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○腹を捩るはらをよじる🔗⭐🔉
○腹を捩るはらをよじる
大笑いする。ひどくおかしがる。腹をよる。腹の皮を捩る。
⇒はら【腹・肚】
○腹を読むはらをよむ🔗⭐🔉
○腹を読むはらをよむ
相手の心中を推測する。
⇒はら【腹・肚】
○腹を割るはらをわる🔗⭐🔉
○腹を割るはらをわる
包み隠さず真意を明かす。「腹を割って話し合う」
⇒はら【腹・肚】
は‐らん【葉蘭】
(婆蘭・馬蘭の転)ユリ科の常緑多年草。地下茎をもち、葉は長大な楕円形で柄も長い。4月頃、緑色、内面紫色の鐘形花を地に接して上向きに開き、緑色球形の液果を結ぶ。葉は生花または料理の敷物とし、果実は薬用。根茎を利尿・強壮剤とする。中国の原産で、古くから庭園に栽培。
は‐らん【波瀾】
①大小のなみ。
②(「波乱」とも書く)
㋐変化。曲折。起伏。「―に富んだ人生」
㋑もめごと。さわぎ。ごたごた。「―を巻き起こす」
⇒はらん‐ばんじょう【波瀾万丈】
⇒はらん‐ぶくみ【波瀾含み】
ば‐らん【葉蘭】
①⇒はらん。
②(ハランとも。1の葉を使うことから)握り鮨などをのせて供する緑色の葉。また、鮨や弁当の副食を盛り合わせるとき、仕切りや飾りに使う、葉を切ったもの。庖丁で切り絵のように細工したものもある。
バランス【balance】
①つりあい。均衡。「―のとれたメニュー」「―を崩す」
②収支または貸借の均衡。
⇒バランス‐オブ‐パワー【balance of power】
⇒バランス‐かんかく【バランス感覚】
⇒バランス‐シート【balance sheet】
バランス‐オブ‐パワー【balance of power】
(→)勢力均衡に同じ。
⇒バランス【balance】
バランス‐かんかく【バランス感覚】
(→)平衡感覚に同じ。
⇒バランス【balance】
バランス‐シート【balance sheet】
(→)貸借対照表。
⇒バランス【balance】
はらん‐ばんじょう【波瀾万丈】‥ヂヤウ
波の起伏のはげしいように、変化のはげしいさま。「―の生涯」
⇒は‐らん【波瀾】
はらん‐ぶくみ【波瀾含み】
大きな事件や変化が起きそうな様子であること。
⇒は‐らん【波瀾】
はり【針】
①縫い、刺し、引っ掛け、液を注ぎなどするのに用いる、細長くとがった道具の総称。縫針・待針・留針・注射針・釣針・レコード針など、用途に応じてきわめて種類が多い。(釣針の場合、「鉤」とも書く)万葉集12「―はあれど妹し無ければ」。「―に糸を通す」「三―縫う」
②(「鍼」と書く)
㋐鍼術しんじゅつに用いる医療用具。形は留針に似て金・銀・鉄・石などで造る。古くは針状のもの以外にメス状・へら状のものも使われた。「―を打つ」
㋑鍼術の別称。
③細く先のとがった、針に似たもの。
㋐とげ。いら。
㋑蜂などの尾部にあって外敵を刺すもの。
㋒時計・計器などの目盛や数字を指し示すもの。「―が止まる」
④(比喩的に)害意を持つ心。人の心を傷つけようとする心。「―のある言葉」
⑤裁縫のこと。「お―を習う」
⇒針刺すばかり
⇒針の先で突いたほど
⇒針ほどの事を棒ほどに言う
⇒針を蔵に積みても溜まらぬ
⇒針を以て地を刺す
はり【張り】
①はること。ひらきのばすこと。また、その具合。好色五人女3「目の―りんとして」
②ひっぱる力。つっぱる程度。「弓の―が強い」
③意気地。いきはり。また、はりあい。宇津保物語藤原君「われを―なしとおぼして」。好色一代男6「京の女郎に江戸の―を持たせ」。「―のある生活」
④たるみがなく、ひきしまっていること。「―のある声」
⑤弓・幕・提灯などを数える語。「提灯二―」
はり【梁】
①上部の重みを支えるため、あるいは柱を固定するために柱上に架する水平材。桁けたと梁とを区別して、棟と直角にかけたもののみを指すこともある。うつばり。〈日葡辞書〉
②一般に、鉛直または斜めの力が働いている水平に置かれた細長い支持材。ビーム。
③算盤そろばんの珠を上下に区分する横木。
はり【榛】
(→)ハンノキの古名。万葉集19「明けされば―のさ枝に」
はり【墾】
