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①両声帯を接近させ、その間隙から出す無声摩擦音〔h〕と、母音〔a〕との結合した音節。〔ha〕 なお、江戸初期までは両唇音の〔F〕と母音〔a〕との結合した音節であった。 ②平仮名「は」は「波」の草体。片仮名「ハ」は「八」の全画。

は【刃】🔗🔉

】 (「歯」と同源)刀などの縁の薄く鋭く、物を切るところ。やいば。神代紀「尾に至りて剣の―少しき欠けぬ」。「かみそりの―」 ⇒刃を拾う

は【羽】🔗🔉

】 ①鳥の全身を覆う毛。羽毛うもう。万葉集8「水鳥の鴨の―の色の」 ②つばさ。今昔物語集4「鳥のいはく、…我が―に乗るべしと」 ③虫のはね。源氏物語空蝉「空蝉の―にをく露の」 ④矢につける鳥の羽根。矢羽根。 ⑤⇒わ(羽) ⇒羽が利く

は【葉】🔗🔉

】 植物の栄養器官の一つ。炭酸同化作用および呼吸作用を営む。形状は一様でないが、一般に扁平で、完全葉では葉身・葉柄・托葉の3部から成り、その維管束を葉脈という。また、花弁・萼がく・蕊ずいなどは葉の変形したものとみなされる。万葉集6「橘は実さへ花さへその―さへ」 葉 葉身 葉脈 主脈 蜜腺 葉柄 托葉 ⇒葉を欠いて根を断つな

は【歯】🔗🔉

】 ①鳥類を除く脊椎動物の口腔内にあって、食物の摂取・咀嚼そしゃく、攻撃・防御にあずかる器官。哺乳類で特に発達し、人間では言語の発声にも関与する。主部は象牙質から成り、表面露出部はエナメル質、歯ぐきの中にある部分はセメント質でおおわれる。人間では小児期のもの(乳歯)は永久歯と生えかわる(一換性)。哺乳類以外のものでは多換性で、構造も働きもかなり異なる。古事記「此の天皇…御―の長さ一寸ひとき、広さ二分ふたきだ」 歯(臼歯) 歯冠 歯根 エナメル質 象牙質 歯髄 歯肉 セメント質 根管 ②歯の形をしているもの。宇治拾遺物語14「はきたる足駄の―をふみ折りつ」。「鋸の―」 ⇒歯が浮く ⇒歯が立たない ⇒歯に合う ⇒歯に衣着せぬ ⇒歯の抜けたよう ⇒歯の根が合わぬ ⇒歯の根も食い合う ⇒歯の根を鳴らす ⇒歯亡び舌存す ⇒歯を噛む ⇒歯を食いしばる ⇒歯を切す ⇒歯を出す

広辞苑 ページ 15484