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ごみ【塵・芥】🔗🔉

ごみ塵・芥】 ①濁水にとけてまじっている泥。平家物語9「うしろは水田の―深かりける畔くろの上に」 ②物の役に立たず、ない方がよいもの。ちり。あくた。ほこり。また、つまらないもの。「―を捨てる」「―情報」

じん【塵】ヂン🔗🔉

じんヂン ①〔仏〕煩悩ぼんのう。 ②数の単位。1の10億分の1。

ちり【塵】🔗🔉

ちり】 (「散り」と同源) ①土砂や粉末などの飛び散るもの。ほこり。万葉集15「―泥ひじの数にもあらぬわれ故に」。万葉集10「この夕降り来る雨は彦星の早漕ぐ舟の櫂の―かも」 ②ごみ。あくた。枕草子151「二つ三つばかりなるちごの…いと小さき―のありけるを目ざとに見つけて」 ③ほんのわずかのけがれ、欠点。源氏物語常夏「おとどの、―もつかず、この世には過ぎ給へる御身の」 ④世の中のわずらわしいことがら。世のけがれ。仏家で、浄土に対して、俗世間をいやしめていう語。徒然草「世にしたがへば、心、外の―に奪はれて惑ひやすく」 ⑤わずかな物事のたとえ。ほんの少し。源氏物語椎本「髪…末まで―のまよひなく、つやつやとこちたう美しげなり」。「―ほども気にかけない」 ⑥取るに足りないもの。はかないもの。古今和歌集「風の上にありかさだめぬ―の身はゆくへも知らずなりぬべらなり」 ⑦先人の残したもの。遺業。→塵に継ぐ(「塵」成句) ⇒塵に立つ ⇒塵に継ぐ ⇒塵に同ず ⇒塵に交わる ⇒塵ばかり ⇒塵も積もれば山となる ⇒塵も灰もつかぬように言う ⇒塵を出づ ⇒塵を切る ⇒塵を絶つ ⇒塵を望んで拝す ⇒塵をひねる ⇒塵を結んでも志

[漢]塵🔗🔉

 字形 〔土部11画/14画/3148・3F50〕 〔音〕ジン〈ヂン〉(呉) 〔訓〕ちり [意味] ①土ほこり。ちり。ごみ。「塵埃じんあい・後塵・砂塵」 ②この世のけがれ。世俗のわずらわしさ。俗世間。「塵界・塵外・俗塵」 ③数の名。一の十億分の一。「塵劫じんごう」 ▷②の意味に用いるのは老子の「和光同塵」に始まり、出世間しゅっせけんの教えである仏教で定着する。道教でも一世を一塵という。 [下ツキ 灰塵・麹塵・後塵・黄塵・砂塵・戦塵・俗塵・炭塵・都塵・風塵・粉塵・防塵・微塵・蒙塵・欲塵・梁塵・和光同塵

[漢]塵🔗🔉

 〔广部11画〕 ⇒土部

[漢]塵🔗🔉

 〔鹿部3画〕 ⇒土部

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