墾はること。開墾すること。「張」「春」などと当てて地名となっているところが多い。万葉集12「新にい―の今作る道」
は‐り【羽蟻】
ハアリの約。
はり【玻璃・玻瓈】
(梵語sphaṭika; phaḷia)
①仏教で、七宝の一つ。水晶。百座法談聞書抄「―をかけ露をつらぬく点ひとつもかくる事なく」
②ガラスの別称。
③火山岩中に含まれるガラス状物質。
ばり
金属やプラスチックを加工する際、その縁へりなどにはみ出た余分な部分。「―を取る」
ばり【尿】
(「ゆばり」の略。室町時代から江戸時代にかけての語)動物の小便。また、下賤な用語として人の小便をも指した。東海道名所記「―をつきて、参り申さう」
ば‐り【罵詈】
(「罵」も「詈」も悪口を言う意)ののしること。悪口をあびせること。嘲罵。「―雑言ぞうごん」
ばり【張り】
〔接尾〕
①(人数を表す語につけて)弓の強弱を表す語。「二人―の弓」
②まねること。気取ること。「ピカソ―の絵」
パリ【Paris・巴里】
フランス共和国の首都。国の北方、パリ盆地の中心部に位置し、セーヌ川にまたがる。市街はシテ島を核心として、これを取り巻く同心円状の3帯から成り、20区に分かれる。中世以来西ヨーロッパにおける文化・政治・経済の中心地の一つ。また、世界的な芸術・流行の中心地。著名な建築物・学校・旧跡などが多い。人口212万5千(1999)。
パリ
撮影:田沼武能
パリ(地図)
バリア【barrier】
(バリアーとも)防壁。障壁。
⇒バリア‐フリー【barrier free】
はり‐あい【張合い】‥アヒ
①なぐりあい。
②せりあうこと。競争すること。浄瑠璃、堀川波鼓「もうおかしやんせと側からたつて止むるが―になる上戸の癖」
③力を尽くすかいがあると感ずる気持。「―のある仕事」「―が抜ける」
はり‐あ・う【張り合う】‥アフ
〔自五〕
①互いになぐりあうなどして争う。平家物語1「打ち合ひ―・ひしけるほどに」
②互いにきそう。せりあう。競争する。(他動詞的にも使う)傾城禁短気「八雲といふ女郎を、都の奈葉法師と―・ひ」。「ポストをめぐって―・う」
はり‐あ・げる【張り上げる】
〔他下一〕[文]はりあ・ぐ(下二)
声を強く高く出す。「大声を―・げる」
ハリアナ【Haryana】
インド北部の州。隣州パンジャブとともにインドの穀倉地帯で、首都ニューデリーとの境界付近に工業が発展。州都チャンディガル。ハリヤーナー。
はりあな‐しゃしんき【針孔写真機】
レンズの代りに小孔をあけた写真機。ピンホール‐カメラ。
バリア‐フリー【barrier free】
身体障害者や高齢者が生活を営むうえで支障がないように商品を作ったり建物を設計したりすること。また、そのように作られたもの。
⇒バリア【barrier】
はり‐あみ【張網】
①左右に柱を立て、その間に張りわたして鳥獣を捕獲する網。霞網・鴨網・雉網・谷切網・兎網など。
②定置網のこと。
バリアント【variant】
①異なった形。別形。変型。
②ある原文の異文。また、異本・異版。
はり‐あんま【鍼按摩】
鍼治療もする按摩。
はり‐い【鍼医】
鍼術しんじゅつを専門として行う医者。しんい。はりくすし。はりいしゃ。
ハリー【Edmund Halley】
イギリスの天文学者。グリニッジ天文台長。ハリー彗星すいせいの軌道決定、恒星固有運動の発見など、多くの功績がある。(1656〜1742)
⇒ハリー‐すいせい【ハリー彗星】
バリー【James M. Barrie】
イギリスの劇作家・小説家。笑いと空想豊かな作風で知られる。小説「ピーター=パンとウェンディー」、戯曲「あっぱれクライトン」など。(1860〜1937)
バリー【Antoine-Louis Barye】
フランスの彫刻家・画家。グロ(A.-J. Gros1771〜1835)に絵画を、ボジオ(F.-J. Bosio1768〜1845)に彫刻を学ぶ。主に猛獣を主題に動物彫刻を作る。オルセー美術館前庭、テュイルリー公園などパリ各所に作品がある。(1795〜1875)
はり‐いか【針烏賊】
①(→)コウイカの別称。
