
身分や生活状態が下がって、みじめになる。零落れいらくする。源氏物語蓬生「世に―・れて受領ずりょうの北の方になり給へるあり」。「―・れて故郷に帰る」
おち‐ぼ【落穂】
収穫のあとに落ち散ったイネ・ムギなどの穂。〈[季]秋〉
⇒おちぼ‐ひろい【落穂拾い】
おち‐ほそ・る【落ち細る】
〔自四〕
髪などが抜け落ちて少なくなる。紫式部日記「丈に一尺よ余りたりけるを―・りて侍り」
おちぼ‐ひろい【落穂拾い】‥ヒロヒ
①落穂を拾い集めること。〈[季]秋〉
②比喩的に、いったん選び残したものの中から、いくらか良いものを拾い取ること。
⇒おち‐ぼ【落穂】
おち‐ま【落間】
①(→)「おちくぼ」に同じ。「おちざ」とも。〈日葡辞書〉
②(→)「切りおとし」2のこと。
③家の土間、上がり口。
おち‐みず【復水・変若水】ヲチミヅ
飲めば若返るという水。万葉集13「月夜見つくよみの持てる―い取り来て」
おち‐むしゃ【落武者】
戦いに負けて逃げ落ちる武士。反故集「一陣敗れて―と成る時は」。「平家の―」
⇒落武者は薄の穂にも怖じる
広辞苑 ページ 2829 での【○落ちが来る】単語。