複数辞典一括検索+

い【位】🔗🔉

①人・事物のある場所。また、神霊のやどるところ。 ②くらい。身分。席次。「名人―」 ③(接尾語的に用いて) ㋐くらいを示す。「正三―」 ㋑等級・順番・程度を示す。「首―」 ㋒人に対する敬称。「各―」 ㋓死者の霊を数える語。「英霊百―」 ㋔計算上のくらい取り。「百―の数」 →くらい(位)

くら‐い【位】クラヰ🔗🔉

くら‐いクラヰ (「座くら居」の意) [一]〔名〕 ①そこにすわるための、設けの席。座所。持統紀「凡そ朝堂みかどの―の上にして」 ②序列の上での位置。 ㋐皇位。源氏物語明石「我は―にありし時あやまつことなかりしかど」 ㋑官職の地位。源氏物語明石「親、大臣の―を保ち給へりき」 ㋒親王・王・諸臣などの朝廷における着座の高下の標示。→位階1。 ㋓物の等級または優劣。 ㋔人や芸術作品などの品位・品格。 ③十進法で数を表すために並べられた数字の、位置の名称。桁けた。「千の―」 ④程度。「その―できれば安心だ」 [二]〔助詞〕 (副助詞。グライとも)体言、活用語の連体形、格助詞などに付いて、大体の程度・分量の基準・範囲を表す。ほど。ばかり。だけ。浄瑠璃、今宮の心中「なまなか茶漬―なら、いつそ戻つて寝てくれふ」。いろは文庫「人目の多い廓のうちを連れ出して来た―だものを」。「彼に―言えばいいのに」 ⇒くらい‐ぎぬ【位衣】 ⇒くらい‐だおれ【位倒れ】 ⇒くらい‐だか【位高】 ⇒くらい‐づけ【位付け】 ⇒くらい‐づめ【位詰】 ⇒くらい‐どり【位取り】 ⇒くらい‐ぬけ【位抜け】 ⇒くらい‐ぬすびと【位盗人】 ⇒くらい‐の‐いろ【位の色】 ⇒くらい‐の‐やま【位の山】 ⇒くらい‐まけ【位負け】 ⇒くらい‐やま【位山】 ⇒くらい‐ゆずり【位譲り】 ⇒くらい‐ろん【位論】 ⇒位が付く ⇒位人臣を極める

[漢]位🔗🔉

 字形  筆順 〔人(亻・)部5画/7画/教育/1644・304C〕 〔音〕〈ヰ〉(呉)(漢) 〔訓〕くらい [意味] ①人や物のおかれている場所。「位置・地位・方位」。霊のやどる所。「霊位・位牌いはい」▶人や霊を数える敬称としても使う。「各位・三位さんみ一体・霊百位」 ②(宮中などの)席次。くらい。「位階・位記・官位・学位・名人位」。特に、天子のくらい。「即位・譲位」 ③等級。「下位・首位・第一位・品位」 ④基準。「百位の数」「単位・本位」 ▷「くらい」「ぐらい」とよんで、…ほど、…ばかりの意にも用いる。 [解字] 会意。「人」+「立」。宮廷において席次に応じて定められた群臣の立つ所の意。 [下ツキ 一位・栄位・王位・蔭位・下位・各位・学位・冠位・官位・客位・虚位・金位・銀位・空位・勲位・皇位・高位・極位・在位・散位・三位一体・次位・尸位素餐・爵位・主位・首位・順位・叙位・上位・譲位・神位・水位・僧位・贈位・即位・遜位・体位・退位・代位・対位法・単位・段位・地位・儲位・潮位・低位・定位・帝位・転位・電位・等位・同位・廃位・品位・部位・風位・復位・変位・宝位・方位・本位・末位・無位・優位・霊位・劣位

広辞苑で完全一致するの検索結果 1-3