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す【素】🔗🔉

】 ①ありのまま。「―のままの演技」「―顔」 ②なにも伴わないこと。「―で浄瑠璃を語る」「―で踊る」「―手」「―うどん」 ③(他の語の上に付けて) ㋐軽蔑の意をこめて、ただの、みすぼらしい、などの意を表す語。「―寒貧」「―町人」 ㋑程度のはなはだしいことを示す語。「―早い」「―ばしこい」→そ(素)

そ【素】🔗🔉

】 (呉音はス) ①白色の絹。また、白色。無地むじ。 ②〔数〕「互いに素」参照。 ③〔化〕元素の名に付ける語。

もと【本・元・原・基】🔗🔉

もと本・元・原・基】 「すえ(末)」に対して、物事の起こる所の意。 ①はじめ。起源。万葉集9「―の如家はあらむと」。「―をたずねる」「―に戻す」「火―」 ②以前。「―は警官だった」「―通りにする」 ③物事の主要な部分。根幹。基礎。もとい。万葉集10「吾が恋止まず―の繁けば」。「農は国の―」「―をしっかりさせる」「事実を―に論ずる」 ④(「因」とも書く)原因。「けんかの―」「口は禍わざわいの―」 ⑤木の根や幹。根もと。万葉集17「―も枝も同おやじ常磐に」。「木―竹うら」 ⑥和歌の上の句。 ⑦もとで。元金。資本。「―がかかる」 ⑧元値もとね。原価。「―が取れない」「―を割る」 ⑨(「酛」とも書く)酒母しゆぼのこと。 ⑩(「素」とも書く)原料。「スープの―」「―を仕込む」 ⑪(助数詞。「本」と書く) ㋐草木などを数えるのに用いる。万葉集18「一―のなでしこ植ゑし」 ㋑鷹などを数えるのに用いる。羽。「大鷹一―」 ◇ふつう「本」は3・6、「元」は1・2・4・7・8に使う。「原」は主に4、「基」は3に使う。 ⇒元が切れる ⇒元も子もない ⇒元を正す

[漢]素🔗🔉

 字形  筆順 〔糸部4画/10画/教育/3339・4147〕 〔音〕(漢) (呉) 〔訓〕もと・しろ (名)はじめ [意味] ①生地のままの白い絹。転じて、白色。「素絹・緇素しそ・縑素けんそ」 ②もと(のままの)。手を加えてない。何も持たない。「素因・素材・素面すめん・素浪人・質素・要素・色素・元素」 ③もとより。かねてから。平生。「素行・素養・平素」 [解字] 会意。「垂」(=たれる)の省略形+「糸」。まゆから一本ずつたれた白いままの生糸の意。 [下ツキ 塩素・雅素・簡素・珪素・倹素・縑素・元素・縞素・酵素・抗毒素・酸素・色素・緇素・質素・臭素・水素・尺素・炭素・窒素・毒素・尿素・砒素・弗素・平素・硼素・沃素・要素・葉緑素・鯉素 [難読] 素面しらふ・素人しろうと・素っ破抜くすっぱぬく・素晴らしいすばらしい・素見ひやかし

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