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たび【度】🔗🔉

たび】 ①とき。折。際。竹取物語「この―はいかでかいなび申さむ」 ②度数。回数。また、数などの下に付けて回数を示す。万葉集20「八―袖振る」 ③(「―に」の形で)…するごとに。「会う―に小遣いをくれる」

たんび【度】🔗🔉

たんび】 タビの撥音化。花暦八笑人「道理で茶番の―にいただくはずだア」。「見る―に思い出す」

ど【度】🔗🔉

】 (呉音。漢音はタク・ト) ①物事の基準・標準とすべきもの。ほど。ほどあい。「―を越す」 ②〔仏〕 ㋐生死しょうじの迷いの海を越えて、悟りの彼岸に渡ること。また、そうさせること。 ㋑仏門に入って戒を受けること。 ③数で測られるもの。また、それを表示する目盛り。 ㋐角度の単位。円周を360に等分し、その1単位の円周の中心角を1度という。 ㋑経度・緯度の単位。地球の円周の360分の1。 ㋒温度の単位。 ㋓眼鏡の強さの単位。焦点距離をインチで表した数。「―の強い眼鏡」 ㋔音程の単位。全音階で、各音のへだたりの大きさで表す。 ㋕アルコール性飲料において、アルコール分の含量をパーセントで表した数値。 ⇒度が過ぎる ⇒度を失う

より【度】🔗🔉

より】 〔接尾〕 度数を数える語。たび。かえり。回。ど。伊勢物語大輔集「二―三―驚かすかな」

[漢]度🔗🔉

 字形  筆順 〔广部6画/9画/教育/3757・4559〕 〔音〕(呉) タク(漢) 〔訓〕たび・はかる・わたる (名)のり [意味] [一]ド・ト ①長さをはかる(器具)。ものさし。「度量衡」 ②のり。基準。 ㋐規則。「法度はっと・制度」 ㋑ほどあい。標準。「度はずれ」「度を越す」「程度・過度・極度・限度・度外視」 ③計量値の大小を示す基準・単位。「度の強い眼鏡」「温度・角度・純度・震度・透明度・三十八度線」 ㋐年月のきざみ。「年度・一月度」 ㋑回数のきざみ。たび。「三度目の正直」「毎度・今度」 ④心の(持ち方の)大きさ。身のかまえ。「度胸・度量・態度」 ⑤わたる。わたす。(同)渡。 ㋐彼岸(=さとりの世界)にわたす。すくう。「縁なき衆生は度し難がたし」「済度」 ㋑僧尼になる。出家する。「得度・私度僧」 [二]タクおしはかる。みつもる。「忖度そんたく・支度」 ▷「被仰付度候=仰せ付けられたくそうろう」のように、「タク」の音を希望の助動詞「たし」の連用形にあて、「芽出度いめでたい」などとも使う。 [解字] 形声。音符「庶」(=尺)の略形+「又」(=手)。尺とり虫のように人の手尺で一つ二つとわたして長さをはかる意。 [下ツキ 緯度・越度おちど・温度・角度・加速度・過度・感度・強度・極度・襟度・経度・軽度・限度・硬度・光度・高度・再度・済度・三三九度・酸度・仕度・支度・湿度・示度・尺度・重度・純度・照度・初度・進度・深度・震度・制度・精度・節度・先度・繊度・鮮度・速度・測度・忖度・大度・態度・丁度・調度・都度・程度・適度・得度・度度・年度・濃度・法度・頻度・分度器・歩度・毎度・密度・民度・滅度・用度・両度

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