②コウイカ科のイカ。胴長約8センチメートル、胴は楕円形で後端から貝殻(甲)の先端が針状に突出。西日本に分布し、食用。コウイカモドキ。
パ‐リーグ
(→)パシフィック‐リーグの略。
ハリー‐すいせい【ハリー彗星】
大彗星の一つ。1682年ハリーが初めてその軌道を計算。最近では1986年に出現。周期は76.02年。ハレー彗星。
ハリー彗星(コンピューター画像処理)
提供:東京大学理学部木曽観測所
⇒ハリー【Edmund Halley】
はり‐いた【張板】
洗った布や漉すいた紙などを張って乾かすための板。
パリーニ【Giuseppe Parini】
イタリアの詩人。身近に貴族社会の病弊を見て綴った風刺詩「一日」で社会正義を問うた。啓蒙主義者の模範とされた。(1729〜1799)
ハリーファ【khalīfah アラビア】
⇒カリフ
はり‐うち【針打ち】
①針を刺すこと。
②糸をつけた針を前歯でくわえ、重ねてある紙に吹き立て、針先に付いて上がるだけの紙を自分のものとする遊戯。紙打ち。
③針打ちの島田。元結を針で留めたのでいう。文金島田。通言総籬「一人は―、一人はやつこしまだ」
④歌舞伎の鬘かつらの一つ。針刺しに似た髷まげの形で、主として時代物の二枚目役に用いる。
ハリウッド【Hollywood】
アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス北西部の一地区。アメリカ映画産業の中心地。俗にHollyをHolyと誤り「聖林」と書く。
はり‐うなぎ【針鰻】
大洋から河口に到着したウナギの幼魚。ほぼ変態を終え、体は細い。捕らえて養殖する。
バリウム【barium】
①(ギリシア語で「重い」意のbarysに因む。その鉱物が重いため)アルカリ土類金属元素の一種。元素記号Ba 原子番号56。原子量137.3。銀白色の軟らかい金属。空気中では酸化されやすく、常温で水を分解する。同族のカルシウム・ストロンチウムより反応性に富む。炎色反応は黄緑色。主要鉱物は重晶石・毒重石。
②X線造影剤の硫酸バリウムの俗称。
バリェ‐インクラン【Ramón María del Valle-Inclán】
スペインの小説家・劇作家。「九八年の世代」の一人。四部作の長編散文詩「ソナタ」など。(1866〜1936)
バリエーション【variation】
①変化。変異。変種。変形。「―をつける」
②変奏曲。
⇒バリエーション‐ルート【variation route】
バリエーション‐ルート【variation route】
登山で、一般ルートとは別の、より困難な登路。
⇒バリエーション【variation】
バリエテ【variété フランス】
(→)バラエティー3に同じ。
はり‐えんじゅ【針槐】‥ヱンジユ
(→)ニセアカシアの別名。〈[季]夏〉
ハリエンジュ(花)
提供:ネイチャー・プロダクション
はり‐お【針魚】‥ヲ
(→)サヨリの古名。〈倭名類聚鈔19〉
はり‐おうぎ【張扇・貼扇】‥アフギ
外側を紙で張り包んだ扇。講釈師などが調子をとるために台を打つのに使う。
はり‐おこな・う【張り行ふ】‥オコナフ
〔他四〕
押し切ってする。わがもの顔にふるまう。平家物語8「兵衛の佐は東国に、木曾は都に―・ふ」
バリオン【baryon】
(ギリシア語の「重い」に由来)ハドロンの一種。核子および核子より重いスピン半整数の素粒子。陽子を除いたバリオンはすべて不安定。これらの粒子はバリオン数1を持つという。重粒子。→ハドロン→中間子
パリ‐がいこくせんきょう‐かい【パリ外国宣教会】‥グワイ‥ケウクワイ
(Société des Missions Etrangères de Paris フランス)フランスの極東宣教会。1664年教皇により公認。19世紀日本カトリック教会再建に努めたプティジャンは、その会員。パリ‐ミッション。
はり‐かえ【張替え】‥カヘ
①はりかえること。また、そのもの。貼替。「ふすまの―」
②着物をといて洗い張りをすること。また、そうして仕立てた着物。
③弦を替えて張るための予備の弓。替弓かえゆみ。
はり‐か・える【張り替える】‥カヘル
〔他下一〕[文]はりか・ふ(下二)
古いものを除き去り、新しいものを改めて張る。はりなおす。貼り替える。「障子を―・える」
はり‐がき【針書】
針または錐きり状のもので線刻すること。銘文記載用。
はり‐かた【張形】
陰茎の形をした淫具。張子。
はり‐がね【針金】
金属を細い線条にしたもの。「―で縛る」
⇒はりがね‐かずら【針金蔓】
⇒はりがね‐ゲージ【針金ゲージ】
⇒はりがね‐むし【針金虫】
はりがね‐かずら【針金蔓】‥カヅラ
ツツジ科の常緑小低木。中部以北の高山の針葉樹林に生ずる。茎は細長く針金のようで、地上を這う。葉は倒卵形。夏、白色の小鐘形花を開き、白色の果実を結ぶ。
はりがねかずら
⇒はり‐がね【針金】
はりがね‐ゲージ【針金ゲージ】
鋼製円板の周囲に順次に太さおよび厚さの異なる穴溝を作り、針金の太さおよび薄板の厚さを測定するゲージ。ワイヤ‐ゲージ。
⇒はり‐がね【針金】
はりがね‐むし【針金虫】
①類線形動物門ハリガネムシ目の総称。その一種のハリガネムシは、体は針金状で長さ数センチメートル〜90センチメートル、淡黒色。幼虫は水生昆虫に寄生し、のち他の昆虫(カマキリなど)の体内で成虫となり、脱出して淡水中で自由生活を営む。寄生された昆虫は生殖能力を失う。かつては袋形たいけい動物門の一綱とされた。
②コメツキムシ科の昆虫の幼虫。→コメツキムシ
⇒はり‐がね【針金】
はり‐かべ【張り壁・貼り壁】
紙・布の類を張りつけて仕上げた壁。
はり‐がみ【張り紙・貼り紙】
①糊ではりつけた紙。
②紙に命令・注意・宣伝などの事項を記して衆人の目につく所に貼り掲げるもの。壁書。「―厳禁」
③注意または意見などを記して、書類などにはりつけておく紙。付箋ふせん。
⇒はりがみ‐ねだん【張紙値段】
はりがみ‐ねだん【張紙値段】
江戸幕府が、蔵米くらまい支給の時に、米と貨幣との換算率を張り紙にして公示したもの。
⇒はり‐がみ【張り紙・貼り紙】
はりかわ‐ぐら【張革鞍】‥カハ‥
なめしがわを張った鞍。はりぐら。
はり‐かわご【張皮籠】‥カハ‥
外面に皮または紙を張った葛籠つづら。
バリカン【Bariquand フランス】
(その製作所名Bariquand et Marreに基づく)髪を刈る金属製の器具。伊藤左千夫、奈々子「頭つむりをくりくりとバリガンで刈つて終うた」
はり‐ぎ【張木】
基礎工事などで両側の土留め板にさしわたした支えの丸木または押角おしかく。強張こうばり。
ば‐りき【馬力】
①(horsepower)動力(仕事率)の実用単位。1秒当り75重量キログラム‐メートルの仕事率を1仏馬力といい、735.5ワットに相当する。記号PS 1秒当り550フート‐ポンドを1英馬力(746ワット)という。記号HP,㏋,hp 日本では1962年以来仏馬力だけが特殊用途にかぎって法的に認められている。
②(転じて)精力的な力。活力。体力。「―のある人」
③荷馬車。
⇒馬力を掛ける
パリキール【Palikir】
西太平洋、ポーンペイ島にあるミクロネシア連邦の首都。人口6千(2000)。
はり‐ぎぬ【張衣】
板張をしてつやを出し、ぴんとした布で仕立てた衣。古今著聞集16「―のあざやかなるに」
はり‐ぎぬ【張帛】
板張にした帛はく。
はり‐きょう【玻璃鏡】‥キヤウ
ガラス製の鏡。古来の金属製の鏡に対していう。
はり‐ぎり【針桐】
ウコギ科の落葉高木。山地に普通。高さ20メートル内外。枝は太く、鋭いとげが多い。葉は掌状に7〜9裂し、葉柄が非常に長い。8月頃、梢に淡緑色の小花を散形花序につける。液果は小球形で、熟せば碧紫色。材は下駄・船具・器具用。根皮は去痰きょたん薬。センノキ。漢名、刺楸。
はり‐き・る【張り切る】
[一]〔自五〕
①十分に張る。「ぴんと―・った弓のつる」
②元気がみちみちている。十分に緊張している。意気ごむ。「新生活で―・っている」
[二]〔他五〕
①ひっぱって切る。
②過度に張って切り裂く。
[三]〔自下二〕
⇒はりきれる(下一)
はり‐き・れる【張り切れる】
〔自下一〕[文]はりき・る(下二)
過度に張りふくれて切れる。





広辞苑 ページ 16123。